2018 TEXAS RANGERS
TOP 20 PROSPECTS
Willie Calhoun(OF/2B) |
本ランキングは各傘下の選手を現在の活躍と今後の伸びしろから総合的に判断し、作成したものである。「将来キャリアを通じてどれだけメジャーでバリューを示せるか」という点に重きを置いており、即戦力ランキングでも伸びしろランキングでもない。MLB.comやBaseball Americaといった媒体を参考にしつつ、独自の視点を加えて評価したつもりである。
1.ウィリー・カルフーン(OF/2B)/Willie Calhoun
◯パワー 打撃 即戦力 / ✖守備走塁
昨夏ダルビッシュ有とのトレードでドジャースから獲得。パワーとアベレージを両立した完成度の高い打撃が自慢で、昨季は3Aで打率.300・31本塁打・OPS.927をマーク。しかし、拙守がネックで、将来像はDH専門?打撃だけでどれだけバリューを生み出せるか。
ウィリー・カルフーンはMLB公式のプロスペクトランキングでLAD内4位の22歳。身長172cmと小柄ながら昨季27本塁打を放ったパワーが武器。今季は3Aで打率.298・23本塁打・OPS.931。49K/36BBと選球眼にも優れる。一方で二塁の守備は不得意で外野向きとも言われる。 pic.twitter.com/Lx1Vwe9vYT— 今日のプロスペクト (@TodayProspect) 2017年7月31日
2.レオディ・タベラス(OF)/Leody Taveras
スカウトからは「パワーを引いたカルロス・ベルトラン」と比較する声多数。ゴールドグラブ級のCF守備は19歳にして傑出。一方の打撃はAで打率.249・8本塁打・OPS.672とMLB昇格にはまだ時間がかかりそうだ。
3.ハンス・クロウズ(RHP)/Hans Crouse
◯速球 スライダー 奪三振 体格 / △チェンジアップ 素材型
昨年のドラフト2巡目高校生。素材型だが、最速99マイルの速球と縦に鋭く切れるスライダーはいずれもプラスピッチになり得る。チェンジアップは習得中の段階だが、ポテンシャルはエース級。昨季はRで20.0回を投げて防御率0.45・K/9=13.5と圧巻のデビュー。6-4/180と体格も理想的。
4.カイル・コディ(RHP)/Kyle Cody
◯速球 スライダー 奪三振/
6-7/245の体格から迫力満点に投げ込む。最速98マイルの速球と決め球のスライダーを武器に、昨季A・A+で23先発して防御率2.64・K/9=9.7をマーク。速球のコマンドとチェンジアップの精度を磨ければローテーション3番手も可能。
5.フリオ・パブロ・マルティネス(OF)/Julio Pablo Martinez
◯パワー スピード /
今年3月に契約金$2.8Mで入団のキューバ出身プロスペクト。傑出したパワーとスピードを備えるCFで、スカウトからは若き日のC.グランダーソン(現TOR)と比較される。15年プレミア12ではキューバ代表としてもプレー。
6.ヨハンダー・メンデス(LHP)/Yohander Mendez
◯チェンジアップ / △スライダー
ローテーション入りが期待された昨季はMLBで12.1回のみのプレーと肩透かしな結果に。3Aでの成績は防御率3.79と悪くなかったが、チェンジアップ頼りの投球で、速球&スライダーが安定しなかった。M.ペレスのようなローテーション投手になってほしい。
7.コール・レーゲンス(LHP)/Cole Ragans
◯速球 チェンジアップ 奪三振 / △素材型 コマンド
16年ドラフト1巡目。スピンレートの高い最速95マイルの速球とブレーキの利いたチェンジアップのコンビネーションで、昨季A-で防御率3.61・K/9=13.7をマーク。カーブは緩さがネック。BB/9=5.5のコマンドを改善していきたい。
【#MLBドラフト16】#30— 今日のプロスペクト (@TodayProspect) 2016年6月10日
コール・レーゲンス(TEX・LHP)
完成度の高い高校生投手。滑らかなフォームからストレート&カーブ&チェンジアップをバランスよく、コマンドよく織り交ぜる。投球術も年齢に比して発達している。 pic.twitter.com/wfVy6mRqdI
8.ババ・トンプソン(OF)/Bubba Thompson
◯スピード 肩 / △素材型
高校ではアメフトとの二刀流で鳴らした身体能力の塊。ベストツールはプラスプラスのスピードで、平均以上の肩と合わせてCF向き。打撃でも20本塁打相当のポテンシャルを秘めるが、MLB昇格には時間がかかるだろう。
9.ジョー・パルンボ(LHP)/Joe Palumbo
◯速球 カーブ / △コマンド TJ手術明け チェンジアップ
昨季は3先発で防御率0.66・K/9=12.8と支配的なパフォーマンスも、TJ手術によりシーズン終了となった。クロスファイヤーから最速96マイルの速球と空振りが奪えるカーブを投げ込む。仮にコマンドが磨かれなくとも、優秀なリリーバーになれるだろう。
◯打撃 / △パワー
ヒットツールの評価が高く、広角打法が持ち味だが、一塁手としてはパワーが平凡。マイナー6年で17本塁打以上打ったシーズンはなく、守備走塁も平均的なため存在感が示せるかは疑問。昨季は3Aで打率.298・12本塁打・OPS.806をマーク。しかし、一塁にはJ.ギャロがおり、MLBにポジションがない。
【#ブレークプロスペクト17】— 今日のプロスペクト (@TodayProspect) 2017年7月24日
ロナルド・グズマン(TEX・1B)
ドミニカ出身の22歳がメジャー昇格まで射程圏内。3Aで打率.311・11本塁打・OPS.870と安定した打撃内容。元々広角にライナーを量産する打撃センスには定評も、今季は懸念されていたアプローチ面が向上している。 pic.twitter.com/FMGYAN2QCS
11.A.J. アレクシー(RHP)/A.J. Alexy
◯カーブ 奪三振 / △コマンド 素材型
ダルビッシュ有の交換相手の1人として加入。昨季は19歳ながらAで24先発すると、防御率3.53・K/9=10.8と支配的なパフォーマンス。カーブはプラスピッチになり得るボールで、90マイル前半の速球も6-4/195の体格から向上の余地を残す。
12.クリス・サイス(SS)/Chris Seise
◯スピード 肩 SS守備 / △打撃 アプローチ 素材型
昨年のドラフト1巡目(全体29位)指名。運動能力抜群で、平均以上のスピード&強肩からSSとして長くプレーできるとの見立て。しかし、大振りな打撃を不安視されており、R・A-でも51試合/60K/13BBと黄色信号。それでもOPS.730は及第点か。
13.ジョナサン・ロドリゲス(RHP)/Jonathan Hernandez
◯速球 / △コマンド 変化球
92-95マイルの動く速球を武器にA・A+で111.2回/110Kをマーク。スライダー&チェンジアップをレパートリーとして扱えるが、安定感が今一つ。コマンド含め完成度を上げられればローテーション下位~リリーフレベルのポテンシャル。
14.ブレット・マーティン(LHP)/Brett Martin
◯速球 奪三振 / △コマンド
15.マット・ワトリー(C)/Matt Whatley
◯C守備 / △パワー
昨年のドラフト3巡目。大学有数の捕手として評判高く、特に柔らかいキャッチングや正確なスローイング、巧みなリードから少なくとも2番手捕手にはなれるだろう。また、打撃もR・A-でOPS.827と悪くなく、レギュラー捕手も可能。
16.ペドロ・ゴンザレス(OF)/Pedro Gonzalez
J.ルクロイのトレードでロッキーズから獲得。ファイブツールを兼ね備えた原石で、大型CFになり得る。昨季はA-で51試合に出場して打率.294・OPS.840をマーク。全体的に荒削りで、メジャー昇格には多大な時間がかかるだろう。
◯CF守備 コンタクト / △パワー スピード 肩
スピード&肩の強さは平均以下だが、野球への感覚に優れており、CF守備の評価は平均以上。打撃でも長打はないが、コンタクトセンスに長けていてA-で打率.293をマーク。ヘラルド・パーラあたりの平均的なレギュラーCFが将来像か。
◯パワー / △素材型 2B向き? / ✖アプローチ
フリースインガーながら20ホーマー相当のパワーが魅力。MIFとしては稀有なパワーを持っており、変化球への対応などのアプローチを学んでいけば大化けする可能性はある。昨季はAでOPS.721。守備力はSSよりも2B/3B向きか。
19.ホゼ・トレビーノ(C)/Jose Trevino
2年連続でマイナーのゴールドグラブ賞を受賞するなど鉄壁の守備力を誇る。マイナーで2年続けて盗塁阻止率40%以上のスローイングと、元内野手の経験を生かした柔らかいフレーミングが光る。昨季は2AでOPS.598と打撃の方はつまずいた。
◯コマンド / △球威
90マイル前半の速球を両コーナーにコマンドすることができ、22歳ながらベテランのような投球術を習得。昨季はマイナーで14先発して防御率1.91・BB/9=1.8と好投。MLBデビューも果たした。打者を圧倒する球威はないが先発のデプスとして貴重。
エドガー・アレドンド(RHP)/Edgar Arredondo
◯コマンド /
メキシコ出身。ストライク先行の投球が持ち味で、マイナー3年でK/BB=6.10は優秀。昨季は20歳の若さでAで21先発して防御率3.86・K/BB=5.00をマーク。現段階ではスリーパー止まりだが、今後のパフォーマンスに注目。
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