2026 WASHINGTON NATIONALS TOP 15 PROSPECTS

2026 WASHINGTON NATIONALS
TOP 15 PROSPECTS
2026年 ワシントン・ナショナルズ プロスペクトランキング

Eli Willits


本ランキングは各傘下の選手を現在の活躍と今後の伸びしろから総合的に判断し、作成したものである。「将来キャリアを通じてどれだけメジャーでバリューを示せるか」という点に重きを置いており、即戦力ランキングでも伸びしろランキングでもない。FanGraphsのFV(Future Value)を参考に選手の将来的なスケール像を「20-80スケール」で表している。ランキングについてはMLB.comやBaseball Americaといった媒体を参考にしつつ、独自の視点を加えて評価したつもりである。選手の年齢は26年6月30日見込みのもの。

FV55

1.イーライ・ウィリッツ(SS)/Eli Willits:18歳
25年ドラフト全体1位指名の高卒SS。17歳7か月での全体1位指名は史上最年少だった。走攻守オールラウンドなスイッチヒッターで、パワー向上が唯一の課題点。打者としてはコンタクト能力が強みで、Aでは15試合の小サンプルながら打率.300/コンタクト率82.5%を記録。父レジーは元MLB選手という野球一家に育ち、野球IQの高さも評価されている。


2.ハーリン・スザーナ(RHP)/Jarlin Susana:22歳
フアン・ソトの見返りの1人。6-6/235の恵まれた体格から最速103マイルの速球と80マイル後半の高速スライダーを投げ込む剛腕。25年はA+/2Aで計14先発して防御率3.51/奪三振率38.9%をマーク。特に最終6戦は防御率2.49/奪三振率47.5%と支配力が増した。与四球率13.9%と相変わらず制球は荒いが、高速チェンジアップの開発に成功し、2ピッチ投手から脱却。先発投手としての評価を上げた。9月に広背筋の手術を受け、26年シーズン中盤の復帰予定。


FV50

3.ハリー・フォード(C)/Harry Ford:23歳
21年ドラフト全体12位指名。プラスの走力を有するアスリート捕手。オフにリリーフ左腕ホゼ・フェレールとのトレードでSEAから加入した。25年は3Aで打率.283/16本塁打/wRC+125をマーク。スイング判断に優れ、ボール球スイング率16%/四球率16.2%と出塁能力が光る。一方で平均以下の打球速度からパワー面には疑問符。捕手としての守備力も賛否が分かれており、外野に転向するリスクも。外野両翼としてはパワーレスは否めず、捕手に残れるように守備力を改善していきたい。
23年ドラフト3巡目。1巡目相当の契約金260万ドルでプロ入りすると、マイナーで好投。25年8月にTJ手術を受けて、来季は全休予定。故障がなければFV55評価を与えていただろう。
6フィート6の巨体から最速101マイルの速球を投げ込み、スライダー&チェンジアップもキレ良し。25年はA/A+/2Aで計12先発して防御率1.79/奪三振率46.7%/与四球率10.1%をマークした。
Travis Sykora


FV45

5.ルイス・ぺラレス(RHP)/Luis Perales:23歳
オフにプロスペクト左腕ジェイク・ベネットとの1対1トレードでBOSから獲得。TJ手術からの復帰年でシーズンは3試合の登板にとどまったが、球威はローテーション上位/クローザー級。オフのAFLでは6先発して防御率10.32と大荒れだったが、平均99マイルの4シーム、カッター、スライダー、チェンジアップはいずれも平均を大きく超すstuff指標を残した。先発に残るには健康を維持し、マイナー通算与四球率12.3%の制球難を克服する必要があるだろう。

23年ドラフト2巡目の高卒左腕。24年夏にレーン・トーマスの見返りの1人としてCLEから加入した。6フィート6の長身を生かしたエクステンション大のフォームからMAX99マイルで高スピンの速球を投げ込み、スライダー&チェンジアップも切れる。25年はA+/2Aで計25先発して防御率3.47/奪三振率26.8%/与四球率14.4%をマーク。制球難が克服されなければ、タナー・スコット(LAD)やA.J.パク(ARI)のようなパワーリリーバーの道を歩むことになるだろう。

7.シーバー・キング(SS)/Seaver King:23歳
24年ドラフト全体10位指名。パワー&スピードを両立したアスリートタイプだが、25年はA+/2AでwRC+88と期待外れの1年に終わった。フリースインガー傾向が強く、52.4GB%とゴロを打たされて長打を供給できなかった。しかし、オフのAFLではOPS1.031と大活躍。トッププロスペクトであるケビン・マクゴニグル(DET)から「スイングが問題じゃない。大切なのは投球とタイミング、そういう要素なんだよ」という助言をもらったことで、打撃がシンプルになったと語っている。

23年ドラ2の高卒選手。非1巡目選手としては現行のボーナスプール制度が始まってから最高額となる380万ドル(全体22位相当の契約金)で契約した。ホッケーとの二刀流で鳴らしたアスリートで、高校では野球&ホッケーで州大会優勝に貢献。プラスのスピードを有し、守備動作も滑らかだが、肩の弱さから長期的には2BやCFの方が能力を生かせるとの評価。25年はR/AでwRC+91と今一つだったが、19歳にして90th EV104.6マイル/MAX EV112.3マイルとMLB打者の平均をクリアするなど潜在能力は確かだ。


FV40

9.ランドン・ハーモン(RHP)/Landon Harmon:19歳
25年ドラフト3巡目ながら、契約金250万ドルというオーバースロットの契約金で入団した高卒右腕。同じく3巡指名から急成長したシッコーラとの類似点が指摘されている。6フィート5の長身からすでにMAX98マイル。細身の体型からさらなる球速向上が見込めるだろう。多くの高卒投手と同じく、制球や変化球などは発展途上。

10.コイ・ジェームズ(SS)/Coy James:19歳
25年ドラフト5巡目。オーバースロットとなる250万ドルの契約金で入団した。U-12,15でUSA代表入りした実力者で、コンパクトなスイングでラインドライブを量産するヒットツールが最大の魅力。高校最終年は打率.605の活躍で州の年間最優秀選手に選ばれた。守備や走塁のツールは平均的で、将来的には2Bや3Bに移るとの評価。

25年ドラフト2巡目。6フィート4/235ポンドの恵まれた体格から強打を繰り出す右のパワーヒッター。コンタクト能力と選球眼に課題があり、プロの舞台でもパワーを発揮できるどうか。オフのAFLでは昨季のMLBであれば20位相当となるバットスピード75.3マイルを計測。90th EVも110マイルと球界屈指の水準だった。

24年に契約金170万ドルで契約したドミニカ共和国出身の原石。身長6フィート3と体格に恵まれており、パワーポテンシャルを期待されている。25年はR/Aで84試合に出場してwRC+105とまずまずの成績。ISO.109、HR/FB=6.9%とゲームパワーを発揮しきれていない。守備面は、平均以下のスピードから将来は3Bや2Bへの転向が目されている。

25年夏にマイケル・ソロカの見返りの1人としてCHCから加入。走攻守ソリッドで、第4の外野手に適任との評価。辛抱強いアプローチを武器に25年は3Aで四球率15%/wRC+118をマーク。90th EV106マイル&チェイス率18%はプラス水準で、コンタクト率も平均以上。平均LA8.9度の低弾道を改善できれば本塁打を増やせるだろう。

14.
ライリー・コルネリオ(RHP)/Riley Cornelio:26歳
22年ドラフト7巡目指名。25年はA+/2A/3Aで自己最多の134.1回を投げて防御率3.28/FIP3.70と好投。オフには40人枠入りを果たした。平均94マイルのシンキングファスト、3Aでの35.1回で空振り率50%を記録したカット系スライダー、IVB(縦変化量)8.6インチと落差に富んだチェンジアップのコンビネーション。


15.ヨエル・テヘダ Jr.(RHP)/Yoel Tejeda Jr.:22歳
24年ドラフト14巡目。大学では制球難でほとんど活躍できなかったが、6-8/215の巨体からMAX97マイルを投げ込む先発候補。大学2年でドラフト対象になり、他のカレッジ選手よりも1歳若いので伸びしろに期待。スライダー&チェンジアップも質が良く、上手く化ければ面白い存在だ。25年はAで16先発して防御率3.43/FIP3.30と先発として実績を残した。

Notable Prospects

今冬のルール5ドラフトで指名され、PHIから加入。「ベースボールアメリカ」が算出するstuff+はジェイコブ・ミジオロスキーを上回ってマイナー全体4位の数値を記録するなど、球威は申し分なし。通算与四球率16.3%と制球難が致命的。

25年度のMLB公式国際アマチュアFAリストで14位につけていたトップアマチュアで、契約金192万ドルで入団した。運動能力と守備技術を兼ね備えており、MLBでもSSに定着できる可能性あり。打撃はコンタクト重視だが、長身細身の体格から伸びしろあり。

25年に40万ドルで契約したドミニカ共和国出身の原石。走攻守オールラウンドなスイッチヒッターで、DSLでwRC+159。リーグのオールスターチームに選ばれるなど最高のプロデビューを飾った。スピード&肩力は平均以上で、二遊間相応の運動能力を有する。

25年夏のトレードでアレックス・コールの見返りの1人としてLADから加入。スクリュー風のチェンジアップを武器にA/A+/3Aで計77.1回を投げて防御率3.03/奪三振率33%を記録。90-92マイル止まりの速球、ブレーキングボールの弱さ、アンダーサイズな体格からリリーフ向きとの評価。

ロマン枠。コールとのトレードでリニャンと共にLADから加入。23年ドラフト4巡目の右腕で、6フィート6の巨体からMAX101マイルを投じる。スライダー、カッター、チェンジアップと変化球も切れるが、制球難が致命的。

24年ドラフト全体39位指名。高い打撃センスと捕手離れしたアスリート性が魅力で、ドラフト中継時にMLB公式はウィルソン・コントレラスと比較。捕手に専念したのは大学に入ってからだが、平均以上の強肩、頼れるリーダーシップと勤勉性、持ち前の運動能力の高さから捕手に留まれると予想されている。25年はA+でOPS.703とブレイクならず。

24年ドラフト8巡目。25年はA+での44試合でwRC+161と予想外の大活躍。コンタクト率&打球速度&チェイス率は平均以下で、来季以降もパフォーマンスを維持できるか。スピードはプラス評価で、23盗塁/1失敗と巧みな走塁センスを発揮した。

24年ドラフト4巡目。速球は90-93マイルほどだが、独特のリリースが見にくいフォームと低リリースを生かしたフラットアプローチで打者を惑わす幻惑系左腕。変化球はチェンジアップが最も信頼できる球種。プラスピッチ不在で、ローテーション下位ポテンシャル。

ソロカの見返りの1人。24年ドラフト3巡目。生粋のパワーが武器で、すでに打撃練習ではすさまじい打球を飛ばしている。6-2/170の立派な体格にさらなる筋肉がつけば20ホーマー以上も夢ではない。アプローチ&コンタクトの荒さは要改善。平均以上の走力と肩力を有し、SSに留まれる資質あり。スカウトによっては3BやCFに適性があるとの見方も。

23年ドラフト13巡目。6フィート6/255ポンドと恵まれた体格の持ち主で、イニングイーター適性あり。90-92マイルのホップ系4シームを中心にカーブ、スライダー、チェンジアップ。25年はR/Aで14先発して防御率2.49/奪三振率32.2%と好成績を残しているが、プロ3年でA止まりと育成が遅れている。

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