2019 OAKLAND ATHLETICS
TOP 20 PROSPECTS
Jesus Luzardo(LHP) |
本ランキングは各傘下の選手を現在の活躍と今後の伸びしろから総合的に判断し、作成したものである。「将来キャリアを通じてどれだけメジャーでバリューを示せるか」という点に重きを置いており、即戦力ランキングでも伸びしろランキングでもない。MLB.comやBaseball Americaといった媒体を参考にしつつ、独自の視点を加えて評価したつもりである。
1.ヘズス・ラザルド(LHP)/Jesus Luzardo
◯速球 コマンド 3球種 奪三振 / △耐久性
ドラフトから3シーズンでマイナーNo.1左腕に成長。最速98マイルの速球に加え、21歳にしてコマンド&チェンジアップをマスター。18年はA+/2A/3Aで防御率2.88・K/9=10.6・BB/9=2.5と好投し、フューチャーズゲームでは世界代表の先発投手も務めた。
2.ショーン・マーフィー(C)/Sean Murphy
◎肩 C守備 / △打撃
未来のゴールドグラブ捕手として期待。自慢のキャノンアームに加え運動能力もズバ抜けており、ブロッキング&レシービングも◎。打者としての将来像は「打率.250-.260・20本塁打」か。18年はマイナーでOPS.850と打撃力も着実に成長中。
3.A.J.パク(LHP)/A.J. Puk
◯速球 スライダー 奪三振 / △コマンド
長身から93-99マイルの速球と80マイル後半の切れ味鋭いスライダーを投げ下ろす大型左腕。18年はTJ手術により全休。マイナー2年でK/9=12.8と球威は十分だが、制球が甘くBB/9=3.4・防御率3.82と安定感はまだまだ。先発でダメでも優秀なクローザーになれる。
4.カイラー・マレー(OF)/Kyler Murray
◎スピード / ◯パワー / △アプローチ 肩
18年ドラフト全体9位指名も、NFLドラフトでの指名も1巡目指名が目されている。報道では野球からアメフトに専念するとも。身体能力は抜群だが、選手としては荒削りでアプローチに課題。プラスプラスのスピードがベストツール。
5.ラザロ・アルメンテロス(OF)/Lazaro Armenteros
◯パワー スピード / △素材型 肩 LF向き
16年に契約金300万ドルで入団したキューバ出身の大器。18歳ながらパワー&スピードのツールは傑出している。18年はAで打率.277・8本塁打・OPS.774をマークも、三振率33.8%とコンタクトに課題。また、弱肩でLF向きの守備も気になるところ。
6.オースティン・ベック(OF)/Austin Beck
◯パワー 肩 スピード / △コンタクト 素材型
ズバ抜けたパワー&スピードを兼ね備えたファイブツール候補。2ホーマー止まりに終わったが、19歳と若く、投手有利なAで打率.296・29二塁打をマークした点は評価したい。平均を大きく上回るスピードと強肩はCFとして理想的。
7.ホルヘ・マテオ(SS/OF)/Jorge Mateo
◎スピード / ◯肩 / △アプローチ SS守備 メークアップ
15年にはマイナー全体トップ82盗塁を決めた俊足が武器。エラーは多いが広大な守備範囲を誇るSS守備が最大の武器。一方で打撃面では評価ダウンの1年に。3Aで四球率5.7%・三振率27.3%と未熟なアプローチが影響してOPS.633に終わった。
8.スカイ・ボルト(OF)/Skye Bolt
◯パワー スピード / △コンタクト
コンタクトはやや荒いが、パワーとスピードを兼ね備えたアスリートタイプ。18年はA+/2Aで打率.260・19本塁打・19盗塁・OPS.821をマーク。四球率11.1%と辛抱強いアプローチ。守備では肩も強く、CFとして平均から平均以上の評価。第四の外野手には適任。
9.ドールトン・ジェフリーズ(RHP)/Daulton Jefferies
◯速球 3球種 コマンド / △耐久性 体格
健康を維持できればローテーション3番手相当のポテンシャルの持ち主。小柄ながら90マイル中盤の速球&チェンジアップ&スライダーをコマンドよく投げ込む姿はT.リンスカム(レンジャース)とも比較される。マイナー3年で20.1イニングのプレーのみ。
10.ジェームソン・ハナ(OF)/Jameson Hannah
18年ドラフト2巡目の大学生で、コンタクトとスピードが優秀。5-9と小柄だがパンチ力があり、二桁本塁打&二塁打マシーンになり得る。守備では持ち前のスピードを生かしてCFとして十分な守備範囲を見せる。最低でも第四の外野手として計算ができる。
11.シェルドン・ノイジー(3B)/Sheldon Neuse
◯打撃 肩 / △スピード エラー
強肩強打の三塁手。18年は3Aで5ホーマー・OPS.661と評価を大きく下げる1年となってしまった。フリースインガーな上にISO.094と長打もないと厳しい。それでも球宴明けは打率.321と復調の兆し。強肩を生かした3B守備は魅力も、エラーの多さが課題。
12.ジェームズ・キャプリエリアン(RHP)/James Kaprielian
◯速球 変化球 コマンド / ✖耐久性
故障によりここ2シーズンは公式戦での登板なし。最速99マイルの速球を主体に平均以上の4球種をコマンドよく投げ分ける。6-4/200と体格にも恵まれており、健康を取り戻せればスピード昇格が期待できる。
13.タイラー・ラミレス(OF)/Tyler Ramirez
◯アプローチ 守備 / △パワー
17年にはアスレチックス傘下トップとなる73四球・出塁率.398をマークするなど選球眼に優れるヒットマシーン。18年は2Aで10ホーマー・OPS.800と好成績を維持。マイナーのゴールドグラブの受賞歴もあり、守備も堅実。少なくとも第四の外野手にはなってくれるだろう。
14.ジェレミー・アイアマン(SS)/Jeremy Eierman
18年ドラフト2巡目。フリースインガーかつプルヒッターとアプローチ荒いが、右打席から豪快なパワーを披露する。守備ではSSとして理想的なスピードは持っていないが、平均を大きく上回る強肩を有し、3Bならゴールドグラブも狙える。
15.パーカー・ダンシー(RHP)/Parker Dunshee
◯コマンド 3球種 / △球威 フライボーラー
速球は90マイル前後ながら両コーナーにコマンドすることができ、スライダー&チェンジアップの扱いにも長ける。A+/2Aでは22先発して防御率2.23・K/9=9.7・BB/9=1.9と好投。球威が平凡なフライボーラーという点からメジャーレベルでも抑えられるかは疑問。
16.ブライアン・ハワード(RHP)/Brian Howard
◯体格 コマンド / △球威
6フィート9の長身を生かしたオーバースローから投げ下ろす。90マイル前後の速球は表示以上に力があり、70マイル台の縦カーブも落差抜群。カッター&チェンジアップを織り交ぜ左打者対策も十分。18年はA+/2Aで23先発して防御率2.91・K/9=9.0・BB/9=2.4。
◯守備 スピード / ✖パワー 打撃
5-9/155と小柄ながら素晴らしい守備能力を示し、遊撃手としての能力に疑いの余地はない。非力な打撃が課題となっており、18年はAで0ホーマー・OPS.603止まり。将来像はB.ライアン(元マリナーズ)と評されるが、野球IQの高さから打力UPを期待するスカウトも。
◯スピード 守備 / ✖パワー
◯速球 奪三振 / △コマンド フライボーラー リリーフ向き?
速球とカーブ主体のKマシーン。18年はA/A+で23先発して防御率3.30・K/9=10.7・BB/9=3.4をマーク。極端なフライボーラーで、コマンドも先発としては不足しているため、将来的にはブルペン転向が目されている。
20.ブレイディ・フェイグル(RHP)/Brady Feigl
◯速球 /
18年ドラフト5巡目の大学生。6-4/230の恵まれた体格から角度ある90マイル前半の速球、カーブ、チェンジアップを低めに集めるワークホースタイプ。A-/Aでは防御率1.73・K/9=11.8・BB/9=2.8をマーク。早期昇格が見込める。
アルフォンソ・リバス(1B)/Alfonso Rivas
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