2018 MILWAUKEE BREWERS
TOP 20 PROSPECTS
Brett Phillips(OF) |
本ランキングは各傘下の選手を現在の活躍と今後の伸びしろから総合的に判断し、作成したものである。「将来キャリアを通じてどれだけメジャーでバリューを示せるか」という点に重きを置いており、即戦力ランキングでも伸びしろランキングでもない。MLB.comやBaseball Americaといった媒体を参考にしつつ、独自の視点を加えて評価したつもりである。
1.ブレット・フィリップス(OF)/Brett Phillips
◎肩 / ◯スピード 守備 / △コンタクト
フィジカル抜群のアスリートタイプ。コンタクトの脆さが不安視されていたが、昨季MLBでOPS.799と適応の兆し。Statcastで104マイルを計測したレーザービームが最大の武器で、将来像はK.キアマイアー(レイズ)か。少なくとも4番手外野手としてはメドが立つ。
ブレット・フィリップス(MIL・OF)がメジャー昇格。MLB公式のプロスペクトランキングで球団10位の23歳。ズバ抜けた走・肩・守を備えるアスリートタイプで、今季は3Aで打率.297・11本塁打・OPS.957と好調。15年に開催されたプレミア12ではアメリカ代表としてもプレー。 pic.twitter.com/d2uDpg5Xpd— 今日のプロスペクト (@TodayProspect) 2017年6月6日
2.ケストン・ヒウラ(2B)/Keston Hiura
◎打撃 / △2B守備
昨年のドラフトで全体9位指名。コンパクトかつ滑らかなスイングを示し、大学では全米トップの打率.442・出塁率.567とズバ抜けた成績を叩き出した。マイナーでも打率.371と順調なスタートを切り、即戦力として期待。2B守備は拙く、大学時代に守っていた外野再転向も噂される。
3.ブランドン・ウッドラフ(RHP)/Brandon Woodruff
◯速球 スライダー 即戦力 /
昨季はMLBでも8先発。平均94.3マイルの伸びあがるとうな速球と90マイル中盤で鋭く切れるスライダーのコンビネーションは強烈。コマンド&チェンジアップは向上の余地を残すがポテンシャルは先発ローテーション3番手相当。
【#今日のプロスペクト】8/4— 今日のプロスペクト (@TodayProspect) 2017年8月5日
・ウッドラフ(MIL)6.1回7安打無失点6三振2四球
ブランドン・ウッドラフがメジャー初先発初勝利。MLB公式のプロスペクトランキングで球団4位の24歳。今年6月に初昇格を果たすも、先発予定日にハムストリングを痛め、デビューがお預けとなっていた。 pic.twitter.com/m87eDTfWE2
4.コービン・バーンズ(RHP)/Corbin Burnes
◯コマンド 球種 /
昨季A+・2Aで26先発して防御率1.67・K/9=8.6・BB/9=2.2とブレーク。プラスピッチは持たないが、平均レベルの4球種をコマンドよく投げ分ける制球力が持ち味。運動能力に恵まれており、メカニックも滑らかなためイニングイーターとしての適性を示す。
5.トリステン・ルッツ(OF)/Tristen Lutz【#ブレークプロスペクト17】— 今日のプロスペクト (@TodayProspect) 2017年8月5日
コービン・バーンズ(MIL・RHP)
素早い腕の振りから92-95マイルの速球&スライダーを勢いよく投げ込む。カーブ&チェンジアップもまずまず。今季はコマンド面の向上がブレークに繋がり、A+・2Aで21先発して防御率1.58・K/BB=4.68。 pic.twitter.com/v6Ahe6OTIz
◯パワー 肩 / ✖素材型
昨年のドラフト全体34位指名。強肩強打を秘めた高校生外野手。守備位置はCFだが、6-3/210の大柄な体格から将来はRFに回るだろう。打撃はパワーだけでなく、選球眼や広角に打ち分ける技術も兼備。Rで40試合プレーしてOPS.957・9本塁打とよく打った。
6.フレディ・ペラルタ(RHP)/Freddy Peralta
◯速球 3球種 奪三振 / ✖コマンド 体格
マイナー屈指のKマシーン。5-11/175と小柄ながら昨季A+・2Aで19先発し防御率2.60・K/9=12.7をマーク。BB/9=4.7とコマンド面は不安だが、速球&スライダー&チェンジアップどれも決め球として空振りが奪え、リリーフに回すのには惜しい逸材。ストライク先行の投球を身に着け、先発でもやっていけることを証明したい。
7.ルイス・オルティズ(RHP)/Luis Ortiz
◯体格 速球 スライダー / △チェンジアップ
14年ドラフト1巡目。6-3/240のガッシリした体格がトレードマーク。90マイル中盤の速球&平均以上のスライダーはパワフル。現在はチェンジアップ&コマンドの向上に取り組んでおり、将来的には平均程度まで良くなるだろう。昨季は2Aで20先発して防御率4.01・K/9=7.5・BB/9=3.5をマーク。
8.ルーカス・アーセグ(3B)/Lucas Erceg
◯パワー 肩 / △コンタクト / ✖エラー
若き日のC.アトリー(FA)やM.カーペンター(カージナルス)とも比較される攻撃型内野手。少々荒っぽいがパワフルな打撃が魅力。昨季A+で15本塁打・OPS.724をマークした。3B守備では肩と守備範囲沿兼ね備えるが、エラーの多さが課題。
◯パワー スピード / △両翼向き? / ✖コンタクト
16年に大学生No.1外野手として全体5位指名でプロ入り。しかし、プロでは自分のスイングを見失い、A+で打率.238・7本塁打・三振率31.0%と不本意なシーズンに。守備ではCFに残れるだけの資質を示しているが、本調子であればRFとしても見劣りしないほどの打力を備える。
今オフにラストネームをクラークから改名。CFに残れる守備力&パワーとスピードを兼ね備えた攻撃力からC.ブラックモン(ロッキーズ)のようなダイナミックなリードオフCFになれるだろう。しかし、昨季A+で打率.223と苦しんだが、四球率17.2%・37盗塁をマーク。
11.トレイ・スパック(RHP)/Trey Supak
6-5/235の恵まれた体格からアップサイドを注目されている。90マイル前半の速球は伸びしろを残し、カーブも平均以上。第3球種としてチェンジアップも扱うことができる。昨季はA・A+で18先発して防御率3.57・K/9=8.7・BB/9=3.0をマーク。
12.マウリシオ・ドゥボン(SS/2B)/Mauricio Dubon
◯スピード SS守備 コンタクト / △ユーティリティー向き? / ✖パワー
13.KJ ハリソン(C)/KJ Harrison
◯打撃 /
昨年のドラフト3巡目。完成度の高い打撃力が買われている攻撃型捕手。アプローチよく長短打を量産する。大学では1年時からOPS9割超えを叩き出し、RでもOPS.934と実力を発揮した。捕手としての守備は平均的だが、ポジションに残れると見られている。
◯速球 / ✖耐久性
TJ手術により丸シーズンプレーがなかったが、昨季カムバック。2Aで46.2回を投げて防御率3.09・K/9=11.0・BB/9=4.1をマークし、MLBデビューも果たした。95マイルオーバーの速球も健在で、コマンドの評価も高い。MLBではリリーフ起用だったが、耐久性の不安を払拭できればローテーション入りも夢でない。
15.フィル・ビックフォード(RHP)/Phil Bickford
◯速球 / △リリーフ向き? 薬物使用
15年ドラフト1巡目。伸びあがるような90マイル中盤の速球を主体に、スライダー&チェンジアップも投じる。運動能力&コマンドの評判は悪くないが、リリースが乱れる傾向があり、リリーフ適性を指摘する声も。禁止薬物の使用により2度の出場停止処分を受けるなどメークアップ面に不安。
16.ジョシュ・ペニントン(RHP)/Josh Pennington
◯速球 / △リリーフ向き? / ✖コマンド チェンジアップ
コンスタントに94-98マイルを計測する速球は、ブルワーズ傘下No.1とも。70マイル後半のカーブも決め球として使える。チェンジアップ&コマンドは平均以下で、先発に残れるか留意しなければならない。昨季はR・Aで10先発して防御率2.78・K/9=8.6・BB/9=2.2をマークした。
17.ジーン・カーモナ(SS)/Jean Carmona
◯体格 スピード 肩 パワー / △2B向き? / ✖素材型
◯打撃 スピード CF守備 / ✖素材型
◯速球 体格 / ✖コマンド 素材型
20.ジェーク・ゲートウッド(1B/3B)/Jake Gatewood
◯パワー 肩 / ✖コンタクト
三振が多すぎてマイナーで苦しいパフォーマンスが続いていたが、ライナー中心の打撃を心掛けたことでブレークの兆し。傘下最多の40二塁打を放ち、15本塁打もキャリアハイ。四球率も前年の3.4%から8.9%に大幅アップ。プロ入り時はSSも、ついに1Bメインに落ち着いた。
Plus One Prospect
エイドリアン・ハウザー(RHP)/Adrian Houser
◯速球 / △TJ手術明け
15年にC.ゴメスらの絡むトレードでアストロズから加入し、MLBでも2登板。TJ手術から復帰すると昨季マイナーで17.2回を投げて防御率1.02・K/9=13.8と順調な回復ぶりをアピール。90マイル中盤の速球で打者を捻じ伏せる。
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