2026 BOSTON RED SOX TOP 15 PROSPECTS

2026 BOSTON RED SOX 
TOP 15 PROSPECTS
2026年 ボストン・レッドソックス プロスペクトランキング


Franklin Arias / Payton Tolle / Connelly Early



本ランキングは各傘下の選手を現在の活躍と今後の伸びしろから総合的に判断し、作成したものである。「将来キャリアを通じてどれだけメジャーでバリューを示せるか」という点に重きを置いており、即戦力ランキングでも伸びしろランキングでもない。FanGraphsのFV(Future Value)を参考に選手の将来的なスケール像を「20-80スケール」で表している。当ブログのスケーリングの基準についてはこちらを参照いただきたい。ランキングについてはMLB.comやBaseball Americaといった媒体を参考にしつつ、独自の視点を加えて評価したつもりである。選手の年齢は26年6月30日見込みのもの。

FV55

1.ペイトン・トーリー(LHP)/Payton Tolle:23歳
24年ドラフト2巡目。平均7.5フィートというMLBトップクラスのエクステンション幅と低いリリースポイントを生かし、高めで多くの空振りを量産するパワーレフティ。大学時代に90-92マイルほどだった速球は、プロ入り後のトレーニングにより、平均96マイルにまで成長。マイナーで18先発/FIP2.75とブレイクを果たすと、プロ1年目にしてMLBデビューも経験した。MLBでは変化球のコマンドに苦戦し、7登板で防御率6.06。4シームが全投球の64%を占めるなど速球頼りの投球になってしまった。変化球の精度や配球術を磨き、ローテーション定着なるか。


FV50

野球IQに支えられた高い守備力と卓越したバットコントロールが光る確実性の高い打撃力から、攻守両面での貢献が期待できる原石ショート。昨季はスイングのフラット化に取り組み、コンタクト率が77%から89%に上昇。A/A+/2AでwRC+109/三振率10.1%を記録した。一方で、フライ率&プル率は低下し、長打力は後退。元々は小柄&パワーレスをプルヒッティングの上手さで補っていたが、今季はどのようなアプローチを取るか。


3.コネリー・アーリー(LHP)/Connelly Early:24歳
23年ドラフト5巡目ながら、彗星のごとくブレイク。2A/3Aで18先発/防御率2.60と好投すると、MLBでも4先発/防御率2.33と勢い止まらず。クロスファイアー気味のフォームから4シーム、シンカー、スライダー、カーブ、チェンジ、スイーパーと多彩に使い分ける。純粋なプラスピッチはチェンジアップだけだが、球種のコンビネーションでチェイスを誘い、打者を打ち取る技術に長ける。大学時代に平均90マイルだった速球は93マイルまで上昇した。


25年ドラフト全体15位指名の先発右腕。大きなエクステンション&低いリリースポイントから平均96マイルの4シーム&ハードスライダー&カッター。運動能力も高く、フォームの再現性&コントロールにも優れている。カーブ&チェンジアップの開発が左打者対策の鍵を握りそうだ。


FV45

5.フアン・バレラ(RHP)/Juan Valera:20歳
今季のブレイクに注目の原石右腕。最速100マイルの真っスラ系4シームとスイーパーのコンボ。スイーパーは平均86マイル&スピンレート2700rpm超を誇る(昨季のMLBでスイーパーがこの2点をクリアしていたのは8名のみ)。25年はA+で38回を投げて防御率5.45ながら、奪三振率27.5%/与四球率6.0%と投球内容は良かった。チェンジアップの開発が課題。


25年ドラフト全体33位指名。最速101マイルの速球と80マイル中盤から後半のスライダー中心のパワーピッチャー。大学2年時はリリーフだったが、3年シーズンに先発に転向し成功。課題の制球難が改善されてブレイクを果たした。4シームはカット系でホップ変化が弱いため、球速の割に空振りが奪えない。
オフにプロスペクト右腕ルイス・ぺラレスとのトレードでWSHから獲得。ガッシリ体型のイニングイーター左腕で、ジョーダン・モンゴメリー(元NYY他)と比較される。90マイル前半の速球と大きく横に動くチェンジアップのコンビネーションでタイミングを外す。25年はA/A+/2Aで75.1回を投げて防御率2.27/FIP2.96をマーク。

ロマン砲。25年は18歳ながらAで81試合/wRC+131と活躍。ラファエル・デバースが当時18歳でwRC+116、トリストン・カサスが19歳でwRC+134だったことを考えれば、MLBで中軸を担える素質を秘めている。57.4GB%と打球角度をつけることに苦戦しており、持ち前のパワーを生かしきれていない。

9.ドリアン・ソト(SS)/Dorian Soto:18歳
25年1月に契約金140万ドルで入団したドミニカ共和国出身の原石。スイッチヒッターで、パワーとコンタクト能力を両立した攻撃力が評価されている。長身細身の体格から、将来的にはビルドアップしてスピードを失い、3B等に転向することが予想されている。

25年ドラフト2巡目。コンタクト&アプローチに優れ、パワーを伸ばせば第2のクリスチャン・キャンベルのようになる可能性あり。プロ入りすると、A+で13試合/OPS.950とさっそく結果を出した。守備走塁能力は平均的で、守備位置は2Bが適正とされる。


FV40

11.ハロルド・リバス(OF)/Harold Rivas:18歳
攻撃は「20-20」、守備はCFでゴールドグラブが狙える5ツール候補。25年の国際アマチュア組では、リスト9位のソトに次ぐ契約金95万ドルで入団した。25年はDSLでwRC+113と上々のデビュー。90th EVとゾーンコンタクト率は平均以上だった。52.3GB%とバレルコントロールは要改善。

12.エンディ・アゾカー(OF)/Enddy Azocar:19歳
スラリとしたアスリート体型の選手で、CFを守れる運動能力とパワーポテンシャルを両立。25年はRを14試合/wRC+171でクリアしたが、Aでは71試合/wRC+69と年上選手を相手に苦戦。それでも6本塁打を放ったことは収穫か。90th EV105.4マイルはすでにMLB平均以上であり、ゾーンコンタクト率も82%と悪くなかったため、スイング判断を磨いていけば大化けする可能性あり。

25年ドラフト3巡目。縦に大きく落ちるスライダーがマネーピッチで、空振りを量産する。一方で、速球は平均93マイルと平均的であり、チェンジアップも使用率4%にとどまっており、スライダー以外の決め手に欠ける。現時点ではスライダー依存のリリーフ投手が将来像に見えるが、球速を伸ばして価値を高められるか。

14.ジョン・ホロベッツ(RHP)/John Holobetz:23歳
伸びのあるライジングファストボールが武器。4シームの球速は平均93-94マイルほどだが、大きなエクステンション・低いリリースポイント・平均以上のホップ変化量の三要素を兼ね備え、打者に向かって浮き上がる軌道を描く。25年はA/A+/2Aで計124.2回を投げて防御率3.03/与四球率4.0%と好投。変化球の評価は高くなく、階級が上がるごとに奪三振率が低下した(Aで31.3%→A+で23.7%→2Aで19.6%)。

15.
マイキー・ロメロ(IF)/Mikey Romero:22歳
22年ドラフト全体24位指名。元々はヒットツールが高評価だったが、ここ2シーズンはパワー重視の打撃に転身。昨季は2Aで66試合/wRC+115をマーク。3Aでは45試合で9本塁打を放った一方で、四球率5.7%/三振率30.2%/wRC+87とアプローチの荒さが目立った。90th EVやバレル率はプラス水準であり、スイング判断を改善できればブレイクが見えてくるだろう。

Notable Prospects (惜しくもランクインを逃した注目選手)

サイド気味の低アングルから投じられるランニングファストが特長。4シームは3Aで空振り率率37.3%という球界トップレベルの空振り率を記録した。チェンジアップ、スライダー、カッター、シンカーと球種レパートリーは多いが絶対的な決め球はなく、リリーフで輝くタイプか。

23年に140万ドルという大型契約で入団した原石。身長5フィート8とアンダーサイズながら筋肉質な体格をしており、パワーとバットコントロールを兼ね備えた打撃力が武器。また、高い引っ張り率とフライ率を両立している点も魅力。25年はAでwRC+88と苦戦。フリースインガー傾向が強く、スイング判断を磨く必要がある。

25年度の国際アマチュアFAの投手の中では、5番目に高い契約金50万ドルでプロ入りした原石。身長6フィート5インチという年齢離れした体格からMAX98マイルを投じる。変化球や制球の精度も年齢に比して磨かれている。数年後の開花に期待したい。

Sleeper Prospect (MLB公式トップ30圏外から選出)

コンパクトなスイングで長短打を量産し、アレハンドロ・カーク(TOR)を彷彿とさせる攻撃型捕手。高いコンタクト率&低いゴロ率を両立し、25年はAでの22試合で3本塁打/wRC+143をマーク。守備面ではBaseball Prospectusの出す守備指標で盗塁阻止&フレーミングで平均以上を記録。


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