2019年2月1日金曜日

2019 LOS ANGELES ANGELS TOP 20 PROSPECTS

2019 LOS ANGELES ANGELS

TOP 20 PROSPECTS

Jo Adell(OF)

本ランキングは各傘下の選手を現在の活躍と今後の伸びしろから総合的に判断し、作成したものである。「将来キャリアを通じてどれだけメジャーでバリューを示せるか」という点に重きを置いており、即戦力ランキングでも伸びしろランキングでもない。MLB.comやBaseball Americaといった媒体を参考にしつつ、独自の視点を加えて評価したつもりである。

1.ジョー・アデル(OF)/Jo Adell
◯パワー スピード 肩 / △アプローチ 素材型
プロ2年目にしてマイナー随一の5ツールプレーヤーへと評価を上げた。四球率7.3%・三振率25.2%のアプローチは要改善も、A/A+/2Aで打率.297・20本塁打・OPS.897をマーク。スピードと強肩を兼ね備えたCF守備も高評価。M.トラウトの再来との期待。

2.グリフィン・キャニング(RHP)/Griffin Canning
◯速球 奪三振 変化球 コマンド / △耐久性
6-1/170と体は大きくないが、常時94-95マイルの速球とスライダー&カーブのコンビネーションは大学の先輩であるT.バウアー(インディアンズ)と比べられる。肘のコンディションに不安も、チェンジアップを磨ければローテーション2番手級のポテンシャル。

3.ブランドン・マーシュ(OF)/Brandon Marsh
◯パワー スピード 肩 CF守備 アプローチ / △コンタクト
18年はA/A+で打率.266・10本塁打・OPS.767・四球率12.6%・三振率27.3%をマーク。コンタクトに課題もパワーと選球眼は◎。運動能力抜群で、平均を大きく上回るスピードと強肩を生かしたCF守備は傘下ベスト(アデルも越えて)との評判。

4.ジャメイ・ジョーンズ(2B/OF)/Jahmai Jones
◯スピード 打撃 / △パワー 2B守備
フットボール一家に育ったサラブレッドで、父と兄はNFL選手。パワーは平均レベルも、平均以上のバットスピードでコンタクト&アプローチに長けた広角打法が自慢。スピードを生かした積極走塁で盗塁も稼げる。18年は2Bコンバートも26失策を喫した。打撃もOPS.717と苦しんだが、完成型はM.ベッツ(レッドソックス)。

5.ルイス・レンギフォ(SS)/Luis Rengifo
◯コンタクト スピード SS守備/ △パワー
昨年3月にC.J.クロンのトレードでレイズから加入すると一躍ブレーク。小柄でHRを量産するパワーはないが、コンパクトにライナーと四球を量産。A+/2A/3AでOPS.851をマーク。四球率12.7%・三振率12.7%のアプローチに、30二塁打・13三塁打。SS守備も平均以上。

6.パトリック・サンドバル(LHP)/Patrick Sandoval
◯コマンド 4球種 奪三振 / △球威
昨夏M.マルドナードとのトレードでアストロズから加入。速球は88-92マイルとポテンシャルは物足りないが、4球種をコマンドよく投げ分ける完成度の高いワークホース型。18年はA/A+/2Aで21先発して防御率2.06・K/9=10.7・BB/9=2.7をマーク。

7.ジョーディン・アダムス(OF)/Jordyn Adams
◎スピード / ✖素材型
18年ドラフト全体17位の高校生。高校ではフットボールとの二刀流で鳴らし、自慢のスピードは20-80スケールで80評価。野球経験が浅く、昇格までは長い時間がかかるだろう。打者としての評価は完全に未知数。Rでは29試合で0ホーマー・OPS.742。

8.ホゼ・スアレス(LHP)/Jose Suarez
◯3球種 チェンジアップ / △体格 球威
92マイル前後の速球でカウントを稼ぎ、平均以上のチェンジアップで仕留める。18年はA+/2A/3Aで26先発して防御率3.92・K/9=10.9・BB/9=3.4をマーク。支配的でない上に5-10/170と小柄で耐久性にも不安。コマンドもまだこれから。

9.ダショウン・ノウルズ(OF)/D’Shawn Knowles
◯打撃 スピード 肩 CF守備 / ✖素材型 
バハマ出身。17歳のシーズンにしてRで打率.311・OPS.855・四球率11.1%をマーク。アプローチ良くライナーを量産するスイッチヒッター。スピードと強肩を有し、CF守備も平均以上。まだ原石だが、走攻守揃った5ツールプレーヤーになり得る。

10.ジェレミア・ジャクソン(SS)/Jeremiah Jackson
◯パワー スピード / ✖素材型 コンタクト
18年ドラフト2巡目の高校生。コンタクトは未熟だが、パワーとスピードを備えた攻撃型。Rでは43試合で三振率30.9%ながら7ホーマー・OPS.805をマーク。守備は2B転向が目されるが、SSに残れるだけの運動能力を有している。

11.タイ・バットリー(RHP)/Ty Buttrey
◯速球 奪三振 / △コマンド 
6-6/230の体躯から最速101マイルの速球とスプリットを投げ下ろすクローザー候補。制球難で先発を断念したが、18年はキャリアベストのBB/9=2.8と制球が安定。メジャーでは16試合に登板して防御率3.31・K/9=11.0・B/9=2.8をマーク。

12.ルイス・マデロ(RHP)/Luis Madero
◯速球 カーブ コマンド / △素材型 
17年夏にD.ヘルナンデスとのトレードでDバックスから加入。94マイルの速球と大きく曲がるカーブを武器に、A/A+で23先発して防御率3.49・K/9=8.1・BB/9=2.3と好投。傘下のベストコントロールに選ばれるなど制球も良い。オフには40人枠ロースター入りを果たした。

13.クリス・ロドリゲス(RHP)/Chris Rodriguez
◯速球 3球種 / ✖素材型 コンディション
ポテンシャルの高さはエンゼルス傘下の投手でNo.1。18年は故障により公式戦での登板なし。常時95マイルオーバーのツーシームは強烈の一言で、もし健康に過ごせればエース級の投手への成長が見込める。

14.マット・サイス(1B)/Matt Thaiss
◯アプローチ / △パワー / ✖スピード
一塁手としてはパワー不足が指摘されていたが、四球率を12.7%→7.6%に落とした代わりに本塁打が9→16と増加。守備はゴールドグラブとまではいかないが、平均レベルでこなすことができる。スターポテンシャルではなく、プラトーン止まりか。

15.マイケル・ハーモシヨ(OF)/Michael Hermosillo
◯スピード / △打撃
平均以上のスピードを生かした守備走塁が持ち味で、外野3ポジションをこなすことができるため、第四の外野手として最低限の活躍が見込める。18年は3Aで12ホーマー・OPS.837とパンチ力を披露したが、メジャーでは31試合でOPS.608と適応できず。

16.リバン・ソト(SS)/Livan Soto
◯SS守備 / ✖素材型 パワー
元々はブレーブスと契約も、ブレーブスの契約違反によりFAとなりエンゼルスと契約。傘下No.1のSSディフェンダーで、強肩と堅実なハンドリングが自慢。打撃は守備に劣るが、非力ながら逆方向中心のアプローチで、Rでは打率.291・三振率12%・四球率12%をマーク。

17.レオナルド・リバス(SS)/Leonardo Rivas
◯スピード アプローチ SS守備 / ✖パワー
スピーディな20歳の両打ち内野手。非力ながらアプローチに定評も、18年はAで打率.233・OPS.681とパッとしなかった。守備力は二遊間のレギュラーとして及第点であり、打撃が成長すれば5位のレンギフォのように一気に評価が上がるはずだ。

18.ヘズス・カスティーヨ(RHP)/Jesus Castillo
◯コマンド グラウンドボーラー / △球威
低めに集めるコマンドが武器のワークホース。90マイル前半のシンカーを低めに集めてゴロを打たせ、同じ軌道から落ちるチェンジアップが決め球。18年は2Aで防御率4.94・K/9=5.5と球威不足を露呈。19年シーズンが正念場になるだろう。

19.ジャック・クルーガー(C)/Jack Kruger
◯スピード / △パワー
運動能力抜群の俊足アスリート捕手で、18年は13盗塁を成功させた。打撃は非力が課題も、キャリアハイの7ホーマー・OPS.770をマークするなど進歩が見られた。守備は平均から平均以上と高評価。

20.ホセ・ロハス(3B/1B)/Jose Rojas
◯打撃 / △年齢
外野の間をライナーで破る打撃を武器に、マイナー3年でOPS.810をマーク。18年は2A/3Aでキャリアハイとなる17ホーマー・OPS.857をマーク。19年開幕時点で26歳とプロスペクトとしては高齢だが、攻撃型ユーティリティーとして注目。

Plus One Prospect
ジャレッド・ウォルシュ(OF/LHP)/Jared Walsh
◯パワー / ✖コンタクト
二刀流プレーヤー。18年は野手としてマイナー3階級で29ホーマー・OPS.895をマーク。大きく足を上げるフォームで三振率28.1%と穴は大きいが、豪快なパワーは魅力。投手としては5.2回のプレーながら最速94マイルを計測。

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