2026 BALTIMORE ORIOLES TOP 15 PROSPECTS

2026 BALTIMORE ORIOLES 

TOP 15 PROSPECTS

2026年 ボルティモア・オリオールズ プロスペクトランキング

Dylan Beavers/ Samuel Basallo / Trey Gibson


本ランキングは各傘下の選手を現在の活躍と今後の伸びしろから総合的に判断し、作成したものである。「将来キャリアを通じてどれだけメジャーでバリューを示せるか」という点に重きを置いており、即戦力ランキングでも伸びしろランキングでもない。FanGraphsのFV(Future Value)を参考に選手の将来的なスケール像を「20-80スケール」で表している。当ブログのスケーリングの基準についてはこちらを参照いただきたい。ランキングについてはMLB.comやBaseball Americaといった媒体を参考にしつつ、独自の視点を加えて評価したつもりである。選手の年齢は26年6月30日見込みのもの。


FV60

並外れたパワーポテンシャルを秘める怪物捕手。25年は3Aでの76試合で打率.270/23本塁打/wRC+151をマーク。90th EV108.2マイル/ハードヒット率57.4%/バレル率21%はいずれも球界最上位級だった。一方で選球眼に課題があり、ボール球を振りすぎてしまうことが空振りの多さに繋がっている。MLBでは31試合で打率.165と苦戦した。捕手守備ではプラスの強肩が強み。巨体の割に俊敏性も悪くないが、現実的にはアドリー・ラッチマンの控え捕手として週数試合マスクをかぶり、残りは1B/DHでの出場という形になるか。


FV55

ドラフト時にクリスチャン・イエリッチと比較された万能選手。打球速度、コンタクト率、チェイス率、打球角度、どれも優秀で打者として完成されており、守備走塁の能力も高い。25年は3Aで打率.304/18本塁打/wRC+152とブレイクし、リーグMVPを受賞。MLBでも35試合でwRC+125と結果を出した。今季の新人王候補の1人。


FV50

3.トレイ・ギブソン(RHP)/Trey Gibson:24歳
プロ入り後に変化球開発に成功したドクターK。平均94マイルの4シーム、シンカー、スイーパー、スライダー、縦スラ(デスボール)、カーブと6球種どれも上質で、昨季は「必要性を感じなかった」と封印したチェンジアップも持ち球に控えている。A+/2A/3Aで計25先発して防御率4.26/奪三振率32.3%/与四球率8.6%をマーク。


4.ネイト・ジョージ(OF)/Nate George:20歳
高卒1年目にしてR/A/A+で打率.337/5本塁打/wRC+158と大ブレイク。コンタクト能力&スピードに優れたダイナミックなアスリートで、CFに定着できる可能性あり。6-0/200とガッシリ体型でパワーも秘めるが、フリースインガー&引っ張りフライを打つことが苦手なため、本塁打数に反映できていない。また、50盗塁を決めた一方で、25盗塁死と盗塁技術も未熟。


FV45

25年ドラフト全体19位指名。大学屈指の好打者で、パワーとコンタクト能力を両立している。一方で守備面は不透明で、プロでも捕手が務まるかどうかが価値を左右するだろう。大学最終年は右肩の故障によりRF中心の起用となった。捕手として肩の強さは申し分ないが、捕球能力向上に課題がある。

6.ルイス・デレオン(LHP)/Luis De León:23歳 
長身細身から平均95マイル超えの速球を投じるロマン枠。アームサイドに大きく曲がるチェンジアップ&鋭く落ちるスライダーもよく切れる。25年はA/A+/2Aで防御率3.30/奪三振率28.5%/与四球率10.9%をマーク。コントロールは良くないが、87.1回で0被弾/56.9GB%とバットの芯を外す能力に長ける。フランバー・バルデスと比較する声あり。

7.エステバン・メヒア(RHP)/Esteban Mejia:19歳
24年に契約金15万ドルで入団した原石で、ポテンシャルは傘下No.1。ローアングルから最速102マイルのランニングファスト&90マイルに届くジャイロスライダー。細身の体格から伸びしろは大きい。25年はR/Aで14先発して防御率2.94/奪三振率29.5%/与四球率13.7%。コントロールやチェンジアップの精度は発展途上。

23年ドラフト1巡目。20-80スケールで80評価のスピード&CF守備が武器のリードオフポテンシャル。打撃はパワーレスだが、コンタクト&選球眼が磨かれている。24年にA+/2AでwRC+112、25年は2AでwRC+125をマーク。GB%は年々改善傾向にあり、当てるだけのスラップヒッターを脱却しつつある。ジェイコブ・ヤング(24年にOPS.648でfWAR2.7)が比較対象か。

コンタクト能力に優れた打撃マシーン。身体能力は飛び抜けておらず、守備位置は2Bが適性と見られている。25年はA+、2AいずれでもwRC+130超のナイスパフォーマンス。同級生であるラザロ・モンテスやマックス・クラークといったトッププロスペクトと遜色ない打撃成績を残している。

10.ベヒバ・アロイ(SS)/Wehiwa Aloy:22歳
25年ドラフト全体31位指名。MLBでもSSを張れる確かな守備力&SS離れしたパワーが強み。25年は大学で打率.350/24本塁打/OPS1.107をマーク。三振率21%と打撃に荒さはあるが、ケープコッドリーグ21試合で8本塁打と木製バットでの実績あり。コンタクト能力を改善できればレギュラーポテンシャルだ。

11.ネスター・ヘルマン(RHP)/Nestor German:24歳
大学3年間で防御率6.37だったが、プロ入り後に球速や変化球の向上に成功しブレイク。角度のあるオーバースローからMAX97マイルの4シームにスライダー、カーブ、チェンジアップのコンビネーション。25年はA+/2A/3Aで25先発を務め、防御率3.93/奪三振率28.0%/与四球率9.0%をマーク。

12.ボストン・ベイトマン(LHP)/Boston Bateman:20歳
24年ドラフト2巡目の大型左腕で、昨夏のデッドライントレードでSDから加入した。6フィート8/240ポンドの迫力ある体格からMAX97マイルの速球&高回転のカーブ、スライダー。ローテーション半ば級の球威があり、あとはコントロールを改善できるか。


FV40

平均95/最速100マイルでムーブに富んだ4シーム&高回転のパワーカーブがプラスピッチ候補の剛腕タイプ。チェンジアップは投げられないがカッター&シンカーをカウント球に使える。25年は2Aで防御率3.12と好投も、3Aではコントロールに苦戦し、防御率4.79と失速した。球威の割に空振りを奪えておらず、ロケーションや配球面に改善の余地あり。

昨夏にセランソニー・ドミンゲスとのトレードでTORから加入。縦に大きく落ちるスライダーがマネーピッチで、それ以外の球種は平均的な評価にとどまっている。25年は長年の課題だったコントロールが改善され、A+/2Aで防御率3.62/奪三振率30.7%/与四球率9.7%と好投。先発にとどまるには平均92-93マイルの速球をパワーアップしたいところ。

15.ジョセフ・ジアワ(LHP)/Joseph Dzierwa:22歳
身長6フィート8の長身左腕。25年ドラフト2巡目で指名された。平均91.6マイルの4シームとプラスのチェンジアップを優れたコマンドで投げ分ける。体格的に球速向上の余地を残しており、第3球種のスライダー系を開発できれば、先発としての評価を上げられるだろう。

Notable Prospects (惜しくもランクインを逃した注目選手)

大学4年でプロ入り&23年ドラフト8巡目とアマチュア時代の評価は高くなかったが、25年にA+/2Aで防御率1.68/奪三振率32.8%/与四球率7.2%と覚醒。しかし7月にTJ手術でシーズンを終えており、今季終盤に復帰できるかどうか。年齢的にリリーフとして昇格を目指すことになるか。

パワーポテンシャル。25年は膝の故障で出遅れたが、A+の47試合でwRC+112/ISO.186をマークし、20歳シーズンにして2Aに到達してみせた。オフのAFLでは打球速度113.7マイル(昨季のMLBであれば上位13%相当)という球界トップレベルの打球速度を記録した。平均レベルの走力&平均以上の強肩からRF適性あり。

キューバ出身の大砲候補。亡命の関係でプロ入りが遅れたが、25年はR/AでwRC+154/ISO.250とパワーを発揮。33.3GB%とフライボールを打つ技術を備えている一方で、三振率29.5%/コンタクト率58.4%と空振りの多さが深刻。上の階級でも打撃成績を維持できるか。

Sleeper Prospect (MLB公式トップ30圏外から選出)

強肩強打の三塁手候補。コンタクトは荒いが、パワーが魅力。25年はRで24試合/wRC+146と良く打ったが、Aでは54試合/wRC+79/三振率30%と苦戦。守備は平均以下の走力と平均以上の強肩から3Bにフィットするとの評価。

コメント

人気の投稿