2018年2月18日日曜日

2018 DETROIT TIGERS TOP 20 PROSPECTS

2018 DETROIT TIGERS

TOP 20 PROSPECTS

Franklin Perez(RHP)

本ランキングは各傘下の選手を現在の活躍と今後の伸びしろから総合的に判断し、作成したものである。「将来キャリアを通じてどれだけメジャーでバリューを示せるか」という点に重きを置いており、即戦力ランキングでも伸びしろランキングでもない。MLB.comやBaseball Americaといった媒体を参考にしつつ、独自の視点を加えて評価したつもりである。

1.フランクリン・ペレス(RHP)/Franklin Perez
◯速球 変化球 コマンド 体格 /
昨夏J.バーランダーの見返りとしてアストロズから加入。20歳にして球威とコマンドを両立しており、近い将来ローテーション3番手を狙える。昨季は88-89マイルのスライダーを覚え投球の幅が広がった。A+・2Aで16先発/防御率3.02。

2.ダズ・キャメロン(OF)/Daz Cameron
◯打撃 CF守備 / △素材型
父マイクはゴールドグラブ3度の元メジャーリーガー。父のような突出したツールは持っていないが、走攻守しっかりと整っている。打撃はまだ未熟ながら昨季Aで14本塁打・OPS.814と進歩を見せた。CF守備も平均以上の評価。

3.マット・マニング(RHP)/Matt Manning
◯速球 カーブ 体格 / △コマンド チェンジアップ
父は元NBAプレーヤー。父譲りの6-6/185の体格に恵まれた運動能力を秘める大器。安定感には欠けるが、長身から繰り出される速球&カーブは球威抜群。エースポテンシャルの持ち主も、コマンド&チェンジアップを磨かなければいけない。

4.アレックス・ファエド(RHP)/Alex Faedo
◯速球 3球種 コマンド / △耐久性
大学No.1投手として昨年のドラフトで全体18位指名。膝の故障を乗り越えて復活を果たした。90-94マイルの速球を主体にスライダー&チェンジアップはどちらも決め球に使える。腕の動作がやや長いが制球力も平均以上。将来像は先発ローテーション2~3番手と見られている。


5.ボー・バロウズ(RHP)/Beau Burrows
◯速球 奪三振 / △変化球
コンスタントに94-95マイルを計測する馬力は先発投手として魅力。昨季A+・2Aで26先発して防御率3.20・K/9=9.1をマーク。変化球のキレと安定感を磨く必要がある。速球はただ速いだけじゃなく、ホップ型で伸びがあるため、空振りが奪える。

6.ジェーク・ロジャース(C)/Jake Rogers
◎C守備 / △コンタクト
J.バーランダーのトレード相手の1人として加入。マイナートップレベルの守備力に加え、18本塁打・OPS.817と打撃も開眼。打率.261・三振率20.8%とコンタクトに不安を抱えるが、メジャーで平均以上の捕手になれる可能性を秘めている。打撃が伸びなくても堅実な控え捕手になれる。

7.アイザック・パレイデス(SS)/Isaac Paredes
◯打撃 肩 アプローチ / △スピード 3B・2B向き? 素材型
19歳にして成熟した打撃を備え、昨季Aで11本塁打・四球率8.1%をマーク。じっくりと選球しながら広角に打ち分け、パワーも15~20本塁打相当。体格の成長に伴い、遊撃を離れる可能性が高く、将来は二塁か三塁になるだろう。


8.クリスティン・スチュワート(OF)/Christin Stewart
◯パワー / ✖守備走塁
プルヒッターで高打率は望めないが、パワー&選球眼は平均以上。昨季は2Aでリーグ最多の28本塁打、7位の56四球をマークした。一方で守備走塁での貢献は見込めず、レフト守備の評価は20-80スケールで40程度。


9.マイケル・ガーバー(OF)/Michael Gerber
◯打撃 アプローチ / △両翼向き
ドラフト15巡目の下位指名選手だが、プロ入りから4年連続でOPS8割以上をクリアしており、走攻守にオールラウンド。昨季は2Aメインに101試合に出場して打率.304・14本塁打・OPS.869をマーク。K.カルフーン(エンゼルス)と比較するスカウト多数。

10.カイル・ファンクハウザー(RHP)/Kyle Funkhouser
◯速球 奪三振 / △耐久性
15年ドラフト1巡目指名も入団拒否、翌年スランプに陥りタイガースから4巡目指名で入団。プロ入り後は復調しており、昨季A・A+で防御率2.44・K/9=11.9・BB/9=2.7と好投。90-95マイルの速球とスライダー主体の投球。耐久面の不安をぬぐいたい。

11.グレイソン・ロング(RHP)/Grayson Long
◯3球種 体格 / △球威
J.アップトンのトレードで昨夏加入。ワークホース型で球威は平均的だが切れの良いスライダー&チェンジアップをバランスよく織り交ぜて打者のタイミングを崩す。昨季はA+・2Aで27先発して防御率3.01と好投。6-5/230と体格もガッシリしている。

12.ダーウェル・ルーゴ(3B)/Dawel Lugo
◯打撃 肩 / △スピード パワー
J.D.マルティネスの見返りとして昨夏獲得。強肩を生かした堅守が光る三塁手で、打撃ではコンタクト力に長ける。平均以上のパワーを秘めているが、実戦ではコンタクト重視のアプローチを心掛けており、どれだけ長打力を伸ばせるかが分かれ目。昨季2Aで打率.277・13本塁打・OPS.746。

13.グレゴリー・ソト(LHP)/Gregory Soto
◯速球 奪三振 / △リリーフ向き? / ✖コマンド チェンジアップ
将来像はリリーフと見られているが、球威は傘下でも傑出。95-96マイルの速球&平均以上のスライダーで高い支配力を生み出す。昨季A・A+で防御率2.25・K/9=10.5。一方で、BB/9=4.7とコマンドの乏しさがネック。

14.サンディ・バイエズ(RHP)/Sandy Baez
◯速球 / △リリーフ向き? 
常時94-95マイル、最速99マイルを叩き出す馬力に加え、マイナー通算BB/9=2.5と制球も安定しており、魅力的な先発適性を示している。変化球の精度向上が課題となっているが、昨季K/9が7.0⇒9.6と進歩が見られた。

15.ビクター・レイエス(OF)/Victor Reyes
◯コンタクト スピード CF守備 / ✖パワー
昨冬のルール5ドラフトで全体1位指名。スピードとコンタクトに秀でた両打ち外野手で、CFを中心に外野3ポジションをこなす守備力も魅力。15-16年は2年続けて打率3割超え。昨季は2Aで打率.292・4本塁打・18盗塁・OPS.731。マイナー通算6年で12HRと非力。

16.オースティン・ソダース(LHP)/Austin Sodders
◯3球種 コマンド / ✖球威
昨季A・A+で23先発して防御率1.81・K/9=7.9・BB/9=1.9と好投。これといって武器になるボールはないが、3球種と器用に扱うことができる。中でも速球は常時88-89マイル程度だが、6-4の長身からオーバースローで投げ下ろされるため角度がある。

17.トロイ・モンゴメリー(OF)/Troy Montgomery
◯スピード アプローチ 守備 / △パワー
今オフにI.キンズラーのトレードで加入。走攻守に確実性が高い4番手外野手タイプ。打撃ではアプローチに優れ、マイナー通算出塁率.368。平均以上のスピードを生かした積極走塁で得点を重ね、守備もCFを中心に外野3ポジションをこなす。

18.マット・ホール(LHP)/Matt Hall
◯カーブ 奪三振 / ✖球威
昨季A+・2Aで24先発して防御率2.60・K/9=9.7・BB/9=3.8をマーク。速球が80マイル後半とパワーレスだが、絶品級のカーブでマイナー3年でK/9=9.3。球威がないため、ポテンシャルはローテーション下位もしくはワンポイントリリーバー止まりだろうが、興味深い投手だ。

19.サム・マクミラン(C)/Sam McMillan
◯コンタクト C守備 / △パワー 素材型
昨年のドラフト5巡目で指名され、2巡目相当となる契約金$1Mで入団した高校生。目立ったツールはないが攻守にオールラウンド。確率よくコンタクトを生み出し、Rでは打率.288・OPS.873をマーク。守備ではスローイングは要改善も、レシービングは◎。

20.スペンサー・ターンブル(RHP)/Spencer Turnbull
◯速球 グラウンドボーラー / △変化球 コマンド リリーフ向き?
最速99マイルの高速シンカーを武器に、昨季マイナーでゴロ率54%と多くのゴロアウトを稼いだ。またK/9=8.2はキャリアハイで課題の変化球も向上の兆し。これまでマイナーでは全登板先発として過ごしているが、リリーフに専念すればセットアッパー・クローザーも可能。

Plus One Prospect
ジェーコブ・ロブソン(OF)/Jacob Robson
◯コンタクト スピード / ✖パワー
パワーはないが、コンタクト&出塁能力&スピードに優れるチャンスメーカー。昨季はA・A+で打率.303・3本塁打・21盗塁・出塁率.380をマーク。守備もCFに残れる可能性を示す。

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