2026 World Baseball Classic
TOP 20 PROSPECTS
2026年 WBC プロスペクトランキング
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| Owen Caissie/ Nolan McLean/ Travis Bazzana |
本ランキングは各傘下の選手を現在の活躍と今後の伸びしろから総合的に判断し、作成したものである。「将来キャリアを通じてどれだけメジャーでバリューを示せるか」という点に重きを置いており、即戦力ランキングでも伸びしろランキングでもない。FanGraphsのFV(Future Value)を参考に選手の将来的なスケール像を「20-80スケール」で表している。当ブログのスケーリングの基準についてはこちらを参照いただきたい。ランキングについてはMLB.comやBaseball Americaといった媒体を参考にしつつ、独自の視点を加えて評価したつもりである。選手の年齢は26年6月30日見込みのもの。
FV60
1.ノーラン・マクリーン(RHP)/Nolan McLean:24歳:アメリカ🇺🇸大学時代のニックネームは「カウボーイ・オオタニ」。24年6月まで二刀流として育成されていた。25年は投手に専念すると、才能を伸ばし、球界No.1クラスのピッチングプロスペクトに成長。MLBデビューを果たし、8先発で防御率2.08/奪三振率30.3%/与四球率8.5%と好投した。MLBトップクラスの球質と変化量を誇るスイーパー&シンカーを軸に、カーブ、4シーム、カッター、チェンジアップと多彩に操る。元々制球難を抱えていたが、持ち前の運動能力で克服してみせた。今季のナリーグ新人王候補最有力。決勝戦での先発登板が予定されている。
FV55
24年にオーストラリア人史上初となるMLBドラフト全体1位指名を受けた逸材。体は大きくないが、コンパクトなスイングと上質な選球眼で長短打を量産し、打者としての欠点がない。25年は故障に悩まされながらも、2A/3Aでの84試合でOPS.813をマークした。24年のプレミア12でも代表を務め、日本戦では4打数2安打と活躍。高い出塁率と俊足を強みに、オーストラリア代表では上位打線を担うか。
高校時代からカナダ屈指のプロスペクトと期待されてきたロマン砲。20年ドラフト2巡目でパドレスに指名されると、同年オフにダルビッシュ有とのトレードでカブスへ。そして今オフのトレードでマーリンズへと移った。193㎝/86㎏の大柄な体格にパワーポテンシャルを秘め、90th EV(上位10%の打球速度)107.9マイルは鈴木誠也(107.0マイル)を上回る。25年は3Aで打率.286/22本塁打/OPS.937をマークし、MLBデビューも果たすなど、今季のブレイクを期待されている。
22年にコロンビア出身選手としては最高額となる137.5万ドルで契約したコロンビア期待の星。洗練された打撃能力からエンゼルス等で活躍したハウィ・ケンドリックと比較されている。身長178㎝と決して体格に恵まれているわけではないが、フライボールを打つ技術に長け、昨季は20歳シーズンにしてA+/2Aで打率.262/17本塁打/OPS.834と活躍。25年のWBC予選では3試合で6出塁/2盗塁とチャンスメイクを演出し、チームの本選進出に貢献。
昨季A+/2A/3Aで26先発して防御率2.58/奪三振率29.0%/与四球率9.4%と好投。マイナー全体2位となる176奪三振を記録した。平均96マイルのシンカーを軸に、カーブ、カッター、スライダー、スプリットと豊富な球種レパートリーでゾーンを揺さぶる。また、2年連続でグラウンドボール率50%以上を記録するなどバットの芯を外す能力にも長ける。1次ラウンドの対キューバ戦に先発予定と報じられている。
若手有望株のオールスターゲームである「フューチャーズゲーム」に3年連続で選出されている攻撃型捕手。選球眼に優れた打撃が持ち味で、昨季3Aで打率.283/16本塁打/OPS.868/四球率16.2%をマーク。ボール球スイング率16%は昨季のMLBであればフアン・ソト(15.9%)に匹敵する球界トップレベルの水準である。捕手としての守備力改善が課題である。前回の23年WBCでは当時20歳で代表入りし、4試合で2本塁打を放つ活躍でイギリスの大会初勝利に貢献。
FV45
自身は大学のアメリカ代表としてプレーしていたアメリカ人だが、両親の母国であるパナマ代表メンバーとして今大会に出場。23年ドラフト1巡目の逸材で、球界トップレベルの俊足が武器。マイナーではここ2シーズンで107盗塁を決めており、足を絡めた攻撃で相手チームにプレッシャーをかけることになるだろう。打撃は出塁に特化したコンタクトヒッターだが、年々ゴロ率を減らして長打力を伸ばしつつある。昨季は2Aでの50試合で出塁率.393/OPS.779と好成績を残した。
カリブ海南部に浮かぶオランダ領の島国、アルバ島の出身。23年WBCでも当時19歳にしてオランダ代表としてプレーした実績がある。MAX102マイル(164㌔)の剛腕で、昨季はA+/2Aで計25先発して防御率3.02/奪三振率27.2%/与四球率7.7%と好投した。与四球率を24年の11%から大幅に改善することに成功した。速球は球速・質ともに申し分なく、変化球の開発が先発として成功するための課題か。
24年7月に130万ドルでアスレチックスと契約した有望左腕。25年はプロ1年目にしてA/A+/2Aで計87回を投げて防御率3.72/奪三振率33.4%/与四球率6.3%と最高のデビューを飾った。4シーム、縦スラ、カーブ、チェンジと多彩な球種を年齢離れしたコントロールで投げ分ける。昨年行われたWBC予選のスペイン戦ではリリーフ登板すると4シームはMAX94.7マイル、ホップ変化量はMLBトップクラスの21インチを記録するなどポテンシャルの片鱗を見せつけた。
攻守で貢献が見込めるスイッチヒッター捕手。打ってはマイナーで4年連続OPS7割超をマーク中。パワーとアベレージのバランスが良く、25年は21歳ながら2Aで打率.247/13本塁打/OPS.726とリーグ平均以上の打撃成績を残した。守備では強肩を武器に盗塁阻止率39%を記録し、マイナーリーグのゴールドグラブ賞を受賞。
元ヤンキース右腕、ホセ・コントレラスの息子。アメリカの高校に通い、すでに名門バンダービルト大への進学内定をもらっている。193㎝の長身から最速98マイルの速球とMLBでも最高峰と評されるフォークボールのコンビネーション。MLB公式のドラフト候補生ランキングでは47位にランクインしており、今夏のドラフトで上位指名の可能性も。
25年ドラフト1巡目指名。大学通算167試合で56本塁打を放っている左のスラッガー。辛抱強いアプローチで選球しつつ、甘い球は豪快なフルスイングで逃さない。大学では一塁中心の起用だったが、三塁手としてドラフト指名された。A+では全試合三塁として起用され、想定以上の守備力を披露してスカウトを驚かせた。
芸術的な内野守備が評価されているショートストップ。打撃面では、純粋なパワーは平凡だがライナー/フライを量産して外野の間を破るしぶとさが強み。24年を肩の負傷で全休したが、25年は2Aで121試合に出場して打率.284/3本塁打/OPS.716とブランクを感じさせない活躍。オフのプエルトリコ冬季リーグでは16試合で打率.355と絶好調だった。フランシスコ・リンドーアやカルロス・コレアが出場できない今大会において内野の要を担うか。
ズバ抜けた走力&強肩を有する身体能力お化け。プロ入り時には捕手や遊撃でも出場していたが、昨季から中堅でのプレーに専念。Baseball Prospectusの出す守備指標DRPでは驚異の+21.1を記録した。打撃はスラリとした長身でパンチ力があるが、打撃技術が荒い。コンタクト率&ボール球スイング率はいずれも平均よりかなり悪く、MLBレベルの投手に対応できるかは疑問。
24年ドラフト全体27位指名。小柄ながら、30盗塁級のスピード、シンプルなスイングでラインドライブを量産する巧打、中堅にとどまれる守備力を兼備するリードオフタイプ。昨季はA/A+/2Aで出塁率.361/52盗塁をマークするなどチャンスメイクの役割を全うした。
23年ドラフト9巡目。派手さは無いが攻守にバランスが取れている外野手。アプローチの磨かれた左打者で、ボール球は振らず、甘い球を引っ張りフライにする打撃スタイルを確立している。25年は2Aで41試合/OPS.914、3Aで58試合/OPS.828、計18本塁打を放つなどマイナーでの実績は十分。守備走塁の能力は平均的だが、外野3ポジションでプレー可能。
「怪力男」の異名を誇り、台湾打線の中軸を担うことが予想されている。昨季は3Aで126試合に出場して打率.243/14本塁打/OPS.748をマーク。打球角度をつけるのに苦労しており本塁打数は伸び悩んでいるが、90th EV105.5マイルはMLB平均以上であり、最速打球速度112.2マイルは昨季31本塁打を放ったジャズ・チザムと同値。
18.サム・アントナッチ(2B)/Sam Antonacci:23歳:イタリア🇮🇹24年ドラフト4巡目。バットコントロールと選球眼に優れた出塁マシーンで、昨季マイナー4位となる出塁率.433をマーク。昨季116試合で5本塁打とパワーレスがネックだったが、オフシーズンの間に筋力&バットスピード向上のトレーニングに取り組み、春季トレーニングでは6試合で2本塁打を放つなど覚醒の兆し。エネルギッシュなプレースタイルにも注目。
FV40
卓越したスピードが武器の外野手。マイナーではここ2シーズンで計108盗塁をマークしている。打撃はパワーレスでゴロ打球の多いスプレーヒッターながら、2Aで出塁率.348/OPS.734をマークするなど着実に結果を出している。俊足を生かした外野守備にも注目したい。オフにはメッツの40人枠入りを果たしている。
20.ゲーリー・ギルヒル(RHP)/Gary Gill Hill:21歳:イギリス🇬🇧
低めのスリークォーターから90マイル中盤のシンカー、カッター、大きく曲がるスライダーでゾーンを攻めるコントロールピッチャー。25年はA+で136.2回を投げて防御率3.82/奪三振率18.8%/与四球率5.3%と先発投手として見事な働きを見せた。奪三振率の低さがネック。
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