2018年1月26日金曜日

2018 LOS ANGELES DODGERS TOP 20 PROSPECTS

2018 LOS ANGELES DODGERS

TOP 20 PROSPECTS

Walker Buehler(RHP) 

本ランキングは各傘下の選手を現在の活躍と今後の伸びしろから総合的に判断し、作成したものである。「将来キャリアを通じてどれだけメジャーでバリューを示せるか」という点に重きを置いており、即戦力ランキングでも伸びしろランキングでもない。MLB.comやBaseball Americaといった媒体を参考にしつつ、独自の視点を加えて評価したつもりである。

1.ウォーカー・ビューラー(RHP)/Walker Buehler
◎速球 / ◯変化球 コマンド 即戦力 / △耐久性 リリーフ向き?
常時97マイル超、最速101マイルの速球と80マイル中盤のパワーカーブを主体に、スライダー&チェンジアップも織り混ぜる本格派。スタミナやコマンドにも優れており、C.カーショウに次ぐ2番手エースとして期待を背負う。昨季A+・2A・3Aで88.2回を投げて防御率3.35・K/9=12.7。


2.アレックス・バードゥーゴ(OF)/Alex Verdugo
◯打撃 肩 /  
豪快なスイングながら卓越したコンタクト能力で長短打を量産するヒットマシーン。マイナー4年で打率.305。昨季は3Aで117試合に出場して打率.314・6本塁打・OPS.825・52BB/50Kをマーク。外野守備では強肩が光るCF/RF向きなポテンシャル。17年WBCメキシコ代表。
3.キーバート・ルイーズ(C)/Keibert Ruiz
◯打撃 C守備 / △パワー 肩
攻守オールラウンドな捕手として昨季一躍ブレーク。A・A+で打率.316・8本塁打・OPS.813をマーク。捕手の守備でも柔らかいフレーミングと機敏なレシービング技術を披露しており、肩の弱さはネックだが平均以上の捕手になれるだろう。

4.ユスニエル・ディアズ(OF)/Yusniel Diaz
◯打撃 スピード 肩 / △パワー
キューバから亡命し、15年に$15.5Mでドジャースと契約した逸材。ファイブツールを有しており、マイナーでの成績の類似性からもA.マッカチェン(ジャイアンツ)のような成長が期待される。昨季11本塁打のパワーをどれだけ伸ばせるかがカギ。

5.ミッチェル・ホワイト(RHP)/Mitchell White
◯速球 カッター 奪三振 運動能力 / △チェンジアップ
大学では防御率3点台中盤と目立つ選手じゃなかったが、16年ドラフトで2巡目指名されると急成長。94-97マイルの速球を武器に、昨季R・A+・2Aで防御率2.93・K/9=10.8をマーク。プラス評価のカッター、平均以上のカーブも決め球に使える。発展途上のチェンジアップを練習中。

6.ヤディアー・アルバレス(RHP)/Yadier Alvarez
◯速球 スライダー / ✖コマンド 素材型
キューバから亡命し、15年に$16Mでドジャースと契約した逸材。最速100マイルの速球とプラス評価のスライダーはパワフルだが、制球に乏しいためマイナーでの成績は支配的でない。A+・2Aでは防御率4.68・BB/9=4.9。リリーフ転向もあり得る。

7.DJ ピータース(OF)/DJ Peters
◯パワー 肩 アプローチ / △コンタクト
見た目もフォームもそっくりなことからJ.ワース(元ナショナルズ)と比較されている右の長距離砲。ワース同様にパワーと選球眼が突出しており、昨季A+で27本塁打・四球率10.9%をマーク。打率.276ながら三振率32.2%とコンタクト面に不安。

8.ダスティン・メイ(RHP)/Dustin May
◯速球 コマンド / ✖素材型
6-6/180の体格から伸びしろは十分。スピンレートの高い速球とスライダーのコンビネーションでゾーンを攻める。高卒2年目にしてK/BB=4.74とコマンドも優秀。プロ入り後はチェンジアップをマスターしようと取り組んでいる。

9.ジェレン・ケンドール(OF)/Jeren Kendall
◯スピード 肩 CF守備 パワー / ✖コンタクト
昨年のドラフト1巡目。荒削りながらスケールの大きいファイブツールプレーヤーになり得る大器。中でも20-80スケールで80評価のスピードがベストツール。コンタクト&アプローチが脆く、プロレベルへの対応に不安を抱えている。RではOPS.755も、40試合で45K。

10.ウィル・スミス(C)/Will Smith
◯スピード C守備 / △打撃
平均以上のスピードを示すアスリート捕手で、J.T.リアルミュート(マーリンズ)のような将来像が期待される。昨季はA+でリーグの最優秀捕手に選出されるなど発達した守備面でメジャー昇格までは手堅いとの見立て。打撃次第ではレギュラー捕手にも。

11.デニス・サンタナ(RHP)/Dennis Santana
◯速球 スライダー / △コマンド リリーフ向き?
昨季はA+・2Aで21先発して防御率4.11・K/9=9.8・BB/9=3.4をマーク。93-95マイルのシンカー&平均以上のスライダーのコンビネーションからリリーフ向きと見るスカウトも。リリースポイントも低め。チェンジアップを磨いて先発でも通用することをアピールしたい。

12.スターリング・エレディア(OF)/Starling Heredia
◯パワー 肩 / △スピード 両翼向き? / ✖素材型
15年に契約金$2.6Mでプロ入りした原石。トライアウトではスカウトの視線を総ナメにした。リスト3位のディアズよりもスピードや運動能力で劣るが、パワーは勝る。R・AではOPS.952をマーク。N.クルーズ(マリナーズ)やY.セスペデス(メッツ)のような強打のファイブツールプレーヤーとして期待。

13.ジョーダン・シェフィールド(RHP)/Jordan Sheffield
◯速球 スライダー 奪三振 / △リリーフ向き? / ✖コマンド 体格
弟ジャスタスはヤンキース傘下でプレーのプロスペクト。小柄ながら力溢れる投球はM.ストローマン(ブルージェイズ)やT.ゴードン(元レッドソックス他)と比較される。最速98マイルの速球に、切れ味抜群のスライダー&チェンジアップ。昨季A・A+で防御率4.70も、107.1回/109K。

14.ケイレブ・ファーグソン(LHP)/Caleb Ferguson
◯速球 奪三振 / △コマンド
ドラフト38巡目出身。昨季は20歳ながらA+で24先発して防御率2.87・K/9=10.3・BB/9=4.0をマーク。制球面はまだまだだが、打高のA+でこの成績は立派。最速95マイルの速球とカーブを主体に、チェンジアップも発展途上ながら織り交ぜる。

15.ギャビン・ラックス(SS)/Gavin Lux
◯アプローチ メークアップ 守備 /  
20歳にしてツールだけでなくスキルも兼備。昨季四球率11.2%の成熟したアプローチに加え、パワーも12~15HRレベルとの評価を得る。守備もSSに止まれるレベルで、内野どこを守っても平均以上のディフェンダーになれるだろう。

16.ジェームズ・マリナン(RHP)/James Marinan
◯速球 体格 / ✖素材型 
昨年のドラフト4巡目高校生。6-5/220の体格から繰り出される90マイル中盤の速球はさらなる伸びしろを秘める。カーブもリリースポイントを保てた時はよく切れる。チェンジアップ&コマンドを磨いて未来のローテーション入りを目指す。

17.エドウィン・リオス(3B/1B)/Edwin Rios
◯パワー / ✖守備走塁 
軽々とスタンドまで運ぶパワーは圧巻。昨季2A・3Aで打率.309・24本塁打・OPS.895と打撃面は即メジャーレベル。一方で守備走塁の能力は乏しく、将来は1B/DHか。打撃でどれだけバリューを増やせるかがカギ。

18.ジェーク・ピーター(IF)/Jake Peter
◯肩 守備 / △打撃 パワー
オフにトレードで加入。内外野こなすユーティリティープレーヤーで、打撃も昨季3AでOPS.856と即戦力。プロスペクトとしての評価は高くないが、昨季自己最多の13本塁打を放つなどパワー面で向上を辿っており、C.テイラー(ドジャース)のようなブレークに期待がかかる。

19.ドリュー・ジャクソン(SS/2B)/Drew Jackson
◯肩 スピード / △アプローチ 打撃 エラー
兄ブレットは以前にカブスでプレー。ミスは多いが、キャノンアームと平均以上のスピードを生かした内野守備はポテンシャル大。打撃はコンタクトの荒さから疑問視されているが、昨季はパワー&アプローチでやや成長が見られた。打撃を磨いてレギュラーポテンシャルをアピールしたい。昨季はR・A+・2AでOPS.761。

20.マット・ビーティ(3B/1B)/Matt Beaty 
◯打撃 / △守備走塁 パワー
パワーではリスト17位のリオスに劣るが、守備力とコンタクト力では勝り、ベンチプレーヤーとしての使い勝手の良さが光る。2Aで打率.326・15本塁打・OPS.883、マイナー3年で打率.311と安定感抜群。今季終盤にはメジャー昇格もあり得る。

Plus One Prospect
ロマー・クアドラド(OF)/Romer Cuadrado
◯スピード 打撃 / △パワー / ✖素材型 
スリーパーとして注目したい。昨季は打高のパイオニア・リーグ(R)とはいえ、打率.335・9本塁打・OPS.936と素晴らしいパフォーマンス。粗削りながら走守のツールも兼ね備えている。現在20歳。

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