2019年1月8日火曜日

2019 CHICAGO WHITE SOX TOP 20 PROSPECTS

2019 CHICAGO WHITE SOX

TOP 20 PROSPECTS

Eloy Jimenez(OF)

本ランキングは各傘下の選手を現在の活躍と今後の伸びしろから総合的に判断し、作成したものである。「将来キャリアを通じてどれだけメジャーでバリューを示せるか」という点に重きを置いており、即戦力ランキングでも伸びしろランキングでもない。MLB.comやBaseball Americaといった媒体を参考にしつつ、独自の視点を加えて評価したつもりである。

1.イロイ・ヒメネス(OF)/Eloy Jimenez
◎パワー 打撃 / △両翼向き スピード
スタントン(マーリンズ)、ジャッジ(ヤンキース)に次ぐパワーモンスターの系譜。18年は2A/3Aで打率.337・22本塁打・OPS.961をマークし、勤勉な練習態度も高評価。6-4/205と体が大きく、動きも鈍いため守備は両翼向き。

2.マイケル・コペック(RHP)/Michael Kopech
◎速球 / ◯奪三振 / ✖コマンド TJ手術
最速105マイルの速球に加え、スライダーもよく切れてスカウトからはN.シンダーガード(メッツ)と比較されている。3AでBB/9=4.3と制球難は克服できていないが、ポテンシャルはメジャーを代表するエースになれるほど。TJ手術により19年は全休予定。

3.ルイス・ロバート(OF)/Luis Robert
◯ファイブツール / △コンタクト CF守備
契約金2600万ドルでプロ入りしたキューバ出身プロスペクト。パワーとスピードを兼ね備えた大型CFだが、18年は左親指の靭帯を故障し50試合の出場にとどまった。打撃はヒットツール、守備ではルート取りに課題があるが、ポテンシャルはオールスター級。

4.ニック・マドリガル(2B)/Nick Madrigal
◎コンタクト / ◯スピード 2B守備 / △パワー
18年ドラフト全体4位。小柄ながら卓越したコンタクトスキルを有する「第二のJ.アルトゥーベ(アストロズ)」。20盗塁以上が見込めるスピードに加え、2B守備はゴールドグラブ相当。パワーはなく本塁打は期待できないが、二塁打マシーンとして期待。

5.ディラン・シーズ(RHP)/Dylan Cease
◎速球 / ◯奪三振 カーブ / ✖コマンド チェンジアップ 耐久性
14年のドラフト後にTJ手術を受けたが、術後球速がみるみる上昇。最速103マイルに達し、第2球種のパワーカーブも高評価。制球は悪いがA+/2Aで12勝2敗・防御率2.40・K/9=11.6と支配的な投球。先発がダメでもクローザーになれる逸材。

6.デーン・ダニング(RHP)/Dane Dunning
◯速球 グラウンドボーラー 3球種 / 
マイナー3年で防御率2.73・K/BB-4.23と安定感抜群で、高い確率でローテーション入りが期待できる。90マイル前半のシンカーと平均以上のスライダー&チェンジアップをコマンドよく低めに集めるグラウンドボーラー。

7.ルイス・アレクサンダー・バサベ(OF)/Luis Alexander Basabe
◯ファイブツール CF守備 / ✖コンタクト
J.ブラッドリーJr(レッドソックス)を彷彿とさせる5ツール候補。FGではH.グリーン(レッズ傘下)の102マイルをスタンドに放り込んだ。三振率28%とコンタクトに不安も、四球率11%とアプローチは辛抱強い。「20-20」が期待でき、CF守備もOK。

8.ブレーク・ラサフォード(OF)/Blake Rutherford
◯打撃 / △両翼向き 
ロバートやバサベのようなツールはないが、滑らかなスイングから長短打を生み出すM.ブラントリー(アストロズ)のような外野手。ブラントリー同様に、守備はCFよりも両翼向きとされる。18年はA+で打率.293・7本塁打・OPS.781をマーク。

9.ミッカー・アドルフォ(OF)/Micker Adolfo
◯パワー 肩 / ✖素材型 コンタクト
フィールド全体にバレル性の打球を量産するパワーヒッター。A+で11ホーマー・OPS.833をマーク。荒削りだが三振率27%は前年比-5%の改善だった。昨年7月にTJ手術を受けたため、19年シーズンの復帰時期は未定。健康であれば強肩が光るRF向きの選手。

10.ルイス・ゴンザレス(OF)/Luis Gonzalez 
◯打撃 肩 / △パワー 両翼向き
パワー&スピードはズバ抜けていないが、A/A+で打率.307・14本塁打・OPS.866と好成績を残した。CFを守れるだけのスピードを持っているが、プラスの強肩からRF向きとされる。将来は両翼を中心にCFも守れる4番手外野手か。

11.ジミー・ランバート(RHP)/Jimmy Lambert 
◯3球種 奪三振 / △体格 
細身の体型だが、90マイル前半の速球、カーブ、チェンジアップを効果的に織り交ぜるM.ワカ(カージナルス)タイプの先発右腕。A+/2Aで18先発して防御率3.67・K/9=10.3・BB/9=2.5をマーク。

12.リンカーン・ヘンズマン(RHP)/Lincoln Henzman
◯グラウンドボーラー 3球種 コマンド / △奪三振
17年ドラフト4巡目。ガッシリとした先発向きの体格から90マイル中盤の速球、カッター、スプリットを投げ下ろすグラウンドボーラー。18年はA/A+で22先発して防御率2.35・K/9=6.7・BB/9=1.5をマークした。奪三振率は平凡だが制球力は安定している。

13.ザック・コリンズ(C)/Zack Collins
◯パワー アプローチ / ✖コンタクト 守備 スピード
マイナー2位の101四球を選んだ選球眼と25ホーマー以上も期待できるパワーポテンシャルはC.サンタナ(インディアンズ)を彷彿とさせる。サンタナ同様に捕手としての守備力には疑問があり、将来は1B/DHか。マイナー3年で打率.232と低打率も気がかり。

14.スティール・ウォーカー(OF)/Steele Walker
◯打撃 / △肩 両翼向き?
18年ドラフト2巡目。優れたハンドアイコーディネーションで左右にライナーを打ち分ける。平均以上のツールはヒットツールだけだが、バットで存在感を出せる選手。マイナーではOPS.613とデビューは不発に終わった。

15.ジェーク・バーガー(3B)/Jake Burger
◯パワー / △3B守備 故障明け
17年ドラフト全体11位指名。運動能力では劣るが、パワフルなバッティングが武器の大砲候補。3Bとしての守備力を改善できるかが課題。昨年は2度のアキレス腱断裂により全休しており、19年シーズンの巻き返しに期待。

16.ギャビン・シーツ(1B)/Gavin Sheets
◯パワー 肩 アプローチ / △コンタクト / ✖スピード
92年に横浜大洋ホエールズでプレーしたラリー・シーツの息子。豪快なスイングからズバ抜けたパワーを披露し、強肩を生かした1B守備も堅い。A+では打率.293・三振率16%・四球率11%とアプローチ面で向上も、6本塁打は物足りない。

17.アレク・ハンセン(RHP)/Alec Hansen
◎速球 / ✖コマンド
はマイナートップとなる191奪三振をマークするなどブレークを果たし、制球難は克服したと思われたが、18年は防御率6.31・BB/9=10.3と大学時代の姿に戻ってしまった。長身から繰り出される100マイル近い速球は圧倒的なだけに19年の復活に期待したい。

18.イアン・ハミルトン(RHP)/Ian Hamilton
◎速球 / 
100マイルに迫る速球と高速スライダーを武器に2A/3Aで防御率1.74・22セーブ・K/9=10.8をマークの守護神候補。メジャーデビューして10試合に登板するなど、19年はブルペンの一角として期待される。マイナー3年でBB/9=2.7と制球力もまずまず。

19.バーナルド・フローレス(LHP)/Bernardo Flores
◯コマンド 3球種 / △球威
A+/2Aで25先発して防御率2.65・K/9=6.1・BB/9=1.8と好投。球威は飛び抜けてないが、コマンドや変化球の評価が高いハイフロアーな先発左腕。17年に90マイル前後だった球速が、90-94マイルに向上しているとのレポートもあり、19年も球威を維持できるか注目したい。

20.ジョナサン・スティーバー(RHP)/Jonathan Stiever
◯速球 奪三振 / 
18年ドラフト5巡目。少ないサンプルながらRで28回/39K/9BBと支配力をアピール。最速96マイルの速球と70マイル台のスパイクカーブで三振を奪う。6-2/205の体格と運動能力の高さは先発として十分。

Plus One Prospect
タイラー・ジョンソン(RHP)/Tyler Johnson
◯速球 奪三振 3球種 / 
クロスステップから100マイルの速球を繰り出すパワーリリーバー。スライダーとチェンジアップも効果的に扱うことができ、この手の投手にしては制球も悪くない。A/A+では41試合に登板して防御率1.40・K/9=13.8・BB/9=2.5をマーク。

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