2018 WASHINGTON NATIONALS
TOP 20 PROSPECTS
Victor Robles(OF) |
本ランキングは各傘下の選手を現在の活躍と今後の伸びしろから総合的に判断し、作成したものである。「将来キャリアを通じてどれだけメジャーでバリューを示せるか」という点に重きを置いており、即戦力ランキングでも伸びしろランキングでもない。MLB.comやBaseball Americaといった媒体を参考にしつつ、独自の視点を加えて評価したつもりである。
1.ビクター・ロブレス(OF)/Victor Robles
マイナーNo.1のファイブツール外野手。選手としての完成型はL.ケイン(ロイヤルズ)やA.マッカチェン(ジャイアンツ)と比較されている。昨季は20歳ながらA+・2AでOPS.875・10本塁打・27盗塁をマーク。MLBでも13試合に出場した。今季は3Aスタートが濃厚。
【#ブレークプロスペクト17】— 今日のプロスペクト (@TodayProspect) 2017年8月1日
ビクター・ロブレス(WSH・OF)
真のファイブツールプレーヤーになり得る20歳。先日更新されたMLB公式のプロスペクトランキングでは全体5位にランクアップ。今季はA+・2Aで打率.284・8本塁打・17盗塁・OPS.866。人格面も非常に優秀。 pic.twitter.com/A97nkQZYdh
2.ホアン・ソト(OF)/Juan Soto
◯打撃 / △両翼向き 耐久性
16年にガルフコースト・リーグ(R)でMVPを獲得したが、昨季は故障により32試合の出場(打率.351・OPS.919)に終わった。滑らかなスイングから長短打を量産する打撃面の評価が高い。平均的なスピードから守備は外野両翼、それもLF向きとの見立て。
3.カーター・キーブーム(SS)/Carter Kieboom
◯打撃 / △守備範囲 3B向き?
16年ドラフト1巡目指名。フィールド全体を扱う打撃センスに富んでおり、パワーも潜める。昨季は故障により61試合の出場にとどまったが、AでOPS.897をマーク。40K/28BBとアプローチも成熟。守備はMLBで長くSSを守るにはやや厳しいか。兄スペンサーもナショナルズ傘下でプレー中。
4.エリック・フェッディ(RHP)/Erick Fedde
◯速球 スライダー コマンド / △リリーフ向き?
90マイル中盤の速球&平均以上のスライダーで両コーナーを厳しく攻める。チェンジアップが磨かれればポテンシャルはローテーション3番手相当。リリーフ時には96-97マイルを計測しており、セットアッパー以上のリリーバーになれるポテンシャルも秘める。マイナーでは先発=防御率4.90、中継ぎ=防御率3.13。
【#今日のプロスペクト】8/31— 今日のプロスペクト (@TodayProspect) 2016年9月1日
・フェッディ(WSH・2A)6回4安打1失点12三振1四球
エリック・フェッディがキャリアハイとなる1試合12K。MLB公式リストチーム4位のプロスペクト。今季は防御率3.12&K/BB=4.2。 pic.twitter.com/hZ4Fta0EXF
5.セス・ロメロ(LHP)/Seth Romero
◯速球 スライダー 奪三振 即戦力 / ✖素行面
昨年のドラフト1巡目。薬物使用、門限破り、チームメイトへの暴行…数々の問題行動により大学の野球部から除名処分を受けた超問題児。しかし、野球の才能は本物で、速球&スライダーのコンビネーションは威力抜群。リリーフとしてなら早期昇格もあり得る。
【#MLBドラフト17】#25— 今日のプロスペクト (@TodayProspect) 2017年6月18日
セス・ロメロ(WSH・LHP)
喧嘩やドラッグなど度重なる問題行動により、大学在籍中に2度の謹慎処分を受け、今年ついに野球部から追放処分となった問題児。最速97マイルの速球とブレーキの利いたスライダーで三振の山を築く。リリーフとしてなら即戦力とも。 pic.twitter.com/qDASc6y6vk
6.ラウディ・リード(C)/Raudy Read
◯パワー 肩 / ✖ブロッキング エラー
強肩強打のキャッチャー。昨季17本塁打中10本を7-8月に放つ猛アピールで、9月にはMLBデビュー。ボールの見極めは安定しており、広角に長打が打てる。守備面では、マイナー通算盗塁阻止率37%とスローイングは優秀だが、パスボール&エラーの多さが目につく。
7.ダニエル・ジョンソン(OF)/Daniel Johnson
◯パワー スピード 肩 CF守備 / ✖アプローチ
身体能力に恵まれており、昨季A・A+で打率.298・22本塁打・22盗塁・OPS.861とブレーク。130試合/100K/35BBと荒削りだが、「20本塁打・20盗塁」が狙えるポテンシャルは買いたい。守備はCFとして十分だが、平均を大きく上回る肩の強さからRF向きか。
8.ルイス・ガルシア(SS)/Luis Garcia
◯スピード 肩 / △パワー / ✖素材型
アマチュアトップ級の評価を引っ提げ、16年に契約金$1.3Mでプロ入り。打撃では安定したアプローチで左右に打ち分け、Rで打率.302を順調なプロデビュー。平均を大きく上回るスピード&肩を備えるが、SSに残るにはルーティンプレーを磨く必要がある。
9.ヤセル・アンチュナ(SS/3B)/Yasel Antuna
◯アプローチ 肩 / △パワー 3B向き? / ✖エラー 素材型
ガルシア同様にアマチュア時代から高い評価を受け、ナショナルズ史上最高額となる契約金$3.85Mでプロ入り。スイッチヒッターかつRで打率.301・29K/23BBと打撃のポテンシャルは現段階ではガルシアより上か。SSとして十分なツールを備えるが、昨季の守備率.815は内野手失格レベル。
◯速球 体格 / △変化球
TJ手術から復帰するとシーズンでも好投を披露し、昨年のドラフトで2巡目指名を受けた。6-2/240のガッシリした体格からJ.ブラントン(前ナショナルズ)のようなワークホースとして期待される。最速97マイルの速球は威力があるが、これといって武器になる変化球はなく、ポテンシャルはローテーション4~5番手相当。
◎守備 / ◯スピード /✖パワー 肩
マイナーNo.1ディフェンダーの呼び声高く、昨季はMLBでも37試合に出場。打率.158と打撃はからっきしだったが、守備では美技を連発しチームに貢献。4番手外野手ながらファンに愛されたサム・フォルド(元アスレチックス他)のような将来像が予想される。打撃力向上が課題。
12.ブレーク・パーキンス(OF)/Blake Perkins
◯スピード CF守備 アプローチ / △パワー / ✖素材型
13.ペドロ・セベリーノ(C)/Pedro Severino
◯C守備 肩 / △バックアップ向き? / ✖打撃 パワー
マイナートップ級の守備型捕手。20-80スケールで70評価のキャノンアームと抜群の運動能力に支えられたブロッキングからバックアップとしては文句無し。リーダーシップや投手とのコミュニケーション能力もピカイチ。今後レギュラーに定着するためには打撃力アップが課題となる。マイナー通算7年でOPS.633止まり。
14.ケルビン・グティエレス(3B/1B)/Kelvin Gutierrez
コンパクトなスイングでフィールド全体を扱い、A+で打率.288と堅実な内容。68試合/2本塁打とコーナーとしてはパワー不足が指摘されるが、徐々に発達してきているとの評価。守備はSSもこなすほどで、平均以上の強肩と柔らかいグラブ捌きを兼備。2Aに挑戦する今季が勝負。
15.ニック・ラケット(LHP)/Nick Raquet
◯速球 / △コマンド リリーフ向き?
昨年のドラフト3巡目。90-95マイルの速球が武器。チェンジアップは良質だが、スライダーは磨かれる必要がある。大学時代よりも奪三振率が落ちたが、四球数は減らした。先発に残れるかがポイント。R・A-では12先発で防御率2.36・K/9=4.1・BB/9=1.2をマークしている。
16.ジャクソン・テトロー(RHP)/Jackson Tetreault
◯速球 体格 / ✖コマンド
昨年のドラフト7巡目。一般的に地雷と言われるポテンシャル型のカレッジ投手。6-5/170の体格から93-95マイルの速球を投げ込む。平均レベルのカーブ&チェンジアップを投げられるが、コマンドは平均以下。昨季はA-で防御率2.58・K/9=8.5・BB/9=3.8をマーク。
17.ジェフリー・ロドリゲス(RHP)/Jefry Rodriguez
◯速球 / △リリーフ向き? / ✖コマンド 薬物使用
昨年5月に禁止薬物の使用が発覚し、80試合の出場停止処分。それでもA+で防御率3.31の投球が買われてオフには40人枠入り。コマンドは荒いが、93-95マイルの速球&カーブはハイポテンシャル。23歳でA+と昇格スピードは早くないが、リリーフとしてなら今季中のデビューもあり得る。
18.トレ・バレラ(C)/Tres Barrera
◯パワー /
プルサイドへの豪快なバッティングが印象的な攻撃型捕手。ドラフト時は一発狙いのアプローチが不安視されていたが、Aで打率.278・8本塁打・OPS.819と上々な成績。四球率8.6%とじっくり選べている。守備は前評判通り安定しており、守備率.995・盗塁阻止率30%をマークした。
◯速球 体格 /
昨年のドラフト36巡目指名ながら、マイナーで20試合を投げて防御率1.47・K/9=10.0・BB/9=2.3と支配的なパフォーマンスを披露。一躍注目を浴びた。6-7/270の迫力ある体格から90マイル中盤の速球&鋭く切れるスライダーを投げ下ろす。
20.ワンダー・スエロ(RHP)/Wander Suero
◯スライダー コマンド / △ミドルリリーフ向き 球速
ドミニカ出身の26歳リリーバー。昨季2A・3Aで54試合に登板し、防御率1.79・K/9=9.0・BB/9=2.6と抜群の成績を納め、オフには40人枠入りも果たした。速球は90マイル前後とパワーレスだが、スライダーと制球力に秀でる。球威が平凡なため、ミドルリリーバー向きの選手。
Plus One Prospect
ジャスティン・コーネル(OF)/Justin Connell
◯スピード / ✖素材型
昨年ドラフト11巡指名ながら高卒選手ということで、契約金$125Kをゲット。CFを中心に外野3ポジションをこなすスピーディな選手。昨季はRで30試合に出場して打率.323・0本塁打・出塁率.407をマーク。14BB/10Kとアプローチも良い。
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