スターター
(RHP)スティーブン・ストラスバーグ 30試合 8勝9敗 183回 K/9=9.39 BB/9=2.75 防御率3.00
Fastball: 5 | Curveball: 5 | Changeup: 5 | Control: 4 |
25歳 4M(~2016FA)
昨年は勝ち星に恵まれなかったが、大きなケガなく安定したシーズンを送った。長いイニングを投げるため球数を減らすべく投球スタイルを変更。三振は減ったが、キャリアハイとなる183イニングを投げた。
ストレートだけでなくカーブ、チェンジアップも球界トップクラス。コマンドも抜群。今年からは新球スライダーにもトライ。”ドラフト史上最高の逸材”の本領発揮となるか。
(LHP)ジオ・ゴンザレス 32試合 11勝8敗 195回 K/9=8.83 BB/9=3.50 防御率3.36
Fastball: 5 | Curveball: 4 | Changeup: 2 | Control: 3 |
28歳 8.5M(~2016FA、2017、8オプションそれぞれ12Mずつ)
2012年最多勝投手。ツーシーム&カーブのコンビネーション。左バッターには時折チェンジアップも交える。ツーシームは球界トップクラスの評価。乱調癖があり、たまに大崩れすることがある。コントロールはあまりよくなかったが最近は安定しつつある。
(RHP)ジョーダン・ジマーマン 32試合 19勝9敗 213回 K/9=6.79 BB/9=1.69 防御率3.25
Fastball: 4 |Slider: 4 | Curveball: 4 | Changeup: 4 | Control: 5 |
27歳 7.5M(~2015FA)
昨シーズンの最多勝投手。19勝をあげ、サイヤング級の活躍を見せた。全ての球種を完璧にコントロールする制球力が最大の武器。決め球のスライダーは小さく鋭く曲がる。左バッターにはチェンジアップを多投する。エクステンションについて「ディスカウントは受けない」と公言。2015年オフにFA。
(RHP)ダグ・フィスター 33試合 14勝9敗 208回 K/9=6.86 BB/9=1.90 防御率3.67
Fastball: 3 | Curveball: 4 | Changeup: 3 | Cutter: 3 | Control: 5 |
30歳 7.2M(~2015FA)
ツーシーム、カーブなどを低めに集めゴロの山を築く投球スタイル。リーグ1位の26併殺&2位の被本塁打率0.60が光る。BB/9もリーグ4位とコントロールも優秀。
ツーシームのコマンドは芸術レベル。投手有利なナショナルズパークではさらなる成績向上が見込まれる。
(LHP)ロス・デトワイラー 13試合 2勝7敗 71回 K/9=4.92 BB/9=1.77 防御率4.04
Fastball: 3 | Curveball: 2 | Changeup: 1| Control: 3 |
28歳 3M(~2015FA)
投球の約9割が92マイルの速球で、高めのフォーシームでフライを、低めのシンカーでゴロを打たせることが多い。まれにカーブを投げる。これといった決め球がなく、コントロールも甘く入ることが多いので三振が少ない。昨シーズンは高めに甘く入った球を痛打されるシーンが目立った。今年は新球カットボールの習得に挑む。復活のシーズンとなるか。
リリーフ
(RHP)タナー・ロアーク 14試合 7勝1敗 53回 K/9=6.71 BB/9=1.84 防御率1.51
Fastball: 3 | Slider: 3 |Curveball: 2 | Changeup: 2| Control: 4 |
27歳 0.5M
デトワイラーらと先発5番手の枠を争う。しかし首脳陣はデトワイラーを先発で使いたいらしくロアークはロングリリーフが濃厚。コマンドに優れ93マイルのストレートと鋭いスライダーをコーナーに投げ分ける。昨年は8月に昇格し彗星にごとく、あっという間に7勝を挙げた。落ち着いた投球が持ち味。デトワイラーの調子次第では開幕ローテーションも十分あり得る。
(RHP)ドリュー・ストーレン 68試合 4勝2敗 61回 K/9=8.46 BB/9=2.77 防御率4.52
Fastball: 3 | Slider: 5 | Changeup: 3| Control: 3 |
26歳 3.45M(~2016FA)
ツーシームとスライダーを軸にした投球スタイル。スライダーは10年のデビューから4年連続被打率1割台と切れ味抜群。11年はクローザーとしてリーグトップの43セーブをマークしたが、12年の地区シリーズ5戦で救援失敗。これを機に人生がひっくり返ってしまった。昨年はクローザーの座をソリアーノに奪われ、さらに精神的なものによる影響か極度の不振でマイナー落ちも経験した。名誉挽回のシーズンとなるか。今季はセットアップを務める予定。
(RHP)クレイグ・スタメン 55試合 7勝6敗 81回 K/9=8.71 BB/9=2.98 防御率2.76
Fastball: 3 | Slider: 4 |Curveball: 3 | Control: 3 |
30歳 1.3M(~2016FA)
先発としては芽が出なかったが、リリーフに転向してここ2年はロングリリーフとして大車輪の活躍。速球はツーシーム主体で決め球のスライダーとのコンビネーションでゴロを打たせる。昨年のグランドボール%は59%と80イニング以上投げた投手中ではメジャー全体2位の高水準で、持ち味を存分に発揮した。
(LHP)ジェリー・ブレビンス 67試合 5勝0敗 60回 K/9=7.80 BB/9=2.55 防御率3.15
Fastball: 3 | Slider: 3 |Curveball: 3 | Changeup: 3| Control: 4 |
30歳 1.6M(~2015FA)
手薄な左の中継ぎを補強すべくアスレチックスからトレードで移籍。しかし左バッターを苦手としており、右バッターの方が成績がよい。シンカー、スライダー、カーブで両コーナーを攻める。スタメンとは親友で大学の同級生で学科も同じだった。四球自体は少ないがボール先行の投球が目立つ。
(RHP)タイラー・クリッパード 72試合 6勝3敗 71回 K/9=9.25 BB/9=3.04 防御率2.41
Fastball: 5 | Changeup: 5|Slider: 2 | Cutter: 2| Control: 3 |
29歳 5.9M(~2015FA)
リーグ屈指のセットアッパーで、グラブを高く上げる独特なフォームから高めのフォーシームと低めのチェンジアップで三振を奪う大胆なピッチングは日本人好みでファンも多い。昨季の被打率.150は40イニング以上投げた投手の中ではリーグ1位。チェンジアップは左バッターの外へ逃げるような変化をする。昨年はラファエル・ソリアーノの獲得を公然批判して物議をかもしたが、これは地区シリーズで救援失敗してクローザーの座を奪われたストーレンを庇ってのことであり、また「自分よりもストーレンがクローザーを務めるのが理想」と話している。同僚思いでブルペンのリーダー的存在。
(RHP)ラファエル・ソリアーノ 68試合 3勝3敗 66回 K/9=6.89 BB/9=2.30 防御率3.11
Fastball: 4 | Slider: 4 |Cutter:3 | Control: 4 |
34歳 14M(~2014FA、2015オプション14M)
昨シーズンは成績の見栄えこそよいものの不安定な投球が続いた。三者凡退によるセーブは43S中わずか15回。また昨季からスライダーを減らし、カッターを増やしたのも影響しているのかK/9が12年の9.18から6.89と大きく下がっている。その他ハーパーの守備を批判したり、クリッパードらとひと悶着あったりと問題も絶えない。伝家の宝刀高速スライダーも昨季の被打率は.284と不調。
(LHP)ゼービア・セデーニョ 39試合 2勝0敗 34回 K/9=11.8 BB/9=4.19 防御率1.31 ※AAA
Fastball: 2 | Curveball: 4 | Changeup: 1 | Control: 2 |
27歳 0.5M
昨シーズン途中にトレードにて加入。左のスペシャリストとして期待される。キャリア通算での対左被打率は.226で、昨年はAAAで素晴らしい成績を残した。カーブ主体のピッチングで高い奪三振能力を持つ。課題はコントロールと被打率.350超えのストレート。
その他注目選手
(RHP)タイラー・ジョーダン 9試合 1勝3敗 51回 K/9=5.05 BB/9=1.92 防御率3.66
Fastball: 2 | Slider: 3 | Changeup: 3| Control: 4 |
25歳 0.5M
低めに沈む速球、スライダー、チェンジアップを集めゴロを打たせる投球でコントロールに優れ、昨シーズンのグランドボール%は57%と優秀だった。課題は苦手な左バッターの克服。ローテ5番手の枠を争うが、敗れた場合、チームは先発として経験を積ませたいのでリリーフとして残らずAAAでスタートする予定。スプリングトレーニング初戦の先発を任せられるなどウィリアムズ監督の期待値は高い。
(RHP)ライアン・マシューズ 37試合 0勝2敗 35回 K/9=5.60 BB/9=3.82 防御率6.37
Fastball: 3 | Slider: 3 | Changeup: 2| Control: 3 |
30歳 0.5M
12年は66試合に登板し防御率2点台とブレイクしたが、昨シーズンはケガなどもあって不本意なシーズンを送った。沈む速球と小さく落ちるスライダーでゴロを打たせる。今季はケガで出遅れ開幕ロースター入りは遠のいてしまった。
(RHP)ルイス・アヤラ 39試合 2勝1敗 33回 K/9=6.0 BB/9=3.55 防御率3.27
Fastball: 2 | Slider: 3 | Changeup: 2| Control: 3 |
36歳 マイナー契約
エキスポズ戦士が古巣に復帰。ツーシーム&スライダーでコーナーを丁寧に尽き打たせて取るピッチング。度重なるケガに苦しみながらも何度も復活してきたベテラン。昨季はグランドボール%が58%とゴロをうまく打たせており、ある程度の成績が期待できそうだ。オプトアウトの権利を持っているので開幕ロースター入りする可能性も高い。
(RHP)クリスチャン・ガルシア 13試合 12回 K/9=10.66 BB/9=1.42 防御率2.13 ※2012
Fastball: 4 | Slider: 3 | Changeup: 2| Control: 3 |
28歳 0.5M
度重なる故障に悩まされるハードアーム。12年はアベレージ95マイルの速球を投げ込みブレイクを感じさせたが、昨年はハムストリングを痛めメジャーでの登板はなし。オフのメキシコリーグでは好投し「状態は万全」と話すも、スプリングトレーニングでの球速は92マイルほどで制球も甘く、劣化は否定できない。リリーバーとしてロースター入りを目指す。
(RHP)ロス・オーレンドーフ 16試合 4勝1敗 60回 K/9=6.71 BB/9=2.09 防御率3.28
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31歳 1.2M
オフに再契約もスプリングトレーニングで早速故障。開幕ロースターは絶望か。クラシックなワインドアップから最速96マイルの速球と縦のスライダーを投げ込むインテリ派投手。先発の谷間兼ロングリリーフという便利屋として期待される。スライダーの被打率は通算で.154と優秀。
(LHP)マイケル・ゴンザレス 75試合 0勝3敗 50回 K/9=10.8 BB/9=4.5 防御率4.67
Fastball: 3 | Slider: 4 | Changeup: 2| Control: 2 |
35歳 マイナー契約
昨年はブルワーズで75試合に登板。ピンチで痛打されることとホームランの多さが目についた。防御率は振るわなかったが高い奪三振能力は健在。1年での古巣復帰。セデーニョと左のスペシャリストの枠を争う。スライダーが決め球。
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