2026 CHICAGO CUBS TOP 15 PROSPECTS

2026 CHICAGO CUBS

TOP 15 PROSPECTS

2026年 シカゴ・カブス プロスペクトランキング


Moises Ballesteros

本ランキングは各傘下の選手を現在の活躍と今後の伸びしろから総合的に判断し、作成したものである。「将来キャリアを通じてどれだけメジャーでバリューを示せるか」という点に重きを置いており、即戦力ランキングでも伸びしろランキングでもない。FanGraphsのFV(Future Value)を参考に選手の将来的なスケール像を「20-80スケール」で表している。ランキングについてはMLB.comやBaseball Americaといった媒体を参考にしつつ、独自の視点を加えて評価したつもりである。選手の年齢は26年6月30日見込みのもの。

FV50

1.モイゼス・バレステロス(C)/Moises Ballesteros:22歳
パワーとコンタクト能力を両立した攻撃型捕手。24年は2A/3Aで打率.289/19本塁打/OPS.826をマーク。2AでのwRC+154は20歳以下の選手としては2010年以降で歴代12位(200打席以上)の高数値だった。なお11位はラファエル・デバース、13位はザンダー・ボガーツという並び。25年も3AでwRC+121と好パフォーマンス。打撃能力は申し分ないが、ずんぐり体型で俊敏性には乏しく、捕手に残れるかは疑問である。3Aでの71試合で92盗塁を許し、ブロッキング&フレーミングも平均以下の評価。1B/DHタイプになるリスクがある上に、1Bとしては身長5フィート8と小さすぎるため、DH専門になる可能性もある。
Moises Ballesteros


23年ドラフト2巡目。ドラフトイヤーの23年をTJ手術で全休したが、24年はマイナーでFIP3.99とカムバック。25年はA+/2A/3Aで計18先発して防御率2.19/奪三振率31.0%/与四球率11.5%と大ブレイク。6フィート6/225ポンドの迫力ある体躯からMAX100マイルでホップ変化&エクステンション抜群の4シームを投げ込む。80マイル後半のスライダーもプラスピッチ候補で、第3球種のチェンジアップは不安定ながら空振りが取れる。コントロールの悪さを改善できれば、ローテーション半ばクラスのポテンシャルだ。

22年に契約金100万ドルで入団したドミニカ共和国出身の原石。小柄ながら高い引っ張りフライ率とコンタクト率を両立した打撃能力の高さが際立つ。25年はA+での67試合でwRC+145を記録したが、2Aでは苦戦。HR/FBは平凡で純粋なパワーは平均以下か。走力&肩力は平均以上で、SS守備は平均的。最終的にはキケ・ヘルナンデスやクリス・テイラーのように複数ポジションこなすスーパーユーティリティーが完成型か。
Jefferson Rojas


25年ドラフト1巡目指名。ドラフトイヤーの25年は肩の故障により21試合の出場にとどまったが、打率.372/7本塁打/OPS1.238と打ちまくっていた。シンプルで無駄のないスイングで広角に長短打を量産する打撃が武器で、平均以上の走力を生かしてCF適性もある。健康面に不安はあるが、現トッププロスペクトのカーソン・ベンジー(NYM)のように一気に評価を上げる可能性もある。
Ethan Conrad


FV45

5.ケイン・ケプリー(OF)/Kane Kepley:22歳
25年ドラフト2巡目。小柄ながら俊足巧打を武器とするアダム・イートン(元CWS他)タイプの外野手。打撃はコンタクト&スイング判断に優れる出塁能力が魅力で、Aでは28試合で25四球を選び、出塁率.481をマークした。俊足を生かしたCF守備は20-80スケールで70評価を得ている。

6.ジョナサン・ロング(1B)/ Jonathon Long:24歳
23年ドラフト9巡目とプロ入り時の評価は高くなかったが、じわじわと評価を上げ、25年は3Aで打率.305/20本塁打/wRC+131と素晴らしい活躍。打球速度、コンタクト率、四球率はいずれもプラス水準で、パワーとアベレージを両立した完成度の高い打者である。フラット気味のスイングで平均LA10度と低弾道なため、30本打つ長距離砲というより、高打率で20本塁打前後が将来像になりそうだ。守備は本職の1Bの他に3B/LFでも起用された。

7.ケビン・アルカンタラ(OF)/Kevin Alcantara:23歳
6フィート6の恵まれたフィジカルに傑出した運動能力も兼ね備えた5ツール候補。90th EV107.1マイルとパワーは球界屈指だが、打撃スキルが荒く、ポテンシャルを発揮しきれていない。チェイスを減らして低弾道を改善したい。守備面では平均以上の走力&肩力を有し、Baseball Prospectusの出す総合守備指標DRPは4シーズン連続で+3.7以上を記録するなど平均以上のCFになれる可能性あり。打撃力が改善されなければホセ・シリのような控え外野手が将来像と見ている。


FV40

8.ペドロ・ラミレス(3B/2B)/Pedro Ramirez:22歳
洗練されたスイッチヒッター。辛抱強いアプローチでカウントを整え、コンパクトなスイングでライナーを打ち分ける。25年は2Aで打率.280/8本塁打/wRC+122をマーク。平均以上の走力と盗塁技術を兼ね備え、昨季は自己最多の28盗塁。レギュラーとしては長打力不足だが、2B/3Bをこなすことができ、ユーティリティー向き。

25年ドラフト4巡目の高卒右腕で、オーバースロットとなる契約金150万ドルで入団した。運動能力の高さとドラフトイヤーに大きく球速を伸ばした成長曲線からアップサイドに期待。90-95マイルで高回転の速球にカーブ&チェンジアップ。ちなみに父ライアンは日本ハムでもプレーした元野球選手。
25年ドラフト組で屈指のパワーを誇るスイッチヒッター高校生で、ドラフト6巡指名では史上最高額となる契約金200万ドルで入団した。高校では故障がちだったが、ドラフトコンバインで打球速度111.8マイルを計測するなど実力は確か。6フィート2/220ポンドとすでに大きな体格から、守備は外野両翼か1Bに収まるとの見立て。

11.コール・マシス(1B)/Cole Mathis:22歳
24年ドラフト2巡目。大学2年までは二刀流で鳴らし、2年時にはチームトップのOPS1.014&防御率3.45とブレイク。パワーとコンタクトのバランスが良いパワーヒッター候補。大学では1Bメインも、公式戦で1試合しか守っていない3Bとしてドラフト指名された。25年は肘の負傷により21試合の出場にとどまった。

21年ドラフト2巡目。コンタクト能力を高く評価されている中距離ヒッター。2年連続で30盗塁以上を決めるなど走塁も巧み。25年は22歳にして3Aで通年出場したが、wRC+76と結果は振るわず。コンタクト率は優秀だったが、打球速度/チェイス率/打球角度はいずれも平均以下。ボール球に手を出すことが多く、55GB%というゴロの多さに繋がっている。パワー不足は仕方ないとして、スイング判断を磨いてコンタクトの質を上げ、中距離打者として活路を見出せるか。

13.ドミニック・リード(RHP)/Dominick Reid:22歳
25年ドラフト3巡目。91-94マイルの4シームと大きくフェードする80マイル中盤のチェンジアップのコンビネーション。チェンジアップを右打者にも左打者にも決め球として投じる。大学最終年にK/BB=4.15をマークするなどコマンドも優秀であり、先発に残るには第3球種であるスライダーを改善したい。

14.フアン・カバダ(SS)/Juan Cabada:19歳
25年1月に契約金150万ドルで入団したドミニカ共和国出身の原石。小柄でパワーやスピードなどのツールは飛び抜けていないが、コンタクト&アプローチに優れた巧打が強み。25年はDSLでwRC+134と同期の国際アマチュア組の中で最も健闘した。守備はSSよりも2B/3B向きとの評価。

現時点では球速不足だが、R/Aで81.1回を投げて防御率2.43/奪三振率29.7%/与四球率7.4%と好投しているスリーパー右腕。4シームは平均90マイルながらリリース高4フィート8インチという超低リリースから投じられ、独特のフラット軌道を描くため、空振りが奪える。この独特な4シームと大きく曲がるスイーパーのコンビネーション。球速を伸ばすことと第3球種の開発が課題となる。

Notable Prospects (惜しくもランクインを逃した注目選手)

24年ドラフト11巡目の高卒選手。4巡目相当の契約金で入団した。6フィート4/185ポンドと体格に恵まれたロマン砲候補だが、打撃スキルに難あり。25年はRでwRC+103とまずまずの成績を残したが、Aでは50試合でwRC+74/三振率34%と歯が立たなかった。高校では投手としても有望視されていたアスリートで、RF適性あり。

23年ドラフト4巡目。フルシーズン2年目の昨季は2Aを9先発/防御率2.64でクリアすると、3Aへ。しかし、3Aでは14先発で防御率6.38と打ち込まれた。球威不足でプラスピッチはなく、ローテーション5-6番手のイニングイーター向きだろう。

24年は2A/3Aで135回を投げて防御率3.91/奪三振率23.5%/与四球率5.4%と好投したが、25年は広背筋の負傷やTJ手術で8試合の登板にとどまった。TJ手術のリハビリのため、26年シーズンは全休の見込み。タイミングの取りにくいショートアームから真っスラ系4シームと平均以上のカッターを軸に、カーブ&チェンジアップを交える。

Sleeper Prospect (MLB公式トップ30圏外から選出)

25年ドラフト7巡目。大学では故障がちでブレイクできなかったが、身長6フィート8長身左腕であり、ランディ・ジョンソンを彷彿とさせる素材だ。独特のサイドアングルから90マイル前半のランニングファスト&80マイル前後のスラーブ。大学4年間で16登板/49イニングのプレーにとどまっており、まずは健康に投げられるかが焦点。

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