2019 MILWAUKEE BREWERS
TOP 20 PROSPECTS
Keston Hiura(2B) |
本ランキングは各傘下の選手を現在の活躍と今後の伸びしろから総合的に判断し、作成したものである。「将来キャリアを通じてどれだけメジャーでバリューを示せるか」という点に重きを置いており、即戦力ランキングでも伸びしろランキングでもない。MLB.comやBaseball Americaといった媒体を参考にしつつ、独自の視点を加えて評価したつもりである。
1.ケストン・ヒウラ(2B)/Keston Hiura
◎打撃 / △2B守備
A.ブレグマンやJ.アルトゥーベと同タイプの選手。小柄ながら卓越した打撃技術を有し、A+/2AではOPS.821をマーク。一方の守備力はブレグマンやアルトゥーベよりも劣り、平均から平均以下との評価。中軸を担えるポテンシャルだ。
2.コリー・レイ(OF)/Corey Ray
◯パワー スピード CF守備 / ✖コンタクト
16年に大学生No.1外野手として全体5位指名でプロ入り。プロでは自分のスイングを見失い打撃不振に苦しんでいたが、18年は2Aで27ホーマー・37盗塁をマークする活躍でリーグのMVPも獲得。打率.239・三振率29.3%とコンタクトは相変わらず不安定だが、平均以上のCF守備から最低でも第四の外野手にはなれ、コンタクトが改善されれば平均以上のレギュラーになれるだろう。
3.ブライス・トゥラング(SS)/Brice Turang
◯打撃 スピード SS守備 / △パワー 素材型
18年ドラフト1巡目の高校生。スカウトからはC.イエリッチ(ブルワーズ)とよく比べられ、卓越した打撃スキルを有する。Rでは42試合で四球率16.1%・三振率17.7%と素晴らしいアプローチを披露。守備も長くSSでプレー可能という評価。
4.トリステン・ルッツ(OF)/Tristen Lutz
◯パワー 肩 / △コンタクト 素材型
強肩強打のRFタイプ。20歳。フルシーズン1年となった昨季はAで打率.245・13本塁打・OPS.742と今一つの結果に終わった。しかし、5月15日以降はOPS.814と今季のブレークに期待がもてる。三振率27.6%のコンタクトをどれだけ改善できるかがポイント。
5.ザック・ブラウン(RHP)/Zack Brown
◯カーブ グラウンドボーラー / △リリーフ向き?
18年は2Aで21先発して防御率2.44・K/9=8.3・BB/9=2.6をマーク。速球は90マイル前半と支配的ではないが、プラスのカーブを武器にハードコンタクトを許さない。ツーシームやチェンジアップを有効に織り交ぜ、GB%=55.6%とゴロアウトも多い。堅実なローテーション投手に育ってくれるだろう。
6.ジョー・グレイ(OF)/Joe Gray
◯スピード パワー 肩 / △コンタクト 素材型
18年ドラフト2巡目の5ツール高校生。Rで24試合出場して打率.182とコンタクトは未熟だが、四球率18.4%・ISO.143とポジティブな側面もある。守備ではショーケースで98マイルを計測した強肩が自慢。M.ハリソンやL.ブリンソン(いずれも現マーリンズ)に匹敵するポテンシャル。
7.トレイ・スパック(RHP)/Trey Supak
6-5/235の恵まれた体格からアップサイドを注目されている。平均から平均以上の4球種をコマンドよくゾーンに集め、ワークホースらしくなってきた。18年はA+/2Aで25先発して防御率2.48・K/9=8.0・BB/9=2.8をマーク。
8.マウリシオ・ドゥボン(SS/2B)/Mauricio Dubon
◯スピード SS守備 コンタクト / △ユーティリティー向き? / ✖パワー
◯パワー / △コンタクト アプローチ
コンタクトとアプローチが未熟で荒削りだが、パワーと強肩が武器の捕手。18年は3Aで三振率30.1%ながら10ホーマー・OPS.875をマークし、メジャーデビューも果たした。18年は守備面で大きく成長し、平均レベルまで上達。打撃が通用すればレギュラーとしてやっていけるだろう。
10.アーロン・アシュビー(LHP)/Aaron Ashby
◯速球 カーブ / △チェンジアップ コマンド
18年ドラフト4巡目。垂直に近いオーバースローから91-94マイルの速球と縦カーブのコンビネーション。複雑な投球フォームから先発として安定した投球ができるかが疑問視されている。第3球種の習得とコマンドの向上が課題。Aでは7先発して防御率2.17・K/9=11.7・BB/9=2.2をマーク。
11.ブレイデン・ウェッブ(RHP)/Braden Webb
◯速球 奪三振 3球種 / ✖コマンド
18年はA+/2Aで24先発して防御率3.80・K/9=9.5・BB/9=4.9をマーク。コマンドは平均以下だが、速球&カーブ&チェンジアップはプラスピッチと球威は十分。制球が安定すればローテーション半ばクラスだが、近いうちにリリーフに転向する可能性が高いだろう。
12.トロイ・ストークス(OF)/Troy Stokes
18年に2Aで19ホーマー・19盗塁をマークしたパワー&スピードが自慢。打率.233・三振率26.7%とコンタクトは未熟だが、マイナー5年でOPS.768をマークしており、第4の外野手としてプレーできるだろう。
13.タイロン・テイラー(OF)/Tyrone Taylor
◯スピード OF守備 肩 / △パワー
14.ペイトン・ヘンリー(C)/Payton Henry
◯パワー 肩 / ×コンタクト
コンタクトは未熟だが、広角に長打を量産するパワーが魅力。Aでは打率.234・三振率31.9%ながら10ホーマー・四球率9.8%をマーク。守備面は平均以上との評価で、上の階級でも捕手としてやっていけるだろう。強肩を武器に44%の盗塁阻止率をマーク。W.ラモス(ナショナルズ)風の雰囲気。
15.ジェボン・ウォード(OF)/Je'Von Ward
◯パワー スピード / ×素材型
17年ドラフト12巡目の19歳。6-5/190のスラリとした体格で、パワーとスピードのポテンシャルを秘める。Rでは打率.307・OPS.795・13盗塁をマーク。2ホーマーながら、うち1本は431フィート(141メートル)弾で、体格が出来上がり、パワーを安定して出せるようになれば面白い存在。
16.ルーカス・アーセグ(3B)/Lucas Erceg
◯パワー 肩 / △コンタクト / ✖エラー
若き日のC.アトリー(元ドジャース)やM.カーペンター(カージナルス)とも比較される攻撃型内野手。少々荒っぽいがパワフルな打撃が魅力。18年は2Aで13ホーマーをマークしたが、打率.248・OPS.688と振るわず。守備でもエラーの多さが課題。
17.カルロス・ロドリゲス(OF)/Carlos Rodriguez
◯スピード CF守備 / ×パワー 素材型
17年夏に135万ドルで契約の18歳。平均を大きく上回るスピードが武器で、外野守備でも広大な守備範囲を披露している。打撃は長打力不足で、アプローチもフリースインガーだがRで打率.325をマーク。マレックス・スミス(マリナーズ)のような将来像が期待される。
◯速球 / ✖コマンド
19.マイカ・ベロ(OF)/Micah Bello
◯スピード 肩/ ✖素材型 パワー
20.ボビー・ウォール(RHP)/Bobby Wahl
◯速球 奪三振 / △コマンド 健康面
Plus One Prospect
アダム・ヒル(RHP)/Adam Hill
◯速球 体格 / ×コマンド
K.ブロクストンのトレードでメッツから加入した1人。18年ドラフト4巡目で、6-6/185の体格からポテンシャルを期待されて指名された。荒削りだがA-では15.1回で防御率2.35・K/9=15.2・BB/9=4.1をマーク。マイナーではリリーフとしてデビューしたが、運動能力も高く、先発として試しても面白いだろう。
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