プロスペクトレポート #10 A.J.Cole

～～戻ってきたエース候補～～

【A.J.コール（RHP)】

Bats/Throws     R/R

Height/Weight   6-4/180

Prospects Ranking By Team

MLB.com　　　　#2（２０１４）　　

Baseball America #2 (2014)

Prospects 361°#3(2014)

Far East Division #1(2014)

Fangraphs         #2(2014)

SB NATION　　　　#3(2014)

Bullpen Banter      #2(2014)

Baseball Prospects   #2(2014)

District Sports Page　#3(2014)

・経歴

2010年ドラフト4巡目指名の高卒投手。現在２３歳。１２年はＡ＋で苦しんだが、昨１３年は順応しＡ＋、ＡＡで好成績を残した。11年に1度はアスレチックスへトレードされたが、再獲得。昨年のK/9はA+で9.4、AAでは9.7。またBB/9はA+で2.1、AAで2.0とほとんど変化しておらず適応能力の高さがうかがえる。K/BBは12年が4.58（A＝5.37、A+=3.10）、13年が4.43（A+=4.43、AA=4.90）といづれもハイレベル。ジオリトと並んで将来のエース候補と目される。

STでは３試合に登板し６．２回　無失点　無四球　７奪三振と素晴らしい投球を見せた。

・レポート

Year	Age	Tm	Lg	Lev	W	L	ERA	G	GS	IP	HR	BB	SO	H/9	HR/9	BB/9	SO/9	SO/BB
2010	18	Vermont	NYPL	A-	0	0	0.00	1	0	1.0	0	1	1	9.0	0.0	9.0	9.0	1.00
2011	19	Hagerstown	SALL	A	4	7	4.04	20	18	89.0	6	24	108	8.8	0.6	2.4	10.9	4.50
2012	20	2 Teams	2 Lgs	A-A+	6	10	3.70	27	27	133.2	14	29	133	9.3	0.9	2.0	9.0	4.59
2012	20	Burlington	MIDW	A	6	3	2.07	19	19	95.2	7	19	102	7.3	0.7	1.8	9.6	5.37
2012	20	Stockton	CALL	A+	0	7	7.82	8	8	38.0	7	10	31	14.2	1.7	2.4	7.3	3.10
2013	21	2 Teams	2 Lgs	A+-AA	10	5	3.60	25	25	142.2	15	33	151	8.0	0.9	2.1	9.5	4.58
2013	21	Potomac	CARL	A+	6	3	4.25	18	18	97.1	12	23	102	8.9	1.1	2.1	9.4	4.43
2013	21	Harrisburg	EL	AA	4	2	2.18	7	7	45.1	3	10	49	6.2	0.6	2.0	9.7	4.90
4 Seasons					20	22	3.73	73	70	366.1	35	87	393	8.7	0.9	2.1	9.7	4.52
A- (1 season)				A-	0	0	0.00	1	0	1.0	0	1	1	9.0	0.0	9.0	9.0	1.00
A (2 seasons)				A	10	10	3.02	39	37	184.2	13	43	210	8.0	0.6	2.1	10.2	4.88
A+ (2 seasons)				A+	6	10	5.25	26	26	135.1	19	33	133	10.4	1.3	2.2	8.8	4.03
AA (1 season)				AA	4	2	2.18	7	7	45.1	3	10	49	6.2	0.6	2.0	9.7	4.90

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Generated 3/20/2014.

Pitching

90マイル後半の威力あるストレートとパワーカーブ、チェンジアップを投げ込む本格派右腕。優れたコマンドを操る。
速球は一定の評価を受けるが、変化球はまだまだ発展途上。

Fast Ball（９３～９６マイル）＝〇

最速で９８マイルのストレートはプラス評価を受ける彼のベストツール。
コマンドも良くストライクゾーンの四隅に速球を集める。
また９０マイルほどのツーシームも投げる。

Curve（７５～８２マイル）＝△

鋭く落ちる軌道で、いわゆるパワーカーブ。セカンダリーピッチとして平均～平均以上という評価を受けており、決め球としてだけでなくカウント球としても活用している。今後の取り組み次第ではプラス評価に変わる可能性もある。
スターターとしてやっていくには改善が必要。もう一伸び欲しいところ。

Chenge Up（８０マイルほど）＝△

平均レベルとの評価。落差は大きいが、変化にばらつきがあり、うまく制御できておらず課題の残るボール。それでも昨年は改善が見られ向上を辿った。今後の取り組み次第でメジャーレベルのポテンシャルは感じられる。

Command=〇

コントロール、コマンドは平均以上という評価。高いK/BBからもハイレベルなピッチングがうかがえる。速球のコマンドは素晴らしいが、変化球のコマンドは改善していかなければならない。
物怖じしない性格で強気な投球が持ち味。

Mechanics

メカニクスはスムーズでデリバリーもGood。ただ変化球のときに少しばらつきがみられるという指摘も

グローブの上げ方とかストラスバーグと似ててけっこう好きです。

総評

ストレートは素晴らしいですが、変化球が課題。制球、メカニクスには問題ありません。
ポテンシャルはエース級ですが、変化球の向上が見られない場合はクローザーとして見る動きもあります。
しかしSTでは素晴らしいピッチングを披露しましたし投球を見ていても落ち着いたマウンド捌きと力強い投球はエースとして期待してよさそうです。STで投球を見た印象としてはチェンジアップがよかったですね。
今年はAAで開幕する予定ですが、順調にいけば今年中にAAAまで昇格することになると思います。