2018年2月20日火曜日

2018 KANSAS CITY ROYALS TOP 20 PROSPECTS

2018 KANSAS CITY ROYALS

TOP 20 PROSPECTS

Nick Pratto(1B)

本ランキングは各傘下の選手を現在の活躍と今後の伸びしろから総合的に判断し、作成したものである。「将来キャリアを通じてどれだけメジャーでバリューを示せるか」という点に重きを置いており、即戦力ランキングでも伸びしろランキングでもない。MLB.comやBaseball Americaといった媒体を参考にしつつ、独自の視点を加えて評価したつもりである。

1.ニック・プラット(1B)/Nick Pratto
◯打撃 アプローチ 1B守備 / △素材型
昨年のドラフト全体14位。卓越した選球眼と打撃技術からJ.ボットー(レッズ)と比較される左打者。ゴールドグラブ候補と評される1B守備も◎。リトルリーグ世界大会では決勝の日本戦でサヨナラ打、U-18杯では日本戦に先発登板し優勝に導くなど日本とは何かと縁がある。

2.カイル・リー(OF)/Khalil Lee
◯パワー 肩 / △素材型 / ✖コンタクト
荒削りながら攻守にハイポテンシャル。昨季Aで三振率32.1%とコンタクトは未熟だが、17本塁打・四球率12.2%とパワーが傑出。守備でもCFとして十分な運動能力を有するが、肩の強さからRF向きか?

3.エリック・スコッグランド(LHP)/Eric Skoglund
◯3球種 コマンド / 
6-7の長身から放たれる速球は非常に伸びがあり、打者のタイミングを狂わせる。カーブ&チェンジアップも扱うことができ、先発適性は高い。昨季は3Aで防御率4.11ながら100.2回/102K/29BBと好投。ローテーション4~5番手候補として即戦力が期待される。

4.フォスター・グリフィン(LHP)/Foster Griffin
◯3球種 / △球威
元ドライチ左腕がプロ4年目でブレーク。A+・2Aで15勝7敗・防御率3.35をマーク。速球は90マイル前後ながらカーブ&チェンジアップを器用に投げ分け、制球も落ち着いている。投球術も発達しており、ポテンシャルはローテーション5番手相当。


5.MJ メレンデス(C)/MJ Melendez
◯肩 運動能力/ △打撃 素材型
昨年のドラフト2巡目高校生。運動能力抜群の守備型捕手。プレート後方での動きは機敏で、肩の強さも平均以上。打撃ではコンタクトが未熟だが、素早いスイングで広角にライナーを弾き返す。Rでは47試合/60Kも、OPS.790をマーク。

6.ハンター・ドージャー(3B)/Hunter Dozier
◯パワー 肩 / △守備走塁 コンタクト
16年に3AでOPS.864をマークのバッティングが武器も、昨季はマイナー33試合で打率.243と今一つ。守備走塁も平凡でOF/1B向き?開幕をレギュラーとして迎える予定だが、将来はプラトーンor代打要員止まりとも。

7.ニッキー・ロペス(SS)/Nicky Lopez
◯打撃 スピード アプローチ / ✖パワー
フィールド全体を扱ったスプレーヒッティングと昨季21盗塁を決めた俊足が武器。A+・2Aで52K/52BBとアプローチも◎。守備は平均レベルの評価で、将来像は内野のユーティリティーか2Bのレギュラーと見られている。

8.ミゲル・アルモンテ(RHP)/Miguel Almonte
◯速球 チェンジアップ / ✖コマンド
ノーコンながら90マイル中盤の速球&チェンジアップのコンビネーションはE.ボルケス(レンジャーズ)と比較される。昨季は制球難から2Aスタートとなったが、2A・3Aで47回を投げて防御率1.72と好投。MLBではリリーフ起用が濃厚。

9.チェース・バロー(C)/Chase Vallot
◯パワー アプローチ / ✖守備 スピード
未洗練ながら強肩強打を秘める捕手。素早いスイングから突出したパワーを披露し、アプローチも辛抱強い。A+では打率.231ながら12本塁打・四球率18.0%をマーク。守備の拙さから捕手に残れるかは疑問。外野に回る?

10.マイケル・ギグリオッティ(OF)/Michael Gigliotti
◯打撃 スピード CF守備 / ✖パワー 肩
俊足を生かした攻守が魅力の1番センター候補。R・Aで打率.320・4本塁打・OPS.877・22盗塁と最高のプロデビューを飾り、評価が急上昇。広大な守備範囲を示すCF守備も絶賛されている。

11.ライアン・オハーン(1B)/Ryan O'Hearn
◯パワー / △コンタクト スピード
コンタクト&アプローチは未熟だが、パワーは傑出。マイナーで3年連続22ホーマー以上をクリアしているが、昨季は3Aで打率.252と今一つでやや評価はダウン。1B守備は堅実だが、守備範囲は限定されている。一塁のレギュラーとしてやっていくならもう少し打ってほしい。

12.ヒース・フィルマイヤー(RHP)/Heath Fillmyer
◯速球 / △コマンド
92-96マイルのシンカーを武器にゴロの山を築き、カーブ&チェンジアップも平均以上の可能性を秘める。昨季は2Aで11勝5敗・防御率3.49をマーク。コマンドを磨くことができればローテーション4~5番手相当。

13.ドニー・デウィーズ(OF)/Donnie Dewees
◯スピード / △LF向き? 肩
俊足巧打のリードオフマン。パワーも二桁本塁打レベルで意外とパンチ力もある。昨季は2Aで打率.272・9本塁打・OPS.748ときっちり結果を出した。守備ではスピードの割に打球判断を磨く必要あり。CFよりもLF向きとも言われる。

14.エマニュエル・リベラ(3B)/Emmanuel Rivera
◯打撃 肩 3B守備 / △スピード
昨季Aで打率.310・12本塁打・OPS.832とブレーク。パンチ力のあるバッティングで長短打を生み出し、将来像は「.275・15本」とも。三塁の守備では強肩を武器に、多くのアウトを奪うことができ、平均以上の評価を得る。

15.ジョシュ・ストーモント(RHP)/Josh Staumont
◯速球 カーブ 奪三振 / ✖コマンド
最速102マイルの速球と切れ味鋭いパワーカーブのコンビネーションで三振の山を築くが、制球難が致命的。昨季は2A・3Aで25先発して防御率5.56・K/9=10.0・BB/9=7.0をマーク。球数も多く、現状ではリリーフに回るしかないだろう。


16.セウリー・マティアス(OF)/Seuly Matias
◯パワー 肩 / ✖コンタクト 素材型
15年に契約金$2.25Mで入団の大器。ズバ抜けたパワーと強肩を秘めたアスリートで、スカウトからはY.セスペデス(メッツ)と比べられている。Rでの57試合で打率.243・72K/16BBと未熟なアプローチは要改善。長い目で見ていきたい。

17.スコット・ブルウェット(RHP)/Scott Blewett
◯体格 速球 / △チェンジアップ コマンド
6-6/210の体格に加え、運動能力も抜群。最速96マイルの速球と落差の大きいカーブのコンビネーションはパワフルも、コマンド&チェンジアップを磨く必要がある。昨季はA+で27先発して防御率4.07をマーク。今季は2Aで開幕を迎える予定。

18.ダニエル・ティロ(LHP)/Daniel Tillo
◯速球 体格 / ✖コマンド
6-5/215の長身から最速97マイルの速球&平均以上のスライダーを投げ下ろす。チェンジアップ&コマンドの精度が発展途上だが、持ち前の運動神経から克服してくれるだろう。Rでは9先発して防御率4.42。

19.リチャード・ラブレディ(LHP)/Richard Lovelady
◯速球 奪三振 コマンド / 
昨季はA+・2Aで66.2回をリリーフして防御率1.62・K/9=10.4・BB/9=2.3と好投。最速97マイルの速球とスライダーで内外を自在に操る。コマンドも安定しており、セットアッパー以上も可能。同じくドラフト10巡目出身のG.ホランドのようになってほしい。

20.トレバー・オークス(RHP)/Trevor Oaks
◯シンカー グラウンドボーラー コマンド / ✖球威
低めにシンカーを集めるグラウンドボーラー。昨季は3Aで15先発して防御率3.64をマーク。マイナー4年でBB/9=1.6と制球も安定している。これといった決め球はなく、球威で押せるタイプでもないのでローテーション5番手止まりとの見方が強い。

Plus One Prospect
マーテン・ガスパリーニ(OF)/Marten Gasparini
◯スピード / ✖素材型
イタリア出身の原石。運動能力は傑出しているが、マイナーでのパフォーマンスは平凡。昨季はAで打率.227・9本塁打・18盗塁をマーク。121K/27BBとアプローチが未熟で、外野守備も発展途上。しかし、きっかけ1つで大化けしそうな雰囲気はある。

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