2026 ATHLETICS TOP 15 PROSPECTS

2026 ATHLETICS

TOP 15 PROSPECTS

2026年 アスレチックス プロスペクトランキング

Jamie Arnold/ Leo De Vries / Gage Jump

本ランキングは各傘下の選手を現在の活躍と今後の伸びしろから総合的に判断し、作成したものである。「将来キャリアを通じてどれだけメジャーでバリューを示せるか」という点に重きを置いており、即戦力ランキングでも伸びしろランキングでもない。FanGraphsのFV(Future Value)を参考に選手の将来的なスケール像を「20-80スケール」で表している。当ブログのスケーリングの基準についてはこちらを参照いただきたい。ランキングについてはMLB.comやBaseball Americaといった媒体を参考にしつつ、独自の視点を加えて評価したつもりである。選手の年齢は26年6月30日見込みのもの。


FV60

1.レオ・デブリース(SS)/Leo De Vries:19歳
昨夏メイソン・ミラーとのトレードでSDから獲得したトッププロスペクト。年齢離れした高度な打撃技術とSSにふさわしい運動能力を有することから、ロビンソン・カノーやケテル・マルテイと比較される。昨季は18歳ながらA+/2Aに配属され、15本塁打/wRC+125/四球率12.3%/三振率20%と年上選手をものともせず。


FV50

出所の見にくい独特リリースから投じるライジングファストボールで打者を翻弄するテニクカル左腕。今永昇太と比較する声もある。大学時代に93マイル前後だった速球がプロでは平均94.6マイルに向上。A+/2AでFIP2.96と好投につながった。全力で投げる力投型のスタイル、小柄な体格、大学時代のTJ手術歴から先発としての耐久性を不安視する声あり。


25年ドラフト全体11位指名。クリス・セールを彷彿とさせるサイドアングルからフラット軌道で浮き上がる4シームと大きく横滑りするスイーパーで空振りの山を築く変則左腕。大学ラスト2シーズンで防御率2.98/奪三振率34%をマーク。速球の平均球速は93マイル台で、エースというよりは即戦力のローテーション中軸タイプか。多くのチェイスを誘う一方で大学でのストライク率は平均以下であり、MLB打者の選球眼にも通用するか。


FV45

4.林 維恩(LHP)/Wei En Lin:20歳
24年7月に130万ドルで契約。台湾出身の元メジャーリーガー左腕である王維中(MIL他)と比較される大器。25年はプロ1年目にしてA/A+/2Aで計87回を投げて防御率3.72/奪三振率33.4%/与四球率6.3%と最高のデビューを飾った。4シーム、縦スラ、カーブ、チェンジと多彩な球種を年齢離れしたコントロールで投げ分ける。

5.ジョヘンシー・コロメ(SS)/Johenssy Colome:24歳
父ヘスス、叔父アレックスはいずれも元メジャーリーガーというサラブレッド。26年度のMLB公式国際アマチュアFAリスト5位の目玉選手で、契約金400万ドルで入団した。恵まれた体格に30ホーマー級のパワーポテンシャルを秘めており、強肩が光る守備はSS/3B向き。今夏DSLでデビュー予定。

6.ブレイデン・ネット(RHP)/Braden Nett:24歳 
大学では投球しておらず、サマーリーグでのプレーのみだったが、22年にドラフト外でSD入りすると、すぐさま才能を発揮。昨夏にミラーの見返りの1人として移ってきた。90マイル中盤でキャリー成分の強い4シームと3000rpm超のカーブがプラスピッチ候補で、カット、チェンジ、シンカーと球種レパートリーも豊富。故障歴と昨季与四球率10.3%のコントロールからリリーフに回るリスクあり。

コルビー・トーマスやデンゼル・クラークと似たタイプの5ツール候補。昨季2A/3Aで9本塁打/wRC+121/44盗塁をマークしたパワー&スピードが武器。三振率28.9%/ゴロ率58.7%のヒットツールを改善できれば、3AでMLBトップレベルの90th EV107.3マイルを記録したパワーをより発揮できるだろう。守備面も発展途上であり、Baseball Prospectusの出す守備範囲指標RDAは通算‐11.7にとどまっている。


8.デビン・テイラー(OF)/Devin Taylor:22歳
25年ドラフト2巡目。空振りはやや多いが、パワーと高度なアプローチを両立した完成度の高いスラッガー。インディアナ大ではOBであるカイル・シュワバーをも上回る通算54本塁打を放ち、同校のホームラン記録を樹立した。守備走塁は平均以下でどれだけ打てるかが勝負。
24年ドラフト3巡目。卓越したコンタクト能力が武器の早打ち選手で、ジェイコブ・ウィルソンに似ている。
昨季はA+/2Aで打率.296/2本塁打/wRC+102/三振率8.9%をマーク。SS守備も評価されており、チーム内部ではマーカス・セミエンと比較する声もある。今季はここまで27試合で5本塁打/ISO.212と長打力が覚醒の兆し。


FV40

10.エドガー・モンテロ(SS)/Edgar Montero:19歳
24年に120万ドルで入団した原石。60~70評価を得るパワーポテンシャルを秘めた両打ちSSで、昨季DSLでの55試合で9本塁打/wRC+174をマークした。四球率24.6%とアプローチも磨かれているが、コンタクト率67%という空振りの多さを改善できるか。

11.ジュニアー・ペレス(OF)/Junior Perez:24歳
身体能力の高いCFで、デンゼル・クラークとプロフィール的に似ている。昨季2A/3Aで26本塁打/27盗塁/wRC+114をマークした攻撃面、傘下屈指と評される外野守備は要注目。マイナー通算三振率31%という打撃の荒さを克服してMLB定着なるか。

12.森井 翔太郎(SS/RHP)/Shotaro Morii:19歳
桐朋高校から契約金150万ドルで米球界入り。昨季は公式戦登板がなく野手としての出場のみだったが、今季は二刀流としてプレー予定。打者としては、バランスの取れた左スイングにパワーポテンシャルを秘めており、RでいきなりwRC+110を記録するなど適応力も高い。投手としては荒削りながらMAX95マイル。

13.ケイド・モリス(RHP)/Kade Morris:23歳
打者を圧倒するような決め球はないが、シンカー&スライダーでゾーンの左右を揺さぶるグラウンドボーラー。昨季は2A/3Aで計150回を投げてFIP4.71/50.3GB%をマークした。奪三振率は平凡で、ローテーション下位のイニングイーターとして今季中の昇格が見込まれる。

23年ドラフト3巡目。強豪フロリダ大への進学が内定していたが、300万ドルという1巡目相当の契約金を積んで口説き落とした大器。6-1/180と体格は傑出していないが、MAX99マイルを投じ、変化球も切れる。昨季はA+で104回を投げるなど経験を積んだが、奪三振率19.5%/FIP4.10と目立ったパフォーマンスではなかった。コントロールを磨きたい。

ミラーの見返りの1人。24年にA+/2Aで126.1回/防御率2.99、昨季2Aで109回/防御率2.39と好投している右腕。90マイル中盤のシンキングファスト、スライダー、チェンジを効果的に織り交ぜて打たせて取る。昨季終盤に前腕を負傷、今季も肘の負傷で欠場するなど健康面が心配。

Notable Prospects (惜しくもランクインを逃した注目選手)

25年ドラフト4巡目。筋肉質なアスリート選手で、コンタクトの荒さも含めて完成型はタイラー・オニールやハリソン・ベイダーだろう。大学3年間で三振率26.5%とコンタクトに課題があり、プロの投手に対応できるかがポイント。

24年ドラフト2巡目。大学3年間で75本塁打を放ったスラッガーだが、プロではコンタクト>パワー系の打者になっている。フリースインガー&パワーレスが足を引っ張り、A+/2Aで13本塁打/wRC+108と守備難の三塁手としては物寂しい内容。

21年ドラフト1巡目。22年にマット・チャップマンの見返りの1人としてTORから加入。パワーレスながら、安定したコントロールが武器のイニングイーター。度重なる故障に悩まされているが、昨季ようやくMLBデビューを果たした。

25年ドラフト5巡目。シニアシーズンに球速がMAX98マイルに達するなど成長を遂げ、全米1部リーグトップのK/BB=9.6、2位のBB/9=1.0、4位の防御率1.98をマークするなどブレイク。多彩な球種をコントロール良く投げ分け、ベストピッチはチェンジアップ。

24年夏にルーカス・エルセグとのトレードでKCから獲得した右腕。ガッシリ体型で安定して6-7回を消化できるイニングイーター候補。最速99マイルでフラット軌道の4シームに右打者には80マイル中盤のスイーパー&カーブ、左打者にはフェード軌道のチェンジアップを決め球に扱う。昨季は調子を崩して3Aで防御率6.13と苦しんだが、MLBデビューを経験。

25年に契約金150万ドルで契約した原石。天性の打撃センスが光る左打者で、U-15、U-18でベネズエラ代表入りした実績を持つ。DSLではwRC+132と好デビューも、打球速度&チェイス率は平均以下。守備も平均的であり、攻守のインパクト不足を克服したい。

Sleeper Prospect (MLB公式トップ30圏外から選出)

24年ドラフト8巡目。バンダービルト大では内野手としてプレーしていたが、プロ入り後に捕手へコンバートされた。コンタクト力と守備力に秀でたユーティリティープレーヤーとして期待したい。今季はここまでA+で24試合/wRC+142と飛躍の予感。

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