2023年1月7日土曜日

当ブログにおけるFVについて

 当ブログではこれまで、「将来キャリアを通じてどれだけメジャーでバリューを示せるか」という点に重きを置いてプロスペクトを評価し、ランキングを作ってきた。

選手のバリューをより明確に示せるようにFanGraphsのFV(Future Value)を参考に選手の将来的なスケール像を「20-80スケール」で表したいと思う。これにより他球団のプロスペクトであっても評価の比較がしやすくなるだろう。

スケールの基準については以下を参考にしてほしい。下図はFanGraphsの記事に示されているものである。「20-80」スケールとそれに対応する目安のWARが表になっている。例えば、MLBの平均的なレギュラーを示す「50」はWAR=1.6~2.4となっている。

黒字は今オフに6シーズンを終えて初のFAを迎えた選手
赤字は最初のFAまでの6シーズンでの数字

投手の「80」は現役で誰も当てはまる選手がいなかった。
2012年から2017シーズンのカーショウが当てはまったので青字で示してある。

1番右の列には、実際にそのスケールに当てはまる選手を示している。FanGraphsでは選手のバリューについて「FAになるまでのキャリア最初の6年間の平均」としているが、当ブログでは「FAになるまでのキャリア最初の6年間のうち、ベストな4シーズンの平均」で算出した。個人的にその方が実際のFA市場でのバリューに近いと考えたからだ。そのためFanGraphsのFVよりも少し甘めのスケーリングになっていることをご了承いただきたい。


FanGraphsより引用

こちらはFanGraphsの記事に載っているFV「50」のニック・プラットの想定されるスケーリングである。選手のタイプにもよるだろうが、プラットの場合、FVは「50」だが、60%以上が「50」以上の働きをできていない。また、20%ほどは「60」以上の働きをしている。したがって当ブログでのFVも「その選手の最大限成長した姿」ではなく、「その選手の最大限成長した場合のシーリングの0.8倍ぐらいの姿」だと受け取ってもらいたい。



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