2023 SAN DIEGO PADRES
TOP 20 PROSPECTS
Jackson Merrill |
本ランキングは各傘下の選手を現在の活躍と今後の伸びしろから総合的に判断し、作成したものである。「将来キャリアを通じてどれだけメジャーでバリューを示せるか」という点に重きを置いており、即戦力ランキングでも伸びしろランキングでもない。FanGraphsのFV(Future Value)を参考に選手の将来的なスケール像を「20-80スケール」で表している。ランキングについてはMLB.comやBaseball Americaといった媒体を参考にしつつ、独自の視点を加えて評価したつもりである。選手の年齢は23年6月30日見込みのもの。
FV55
1.ジャクソン・メリル(SS)/Jackson Merrill:20歳(R/A)55G 6HR 20BB 44K .339/.906
〇打撃 / △素材型
21年ドラフト1巡目の高卒選手。6-3/195と体格に恵まれでおり、パワーとヒットツールを両立した攻撃型SSとして期待されている。守備面ではSSにふさわしい資質を備えているが、チーム状況を考えると2Bや3Bにコンバートされる可能性が高い。現トッププロスペクトのガンナー・ヘンダーソン(BAL)が比較対象か。
◯速球 チェンジアップ / △TJ手術明け 素材型
22年ドラフト全体15位指名の高卒右腕。高校のジュニアシーズンで60回を投げて112K&防御率0.35と圧倒も、TJ手術によりスリップ。若き日のザック・グレインキーと比較されており、速球&チェンジアップがダブルプラスの評価を受ける。
3.イーサン・サラス(C)/Ethan Salas:17歳
(A)3.43ERA 94.1IP BB/9=3.2 K/9=9.1
◯伸びしろ チェンジアップ / △素材型 カーブ
21年1月に契約金100万ドルで入団したメキシコ出身プロスペクト。6-3/180と体格的な伸びしろが期待できる素材型で、現在90-94マイルの速球をどれだけ伸ばせるかに注目。変化球はチェンジアップがプラスピッチ候補で、対左の方が被OPSが優秀。対右打者をより抑えられるように平均以下のカーブの質も上げたいところ。
アスレチックでハイポテンシャルな右腕。ヒョロヒョロ体型だが、全身の力を大きく使ったメカニクスでMAX97マイル。ライズ成分の強い4シームを高めに、キレの良いスライダー&チェンジアップを低めに集めて空振りを誘う。先発に残るにはコントロールを改善して、与四球を減らす必要があるだろう。
6-5/230の迫力ある体格から速球&チェンジアップのコンビネーションで空振りを量産するパワーアーム。速球は93-96マイルでライズ成分が強く、チェンジアップとの相性が良い。また、コントロールも安定している。スライダーの質向上が先発に残れるかを左右するだろう。
15.ジェーコブ・マーシー(OF)/Jakob Marsee:22歳
16.ノエル・ベラ(LHP)/Noel Vela:24歳 〇速球 / ✖コントロール
コマンドに難があるが、マイナー5年でK/9=10.7と奪三振能力が光るサウスポー。91-95マイルの伸びのある速球は高めで空振りが取れ、カーブ&チェンジアップも鋭く切れる。2Aでは防御率6.35・BB/9=7.9と苦戦しており、2Aの壁を破れるか。先発下位相当のポテンシャルも、コマンドが改善されなければリリーフ転向だろう。 〇変化球 / △対右打者 / ✖球速
21年ドラフト4巡目。ギクシャクしたサイドハンドから90マイル前後の速球、スライダー、カーブ、チェンジアップのコンビネーション。ボールのスピードは平凡だが、速球を高めに、変化球を低めに投げ分ける配球で打者の的を絞らせない。17被本塁打中16本を右打者に浴びており、右打者対策が急務。
22年ドラフト全体15位指名の高卒右腕。高校のジュニアシーズンで60回を投げて112K&防御率0.35と圧倒も、TJ手術によりスリップ。若き日のザック・グレインキーと比較されており、速球&チェンジアップがダブルプラスの評価を受ける。
3.イーサン・サラス(C)/Ethan Salas:17歳
◯守備 / △素材型 パワー
23年1月に560万ドルの大型契約で入団した大器。スーパーキャッチャーになり得る逸材。アスレチックで、16歳離れした捕手守備は圧巻。中でもフレーミング能力はベテラン選手並だ。一方で打撃面はパワーヒッターというわけではなく、攻撃面でどれだけインパクトを生み出せるか。
(R/A)43G 8HR 23BB 48K .272/.896
◯打撃 守備 / △走力 素材型
21年1月に契約金120万ドルで入団したベネズエラ出身の原石。スムーズなスイングでアプローチも磨かれており、ピュアヒッター適性あり。スピードは平均的ながら打球反応やルート取りが良く、チームはCFとして高く買っている。攻守揃ったオールラウンダーとして期待。
FV45
〇体格 速球 カーブ / △素材型 チェンジアップ
22年ドラフト全体39位指名。6-3/210という高校生離れした強靭なフィジカルを備えたパワーレフティ。93-95マイルの速球と22年ドラフトNo.1カーブのコンビネーション。メカニクス&コントロールも安定している。プロの世界に慣れることとチェンジアップの向上が今後のテーマ。
22年ドラフト全体39位指名。6-3/210という高校生離れした強靭なフィジカルを備えたパワーレフティ。93-95マイルの速球と22年ドラフトNo.1カーブのコンビネーション。メカニクス&コントロールも安定している。プロの世界に慣れることとチェンジアップの向上が今後のテーマ。
◯スライダー 球種 /
22年ドラフト2巡目。大学最初の2年間で防御率5.50だったが、3年のシーズンに防御率3.07と開花し、カンファレンスの最優秀投手にも選ばれた。プラスのスライダーを武器に5球種を扱うハイスペックさが光る。フィジカルに向上の余地があり、現在93-95マイルの速球はさらに伸びる?
22年ドラフト2巡目。大学最初の2年間で防御率5.50だったが、3年のシーズンに防御率3.07と開花し、カンファレンスの最優秀投手にも選ばれた。プラスのスライダーを武器に5球種を扱うハイスペックさが光る。フィジカルに向上の余地があり、現在93-95マイルの速球はさらに伸びる?
◯伸びしろ チェンジアップ / △素材型 カーブ
21年1月に契約金100万ドルで入団したメキシコ出身プロスペクト。6-3/180と体格的な伸びしろが期待できる素材型で、現在90-94マイルの速球をどれだけ伸ばせるかに注目。変化球はチェンジアップがプラスピッチ候補で、対左の方が被OPSが優秀。対右打者をより抑えられるように平均以下のカーブの質も上げたいところ。
(A)5.12ERA 91.1IP BB/9=4.1 K/9=10.7
◯速球 チェンジアップ / △素材型 / ✖コントロールFV40
◯速球 コントロール / △TJ手術明け 実績
22年ドラフト3巡目。TJ手術によりスリップしたが、98マイルを叩き出す球威と大学2年時にK/BB=4.50をマークした制球力を兼備したポテンシャルはローテーション半ば級。しかし、TJ明けな上に大学通算37.2回のプレーにとどまっており、健康面が非常にリスキー。
22年ドラフト3巡目。TJ手術によりスリップしたが、98マイルを叩き出す球威と大学2年時にK/BB=4.50をマークした制球力を兼備したポテンシャルはローテーション半ば級。しかし、TJ明けな上に大学通算37.2回のプレーにとどまっており、健康面が非常にリスキー。
(A/A+)4.74ERA 93.0IP BB/9=2.9 K/9=11.6
◯速球 チェンジアップ / △スライダー(3A)124G 22HR 59BB 109K .288/.876
◯肩 走力 / △パワー SS守備
ユーティリティー候補。身長5フィート9と小柄ながら、ラインドライブ中心のアプローチで昨季3Aで「20-20」をクリア。マイナー6年で20盗塁以上のシーズンが5度とスピードも平均以上。マイナーではSSを中心にプレーしているが、MLBでは2Bや3Bがフィットするとの見立て。
◯肩 走力 / △パワー SS守備
ユーティリティー候補。身長5フィート9と小柄ながら、ラインドライブ中心のアプローチで昨季3Aで「20-20」をクリア。マイナー6年で20盗塁以上のシーズンが5度とスピードも平均以上。マイナーではSSを中心にプレーしているが、MLBでは2Bや3Bがフィットするとの見立て。
(R)52G 7HR 22BB 69K .252/.806
〇打撃 / △素材型 走力 コンタクト
スムーズなスイングから元パドレスプロスペクトのルイス・ウリアス(現MIL)と比較されている。Rで三振率35.4%とコンタクトツールが黄色信号だが、DSLをすっ飛ばしてRでwRC+116を記録した打撃ポテンシャルは非凡だ。守備面ではフットワーク不足から3Bが適性と見られている。
スムーズなスイングから元パドレスプロスペクトのルイス・ウリアス(現MIL)と比較されている。Rで三振率35.4%とコンタクトツールが黄色信号だが、DSLをすっ飛ばしてRでwRC+116を記録した打撃ポテンシャルは非凡だ。守備面ではフットワーク不足から3Bが適性と見られている。
(A)71G 6HR 42BB 79K .256/.762
〇コンタクト / △素材型 パワー
アプローチの磨かれたスイッチヒッターで、本塁打を量産するタイプではないがライナーを量産し、ギャップを破る。走守の能力は平均的で、打撃もAでの半シーズンしかプレーがないなど実績不足。1年を通して結果を出すこと、パワーナンバーを伸ばすことが次の課題か。
〇コンタクト / △素材型 パワー
アプローチの磨かれたスイッチヒッターで、本塁打を量産するタイプではないがライナーを量産し、ギャップを破る。走守の能力は平均的で、打撃もAでの半シーズンしかプレーがないなど実績不足。1年を通して結果を出すこと、パワーナンバーを伸ばすことが次の課題か。
FV40-
(2A/3A)3.44ERA 144.0IP BB/9=4.0 K/9=8.8
◯即戦力 / △球威
エリック・ホズマーとのトレードで昨年加入。16年ドラフト全体12位指名、高校No.1サウスポーとしてプロ入りも、度重なる故障で伸び悩み。それでも昨季はマイナー7年目にして自己最高の144回を投げて防御率3.44と好投。速球平均92マイルとかつてのようなエースポテンシャルは見る影もないが、ローテーション下位の一員としてMLB昇格を目指す。
◯即戦力 / △球威
エリック・ホズマーとのトレードで昨年加入。16年ドラフト全体12位指名、高校No.1サウスポーとしてプロ入りも、度重なる故障で伸び悩み。それでも昨季はマイナー7年目にして自己最高の144回を投げて防御率3.44と好投。速球平均92マイルとかつてのようなエースポテンシャルは見る影もないが、ローテーション下位の一員としてMLB昇格を目指す。
15.ジェーコブ・マーシー(OF)/Jakob Marsee:22歳
(R/A)31G 2HR 30BB 25K .240/.839
〇コンタクト 守備 / ✖パワー
22年ドラフト6巡目。エネルギッシュなプレースタイルで、平均以上のCF守備とアプローチの良いコンタクトヒッティングが特長。プロでは四球率22.6%/三振率18.8%と優秀なゾーン管理を見せた。レギュラーとしては打撃のインパクト不足が否めない。
22年ドラフト6巡目。エネルギッシュなプレースタイルで、平均以上のCF守備とアプローチの良いコンタクトヒッティングが特長。プロでは四球率22.6%/三振率18.8%と優秀なゾーン管理を見せた。レギュラーとしては打撃のインパクト不足が否めない。
16.ノエル・ベラ(LHP)/Noel Vela:24歳
(A+/2A)4.35ERA 109.2IP BB/9=5.5 K/9=10.3
コマンドに難があるが、マイナー5年でK/9=10.7と奪三振能力が光るサウスポー。91-95マイルの伸びのある速球は高めで空振りが取れ、カーブ&チェンジアップも鋭く切れる。2Aでは防御率6.35・BB/9=7.9と苦戦しており、2Aの壁を破れるか。先発下位相当のポテンシャルも、コマンドが改善されなければリリーフ転向だろう。
(A+/2A)4.37ERA 129.2IP BB/9=3.5 K/9=9.9
21年ドラフト4巡目。ギクシャクしたサイドハンドから90マイル前後の速球、スライダー、カーブ、チェンジアップのコンビネーション。ボールのスピードは平凡だが、速球を高めに、変化球を低めに投げ分ける配球で打者の的を絞らせない。17被本塁打中16本を右打者に浴びており、右打者対策が急務。
(2A)48G 6HR 25BB 52K .253/.876
◯走力 / △コンタクト
内外野こなすユーティリティー候補。ダブルプラスのスピードが最大の武器で、内外野いずれでも平均以上のディフェンダーになり得るポテンシャル。打撃もパワフルで、2AでwRC+124を記録するなどポテンシャルを潜めるが、アプローチが脆く、三振率28.3%と荒さを取り除いていく必要がある。
◯走力 / △コンタクト
内外野こなすユーティリティー候補。ダブルプラスのスピードが最大の武器で、内外野いずれでも平均以上のディフェンダーになり得るポテンシャル。打撃もパワフルで、2AでwRC+124を記録するなどポテンシャルを潜めるが、アプローチが脆く、三振率28.3%と荒さを取り除いていく必要がある。
(R/A)28G 3HR 16BB 21K .322/.932
◯アプローチ パワー / ✖走力
22年ドラフト5巡目。ガッシリ体型のスラッガーで、パワーとゾーン管理能力を兼ね備える。ゴロ性の打球がやや多く(Rで52%、Aで47.5%)、フライ率を上げられるとよりパワーを発揮できるだろう。鈍足で守備位置は1Bに限定される。
◯アプローチ パワー / ✖走力
22年ドラフト5巡目。ガッシリ体型のスラッガーで、パワーとゾーン管理能力を兼ね備える。ゴロ性の打球がやや多く(Rで52%、Aで47.5%)、フライ率を上げられるとよりパワーを発揮できるだろう。鈍足で守備位置は1Bに限定される。
◯速球 / △体格 素材型
22年ドラフト11巡目。MAX97マイルの4シームと鋭く曲がるスイーパーのコンビネーション。全体的に投手として発展途上であり、磨かれる必要がある。また、身長6フィート1とアンダーサイズでリリーフ向きとの見方が強い。実戦で実力を証明していきたい。
22年ドラフト11巡目。MAX97マイルの4シームと鋭く曲がるスイーパーのコンビネーション。全体的に投手として発展途上であり、磨かれる必要がある。また、身長6フィート1とアンダーサイズでリリーフ向きとの見方が強い。実戦で実力を証明していきたい。
(A)3.57ERA 22.2IP BB/9=4.8 K/9=12.3
◯速球 / △素材型 実績 / ✖コントロール
21年ドラフト13巡目。MLBドラフトリーグで99マイルを計測するなどスカウトへのアピールに成功し、プロ入り。インステップ気味のクロスファイアーから90マイル中盤の速球&平均以上のスライダー。コントロールを改善することと、プロで長いイニングを経験することが課題。
◯速球 / △素材型 実績 / ✖コントロール
21年ドラフト13巡目。MLBドラフトリーグで99マイルを計測するなどスカウトへのアピールに成功し、プロ入り。インステップ気味のクロスファイアーから90マイル中盤の速球&平均以上のスライダー。コントロールを改善することと、プロで長いイニングを経験することが課題。
ヘンリー・バイエズ(RHP)/Henry Baez:20歳
(R)3.82ERA 30.2IP BB/9=3.8 K/9=12.0 ドミニカ共和国出身の原石右腕。6-3/175と身体的な伸びしろにあふれており、ハイポテンシャル。力強い速球と縦のスライダーのコンビネーション。昨季はRで7先発すると防御率3.82と頭角を現した。23年はAでフルシーズンデビュー。
(R)28G 0HR 14BB 26K .259/.700
◯走力 コンタクト / △素材型 / ✖パワー
21年に契約したドミニカ共和国出身の原石。俊足が武器のアスリートタイプで、CF適性あり。打撃はパワーレスだがコンタクト能力が高い。昨季は故障での欠場もあったが、フルシーズンでどんな成績を残せるか。
◯走力 コンタクト / △素材型 / ✖パワー
21年に契約したドミニカ共和国出身の原石。俊足が武器のアスリートタイプで、CF適性あり。打撃はパワーレスだがコンタクト能力が高い。昨季は故障での欠場もあったが、フルシーズンでどんな成績を残せるか。
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