2019年1月15日火曜日

2019 DETROIT TIGERS TOP 20 PROSPECTS

2019 DETROIT TIGERS

TOP 20 PROSPECTS

Casey Mize(RHP)

本ランキングは各傘下の選手を現在の活躍と今後の伸びしろから総合的に判断し、作成したものである。「将来キャリアを通じてどれだけメジャーでバリューを示せるか」という点に重きを置いており、即戦力ランキングでも伸びしろランキングでもない。MLB.comやBaseball Americaといった媒体を参考にしつつ、独自の視点を加えて評価したつもりである。

1.ケーシー・マイズ(RHP)/Casey Mize
◯球威 コマンド3球種 体格 即戦力 / 
18年ドラフト全体1位指名。現行のドラフト制度になってからは史上最高額の契約金750万ドルで合意した。速球、スライダー、スプリット、コマンドいずれもプラス評価でローテーション上位のポテンシャル。即戦力で19年でのデビューも視野。

2.マット・マニング(RHP)/Matt Manning
◯速球 カーブ 体格 奪三振 / △コマンド チェンジアップ
父は元NBAプレーヤー。父譲りの6-6/185の体格に恵まれた運動能力を秘める大器。安定感には欠けるが、長身から繰り出される速球&カーブは球威抜群。18年はA/A+/2Aで22先発して防御率3.29・K/9=11.8・BB/9=3.9。コマンドとチェンジアップの向上が課題。

3.アイザック・パレイデス(SS)/Isaac Paredes
◯打撃 肩 アプローチ / △スピード 3B・2B向き? 
19歳にして完成された打撃。バレルやアプローチを熟知しており、A+/2Aで15ホーマー・OPS.815(四球率10.2%・三振率15.1%)をマーク。今はSSを守っているが、守備範囲の問題から将来は3B転向が濃厚。

4.ダズ・キャメロン(OF)/Daz Cameron
◯打撃 CF守備 / △素材型
父マイクはゴールドグラブ3度の元メジャーリーガー。父のような突出したツールは持っていないが、走攻守しっかりと整っている。打撃はまだ未熟ながらバレルを理解したスイングでA+/2A/3Aで8ホーマー・OPS.749。CF守備も平均以上の評価。

5.フランクリン・ペレス(RHP)/Franklin Perez
◯速球 変化球 コマンド 体格 / △肩の故障
17年夏にJ.バーランダーの見返りとしてアストロズから加入。21歳にして球威とコマンドを両立しており、近い将来ローテーション3番手を狙える。18年は肩の故障により7登板にとどまり7月以降はシャットダウンとなった。

6.パーカー・メドウズ(OF)/Parker Meadows
◯パワー スピード CF守備 / △コンタクト 素材型
18年ドラフト2巡目の高卒選手。オースティン・メドウズ(レイズ)の弟。長身でコンタクトに不安はあるがCFに残れる守備力と「20-20」も狙えるパワー&スピードを両立。R/A-ではOPS.850と好デビューも、三振率29.2%は懸念材料。

7.ジェーク・ロジャース(C)/Jake Rogers
◎C守備 / △コンタクト
マイナートップレベルの守備力を有し、最低でもバックアップ捕手にはなれる。打撃は低打率ながら17ホーマーと一発がある。5月末でOPS.494と苦しんでいたが、6月以降はOPS.871と復調した。

8.クリスティン・スチュワート(OF)/Christin Stewart
◯パワー / ✖守備走塁
プルヒッターで高打率は望めないが、パワー&選球眼は平均以上。マイナーでは2年連続でリーグの本塁打王を獲得している。18年は3Aで23ホーマー・OPS.851をマーク。守備走塁はからっきしでDH専門との見立て。

9.アレックス・ファエド(RHP)/Alex Faedo
◯3球種 / △耐久性 球威ダウン 一発病
フロリダ大では平均以上の3球種を扱うエースポテンシャルを見せていたが、プロでは球威ダウンにより評価を落としている。コマンドで勝負するタイプでもないので、球威を回復できるかどうかが今後の課題。18年はA+/2Aで24先発して防御率4.04をマークも、2Aでは60回/15HRと一発病を発症。

10.ジェーコブ・ロブソン(OF)/Jacob Robson
◯コンタクト スピード / △パワー
非力な1番CFとの見立てだったが、2A/3Aでキャリアハイの11ホーマー・OPS.816と長打力を伸ばして評価急上昇。四球率11.2%とアプローチも辛抱強い。平均を大きく上回るスピードを生かしたCF守備は平均以上で、4番手外野手として計算できる。

11.ウェンセール・ペレス(SS)/Wenceel Perez
◯打撃 SS守備 / ✖パワー 素材型
体は大きくないが、パワー以外の4ツールは平均以上。打撃は19歳にしてバレルを理解しており、R/A-/Aで打率.312・3本塁打・OPS.791をマークした。四球率7.6%・三振率13.5%とアプローチも良い。守備も現段階ではSSに残れるとの見立て。

12.コディ・クレメンス(2B)/Kody Clemens
◯パワー アプローチ / △守備走塁
サイヤング賞を7度獲得した名投手ロジャー・クレメンスの息子。走守は平均以下だがパワーが自慢の攻撃型二塁手で、A/A+では5ホーマー・OPS.816と好デビュー。四球率10.5%・三振率17.7%とアプローチも落ち着いている。

13.ブロック・デサレージ(OF)/Brock Deatherage
◯パワー スピード /  
18年ドラフト10巡目。R/A/A+で打率.326・7本塁打・OPS.890と素晴らしいデビュー。パワフルなバッティングで広角に長短打を量産できる。60試合で19盗塁を決めたスピードも自慢で、CF守備でもガッツ溢れる好捕を披露する。パワーとスピードを備えたCFとして注目。


14.ボー・バロウズ(RHP)/Beau Burrows
◯速球 / △リリーフ向き? チェンジアップ コマンド
常時92-94マイルの伸びのある速球とスピンの利いたパワーカーブは威力抜群。2Aで26先発して防御率4.10・K/9=8.5・BB/9=3.8をマーク。先発に残るにはコマンドとチェンジアップを磨いていく必要がある。球種的な問題からリリーフ向きか。

15.カイル・ファンクハウザー(RHP)/Kyle Funkhouser
◯速球 奪三振 / △耐久性 コマンド
チェンジアップが向上し、速球とスライダー主体の投球から脱却に成功。2A/3Aで19先発して防御率3.96・K/9=8.8・BB/9=4.5をマーク。球威はローテーション半ばクラスだが、コマンドと耐久性の不安からブルペン転向が目されている。

16.ウィリー・カストロ(SS)/Willi Castro
◯SS守備 / △打撃 素材型
21歳ながら3Aに到達。平均以上のSS守備はメジャー級との評判で、リーグの監督が選ぶベストSSディフェンダーにも選ばれた。一方で打撃面に疑問。2A/3Aで打率.264・9本塁打・OPS.708をマーク。コンパクトなスイングでライナーを生み出すが、長打力不足な上にフリースインガー。

17.スペンサー・ターンブル(RHP)/Spencer Turnbull
◯速球 グラウンドボーラー / △変化球 コマンド リリーフ向き?
94-97マイルの高速シンカーが武器のグラウンドボーラー。奪三振能力も伸ばしており、18年はキャリアハイとなるK/9=10.0をマークした。26歳と正念場を迎えており、19年はメジャー定着を目指したい。

18.マット・ホール(LHP)/Matt Hall
◯カーブ 奪三振 / ✖球威
18年はスイングマンとして2A/3Aで計114.1回を投げ、防御率2.13・K/9=10.6をマーク。メジャーデビューも経験した。速球は80マイル台と球威はないが、スピンの利いたカーブが絶品。メジャーでも便利屋としての活躍に期待。

19.グレゴリー・ソト(LHP)/Gregory Soto
◯速球 奪三振 / △リリーフ向き? / ✖コマンド チェンジアップ
荒削りだが傘下トップクラスの球威を誇る未完の大器。90マイル中盤の速球とカーブを売りにA+では113.1回/115K。ダイナミックな投球フォームもあって、BB/9=5.6と制球難。将来像はブルペンと見られている。

20.タリク・スクーバル(LHP)/Tarik Skubal
◯速球 / △コマンド
18年ドラフト9巡目。大学では制球難に苦しんでいたが、プロでは22.1回を投げて防御率0.41・K/9=13.3・BB/9=1.6と完璧な内容。大きく足を上げ力みの入ったフォームだが、92-95マイルの速球とスライダーのコンビネーションは威力抜群。

Plus One Prospect
カルロス・グズマン(RHP)/Carlos Guzman
◯速球 / ✖素材型
3Bとしてプロ入りも、17年から投手コンバート。投手経験が浅く変化球やコマンドの精度はまだまだだが、92-94マイルの速球は力強い。A-では11先発して防御率3.86・K/9=9.1・BB/9=2.5をマーク。

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