2018 TORONTO BLUE JAYS
TOP 20 PROSPECTS
Vladimir Guerrero Jr.(3B) |
本ランキングは各傘下の選手を現在の活躍と今後の伸びしろから総合的に判断し、作成したものである。「将来キャリアを通じてどれだけメジャーでバリューを示せるか」という点に重きを置いており、即戦力ランキングでも伸びしろランキングでもない。MLB.comやBaseball Americaといった媒体を参考にしつつ、独自の視点を加えて評価したつもりである。
1.ブラディミール・ゲレーロJr(3B)/Vladimir Guerrero Jr.
18歳にして打撃の完成度が傑出している。昨季はA・A+で打率.323・13本塁打・OPS.910をマーク。3B守備は向上したとのレポートがある一方で、6-2/225とすでに体格が成熟しており、長く3Bにとどまれるとは思えない。将来は1B/DHか。
【#ブレークプロスペクト17】— 今日のプロスペクト (@TodayProspect) 2017年7月11日
ブラディミール・ゲレーロJr(TOR・3B)
メジャー通算449本塁打の名選手、ブラディミール・ゲレーロの息子。父親譲りの高い打撃センスを有し、今季はAでOPS.888・34K/40BB。BAの中間期プロスペクトランキングでは全体2位にランクイン。 pic.twitter.com/SJvnr7dXWX
2.ボー・ビシェット(SS)/Bo Bichette
◎打撃 / △2B向き? 守備
予備動作の多いバッティングフォームを指摘されながらもマイナートップの打率.362(14本塁打・OPS.988)をマークするなど実力を証明。SS守備もプロ入り時よりはマシになったが、守備範囲の狭さや足取りの重さから2B向きとの見立ては変わらず。
【#ブレークプロスペクト17】— 今日のプロスペクト (@TodayProspect) 2017年7月11日
ボー・ビシェット(TOR・SS)
95年には二冠王を獲得したダンテ・ビシェットの息子。父親譲りの高い打撃センスを有し、今季Aで打率.384・10本塁打・OPS1.071・12盗塁をマーク。現在は遊撃として育成中も、将来的には二塁か三塁に回るだろう。 pic.twitter.com/tgczEYfCEL
3.アンソニー・アルフォード(OF)/Anthony Alford
◯スピード コンタクト CF守備 アプローチ / △肩 耐久性
運動能力抜群で、中でも出塁能力とスピードの評価が高い。ポテンシャルは文句無しも、不安定なパフォーマンスが続いていたが、昨季は2Aで打率.310・出塁率.406と立派な成績。荒さも取り除かれつつあり、手薄なCF候補として期待。
アンソニー・アルフォード(TOR・OF)がメジャー昇格。MLB公式球団3位のプロスペクトで、現在22歳。アメリカンフットボールとの二刀流で鳴らした身体能力が魅力。今季は2Aで打率.325・出塁率.411とブレークも、大学時代にキャンパスで銃を振り回し逮捕されるなど性格面に不安。 pic.twitter.com/eAkZF6u9Tk— 今日のプロスペクト (@TodayProspect) 2017年5月19日
4.ネイト・ピアーソン(RHP)/Nate Pearson
◎速球 / △変化球 リリーフ向き?
昨年のドラフト1巡目。常時90マイル後半、最速101マイルの速球が武器で、速球派としてはコマンドも安定している。R・A-で20回/26K/5BB・防御率0.90と好投。変化球のキレを磨く必要があり、リリーフ向きとの声も多いが、エース相当の球威を買いたい。
5.ダニー・ジャンセン(C)/Danny Jansen
◯打撃 アプローチ / △肩
パワーは10~15本塁打レベルだが、成熟したアプローチで左右にライナーを打ち分ける。昨季はA+・2A・3Aで打率.323・10本塁打・OPS.884・40K/41BBとブレーク。守備ではブロッキングは及第点も、スローイングが平均以下で盗塁阻止率も24%と低い。
6.T.J. ゾイク(RHP)/T.J. Zeuch
◯速球 グラウンドボーラー / △チェンジアップ
ズッシリと沈む92-94マイルの速球を武器にA+でゴロ率61.5%をマーク。体格・運動能力いずれも恵まれており、第3球種のチェンジアップが向上すればローテーション3番手レベル。天井は高くないが、即戦力として期待。
7.ライアン・ボルキー(LHP)/Ryan Borucki
◯チェンジアップ 奪三振 コマンド / △球速 スライダー
90マイル前後の速球を低めに集めてゴロを打たせ、平均を大きく上回るチェンジアップで空振りも奪う。昨季はA+・2A・3Aで150.1回/157K/36BB/防御率2.93をマーク。スライダーのキレ向上が課題。不安視されていた耐久性は払拭に成功している。
8.ローガン・ウォーモス(SS)/Logan Warmoth
◯打撃 即戦力 / △2B向き? パワー
目立ったツールは持ってないが完成度は高く、D.スワンソン(ブレーブス)と比較される。ライナー中心の打撃スタイルでA-39試合で打率.306をマーク。守備はSS及第点レベルとの評価も、守備範囲的には2Bの方がフィットするとも。
9.リチャード・ウレーニャ(SS)/Richard Urena
◯肩 / △エラー スピード アプローチ
攻守に荒削りだが、昨季はMLBデビューし21試合に出場。バットコントロールの巧さでカバーしているが打撃のアプローチが未熟で、MLBで長期的に結果を出せるかは疑問。それでも21歳とウォーモスよりも若い点は買いたい。将来像は「足の速くないJ.レイエス(メッツ)」?
10.リース・マグワイア(C)/Reese McGuire
◯肩 C守備 / △打撃 パワー
捕手としての守備力はゴールドグラブ級。非力すぎる打撃で伸び悩んでいたが、昨季マイナーで45試合の出場にとどまりながらも打率.295・6本塁打・OPS.859をマーク。ケガなくフルシーズンで結果を出すことがテーマ。T.バーンハート(レッズ)のような最低限打てる守備型捕手になりたい。
11.ショーン・リードフォーリー(RHP)/Sean Reid-Foley
21歳のシーズンで2Aで二桁勝利をあげたのは立派だが、投球内容は16年よりも大幅悪化。制球難と一発病に苦しんだ。92-97マイルの速球を主体に、スライダー&チェンジアップを織り交ぜる。制球難が続けばブルペン転向もそう遠くないだろう。
12.ルルデス・グリエル(SS/2B)/Lourdes Gurriel
◯ファイブツール / ✖アプローチ
7年$22Mの長期契約で入団。フリースインガーでスイングも大振りなため、A+・2Aで打率.229・OPS.607と米国デビューは不発に終わった。守備でも脚の故障によりSSを続けるのは厳しいとの声も。それでもパワフルな打撃に加え、内外野守れる利便性は魅力。
13.ジャスティン・マエジー(RHP)/Justin Maese
◯速球 / △チェンジアップ コマンド 素材型
Aで12先発/防御率4.84と振るわずも、21歳の若さと90マイル中盤を計測する高速シンカーは魅力大。80マイル後半のスライダーもキレるが、先発を続けていくにはチェンジアップ&コマンドを向上させたい。
14.ローディ・テレズ(1B)/Rowdy Tellez
◯パワー / ✖守備走塁
P.フィルダー(元レンジャーズ)とも比較される巨漢スラッガー。16年に21歳ながら2AでOPS.917と好成績を残したが、昨季は3Aで122試合に出場してOPS.628・6本塁打と適応できず。守備走塁での貢献は皆無なため、打ちまくるしかない。
15.ジョーダン・ロマノ(RHP)/Jordan Romano
◯速球 奪三振 / △コマンド チェンジアップ リリーフ向き?
◯パワー / △コンタクト スピード 守備
昨年のドラフト3巡目。大学の先輩であるK.ブライアント(カブス)のような打撃フォームから強打を披露する。ブライアント同様にコンタクト面が不安視されているが、A-ではOPS.813と好成績。6-4/225と大柄で捕手としての守備を磨いていく必要がある。
17.エリック・パルディーニョ(RHP)/Eric Pardinho
◯速球 / △素材型
昨夏契約金$1.5Mで入団のブラジル出身右腕。17歳にして最速95マイルの速球を投げ込む本格派。16年9月のWBC予選では、パキスタン戦にリリーフ登板。U-16の国際大会ではドミニカ相手に12Kで勝利と同世代の選手を圧倒した。
19.マックス・ペンテコスト(C)/Max Pentecost
◯打撃 / ✖耐久性
14年ドラフト全体11位指名。相次ぐ肩の故障により捕手としてのバリューは下がり続けている。コンパクトに左右へ打ち分けるスイングで、A+ではOPS.766と及第点の成績。昨季はDH/1Bでの出場が多かったが、捕手としては運動能力に富んでおり、肩が完治すれば捕手としての出場も増えてくるだろう。
20.イエンシー・ディアズ(RHP)/Yennsy Diaz
21歳と若く、6-1/160と体格も未熟だが、最速で95-96マイルに達する速球は魅力。コマンドは不安定だが、昨季Aで77回/82Kと支配力の高さは見せつけた。制球難と一発病を改善できればランキングの順位も上がってくるだろう。
Plus One Prospect
ライアン・ノダ(1B)/Ryan Noda
◯パワー / △コンタクト
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