2018年2月14日水曜日

2018 CLEVELAND INDIANS TOP 20 PROSPECTS

2018 CLEVELAND INDIANS

TOP 20 PROSPECTS

Francisco Mejia(C)

本ランキングは各傘下の選手を現在の活躍と今後の伸びしろから総合的に判断し、作成したものである。「将来キャリアを通じてどれだけメジャーでバリューを示せるか」という点に重きを置いており、即戦力ランキングでも伸びしろランキングでもない。MLB.comやBaseball Americaといった媒体を参考にしつつ、独自の視点を加えて評価したつもりである。

1.フランシスコ・メヒア(C/3B)/Francisco Mejia
◎打撃 肩 /△スピード パワー
16年にはマイナーで近代野球最多となる50試合連続安打を成し遂げたヒットマシーン。昨季は成績を落としたが、それでも2AでOPS.835なら文句無し。20-80スケールで80評価の強肩を生かした捕手守備は高評価も、ポジションの関係でMLBでは3B起用が濃厚。


2.トリストン・マッケンジー(RHP)/Triston McKenzie
◯速球 カーブ 奪三振 / 
6-5/165と細身ながら力あるボールを投げ込み、昨季A+で12勝6敗・防御率3.46・K/9=11.7と好投。平均92マイルの速球はエクステンションに優れ、空振りが取れる。スピンの利いたカーブも高評価。チェンジアップを磨いていきたい。

3.ノーラン・ジョーンズ(3B)/Nolan Jones
◯打撃 アプローチ 肩 / △スピード 守備
19歳にしてA-でOPS.912と素晴らしいパフォーマンス。華麗なスイングでフィールド全体に打ち分け、リーグ最多の43四球を選ぶなどアプローチも辛抱強い。体の大きさから3Bに回ったが、フットワークやハンドリングは要改善。将来像はシーガー兄弟か。

4.ボビー・ブラッドリー(1B)/Bobby Bradley
◎パワー / △コンタクト / ✖守備走塁
傑出したパワーを備える飛ばし屋。昨季は2AでOPS.796とやや物足りない内容だったが、23本塁打はリーグ6位で、課題の三振率を前年の29%から22%に改善させるなど着実に成長している。メジャーで4番を打てるポテンシャルはあるが、守備走塁での貢献は期待できないだろう。

5.シェーン・ビーバー(RHP)/Shane Bieber
◎コマンド / 
昨季A・A+・2Aで173.1回/162K/10BB・防御率2.86と素晴らしいパフォーマンス。最大の武器はコマンドだが、昨季は球威アップも好投の要因だった。90マイル前後だった速球は92-96マイルに向上し、カーブもキレが安定するようになった。ローテーション3番手も可能。

6.ユーチェン・チャン(SS)/Yu-Cheng Chang
◯パワー / △コンタクト
台湾出身の攻撃型遊撃手。遊撃手離れしたパワーを持っており、昨季2Aで24本塁打をマーク。52四球を選んだ一方で、打率.220・三振率26%とアプローチを見直す必要があるだろう。守備はSSとして平均レベルも、F.リンドーアがいることから3B/2Bへの転向が濃厚か。


7.ウィル・カストロ(SS)/Willi Castro
◯コンタクト スピード 肩 / △アプローチ パワー 素材型
20歳ながら昨季A+で打率.290・11本塁打・19盗塁をマーク。フリースインガーながら多くのコンタクトを生み出し、両打席からライナー性の打球を量産する。守備は足・肩いずれも恵まれているが、SSに残るにはエラーを減らしていきたい。

8.アーロン・シバイル(RHP)/Aaron Civale
◯コマンド / △球威
昨季はA・A+で164.2回/141K/14BB・防御率3.28と優秀な内容。5位のビーバーと同じような成績だが、球威の面でビーバーに劣る。ベストピッチは80マイル後半のスライダーで、他にもカーブやチェンジアップも織り交ぜる。

9.ウィル・ベンソン(OF)/Will Benson
◯パワー スピード 肩 / ✖素材型 コンタクト
運動能力に恵まれており、J.ヘイワード(カブス)とも比較されるフィジカルモンスター。コンタクトが未熟で、昨季A-56試合で80三振を喫したが、10本塁打はリーグトップだった。守備では肩が強く、RF向きとの見立て。

10.ジョージ・バレラ(OF)/George Valera
◯打撃 / △両翼向き? / ✖素材型
昨夏に契約金$1.3Mで契約を結んだ。打撃センスが傑出しており、トッププロスペクトであるJ.ソト(ナショナルズ)と比較される。守備は両翼向きながら、それを補ってなお余るであろう打撃力の高さに注目したい。

11.タイラー・フリーマン(SS)/Tyler Freeman
◯コンタクト / △2B向き? / ✖素材型
18歳ながらコンパクトなスイングからライナー性の打球を量産し、M.ヤング(元レンジャーズ)のような選手になり得る。守備はSSとしてはやや物足りず、2Bの方が向いてそうだ。昨季はRで打率.297。打撃が伸びなければユーティリティーだろう。

12.グレッグ・アレン(OF)/Greg Allen
◯スピード CF守備 / ✖パワー
マイナー通算4年で145盗塁を決めている俊足が武器の小兵タイプ。打撃は非力ながら出塁を心掛けたアプローチでマイナー通算出塁率.379。外野守備でも広大な守備範囲を示し、CFとして申し分ない。


13.コナー・キャペル(OF)/Conner Capel
◯ファイブツール / ✖コンタクト 素材型
元メジャーリーガー、マイク・キャペルの息子で、抜群の運動能力を誇る。打撃はまだ未熟ながらAで22本塁打・ISO.232とパワフルな内容。20-80スケールで65評価のスピードと投手としても活躍した肩を有し、CF相応の守備力を備える。

14.クエンティン・ホームズ(OF)/Quentin Holmes
◎スピード / ✖打撃 素材型
昨年のドラフト2巡目。20-80スケールで80評価のスピードが最大の武器。一方で打撃面を不安視されており、昨季Rで41試合/61K/8BB・打率.182と最悪のデビューとなった。メジャー昇格まで多大な時間がかかるだろうが、長い目で見ていきたい。

15.ジョナサン・ロドリゲス(OF)/Johnathan Rodriguez 
◯肩 / ✖素材型
6-3/180の恵まれた体格と抜群の運動能力から注目が集まっている。スイッチヒッターながら両打席から平均以上のパワーを披露しており、スイングのメカニクスを改善できればもっと力を発揮できるようになるだろう。肩が非常に強く、守備はRF向き。

16.エリック・ハーセ(C)/Eric Haase
◯パワー / △コンタクト 
24歳にして昨季2Aで24本塁打・OPS.923とブレーク。オフには40人枠入りも果たした。95試合/116三振とコンタクトは要改善。守備も平均から平均以上と評価はまずまずで、昨季の盗塁阻止率は38%と高水準。一発のある2番手捕手として期待される。

17.ライアン・メリット(LHP)/Ryan Merritt
◯コマンド / ✖球威 
速球派80マイル台ながらマウンド度胸と抜群の制球力で勝負する技巧派左腕。昨季は3Aで10勝・防御率3.03と好投し、MLBでも4先発して防御率1.74をマーク。ローテーション下位止まりだろうが、3ボールからでも変化球でカウントが取れる投球レベルの高さは魅力的。

18.エリー・モーガン(RHP)/Elijah Morgan
◯チェンジアップ 奪三振 / △球威 体格
速球は最速でも92マイル止まりだが、「D.ダフィー(ロイヤルズ)のgif画像を何度も見て研究した」というサークルチェンジを武器に三振の山を築く。ストライク先行の投球スタイルも◎。A-では35回を投げ、防御率1.03・K/9=14.9・BB/9=2.3と順調なデビュー。

19.カーアイ・トム(OF)/Ka’ai Tom
◯打撃 / △両翼向き
ピュアヒッター。5-9/195と小柄ながらシンプルかつ無駄のないスイングで昨季A+で打率.254・10本塁打・四球率11.2%をマーク。昨季23盗塁を成功させるなど塁に出たら足も使えるが、守備が外野両翼に限られるのがネック。

20.マイク・パピ(OF/1B)/Mike Papi
◯アプローチ / △両翼向き
マイナー3年で打率.225とくすぶっていたが、昨季は2A・3Aで打率.258・12本塁打・OPS.756をマーク。最大の武器である辛抱強いアプローチも、四球率14%・三振率17.2%と三振減に成功。守備走塁は平凡で、ポジションは外野両翼と一塁に限られる。

Plus One Prospect
エリック・スタメッツ(SS)/Eric Stamets
◯守備 / △打撃
打撃はからっきしな守備職人というイメージが一転。2A・3Aでキャリアハイとなる16本塁打・OPS.798をマークし、MLB昇格も見えてきた。昨季の打撃がフロックでなければ、堅実な内野守備と合わせてユーティリティーとして重宝されるだろう。

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