2018年2月13日火曜日

2018 CHICAGO WHITE SOX TOP 20 PROSPECTS

2018 CHICAGO WHITE SOX

TOP 20 PROSPECTS

Eloy Jimenez(OF)

本ランキングは各傘下の選手を現在の活躍と今後の伸びしろから総合的に判断し、作成したものである。「将来キャリアを通じてどれだけメジャーでバリューを示せるか」という点に重きを置いており、即戦力ランキングでも伸びしろランキングでもない。MLB.comやBaseball Americaといった媒体を参考にしつつ、独自の視点を加えて評価したつもりである。

1.イロイ・ヒメネス(OF)/Eloy Jimenez
◎パワー / △両翼向き スピード
スタントン(マーリンズ)、ジャッジ(ヤンキース)に次ぐパワーモンスターの系譜。昨季はA+・2AでOPS.947をマークし、勤勉な練習態度も高評価。6-4/205と体が大きく、動きも鈍いため守備は両翼向き。


2.マイケル・コペック(RHP)/Michael Kopech
◎速球 / ◯奪三振 / ✖コマンド
16年にはマイナーの試合で105マイルを計測したスピードキング。スライダーもよく切れてスカウトからはN.シンダーガード(メッツ)と比較されている。一方で134.1回/65BBと制球に苦しんでいる。また、メークアップを不安視する声も。


3.ルイス・ロバート(OF)/Luis Robert
◯ファイブツール / △コンタクト 素材型
契約金$26Mでプロ入りしたキューバ出身プロスペクト。パワーとスピードを兼ね備えた大型CFとして注目されており、昨季はDSLでOPS1.027と順調なデビューを飾った。プルヒッターで外から巻き付けるスイングのため、内角球への対応は未知数。


4.アレク・ハンセン(RHP)/Alec Hansen
◎速球 / ◯奪三振 カーブ / △コマンド スタミナ
大学時代はコマンドを見失っていたが、プロ入り後に開花。マイナー2年でBB/9=3.2と制球が安定するようになり、昨季はマイナートップとなる191奪三振(K/9=12.2)をマークした。最速99マイルの速球をオーバースローから投げ下ろし、第2球種のカーブもよく切れる。スライダー&チェンジアップも織り交ぜ、ポテンシャルはローテーション3番手相当。

5.ディラン・シーズ(RHP)/Dylan Cease
◎速球 / ◯奪三振 カーブ / ✖コマンド チェンジアップ 耐久性
ドラフト後にTJ手術を受けたが、術後球速がみるみる上昇。最速103マイルに達し、第2球種のパワーカーブも高評価。コマンド&チェンジアップは未完成だがエースポテンシャル。昨季はAで93.1回/126K/44BB・防御率3.28をマーク。

6.デーン・ダニング(RHP)/Dane Dunning
◯速球 グラウンドボーラー 3球種 / 
A.イートンのトレードパッケージの1人としてナショナルズから加入。90マイル前半のシンカーを武器に昨季A・A+で防御率2.94・K/9=10.5・BB/9=2.4と好投。スライダー&チェンジアップも平均以上。シンカーボーラーゆえリリースを高く保つことが課題。ローテーション3番手相当のポテンシャル。

7.ザック・コリンズ(C)/Zack Collins
◯パワー アプローチ / △コンタクト C守備 / ✖スピード
守備イマイチな強打の捕手で、K.シュワバー(カブス)と比較されている。昨季はA+・2Aで打率.223・17本塁打・OPS.808をマーク。低打率で三振も多いが、四球率18.5%とアプローチは成熟。比較されるシュワバーよりも運動能力で劣り、1B/DH向きか。

8.ブレーク・ラサフォード(OF)/Blake Rutherford
◯打撃 / △両翼向き? 素材型
運動能力に優れるオールラウンドプレーヤー。滑らかなスイングで長短打を生み出すが、昨季はAでOPS.674と不発気味だった。また、平均的なスピード&肩からCFに残れるかは評価が分かれており、両翼に回るならもっと打ってほしいところ。

9.ジェーク・バーガー(3B)/Jake Burger
◯パワー / △3B守備
昨年ドラフト全体11位指名。運動能力では劣るが、パワフルなバッティングが武器の大砲候補。3Bとしての守備力を改善できるかが課題。AではOPS.744とまずまずのデビューを飾った。

10.ギャビン・シーツ(1B)/Gavin Sheets
◯パワー / △コンタクト スピード
92年に横浜大洋ホエールズでプレーしたラリー・シーツの息子。豪快なスイングからズバ抜けたパワーを披露し、L.ドゥーダ(メッツ)と比較するスカウトも。強肩を生かした1B守備も堅い。打撃の荒さを改善していきたい。

11.カーソン・フルマー(RHP)/Carson Fulmer
◯速球 / △体格 リリーフ向き? / ✖コマンド
15年ドラフト全体8位。球威は素晴らしいが、マイナー3年でBB/9=4.6とコマンドが安定しない。大学時代はクローザーで、小柄な体格と合わせてリリーフ向きとの声も。まだ若いので長い目で見ていきたい。昨季MLBでは23.1回/19K/13BB・防御率3.86。

12.ライアン・コーデル(OF)/Ryan Cordell
◯ファイブツール / △アプローチ
運動能力の高いオールラウンドタイプ。4番手外野手との見立てが強いが、打撃が上手く適応できればレギュラーポテンシャル。スイングが遠回りでやや三振が多いが、3Aで10本塁打・OPS.855と4番手外野手としては十分すぎる成績。守備では外野3ポジションをこなすことができる。

13.ザック・バーディ(RHP)/Zack Burdi
◎速球 / ✖コマンド
健康であれば最速102マイルを投げ込む未来のクローザー候補。しかし、昨年はツインズ傘下の兄ニックと共に兄弟そろってTJ手術と残念なシーズンに。3Aでは29試合に登板して防御率4.05・K/9=13.8をマークしていた。復帰は今季終盤になる見込み。マイナー2年でBB/9=4.7と制球難。

14.チャーリー・ティルソン(OF)/Charlie Tilson
◯スピード CF守備 / ✖パワー 肩
故障により昨季プレーはなかったが、J.エルズベリー(ヤンキース)やE.インシアーテ(ブレーブス)のような俊足巧打のCFになり得る。STで健康な姿をアピールをして開幕1番CFの座を争いたい。

15.ミッカー・アドルフォ(OF)/Micker Adolfo
◯パワー 肩 / ✖素材型 コンタクト
粗削りながらズバ抜けた運動能力を秘めている原石。これまではマイナーでの適応に苦しんでいたが、昨季はAで16本塁打・OPS.784とブレーク。112試合/149Kと依然として打撃は荒いが、強肩強打のRFとして注目したい。

16.ケーシー・ギレスピー(1B)/Casey Gillaspie
◯パワー / △コンタクト 守備走塁
J.スモーク(ブルージェイズ)と比べられるスイッチヒッター。大振り気味で昨季3Aで打率.223も、15本塁打・四球率9.7%とパワーと選球眼は◎。守備走塁は平凡だが、1Bとしては及第点レベル。

17.ティト・ポロ(OF)/Tito Polo
◯スピード / △パワー 
コロンビア出身プロスペクト。体は大きくないがスピードを中心にファイブツールを秘めている。昨季はA+・2Aで打率.301・5本塁打・OPS.805・34盗塁をマーク。16年に16ホーマーを放ったパワーは影を潜めたが、4番手外野手としては十分な内容。

18.スペンサー・アダムス(RHP)/Spencer Adams
◯運動能力 コマンド / △速球
ここ2年は球速が低下しており、昨季は2Aで7勝15敗・防御率4.42と不本意なシーズンに。しかし、運動能力に恵まれているため、投球フォームは滑らかでコマンドの評価も高い。先発投手としての資質は十分なだけに、失われた球威を取り戻してブレークといきたいところ。

19.チアゴ・ビエイラ(RHP)/Thyago Vieira
◎速球 / ✖コマンド
13年WBCではブラジル代表としてもプレーした剛腕。最速104マイルの速球と80マイル前半のカーブのコンビネーションは威力抜群で、ポテンシャルはクローザー級。コマンドの乏しさがネック。

20.イアン・クラーキン(LHP)/Ian Clarkin
◯グラウンドボーラー 3球種 / ✖耐久性
トレードでヤンキースから移ってきた13年ドライチ。90マイル前半の速球&カーブ&チェンジアップを低めに集めるグラウンドボーラー。昨季A+で17先発して防御率2.66と好投したが、マイナー4年で100イニング以上投げたシーズンがなく、耐久性に不安。フォームも力みがち。

Plus One Prospect
ルイス・マルティネス(RHP)/Luis Martinez
◯体格 速球 / ✖素材型
6-6/190の体格から伸びしろ十分。最速95マイルの速球は向上の余地を秘める。変化球&コマンドが不安定ながら、昨季Aで79回/85K・防御率3.19とポテンシャルを示した。安定感を磨いて上の階級でも成績を残したい。

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