2019年1月19日土曜日

2019 KANSAS CITY ROYALS TOP 20 PROSPECTS

2019 KANSAS CITY ROYALS

TOP 20 PROSPECTS

Brady Singer(RHP)

本ランキングは各傘下の選手を現在の活躍と今後の伸びしろから総合的に判断し、作成したものである。「将来キャリアを通じてどれだけメジャーでバリューを示せるか」という点に重きを置いており、即戦力ランキングでも伸びしろランキングでもない。MLB.comやBaseball Americaといった媒体を参考にしつつ、独自の視点を加えて評価したつもりである。

1.ブレイディ・シンガー(LHP)/Brady Singer
◯球威 コマンド 即戦力 / △チェンジアップ
18年ドラフト全体18位。即戦力でローテーション半ば相当の活躍が期待できる。スリークォーターから威力のあるシンカー&スライダー。コマンドの評価も平均以上だが、大学ではチェンジアップをあまり投げておらず、第3球種に不安。

2.カイル・リー(OF)/Khalil Lee
◯パワー 肩 スピード アプローチ / △素材型 コンタクト
パワーとスピードを兼ね備える攻撃面に加え、CFに残れる守備力も併せ持つ5ツール候補。18年は100試合で6ホーマーとHRは量産できなかったが、三振率を32%→25%に減らしながら、四球率を12%→14%に上げるなどアプローチ面での成長が見られた。

3.MJ メレンデス(C)/MJ Melendez
◯肩 C守備 運動能力 パワー / ✖コンタクト 素材型
運動能力抜群のオールラウンドキャッチャー。レシービングは発展途上だが、プレート後方での機敏さや座り投げで盗塁阻止するキャノンアームは魅力満点。Aではリーグトップの盗塁阻止率42%。打撃は打率.251・三振率30.3%も19ホーマー・ISO.241をマーク。

4.ダニエル・リンチ(LHP)/Daniel Lynch
◯速球 3球種 コマンド 即戦力 / 
18年ドラフト全体34位。大学では90マイル前後のツーシーム主体も、プロではフォーシーム主体に切り替えたことでR/Aで防御率1.58・K/9=10.7・BB/9=1.4と支配力が向上。スライダー&チェンジアップも扱え、制球も◎。即戦力のローテーション4番手。

5.ニッキー・ロペス(SS)/Nicky Lopez
◯スピード アプローチ 守備 / ✖パワー
マイナー3年で.291/.371/.394をマークのコンタクトヒッター。非力ながらも昨季は2A/3Aでキャリアハイの9ホーマーを放ち、52K/60BBと持ち前のアプローチにも磨きをかけた。守備走塁も◎で、将来像はKCレギュラーのアルシデス・エスコバーか。

6.ジャクソン・コワー(RHP)/Jackson Kowar
◯速球 チェンジアップ / △カーブ コマンド
18年ドラフト全体33位。最速97マイルの速球とプラスプラスのチェンジアップを滑らかなフォームから投げ分ける。カーブとコマンドの出来がブルペン転向か先発残留かを左右する。いずれにせよシンガー、リンチ同様に早期昇格が見込める。

7.カルロス・ヘルナンデス(RHP)/Carlos Hernandez
◯速球 チェンジアップ / △素材型
193cm/79㎏の伸びしろ溢れる体格から94-97マイルの速球&チェンジアップ&カーブを投げ込む。18年はAで15先発して防御率3.29・K/9=9.3・BB/9=2.6と安定した投球内容。同年代の選手と比べ、フォームの再現性も高く先発適性あり。

8.ニック・プラット(1B)/Nick Pratto
◯打撃 アプローチ 1B守備 / △素材型
17年ドラフト全体14位。卓越した選球眼と打撃技術からJ.ボットー(レッズ)と比較される左打者だが、フルシーズン1年目は14ホーマー・OPS.786とインパクト不足な上、三振率27.9%とコンタクトに不安。肝心の打撃で結果を出せないと厳しい。

9.カイル・イスベル(OF)/Kyle Isbel
◯スピード CF守備 / △パワー
ガッツ溢れる俊足巧打のリードオフCF。積極走塁とダイビングキャッチが代名詞。打撃はコンパクトに左右へライナーを打ち分ける二塁打マシーン。R/Aでは打率.326・7本塁打・OPS.893と好デビュー。ハイフロアーで4番手外野手として計算できる。

10.クリス・ビュビック(LHP)/Kris Bubic
◯3球種 / △コマンド
18年ドラフト全体40位。ゆったりとしたフォームから「思ったよりも来る」速球とブレーキの利いたチェンジアップで打者を欺く米製和田毅(元ホークス他)。Rでは防御率4.03・K/9=12.6・BB/9=4.5とやや制球難を露呈。

11.イェフリ・デルロサリオ(RHP)/Yefri Del Rosario
◯速球 / △素材型
元々ブレーブスと100万ドルで契約も、ブレーブスの契約違反によりFAとなり、ロイヤルズ入りした。19歳と若くまだ粗削りだが、91-97マイルの速球とスライダーの威力は抜群。Aでは15先発して防御率3.19・K/9=8.2・BB/9=3.3。

12.ブルワー・ヒックリン(OF)/Brewer Hicklen
◯パワー スピード / △LF向き? / ✖肩 コンタクト
17年ドラフト7巡目ながらフットボールで鳴らしたパワーとスピードは要注目。18年はAで打率.307・17本塁打・OPS.930・27盗塁をマーク。三振率28.2%とアプローチが不安定で、A+昇格後は22試合/OPS.573と成績を落としており、19年は不安を払拭できるかがカギとなるだろう。

13.オースティン・コックス(LHP)/Austin Cox
◯速球 カーブ 奪三振 / △コマンド
18年ドラフト5巡目、投げっぷりの良い大型左腕。193cmの長身から最速95マイルの速球と大きく割れる縦カーブをテンポよく投げ下ろし、RではK/9=13.8をマーク。BB/9=4.1と制球をより安定させることが課題。

14.セウリー・マティアス(OF)/Seuly Matias
◯パワー 肩 / ✖コンタクト 素材型
15年に契約金225万ドルで入団の大器。ズバ抜けたパワーと強肩を秘めたアスリートで、18年はAでリーグトップの31ホーマーを放つ活躍。しかし三振率34.8%・四球率6.4%とヒットツールが壊滅的なためハイリスクなプロスペクト。

15.マイケル・ギグリオッティ(OF)/Michael Gigliotti
◯打撃 スピード CF守備 / ✖パワー 肩
俊足を生かした攻守が魅力の1番センター候補。17年はR/Aで打率.320・4本塁打・OPS.877・22盗塁と最高のプロデビューを飾ったが、18年は故障により6試合の出場にとどまった。19年の巻き返しに期待。

16.トレバー・オークス(RHP)/Trevor Oaks
◯シンカー グラウンドボーラー コマンド / ✖奪三振
低めに90マイル中盤の高速シンカーを集めるグラウンドボーラー。18年は打高の3Aで22先発して防御率3.23と好投し、メジャーデビューも経験。BB/9=2.0と制球は安定しているが、K/9=6.1と決め球不足でローテーション下位のイニングイーター向き。

17.リチャード・ラブレディ(LHP)/Richard Lovelady
◯速球 奪三振 / 
スリークォーターから最速97マイルの速球と切れ味鋭いスライダーを投げ込むリリーフ左腕。18年はリリーフとして73イニングを投げ防御率2.47・K/9=8.8・BB/9=2.6と好投。J.ヘイダー(ブルワーズ)のようなインパクトあるロングリリーバーになり得る。

18.ジョナサン・ボウラン(RHP)/Jonathan Bowlan
◯体格 速球 / △変化球
18年ドラフト2巡目、198cm/118㎏の巨漢右腕。Rでは防御率6.94・K/9=5.9と不安なデビューも、大学ではK/9=11.0・BB/9=1.9と見事な投球内容だった。最速97マイルの速球をゾーンに集めるイニングイータータイプも、変化球の質向上がローテーション残留のカギ。

19.ジャンサー・ララ(RHP)/Janser Lara
◯速球 / △リリーフ向き コマンド 素材型
先発投手としては体格、制球、球種どれも不十分だが、最速100マイルを計測するハードボーラー。18年はR/Aで71.1回を投げて防御率3.91・K/9=10.2・BB/9=3.9をマーク。19年も先発として出番を与えらえる予定だが将来像はブルペンだろう。

20.メイブリス・ビロリア(C)/Meibrys Viloria
◯C守備 / △パワー
昨季21歳にしてメジャーデビューを飾ったコロンビア出身の守備型キャッチャー。パワーレスでレギュラー捕手になれるかは疑問だが長くバックアップ捕手を務められるだろう。マイナー5年でOPS.765。

Plus One Prospect
クリス・エリス(RHP)/Chris Ellis
◯速球 / △リリーフ向き? コマンド
ルール5ドラフトからのトレードで今オフ加入。18年は2A/3Aで10勝・防御率3.93・K/9=8.4・BB/9=2.5をマーク。リリーフ時には93-97マイルを計測しており、スイングマン起用が見込まれる。

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