2026 SAN FRANCISCO GIANTS TOP 15 PROSPECTS

2026 SAN FRANCISCO GIANTS

TOP 15 PROSPECTS

2026年 サンフランシスコ・ジャイアンツ プロスペクトランキング
Bryce Eldridge / Josuar Gonzalez


本ランキングは各傘下の選手を現在の活躍と今後の伸びしろから総合的に判断し、作成したものである。「将来キャリアを通じてどれだけメジャーでバリューを示せるか」という点に重きを置いており、即戦力ランキングでも伸びしろランキングでもない。FanGraphsのFV(Future Value)を参考に選手の将来的なスケール像を「20-80スケール」で表している。ランキングについてはMLB.comやBaseball Americaといった媒体を参考にしつつ、独自の視点を加えて評価したつもりである。選手の年齢は26年6月30日見込みのもの。

FV55

1.ブライス・エルドリッジ(1B)/Bryce Eldridge:21歳
6-7/223の規格外の体格を有するパワーヒッター候補。20歳シーズンにして2AでwRC+147、3Aで105をマーク。2A/3Aで計25本塁打を放つなどパワーを発揮し、MLBデビューも経験した。3Aで記録した90th EV108.4マイルはMLBトップクラスで、逆方向にも軽々とスタンドに運ぶ力がある。一方で空振りの多さと低めの球への対応力に課題を抱えており、MLBの投手に適応するには時間がかかるか。


FV50

2.
ヨシュアー・ゴンザレス(SS)/ Josuar Gonzalez:18歳
MLB公式の2025年版国際アマチュアリストでは、佐々木朗希に次いで第2位にランクインしていた原石。高い守備能力と洗練された打撃スキルからフランシスコ・リンドーアやホセ・レイエスと比較される。25年はDSLでの52試合で打率.288/4本塁打/wRC+129をマーク。


3.ジョニー・レベル(SS)/Jhonny Level:19歳
24年に契約金99万ドルで入団した原石。小柄ながら野球IQの高い両打ちSSで、ブライアン・ロキオ(CLE)と比較する声もある。SSに定着できるだけの守備力を有し、打撃は素早いバットスピードと卓越したバットコントロールを両立。25年はR/Aで打率.269/12本塁打/wRC+110をマークした。


4.ボー・デビッドソン(OF)/Bo Davidson:23歳
技術的に成熟すれば「CFで20-20」も狙える逸材。短大からドラフト外で入団すると、マイナーで覚醒。25年はA+/2Aで打率.281/18本塁打/wRC+137をマークした。階級が上がりながらも、三振率を前年の24.7%から22.8%に改善させ、GB%も2A昇格後は32.2%まで改善させるなど課題のヒットツールで成長が見られた。CFに定着できるかは評価が割れている。


FV45

迫力ある体格から90マイル前半で伸びのある4シーム、右打者から大きく逃げるチェンジアップ、80マイル前半のスイーパーのコンビネーションで空振りを量産する。25年はAで22先発して防御率2.61/奪三振率32.5%/与四球率11.3%をマークした。

6.ケイナー・マルティネス(RHP)/Keyner Martinez:21歳
23年に契約金1万ドルで入団とプロ入り時の評価は高くなかったが急成長。MAX98マイルの4シームとプラスのスイーパーのコンボで空振りを量産する本格派右腕。チェンジアップもシーズンを通じて向上を辿った。25年はR/Aで計69.1回を投げて防御率2.21/奪三振率34.2%/与四球率7.4%と好投。

昨夏にタイラー・ロジャースとのトレードでNYMから加入。平均95マイルの速球にプラス~ダブルプラスと評されるスイーパーのコンビネーション。左打者にはカッターやチェンジアップを器用に織り交ぜることができる。25年は課題のコントロールが改善され、3Aで防御率3.62/奪三振率27.3%/与四球率9.1%とブレイク。MLBデビューも経験した。

8.ギャビン・キレン(SS/2B)/Gavin Kilen:22歳
25年ドラフト全体13位指名。ハンドアイコーディネーションに優れた左の安打製造機。大学最終年は打率.357/三振率11%と優れたコンタクト能力を披露した。SS守備はソリッドだが、突出してはおらず、長期的には2Bの方がフィットするか。

9.ダコタ・ジョーダン(OF)/Dakota Jordan:23歳
24年ドラフト4巡目。荒さはあるが、パワー&スピードがプラス評価。打球速度は傘下トップクラスであり、25年はAで打率.311/14本塁打/wRC+135をマーク。三振率を22.8%に抑えた一方で、スイング率50%とフリースインガー傾向は相変わらず。見極めの荒さから上の階級にも対応できるかは疑問を持たれている。守備はCFに定着できる可能性を秘めるが、全体的に磨かれる必要がある。


FV40

10.アーヘニス・カヤマ(RHP)/Argenis Cayama:19歳
伸びしろと完成度を両立した原石右腕。元々外野手だったが契約先が見つからなかっため投手に転向。すると91マイルまで出るようになり、24年1月にSFと14万ドルで契約。速球はMAX98マイルに達し、スライダー&チェンジアップも平均以上。安定したコントロールで3球種を自在に操る。25年はRでの12先発で防御率2.25/奪三振率27.8%/与四球率9.1%と好投したが、A昇格後は成績を落とした。シーズン通して63.9GB%と高いゴロ率を維持。

11.パークス・ハーバー(3B)/Parks Harber:24歳
カミロ・ドバルの見返りとして昨夏NYYから加入。パワーが武器のヒッティングプロスペクトで、25年はA/A+で計79試合に出場して打率.323/13本塁打/wRC+174をマーク。Aでの20試合で90th EV107.9マイル、オフのAFLで最速打球速度114.3マイルを計測するなどパワーはMLB基準でも上位レベル。現在は3Bを守っているが、将来は1Bに専念するだろうとの評価。

12.カーソン・ウィゼンハント(LHP)/Carson Whisenhunt:24歳
平均93マイルのランニングファストとダブルプラスのチェンジアップのコンボ。速球とチェンジアップが全投球の約85%を占めており、第3球種の開発が永遠の課題。25年はMLBで5先発/防御率5.01も、球速や変化量的には昨季14勝をあげたマシュー・ボイドや日本人左腕の今永昇太に近く、ブレイクの可能性は十分だ。

13.
トレバー・コーエン(OF)/Trevor Cohen:22歳
25年ドラフト3巡目。大学最終年に打率.387/三振率5.5%を記録した安打製造機。平均以上のスピードを武器に守備走塁でも活躍できる。大学通算163試合で4本塁打とパワーレスだが、低弾道を改善してパワーを開眼できるか。大学では主にRFを守っていたが、プロではCFとして起用されている。

14.トレバー・マクドナルド(RHP)/Trevor McDonald:24歳
MLB平均を大きく上回る変化量を誇るシンカー&カーブのコンビネーション。25年は3Aで142.1回を投げてFIP5.53ながら、MLBでは15イニングで防御率1.80と好投した。対左打者対策に課題があり、特にMLBでは対右打者被打率.167に対して左打者には.333と打ち込まれた。チェンジアップやカット系スライダーを磨いて左打者を封じられるかが先発定着を左右するだろう。

15.ルイス・デラトーレ(LHP)/Luis De La Torre:22歳
19歳でプロ入りと遅咲きながら、SF傘下加入後に急成長を遂げている掘り出し物左腕。草野球チームでプレーしていたところ、スカウトの目に留まり、トライアウトを経てプロ入りした。入団時に80マイル台前半だった速球は2年足らずでMAX98マイルに到達。25年はR/Aで74.1回を投げて防御率2.78/奪三振率36.1%/与四球率8.9%をマーク。コマンドや第3球種は発展途上。

Notable Prospects (惜しくもランクインを逃した注目選手)

マイナーで4年連続打率3割超えをマーク中の攻撃型捕手。25年は3Aで117試合に出場して打率.319/7本塁打/wRC+125/四球率12.0%/三振率13.5%をマークした。特にゾーンコンタクト率は91%とMLBでもトップクラスの水準。低弾道を改善してパワーを伸ばしたい。捕手としての守備力にも課題。

卓越したバットコントロールと成熟した選球眼を併せ持つ打撃センスの塊。故障体質がネック。25年はAでの60試合で打率.351をマークした。52GB%/2本塁打と長打を狙うタイプではなく、両翼タイプとしてはパワーレスが痛いか。

今オフにルール5ドラフトでアスレチックスから移籍。元SF他でプレーしたアンドリュー・スーサックの弟。昨季3Aで18本塁打を放ったパワーと高校時代にはアメフトのクオーターバックとして鳴らした運動能力に支えられたアスレチックな捕手守備が魅力。フリースインガーで打撃の荒さが弱点。

Sleeper Prospect (MLB公式トップ30圏外から選出)

大学では3校を渡り歩き、二刀流でプレー。23年ドラフト8巡目でプロ入りした。MAX99マイルの4シームにスイーパー&縦カーブのコンボ。25年はA+で119回を投げて防御率3.71/奪三振率28.2%/与四球率7.9%をマーク。フライボーラーで、HR/9=1.59、HR/FB=16.5%と被弾の多さが目立った。

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