2020 WASHINGTON NATIONALS
TOP 20 PROSPECTS
Carter Kieboom(SS) |
1.カーター・キーブーム(SS/2B)/Carter Kieboom
(3A)109G 412AB 16HR 68BB 100K 5SB .303/.409/.493/.902
(MLB)11G 39AB 2HR 4BB 16K .128/.209/.282/.491
◯打撃 パワー / △守備範囲 2B向き?
16年ドラフト1巡目指名。打撃面を高く評価されており、辛抱強いアプローチで四球を稼ぐ選球眼と広角に長打を量産するコンタクト技術を兼ね備える。守備では守備範囲が平凡なため、2Bや3Bの方がフィットするとの見立て。移籍したアンソニー・レンドンの穴を埋めるために3Bでの起用が見込まれている。
2.ルイス・ガルシア(SS/2B)/Luis Garcia
(2A)129G 525AB 4HR 17BB 86K 11SB .257/.280/.337/.617
◯コンタクト スピード 肩 守備 / △パワー アプローチ 2B向き?
パワーが平均以下で打撃のポテンシャルはキーブームに劣るが、19歳にして走攻守にオールラウンド。打撃ではコンタクトに長けるがアプローチを学ぶ必要がある。SS守備では強肩に恵まれており、平均以上のスピードと併せてプラスのディフェンダーになり得る。フィジカルの成熟次第では2Bや3B転向もあり得る。
3.ジャクソン・ルトレッジ(RHP)/Jackson Rutledge
(R/A-/A)3.13ERA 37.1IP BB/9=3.6 K/9=9.4 K/BB=2.60
◎速球 / ◯スライダー 体格 / △コマンド 素材型
19年ドラフト1巡目。6-8/250の恵まれた体躯と凄まじいポテンシャルから元ナショナルズのルーカス・ジオリト(現Wソックス)と比較される。最速99マイルの速球とパワースライダーがプラスピッチで、カーブ&チェンジアップも平均以上のポテンシャルを秘める。フォームを固めて平均以下のコントロールを磨いていきたい。
4.ウィル・クロウ(RHP)/Wil Crowe
(2A/3A)4.70ERA 149.1IP BB/9=2.9 K/9=7.8 K/BB=2.71
◯速球 スタミナ 体格 / △変化球
6-2/240のガッシリした体格からジョー・ブラントン(前ナショナルズ)のようなワークホースとして期待される右腕。92-94マイルの速球はスピンレートが高くパワフルで、第2球種のチェンジアップとのコンビネーションで三振が稼げる。絶対的な武器があるわけではなく、即戦力ではあるもののポテンシャルはローテーション4~5番手止まりだろう。
5.ティム・ケイト(LHP)/Tim Cate
(A/A+)3.07ERA 143.2IP BB/9=2.0 K/9=8.7 K/BB=4.34
◎カーブ / ◯コマンド グラウンドボーラー / △チェンジアップ 体格 球速
速球は平均89マイルと球威は平凡だが、縦に割れるカーブが絶品。昨季は143.2回で139Kを奪い、グラウンドボール率58.3%はマイナー全体10位の高水準だった。平均以下だったチェンジアップも向上を辿り、右打者対策も十分。コマンドは良いだけに速球をあと2マイルほど伸ばせればローテーション4番手クラスの投手になれるだろう。
6.アンドリー・ララ(RHP)/Andry Lara
◯速球 体格 / △素材型
昨夏に契約金150万ドルで入団の17歳。92-95マイルの速球を投げ込み、すでに再現性の高いフォームも身に付けている。投球センスにも秀でており、カーブ&チェンジアップを効果的に扱う。また6-4/180と理想的な体格をしており、3球種を角度をつけて投げ込むことができる。時間はかかるだろうが、傘下トップクラスの投手になり得る素材だ。
7.エディ・イエーン(RHP)/Eddy Yean
(R/A-)3.50ERA 46.1IP BB/9=3.3 K/9=8.4 K/BB=2.53
◯速球 / △素材型
8.メイソン・デナバーグ(RHP)/Mason Denaburg
(R)7.52ERA 20.1IP BB/9=6.2 K/9=8.4 K/BB=1.36
◯速球 体格 運動能力 / △素材型 故障歴 コントロール
18年ドラフト全体27位。故障歴があり、リスクを負っての指名となったが、昨季はコンディション不良に悩まされ、オフには肩の手術を受けるなど逆境に立たされている。高校では投手、野手、アメフトのキッカーの「三刀流」をこなし、18年ドラフトで最も運動能力が高いと評判だった。6-4/195の体格から最速97マイルを投げ込むポテンシャルは文句無し。健康を取り戻せるかが最大のカギ。
9.ヤセル・アンチュナ(SS)/Yasel Antuna
(R)3G 6AB 0HR 2BB 1K .167/.375/.167/.542
◯打撃 肩 / △2B向き? 素材型 TJ手術明け / ✖エラー
16年に国際アマチュアFAではナショナルズ史上最高額となる契約金385万ドルでプロ入りした20歳。昨季はTJ手術のためにわずか3試合の出場にとどまった。荒削りながらパワーを秘めたスイッチヒッターで、バレル性の打球を量産する攻撃面のポテンシャルは極めて高い。スピードと肩は平均以上で、グラブ捌きも柔らかいが、マイナー2年で守備率.871は落第点だ。
(R)26G 82AB 2HR 12BB 29K 3SB .232/.343/.366/.709
◯5ツール / △素材型
荒削りだが20年シーズンのブレークが期待できる5ツール候補。中でも打撃、パワー、スピードの3ツールが傑出している。ゾーン理解が深く、素早いバットスピードでバレル性の打球を生み出せる。ビクター・ロブレスのようにズバ抜けてはいないが、走守も高評価。
11.セス・ロメロ(LHP)/Seth Romero
(A)3.91ERA 25.1IP BB/9=2.8 K/9=12.1 K/BB=4.25
◯速球 スライダー 奪三振 / ×素行面
17年のドラフト1巡目。薬物使用、門限破り、チームメイトへの暴行…数々の問題行動により大学の野球部から除名処分を受けた超問題児。昨年はチームの規律違反で春季トレーニングを追い出されるなどプロ入りしても相変わらず。しかし、野球の才能は本物で、速球&スライダーのコンビネーションは威力抜群。ポテンシャルはローテーション半ばクラスなだけに人として成長してほしい。
12.ドリュー・メンドーザ(1B/3B)/Drew Mendoza
(A)55G 201AB 4HR 34BB 57K .264/.377/.383/.760
◯アプローチ パワー 肩 / △コンタクト 消極的すぎ?
19年ドラフト3巡目。ゾーン理解に長けた四球マシーンで、Aでは四球率14.8%をマーク。また6-5/230と大柄からパワーも向上が見込める。しかしアプローチが消極的すぎるところがあり、チームはもう少し積極的に打つようにアプローチを改善させようとしている。プロ入り後に1Bに転向したが、運動能力の高さから早くも適応を見せている。完成型はマット・カーペンター(カージナルス)だろうが、丁度よいアプローチを見つけてパワーナンバーを伸ばす必要がある。
13.ホアン・アドン(RHP)/Joan Adon
(A)3.86ERA 105.0IP BB/9=3.8 K/9=7.7 K/BB=2.05
◯速球 スライダー / △コントロール チェンジアップ
昨季はAで11勝をマークするなど一気にブレーク。7月に防御率8.10と息切れしたが、8月には防御率1.93と復調してみせた。平均93マイル、コンスタントに95-96マイルを計測する速球と80マイル中盤のスライダーのコンボはパワフル。チェンジアップは平均87マイルと速球との球速差が甘く、改善の余地あり。コントロールも磨いていく必要がある。
14.ジェーク・アービン(RHP)/Jake Irvin
(A)3.79ERA 128.1IP BB/9=2.7 K/9=7.9 K/BB=2.97
◯体格 速球 / △チェンジアップ
18年ドラフト4巡目。4月は防御率8.24と苦しんだが、5月以降は20先発で防御率2.95と見違える投球。90マイル前半の速球は終盤には95-96マイルを計測するなどパワーアップ。カーブもよく切れ、6-6/225と体格も理想的。チェンジアップの向上が必須で、昨季は対左打者にOPS.759と苦しんだ。
(A)0.82ERA 22.0IP BB/9=4.5 K/9=16.8 K/BB=3.73
◯速球 カーブ 奪三振 / ×コントロール
16.トレス・バレラ(C)/Tres Barrera
(2A)101G 357AB 8HR 36BB 69K .249/.323/.381/.704
(MLB)2G 2AB 0HR 0BB 0K .000/.000/.000/.000
◯肩 C守備 / △打撃
昨年9月にはメジャーデビューを果たすなど守備型のバックアップ捕手としての働きが期待できる。運動能力が高く、スローイングやブロッキングなど捕手としての才能は文句無し。打撃のポテンシャルは平凡だが、コンパクトなスイングへと転換し、昨季はキャリアハイとなる23二塁打を放った。優秀なバックアップになれるだろう。
17.スティーブン・フエンテス(RHP)/Steven Fuentes
(A+/2A)2.23ERA 80.2IP BB/9=2.5 K/9=9.9 K/BB=4.05
球威は平均的だが投球術に優れており、ユスメイロ・ペティート(アスレチックス)と比べられる便利屋。90マイル前半のシンカーを武器に昨季はグラウンドボール率58%をマーク。スライダー&チェンジアップも三振率40%超えと決め球として効果的だった。
18.リード・シャーラー(RHP)/Reid Schaller
(A)3.29ERA 52.0IP BB/9=4.3 K/9=8.1 K/BB=1.88
◯速球 / △コントロール ブルペン向き? コンディション
昨季は斜筋の故障により6月後半までシーズンを出遅れたが、12先発で防御率3.29と順調な回復ぶりを見せた。93-95マイルの速球が武器で、大学でリリーフ時には最速98マイルも計測している。コントロールを磨く必要があるが、健康ならば先発でもリリーフでも貢献が期待できるだろう。
19.カイル・フィネガン(RHP)/Kyle Finnegan
(2A/3A)2.31ERA 50.2IP BB/9=3.4 K/9=12.8 K/BB=3.79
◯速球 奪三振 / △年齢
メジャー経験のない28歳だが、今オフにメジャー契約で入団。16年にリリーフ転向すると速球が最速100マイルにまで上昇。昨季は常時97マイル前後の球速を維持しながら速球の動きを大きくすることに成功しキャリアハイを更新。セーブのつく条件で30試合登板して28セーブを成功させるなどクローザー適性もある。
20.コール・フリーマン(OF/2B)/Cole Freeman
(A+)123G 453AB 3HR 53BB 60K 31SB .311/.394/.404/.798
◯スピード コンタクト / △送球 / ✖パワー
攻守にエネルギッシュなユーティリティータイプ。俊足巧打が魅力で、小柄でパワーはないがライナー性の打球を量産するヒットツールを有する。プラスのスピードも生かして昨季は27二塁打と長打も稼いだ。送球難のために昨季途中からセンターにコンバートされている。
Plus One Prospect
ビアンデル・ペーニャ(2B)/Viandel Pena
(R)37G 154AB 0HR 21BB 31K 6SB .359/.455/.481/.935
◯コンタクト / ✖パワー
5-8/147とかなりの小兵でパワーはからっきしだが、昨季Rで打率.359をマークしたコンタクトヒッター。スピードと2B守備はどちらもメジャー平均レベルのポテンシャルを秘めており、今後も打ち続けることができれば評価を伸ばせるだろう。まだ19歳と若く、これからの選手だ。
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