2021 BOSTON RED SOX
TOP 20 PROSPECTS
Jeter Downs |
本ランキングは各傘下の選手を現在の活躍と今後の伸びしろから総合的に判断し、作成したものである。「将来キャリアを通じてどれだけメジャーでバリューを示せるか」という点に重きを置いており、即戦力ランキングでも伸びしろランキングでもない。MLB.comやBaseball Americaといった媒体を参考にしつつ、独自の視点を加えて評価したつもりである。選手の年齢は21年6月30日見込みのもの。なお2020年はマイナーリーグの公式戦が中止となったため、メジャーでのパフォーマンスを基に再評価を行った。昨年の順位と大きな変化はないが、再度情報を収集し、更新している。またマイナーの成績は19年のもの、MLBの成績は20年のものを掲載している。
1.ジーター・ダウンズ(SS/2B)/Jeter Downs:22歳
(A/A+)119G 460AB 24HR 60BB 107K 24SB .276/.362/.526/.888
◯打撃 パワー アプローチ 盗塁 / △2B向き?
20年2月にムーキー・ベッツとのトレードで加入。辛抱強いアプローチで広角に打ち分け、昨季は24本塁打・35二塁打とブレーク。17-18年で右方向への本塁打は19本中1本だったが、昨季は8本と逆方向にも長打が打てるようになった。スピードは平均的だが、走塁は巧みでここ2シーズンで61盗塁。守備では元々2Bも昨季は主にSSとしてプレー。及第点レベルのSS守備を披露したが、長い目でみれば2B向きか。
Jeter Downs
2.トリストン・カサス(1B)/Triston Casas:21歳
(A)118G 422AB 19HR 58BB 116K .254/.349/.472/.820
◯打撃 パワー アプローチ 1B守備 / ✖スピード
18年ドラフト1巡目の高卒選手で、広角に長打を量産する未来の4番候補。19年はA/A+で20本塁打・OPS.830をマーク。BOS傘下の選手が10代で20HRを達成したのは、過去50年でX.ボガーツとカサスの二人だけ。高校では三塁を守っていただけあり一塁守備も素晴らしい。将来像はフレディ・フリーマン(ブレーブス)だろう。
Triston Casas
3.ボビー・ダルベック(3B/1B)/Bobby Dalbec:26歳
(2A/3A)135G 472AB 27HR 73BB 139K .239/.356/.460/.816
(MLB)23G 80AB 8HR 10BB 39K .263/.359/.600/.959
◎パワー / ◯肩 / ✖コンタクト スピード
コンタクトに不安はあるが、18-19年の2年間で59ホーマーを放っている長距離砲候補。19年は課題の三振率を32.4%から24.7%に改善させるなど進歩が見られた。20年はメジャーデビューすると相変わらず三振は多かったが8本塁打を放つなど持ち前の長打力を発揮した。三塁守備では投手としても鳴らした強肩を披露するが、メジャーではラファエル・デバースがいるため一塁での出場が主だった。19年プレミア12アメリカ代表。(A+/2A)132G 519AB 5HR 46BB 128K .303/.367/.408/.775
◎スピード / ◯コンタクト / △パワー CF守備不慣れ
プラスプラスのスピードを武器に19年はA+/2Aで自己最多の46盗塁をマーク。打撃はコンタクト重視でライナーを量産する。A+ではOPS.998も2AではOPS.634と下り坂だったため、打撃の評価はスカウト間で分かれている。20年はスイング改善を行い、代替キャンプで8本塁打を放つなど長打力を磨いた。第四の外野手止まりとの声もあるが、パワーがつけばジャコビー・エルズベリー(元レッドソックス他)のようなダイナミックな1番CFになれるだろう。守備は元々内野手だったため、まだCF守備は慣れている段階。(A+/2A)3.43ERA 105.0IP BB/9=3.6 K/9=9.5 K/BB=2.64
◯球威 グラウンドボーラー / △コントロール
レッドソックスがわずか$25Kで獲得。そこから傘下有数のプロスペクトに評価を上げた。93-98マイルの速球と88-90マイルのスライダー中心のパワーピッチャー。ツーシーム、チェンジアップも精度が高く、ゴロ率も高い。19年はA+で防御率1.75→2Aで5.03。純粋な球威だけなら傘下トップクラスだが制球難を磨いていく必要がある。
6.タナー・ハウク(RHP)/Tanner Houck:25歳
(2A/3A)4.01ERA 107.2IP BB/9=3.8 K/9=8.9 K/BB=2.33
7.コナー・ウォン(C/IF)/Connor Wong:25歳(A+/2A)111G 423AB 24HR 32BB 143K 11SB .281/.336/.541/.878
◯パワー スピード 運動能力 / △コンタクト
ムーキー・ベッツとのトレードで1位のダウンズと共に加入。運動能力の高いアスリートタイプで2B/3Bも守れるユーティリティーさはオースティン・バーンズ(ドジャース)と重なる。バーンズよりも守備力は一段落ちるが、パワーでは勝る。プロ入り後にフライボール革命を取り入れて長打力が開眼。一方で19年は三振率31%とコンタクトが課題でメジャーではもう少しコンタクト重視に切り替えた方が良いかもしれない。(R/A-)2.25ERA 4.0IP BB/9=2.3 K/9=13.5 K/BB=6.0
◯体格 速球 / △TJ手術明け 素材型
ドラフト時にはC.カーショウ(ドジャース)と比較されたエースポテンシャルの持ち主も、TJ手術明けで健康面に不安を抱えている。20年は代替キャンプに召集され、キレの良い92-94マイルの4シームで年上選手相手に空振りを量産した。第2球種のカーブは平均以上、リハビリ中に磨いたチェンジアップが第3球種で、スライダー&カッターもレパートリーとして扱う。(A/A+)2.14ERA 126.1IP BB/9=4.1 K/9=11.2 K/BB=2.75
◯球威 奪三振 / △コントロール
93-96マイルのシンカーと80マイル中盤のスライダーでハードコンタクトを許さないシンカーボーラー。19年はBB/9=4.1とコントロールが不安定だったが、A/A+で126.1回を投げて防御率2.14・K/9=11.2と支配的な投球内容だった。チェンジアップも扱え、先発ローテーション4番手クラスのポテンシャル。
10.ニック・ヨーク(SS)/Nick Yorke:19歳◯打撃 / △守備 素材型
20年ドラフト1巡目指名。ドラフト前の評価に対して、かなりのオーバーピックとなったが、一部スカウトでは高校生随一の好打者と評判を得ていた。ヒットツールが素晴らしく、バランスの良いスイングで広角にライナーを量産することができる。一方の守備面が不透明で、本職はSSも肩の手術の影響で昨季はDHでプレーしていた。長い目で見ると2B転向が目されている。
11.ギルバート・ヒメネス(OF)/Gilberto Jimenez:20歳(A-)59G 234AB 3HR 13BB 38K 14SB .359/.393/.470/.863
◎スピード / △素材型 / ✖パワー ダウンスイング
20-80スケールで80評価のスピードが武器の19歳。19年はA-でリーグトップの打率.359をマーク。非力な上にゴロ性の打球が非常に多く、将来メジャーでインパクトを残せるかは疑問。ベン・リビア(元フィリーズ他)やディー・ゴードン(前マリナーズ)のような将来像になるか。スイング軌道の修正が求められる。
12.マシュー・ルーゴ(SS)/Matthew Lugo:20歳(R) 39G 136AB 1HR 15BB 36K .257/.342/.331/.673
◯ポテンシャル / △素材型 パワー
19年ドラフティーではNo.1評価を得たプエルトリカン。叔父であるカルロス・ベルトランの野球アカデミーで育ち、SSとして必要な資質を全て持ち併せている。攻守に発展途上で時間はかかるだろうが、メジャーでSSを張れる可能性を秘めている。スイングが大振りで適応に時間はかかるだろうが、長い目で見ていきたい。(A+)103G 393AB 9HR 17BB 65K .265/.299/.397/.696
「台湾の大谷翔平」と形容される二刀流プレーヤー。19年10月に75万ドルでBOSと契約したばかりの20歳。最速98マイル(一部スカウトのガンでは101マイルを計測)の速球に86-88マイルのスライダー&スプリットを投げ込む本格派。スイッチヒッターな上に打撃の才能も非凡。
17.クリス・マーフィー(LHP)/Chris Murphy:23歳(A-)1.08ERA 33.1IP BB/9=1.9 K/9=9.2 K/BB=4.86
◯4球種 / △コントロール
大学では制球難に悩まされていたが、A-で防御率1.08・K/9=9.2・BB/9=1.9と別人のようなパフォーマンス。90-94マイルの速球を主体に4球種を扱う。コマンドと変化球の精度を磨くことが課題だが、克服できればローテーション争いに加わることができるだろう。
18.ジェイソン・ロサリオ(OF)/Jeisson Rosario:21歳
19.ニック・デッカー(OF)/Nick Decker:21歳
(A-)53G 170AB 6HR 21BB 59K .247/.328/.471/.799
◯打撃 パワー / △スピード 両翼向き
18年ドラフト2巡目の高卒選手。パワーとアベレージを両立した未来のクリーンナップ候補だが、19年は目立った成績を残せなかった。しかし、チーム打率.238と本拠地が打低+アウェイではOPS.866とよく打っていたので環境が変われば改善される可能性も。スピードに欠け、守備はコーナー向き。
20.ブレイズ・ジョーダン(3B)/Blaze Jordan:18歳◎パワー / △3B守備 素材型 / ✖コンタクト
20年ドラフト3巡目指名。19年の高校生対象のホームランダービーで優勝を果たした飛ばし屋。11歳で初めて国内のホームランダービーで優勝すると13歳で500フィート超え弾を放った。しかし実戦では苦しんでおり、コンタクトを磨く必要がある。守備ではフットワークに乏しく一塁転向のリスクがある。
(2A)3.07ERA 70.1IP BB/9=2.3 K/9=7.3 K/BB=3.17
◯グラウンドボーラー シンカー / △リリーフ向き?
ギクシャクしたフォームから93-94マイルのシンカー&平均以上のスライダーのコンビネーションでゴロアウトを稼ぐ。19年はグラウンドボール率55.9%をマーク。チェンジアップも有効に扱い左打者も苦にしない(被OPS.650)。ヤンキース好みのマルチイニングリリーバーに育つだろう。
◎パワー / ◯肩 / ✖コンタクト スピード
コンタクトに不安はあるが、18-19年の2年間で59ホーマーを放っている長距離砲候補。19年は課題の三振率を32.4%から24.7%に改善させるなど進歩が見られた。20年はメジャーデビューすると相変わらず三振は多かったが8本塁打を放つなど持ち前の長打力を発揮した。三塁守備では投手としても鳴らした強肩を披露するが、メジャーではラファエル・デバースがいるため一塁での出場が主だった。19年プレミア12アメリカ代表。(A+/2A)132G 519AB 5HR 46BB 128K .303/.367/.408/.775
◎スピード / ◯コンタクト / △パワー CF守備不慣れ
プラスプラスのスピードを武器に19年はA+/2Aで自己最多の46盗塁をマーク。打撃はコンタクト重視でライナーを量産する。A+ではOPS.998も2AではOPS.634と下り坂だったため、打撃の評価はスカウト間で分かれている。20年はスイング改善を行い、代替キャンプで8本塁打を放つなど長打力を磨いた。第四の外野手止まりとの声もあるが、パワーがつけばジャコビー・エルズベリー(元レッドソックス他)のようなダイナミックな1番CFになれるだろう。守備は元々内野手だったため、まだCF守備は慣れている段階。(A+/2A)3.43ERA 105.0IP BB/9=3.6 K/9=9.5 K/BB=2.64
◯球威 グラウンドボーラー / △コントロール
レッドソックスがわずか$25Kで獲得。そこから傘下有数のプロスペクトに評価を上げた。93-98マイルの速球と88-90マイルのスライダー中心のパワーピッチャー。ツーシーム、チェンジアップも精度が高く、ゴロ率も高い。19年はA+で防御率1.75→2Aで5.03。純粋な球威だけなら傘下トップクラスだが制球難を磨いていく必要がある。
6.タナー・ハウク(RHP)/Tanner Houck:25歳
(2A/3A)4.01ERA 107.2IP BB/9=3.8 K/9=8.9 K/BB=2.33
(MLB)0.53ERA 17.0IP BB/9=4.8 K/9=11.1 K/BB=2.33
◎スライダー / △コントロール リリーフ向き? 第3球種
ブルペン向きとの見立ても、20年はメジャーデビューして3先発で17イニング/1失点と力強いパフォーマンス。サイド気味のスリークォーターから速球とスライダーの2球種を軸に投じる。特に決め球であるスライダーはメジャーの打者を相手に被打率.000・空振り率47.2%と抜群だった。速球は4シームとシンカーを扱うが、4シームは平均92.8マイルと平均的でスピンレートも平均以下のためコマンドの向上が求められる。キャリアを通して左打者対策が課題となっており、ローテーションにとどまるには第3球種であるスプリットチェンジの改善も求められる。
◎スライダー / △コントロール リリーフ向き? 第3球種
ブルペン向きとの見立ても、20年はメジャーデビューして3先発で17イニング/1失点と力強いパフォーマンス。サイド気味のスリークォーターから速球とスライダーの2球種を軸に投じる。特に決め球であるスライダーはメジャーの打者を相手に被打率.000・空振り率47.2%と抜群だった。速球は4シームとシンカーを扱うが、4シームは平均92.8マイルと平均的でスピンレートも平均以下のためコマンドの向上が求められる。キャリアを通して左打者対策が課題となっており、ローテーションにとどまるには第3球種であるスプリットチェンジの改善も求められる。
7.コナー・ウォン(C/IF)/Connor Wong:25歳
◯パワー スピード 運動能力 / △コンタクト
ムーキー・ベッツとのトレードで1位のダウンズと共に加入。運動能力の高いアスリートタイプで2B/3Bも守れるユーティリティーさはオースティン・バーンズ(ドジャース)と重なる。バーンズよりも守備力は一段落ちるが、パワーでは勝る。プロ入り後にフライボール革命を取り入れて長打力が開眼。一方で19年は三振率31%とコンタクトが課題でメジャーではもう少しコンタクト重視に切り替えた方が良いかもしれない。(R/A-)2.25ERA 4.0IP BB/9=2.3 K/9=13.5 K/BB=6.0
◯体格 速球 / △TJ手術明け 素材型
ドラフト時にはC.カーショウ(ドジャース)と比較されたエースポテンシャルの持ち主も、TJ手術明けで健康面に不安を抱えている。20年は代替キャンプに召集され、キレの良い92-94マイルの4シームで年上選手相手に空振りを量産した。第2球種のカーブは平均以上、リハビリ中に磨いたチェンジアップが第3球種で、スライダー&カッターもレパートリーとして扱う。(A/A+)2.14ERA 126.1IP BB/9=4.1 K/9=11.2 K/BB=2.75
◯球威 奪三振 / △コントロール
93-96マイルのシンカーと80マイル中盤のスライダーでハードコンタクトを許さないシンカーボーラー。19年はBB/9=4.1とコントロールが不安定だったが、A/A+で126.1回を投げて防御率2.14・K/9=11.2と支配的な投球内容だった。チェンジアップも扱え、先発ローテーション4番手クラスのポテンシャル。
10.ニック・ヨーク(SS)/Nick Yorke:19歳
20年ドラフト1巡目指名。ドラフト前の評価に対して、かなりのオーバーピックとなったが、一部スカウトでは高校生随一の好打者と評判を得ていた。ヒットツールが素晴らしく、バランスの良いスイングで広角にライナーを量産することができる。一方の守備面が不透明で、本職はSSも肩の手術の影響で昨季はDHでプレーしていた。長い目で見ると2B転向が目されている。
Nick Yorke
11.ギルバート・ヒメネス(OF)/Gilberto Jimenez:20歳
◎スピード / △素材型 / ✖パワー ダウンスイング
20-80スケールで80評価のスピードが武器の19歳。19年はA-でリーグトップの打率.359をマーク。非力な上にゴロ性の打球が非常に多く、将来メジャーでインパクトを残せるかは疑問。ベン・リビア(元フィリーズ他)やディー・ゴードン(前マリナーズ)のような将来像になるか。スイング軌道の修正が求められる。
12.マシュー・ルーゴ(SS)/Matthew Lugo:20歳
◯ポテンシャル / △素材型 パワー
19年ドラフティーではNo.1評価を得たプエルトリカン。叔父であるカルロス・ベルトランの野球アカデミーで育ち、SSとして必要な資質を全て持ち併せている。攻守に発展途上で時間はかかるだろうが、メジャーでSSを張れる可能性を秘めている。スイングが大振りで適応に時間はかかるだろうが、長い目で見ていきたい。(A+)103G 393AB 9HR 17BB 65K .265/.299/.397/.696
◯パワー 肩 / △C守備 コンタクト
18年にマイナーで21本塁打を放ったパワーが自慢の攻撃型捕手。コンタクト力は高いが選球眼&アプローチに難があり、19年はプラスのパワーポテンシャルを生かすことができなかった。捕手守備も発展途上でブロッキングやフレーミングを磨く必要がある。ダブルプラスの強肩の持ち主で、19年は盗塁阻止率39%をマーク。マイナー5年でも46%。打撃のアベレージ面と全般的な守備力を向上することが求められる。(R/A+/2A)2.24ERA 56.1IP BB/9=1.8 K/9=9.3 K/BB=5.27
◯3球種 コマンド / △球威
球威は目立ったものではないが、コマンドと打者のタイミングを崩す技術に長けている。特に19年オフのAFLでは4先発で防御率1.06・K/BB=7.33と支配的なパフォーマンス。90-93マイルの速球に平均的なスライダー、平均以上のチェンジアップを織り交ぜる。
◯3球種 コマンド / △球威
球威は目立ったものではないが、コマンドと打者のタイミングを崩す技術に長けている。特に19年オフのAFLでは4先発で防御率1.06・K/BB=7.33と支配的なパフォーマンス。90-93マイルの速球に平均的なスライダー、平均以上のチェンジアップを織り交ぜる。
(A)5.43ERA 117.2IP BB/9=2.9 K/9=9.1 K/BB=3.13
◯3球種 奪三振 / △素材型
シャープなスライダーと落差のあるチェンジアップを武器にAで117.2回/119Kをマークの奪三振能力が魅力。ストライク先行の投球スタイルゆえ甘い球を痛打されることが多く、防御率5.43と打ちこまれてしまった。しかし後半戦はボール球も有効に使う投球アプローチに切り替え、防御率3.31と適応していた。速球は常時94-95マイルで、MAX98マイル。
16.チージャン・リュウ(RHP)/Chih-Jung Liu:22歳
◎速球 / △素材型◯3球種 奪三振 / △素材型
シャープなスライダーと落差のあるチェンジアップを武器にAで117.2回/119Kをマークの奪三振能力が魅力。ストライク先行の投球スタイルゆえ甘い球を痛打されることが多く、防御率5.43と打ちこまれてしまった。しかし後半戦はボール球も有効に使う投球アプローチに切り替え、防御率3.31と適応していた。速球は常時94-95マイルで、MAX98マイル。
16.チージャン・リュウ(RHP)/Chih-Jung Liu:22歳
「台湾の大谷翔平」と形容される二刀流プレーヤー。19年10月に75万ドルでBOSと契約したばかりの20歳。最速98マイル(一部スカウトのガンでは101マイルを計測)の速球に86-88マイルのスライダー&スプリットを投げ込む本格派。スイッチヒッターな上に打撃の才能も非凡。
17.クリス・マーフィー(LHP)/Chris Murphy:23歳
◯4球種 / △コントロール
大学では制球難に悩まされていたが、A-で防御率1.08・K/9=9.2・BB/9=1.9と別人のようなパフォーマンス。90-94マイルの速球を主体に4球種を扱う。コマンドと変化球の精度を磨くことが課題だが、克服できればローテーション争いに加わることができるだろう。
18.ジェイソン・ロサリオ(OF)/Jeisson Rosario:21歳
(A+)120G 430AB 3HR 87BB 114K .242/.372/.314/.686
◯アプローチ スピード CF守備 / △素材型 / ×パワー
傑出したファイブツールポテンシャルを秘めるアスリート。平均以上のスピードを走守に十分に発揮することができ、守備では派手なダイビングキャッチを連発している。打撃ではリーグ5位の出塁率.372をマークした一方で、見極めようとするあまりパワー&コンタクトを阻害しているとも。練習では柵越えを連発のパワーを実戦で生かすことができていない。現状では打撃面での貢献が見込めずベンチプレーヤー止まりだろうが、長打力が開眼すればダイナミックな1番CFになれる。
傑出したファイブツールポテンシャルを秘めるアスリート。平均以上のスピードを走守に十分に発揮することができ、守備では派手なダイビングキャッチを連発している。打撃ではリーグ5位の出塁率.372をマークした一方で、見極めようとするあまりパワー&コンタクトを阻害しているとも。練習では柵越えを連発のパワーを実戦で生かすことができていない。現状では打撃面での貢献が見込めずベンチプレーヤー止まりだろうが、長打力が開眼すればダイナミックな1番CFになれる。
(A-)53G 170AB 6HR 21BB 59K .247/.328/.471/.799
◯打撃 パワー / △スピード 両翼向き
18年ドラフト2巡目の高卒選手。パワーとアベレージを両立した未来のクリーンナップ候補だが、19年は目立った成績を残せなかった。しかし、チーム打率.238と本拠地が打低+アウェイではOPS.866とよく打っていたので環境が変われば改善される可能性も。スピードに欠け、守備はコーナー向き。
20.ブレイズ・ジョーダン(3B)/Blaze Jordan:18歳
20年ドラフト3巡目指名。19年の高校生対象のホームランダービーで優勝を果たした飛ばし屋。11歳で初めて国内のホームランダービーで優勝すると13歳で500フィート超え弾を放った。しかし実戦では苦しんでおり、コンタクトを磨く必要がある。守備ではフットワークに乏しく一塁転向のリスクがある。
(2A)3.07ERA 70.1IP BB/9=2.3 K/9=7.3 K/BB=3.17
◯グラウンドボーラー シンカー / △リリーフ向き?
ギクシャクしたフォームから93-94マイルのシンカー&平均以上のスライダーのコンビネーションでゴロアウトを稼ぐ。19年はグラウンドボール率55.9%をマーク。チェンジアップも有効に扱い左打者も苦にしない(被OPS.650)。ヤンキース好みのマルチイニングリリーバーに育つだろう。
22.ハドソン・ポッツ(3B/2B)/Hudson Potts:22歳
Plus One Prospect
ノア・ソング(RHP)/Noah Song:24歳
(A-)1.06ERA 17.0IP BB/9=2.6 K/9=10.1 K/BB=3.80
◯速球 変化球 / ✖2年間プレーできない
本当は当ランキングの上位にランクインの予定だったが、軍事学校を卒業してもプロ入りを却下され、2年間飛行士学校に行くことを命じられたためランク外とした。レッドソックス傘下復帰は最速でも21年途中とされ、フルシーズンでプレーできるようになる22年には25歳を迎えてしまう。最速99マイルの速球に平均以上の変化球を織り交ぜる。19年プレミア12ではアメリカ代表でプレーし、5回無失点と好投した。
(R/2A)111G 421AB 17HR 32BB 131K .240/.302/.423/.724
◯パワー / △フリースインガー コンタクト
フリースインガーのためマイナー4年で打率.256と高打率は期待できないが、20歳にして2Aで16本塁打を放ったパワーポテンシャルは非凡。しかし19年の出塁率.290はリーグワースト4位と選球眼を磨く必要がある。守備では元々SSを守っていただけあり、肩の強さ、守備範囲ともに優秀で、3Bとして信頼できる。攻撃型ユーティリティ向きの選手。
◯パワー / △フリースインガー コンタクト
フリースインガーのためマイナー4年で打率.256と高打率は期待できないが、20歳にして2Aで16本塁打を放ったパワーポテンシャルは非凡。しかし19年の出塁率.290はリーグワースト4位と選球眼を磨く必要がある。守備では元々SSを守っていただけあり、肩の強さ、守備範囲ともに優秀で、3Bとして信頼できる。攻撃型ユーティリティ向きの選手。
Plus One Prospect
ノア・ソング(RHP)/Noah Song:24歳
(A-)1.06ERA 17.0IP BB/9=2.6 K/9=10.1 K/BB=3.80
◯速球 変化球 / ✖2年間プレーできない
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