2019 CHICAGO CUBS
TOP 20 PROSPECTS
Miguel Amaya(C) |
本ランキングは各傘下の選手を現在の活躍と今後の伸びしろから総合的に判断し、作成したものである。「将来キャリアを通じてどれだけメジャーでバリューを示せるか」という点に重きを置いており、即戦力ランキングでも伸びしろランキングでもない。MLB.comやBaseball Americaといった媒体を参考にしつつ、独自の視点を加えて評価したつもりである。
1.ミゲル・アマヤ(C)/Miguel Amaya
◯打撃 肩 C守備 / △スピード 素材型
パナマ出身の19歳。18年はAで打率.256・12本塁打・OPS.752をマークしフューチャーズゲームにも選ばれた。フットワークは要改善だが、強肩と優れたフレーミング技術を備え、平均以上の捕手になれるとの見立てだ。
2.ニコ・ホーナー(SS)/Nico Hoerner
◯コンタクト スピード / △2B向き?
18年ドラフト全体24位。走攻守揃った完成度の高いカレッジ出身SS。P.デヨング(カージナルス)と比較され、優れたハンドアイコーディネーションでライナーを量産する。守備は飛び抜けておらず、SSよりも2Bが適任との見立てだ。
3.ブレイリン・マルケス(LHP)/Brailyn Marquez
◯速球 体格 / △変化球 コマンド
A-/Aで54.2回を投げて防御率3.13・K/9=9.7・BB/9=2.6をマーク。6-4/185の体格から最速98マイルを投げ込むポテンシャルが評価されている。変化球、コマンドの精度が低いため、そこを克服できればローテーション半ば級のポテンシャルを持っている。
4.コリー・アボット(RHP)/Cory Abbott
◯奪三振 スライダー /
90マイル前半の速球でコースを突き、80マイル中盤の高速スライダーで仕留める投球スタイル。チェンジアップも第3球種として習得している。18年はA/A+で防御率2.20(カブスマイナートップ)をマークし、131Kも傘下2位の好成績だった。
5.アドベルト・アルゾロイ(RHP)/Adbert Alzolay
アグレッシブなストライクスロワー。最速97マイルのストレートと平均以上ののカーブのコンビネーション。チェンジアップは向上を辿っているが、先発に残るには磨く必要がある。18年は故障で8登板に終わったが、23歳にして3Aでプレーしていた点は評価したい。
6.コール・ローダー(OF)/Cole Roederer
◯パワー スピード / △両翼向き 素材型
18年ドラフト2巡目の19歳。コンパクトかつ鋭いスイングから20-25ホーマー相当のポテンシャルを秘める。Rでは5ホーマー・OPS.819と好デビュー。スピードも平均以上で36試合の出場に対して13盗塁を決めた。守備はCFよりもコーナー向きとの評価。
7.ブレネン・デービス(OF)/Brennen Davis
18年ドラフト2巡目の高卒選手。ズバ抜けたポテンシャルを秘め、6-4/175の体格は伸びしろ抜群。平均を大きく上回るスピードがベストツールだが、パワーも平均以上との評価。育成に時間はかかるだろうが、スケールの大きいCFになれる。
8.オスカー・デラクルーズ(RHP)/Oscar De La Cruz
◯速球 カーブ / △耐久性
18年は禁止薬物の使用で80試合の出場停止処分。16先発にとどまり防御率5.24と振るわなかったが、マイナー6年でK/9=8.7・BB/9=2.6と投球内容は悪くない。90マイル中盤の速球とカーブのコンビネーションはパワフルで、6-4/200の恵まれた体格はローテーション3番手相当。
9.ジャスティン・スティール(LHP)/Justin Steele
◯速球 / △コマンド
最速95マイルの速球が最大の武器。カーブは決め球として空振りが奪え、第3球種のチェンジアップもまずまず。球の出所が見にくいフォームでタイミングを欺ける一方で、コマンドを磨いていく必要がある。昨季はTJ手術で出遅れたが、46.2回を投げて防御率2.32・K/9=10.2と好投。オフには40人枠入り。
10.デュエン・アンダーウッド(RHP)/Duane Underwood
◯速球 カーブ / △コマンド
◯カーブ チェンジアップ コマンド / △速球
17年ドラフト3巡目。球威は支配的ではないが、90マイルの速球&カーブ&チェンジアップをゾーンに集める投球スタイルはローテーション4~5番手向き。フルシーズン1年目にしてA+/2Aで25先発して防御率3.61・K/9=8.0・BB/9=2.4をマーク。
12.タイソン・ミラー(RHP)/Tyson Miller
◯速球 コマンド / △フライボーラー
13.マイケル・ラッカー(RHP)/Michael Rucker
◯速球 カーブ コマンド / △チェンジアップ
91-94マイルの速球と平均以上のカーブを主体にストライク先行の投球。チェンジアップも2球種の陰に隠れているが、向上を辿っている。球威は支配的ではないが、マイナー3年でK/BB-4.17とコマンドが優秀。18年は2Aで26先発して防御率3.73をマーク。
14.ダコタ・メッケス(RHP)/Dakota Mekkes
◯速球 奪三振 / ✖コマンド
速球は92-93マイルとリリーフ投手の中では決して速くないが、6-7の長身に加え打者に近いポイントからリリースされるため、打者は非常に速く感じる。18は2A/3Aで53.2回を投げて防御率1.17・K/9=11.9・BB/9=4.9をマーク。
15.ザック・ショート(SS)/Zack Short
5-10/175と体は大きくないが、フライボールに特化したアプローチで、18年は2Aで17ホーマー・四球率15.6%マーク。打率.223・三振率26%とコンタクトに不安。機敏さと力強さを兼ね備えた内野守備は傘下No.1との評価で、C.テイラー(ドジャース)のようなユーティリティーとして期待。
16.アレックス・レング(RHP)/Alex Lange
◯カーブ / △コマンド リリーフ向き? コンディション
17年ドラフト1巡目指名。ベストピッチである80マイル中盤のパワーカーブは平均を大きく上回る評価を得ているが、速球はプロ入り後90マイル前後まで低下。カーブとチェンジアップで緩急を生かした投球を展開している。力みの入ったフォームからリリーフ向きか。A+では23先発で防御率3.74をマーク。
17.エリック・ウエルメン(RHP)/Erich Uelmen
◯3球種 グラウンドボーラー / △コマンド
コンパクトなスリークォーターから90マイル前半の速球&スライダー&チェンジアップ。3球種でストライクゾーンを左右に広く使え、マイナー2年でGB%=56.8%とゴロアウトも多い。18年はA/A+で20先発して防御率3.83・K/9=8.3・BB/9=3.0をマーク。
◯パワー スピード / △体格 年齢
目立ったツールはないが、走攻守にオールラウンド。打撃は広角にライナーを量産し、2Aで17ホーマー・OPS.772をマーク。26盗塁と走塁でも活躍。守備は本職の二塁を中心に内外野守れる。すでに25歳を迎えた年齢面がネック。
◯速球 / △素材型
ドミニカ出身の19歳。90-95マイルのシンカーとスライダーのコンビネーション。R/A-では11先発して防御率2.57・K/9=10.4・BB/9=2.4・GB%=53%をマーク。フォームは滑らかで力みも少ないため、制球も向上が見込まれている。
20.ジョニー・ペレダ(C)/Jhonny Pereda
◯アプローチ 肩 / △パワー
2番手捕手として十分な実力を備えるハイフロアーなプロスペクト。派手さはないがアプローチに優れた打撃は、マイナーで3年連続四球率10%以上をキープ。守備では強肩を有し、18年は盗塁阻止率38%をマーク。全体的な守備力は磨かれる必要があるが、早期昇格が見込める。
Plus One Prospect
リチャード・ガラード(RHP)/Richard Gallardo
◯速球 / △素材型
昨夏に100万ドルで契約の17歳。89-93マイルの速球をゾーンに投げ込む。カーブもスピンが利いており、制球も年齢に比して優秀。フォームも滑らかなため、伸びしろは十分。現段階では原石だが、数年後の成長に期待。
0 件のコメント:
コメントを投稿