2026 PITTSBURGH PIRATES TOP 15 PROSPECTS

2026 PITTSBURGH PIRATES

TOP 15 PROSPECTS

2026年 ピッツバーグ・パイレーツ プロスペクトランキング


Konnor Griffin

本ランキングは各傘下の選手を現在の活躍と今後の伸びしろから総合的に判断し、作成したものである。「将来キャリアを通じてどれだけメジャーでバリューを示せるか」という点に重きを置いており、即戦力ランキングでも伸びしろランキングでもない。FanGraphsのFV(Future Value)を参考に選手の将来的なスケール像を「20-80スケール」で表している。ランキングについてはMLB.comやBaseball Americaといった媒体を参考にしつつ、独自の視点を加えて評価したつもりである。選手の年齢は26年6月30日見込みのもの。


FV65

1.コナー・グリフィン(SS/OF)/Konnor Griffin:20歳
MLB公式&ベースボールアメリカでいずれも全体1位評価のトッププロスペクト。5ツール揃ったアスリートで、上手く育てば「30-30」も狙える逸材。コンタクト能力を疑問視されていたが、プロ入り後にスイング改造に成功。A/A+/2Aで打率.333/21本塁打/wRC+165/65盗塁と素晴らしい成績を収めた。守備面はCF向きと評されていたが、SS守備でも成長。89試合SSを守って7失策(守備率.980)にとどめ、Baseball Prospectusの出す守備指標DRPは+6.2と優秀だった。


FV55

2.ババ・チャンドラー(RHP)/Bubba Chandler:23歳
高校では投打の二刀流に加えてアメフト、バスケ、ゴルフでも活躍した生粋のアスリート。二刀流として指名されたが、23年から投手としてのプレーに専念すると、急成長を遂げ、球界屈指の投手プロスペクトになった。常時97-98マイルを計測するホップ系4シームを軸に、スライダー&チェンジアップもプラスピッチ候補。コントロールに課題があったが、持ち前の運動能力で改善に成功してみせた。25年はスランプに悩まされた時期もあったが、最終的にMLBでは31.1回を投げてFIP2.66/防御率4.02と健闘した。
Bubba Chandler


FV50

プロ2年目の昨季は、R/Aで83試合に出場して打率.290/16本塁打/wRC+159とブレイク。若くして打球速度・打球角度・コンタクト率の三点がいずれも優秀で、打撃能力が傑出している。唯一の懸念材料はスイングが慎重すぎることで、ゾーン内の見逃しが多く、投手のレベルが上がった時にカウントが不利になる危険性がある。守備はCFを中心に起用されているが、体格の成熟に伴い、長期的には両翼がフィットするとの評価。


4.セス・ヘルナンデス(RHP)/Seth Hernandez:20歳
25年ドラフト全体6位指名の高卒右腕。ドラフト前には全体1位候補にも名前が挙がった逸材で、ハンター・グリーンやジャクソン・ジョーブと比較される。6フィート4/190ポンドの恵まれた体格から最速100マイルの速球、70評価のチェンジアップ、高回転のスライダー&カーブ。高校ではSSとの二刀流で運動能力も高く、伸びしろは大きい。


FV45

5.タマー・ジョンソン(2B)/Termarr Johnson:22歳
22年ドラフト全体4位指名の高卒選手。卓越した打撃感覚を誇る攻撃型二塁手で、優れた選球眼で四球を選べ、今のところゲームパワーには結びついていないもののスイングスピードは素早い。25年は2AでwRC+116と年上選手を相手に健闘。24年よりも長打が減ったが、コンタクト率が71%から75%に改善された。守備は堅実ながら守備範囲&肩力は平均以下で、2B専門と見られている。

6.アントワン・ケリー(RHP)/Antwone Kelly:22歳
アルバ島の出身で、2023年WBCではオランダ代表としてもプレー。MAX102マイルの剛腕で、昨季はA+/2Aで計25先発して防御率3.02/奪三振率27.2%/与四球率7.7%と好投。与四球率を24年の11%から大幅に改善することに成功した。速球は球速・質ともに申し分なく、変化球の開発が先発として成功するための課題か。

筋肉質の体格からMAX100マイルを投げ込む剛腕。第2球種として80マイル後半のカット系スライダーを投じる。昨季は課題のコントロールと第3球種であるスプリットが向上してブレイク。2Aで27先発して防御率4.15/奪三振率24.5%/与四球率8.0%をマークした。変化球の安定感を高められると、3球種揃った正真正銘の先発投手になれるだろう。

今オフにヨハン・オビエドらの絡むトレードでBOSから獲得。珍しい綴りのファーストネームから「パスワード」のニックネームを誇る。パワーとCF適性を両立したダイナミックな選手で、25年は2A/3Aで21本塁打/wRC+116をマーク。打球速度&打球角度は優秀な一方で、アプローチが荒く、チェイス率&コンタクト率は平均よりかなり悪い。3A昇格後は四球率&三振率が大幅に悪化しており、MLBの投手に対応できるか。

昨夏にデービッド・ベドナーの見返りとしてNYYから獲得。パワーが武器の攻撃型捕手で、昨季2A/3Aで打率.280/22本塁打/wRC+134をマーク。コンタクト能力が弱く、特に内角の対応に苦戦している。3Aでのゾーンコンタクト率74%は下位6%相当と酷かった。捕手守備はBaseball Prospectusの出すフレーミング指標で2年連続プラスを計測しているが、昨季91試合で148盗塁(阻止率16%)を許すなど送球に難あり。MLBでは主に1Bで起用された。

10.ハンター・バーコ(LHP)/Hunter Barco:25歳
22年ドラフト2巡目。サイドハンド気味の低スリークォーターから93マイルのシンカー、変化量大のスライダー、スピンを殺したスプリットチェンジのコンビネーション。健康面に不安があったが、昨季は2A/3Aで計99.1回を防御率2.81をマーク。MLBデビューも経験した。とはいえ、ほとんどの試合が3~4イニングの起用だったので、先発としての耐久力は未知数。

ダブルプラス相当のパワーを秘めるスラッガー候補。25年はA+/2Aで計26本塁打/wRC+155とブレイク。オフのアリゾナ秋季リーグでも8本塁打を放ち、MAX打球速度114マイルを計測するなど桁違いのパワーを見せつけた。選球眼の悪さや空振りの多さを改善できるか。守備走塁の能力は平均以下で、打ち続けることが求められる。


FV40

12.サミー・スタフーラ(SS)/Sammy Stafura:21歳
23年ドラフト2巡目の高卒SS。昨夏にケブライアン・ヘイズとのトレードでCINから加入した。アスリート性に恵まれたダイナミックな人材で、守備面でもSSに留まれる可能性を示している。打撃はバレル感覚とスイング判断に優れ、A/A+で四球率14%/35.2GB%とポジティブな内容。wRC+112と健闘した。パワーは発展途上ながら90th EVを100から102マイルに向上させるなど確実に力をつけている。

大学では度重なる肘痛により大成できなかったが、プロ入り後に急成長。速球は平均95マイルまで伸び、IVB(ホップ変化量)17インチ超と球質も優秀。スライダー、カーブ、カッター、チェンジアップと他の持ち球も上質で空振りが奪える。25年はA+/2Aで計110.2回を投げて防御率3.90/奪三振率25.1%/与四球率9.7%をマーク。あとは制球を改善できるか。

24年ドラフト2巡目の高卒SS。24年ドラフトクラスの高校生でNo.1のSSディフェンダーと評され、プラス評価を受けている。加えて走力もプラス評価。一方で打撃面には疑問が多く、特にパワーレスがネック。25年はR/Aで高い出塁率を軸にwRC+122をマーク。

15.トーマス・ハリントン(RHP)/Thomas Harrington:24歳
22年ドラフト全体36位指名。速球は平均92~93マイルと支配力は並だが、安定したコントロールと質の高い変化球を武器にローテーション下位にフィットするとの評価。24年にマイナーで防御率2.68と好投も、25年は3Aで防御率5.34、MLBでも8.2回で15失点と打ち込まれた。コマンドなり球種を磨いて被本塁打を減らしていきたい。

Notable Prospects (惜しくもランクインを逃した注目選手)

かつて中日ドラゴンズ等でプレーしたトニー・ブランコの息子。6フィート7/243ポンドという大迫力の体格に凄まじいパワーを秘めるロマン砲。25年はAでの28試合で打率.264/7本塁打/wRC+135をマーク。90th EV113.5マイルは、昨季であればオニール・クルーズに次いでMLB全体2位の数字だった。一方でコンタクト率57.4%と空振りの多さが深刻。過去10年間のMLBでコンタクト率が57%以下だった選手は投手5人のみで、野手にはいない。コンタクト能力が改善されなければ、1B/DHに見合った打撃貢献を生み出すのは難しいだろう。

荒削りだがパワーはすでに球界屈指。Aで55試合に出場してwRC+122をマーク。90th EV107.3マイル/MAX EV113.9マイルはすでに上位3パーセントの数値。フリースインガーでボール球を振ることが多く、また低弾道であることからパワーポテンシャルをまだ発揮しきれていない。捕手守備も発展途上で、攻守に磨かれる必要がある。

元々ドジャースと契約予定だったが、ドジャースが佐々木朗希の獲得に力を入れていると報道されていた時に、パイレーツが契約金180万ドルでスティールに成功した。DSLでwRC+135と順調なプロデビューを飾り、SSに定着し得る守備能力を有する。打撃はスイング判断に優れるが、コンタクト率66%/60GB%とコンタクト能力は要改善か。身長6フィート4/180ポンドという細身の体格から筋力向上の余地あり。

24年ドラフト全体37位指名。高校では投打の二刀流としても有望視されていたアスリート。6-5/200の体格、運動能力の高さ、滑らかでバランスの取れた投球フォームからアップサイドを買われている。25年はR/Aで防御率6.09と大荒れだったが、速球は平均93マイルで縦変化量平均以上、カーブは2700rpmと潜在能力は示した。

Sleeper Prospect (MLB公式トップ30圏外から選出)

史上3人目となる米球界入りを果たしたウガンダ出身右腕。23年1月の契約時に93マイルだった速球は、6月にはMAX101マイルに到達。23年はDSLで16.2回無失点の完璧デビュー、24年もRで22回/28K/自責2と素晴らしい投球を続けている。IVB17~19インチの伸びのあるシームに、スライダー、カーブ、チェンジアップと変化球も3種扱える。現時点ではリリーフ専門だが、可能性は無限大だ。

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