2026 NEW YORK YANKEES TOP 15 PROSPECTS

2026 NEW YORK YANKEES  

TOP 15 PROSPECTS

2026年 ニューヨーク・ヤンキース プロスペクトランキング

Dax Kilby / George Lombard / Elmer Rodriguez

本ランキングは各傘下の選手を現在の活躍と今後の伸びしろから総合的に判断し、作成したものである。「将来キャリアを通じてどれだけメジャーでバリューを示せるか」という点に重きを置いており、即戦力ランキングでも伸びしろランキングでもない。FanGraphsのFV(Future Value)を参考に選手の将来的なスケール像を「20-80スケール」で表している。当ブログのスケーリングの基準についてはこちらを参照いただきたい。ランキングについてはMLB.comやBaseball Americaといった媒体を参考にしつつ、独自の視点を加えて評価したつもりである。選手の年齢は26年6月30日見込みのもの。

FV50

1.ジョージ・ロンバート Jr.(SS)/George Lombard:21歳
同名の父は元MLB選手で、現在タイガースでコーチを務める。走攻守に磨かれたオールラウンドプレーヤーで、野球IQの高さも魅力。25年はA+を24試合/wRC+194で早々にクリアすると、20歳シーズンにして2Aで108試合/wRC+111と健闘を見せた。成熟したアプローチを身に着けており、打球速度やバレルコントロールも優秀だが、高めに弱点がある。守備は派手さはないものの、堅実さが光り、SSに定着できるだろうとの評価。
George Lombard


MLB公式のドラフトランキングでは62位だったが、全体39位で指名されるとAでの18試合で打率.353/四球率16%と素晴らしいパフォーマンス。ヒットツールが際立っており、コンタクト率85%&チェイス率11%というエリート級の数値を記録し、90th EVも18歳にしてMLB平均越えの104.2マイルとパワーも秘める。打球角度がつけば本塁打増が見込めるだろう。走ってもプラスの走力を武器に16盗塁/1失敗。守備は身体能力頼りな印象で、2BやCFに移る可能性あり。
Dax Kilby


3.エルマー・ロドリゲス(RHP)/Elmer Rodriguez:22歳
豊富な球種レパートリーを武器に、昨季A+/2A/3Aで150回を投げて防御率2.58/FIP2.48と好投。平均96マイルの速球を軸に、カーブ、スライダー、スプリットでゾーンを揺さぶり、空振りを誘う。2年連続で50GB%以上を記録するなどバットの芯を外す能力にも長ける。長身細身のスレンダー体型で体力強化が課題。26年WBCプエルトリコ代表メンバー。

元ヤンキースのセットアップ、デリン・ベタンセスと比べられる巨漢ハードボーラー。6フィート7の巨体から90マイル後半の速球とキレの良いスライダーで空振りを量産する。昨季はA+/2Aで120回を投げて防御率3.53/奪三振率33.4%/与四球率12.3%を記録。改善傾向にあるが制球力は依然として平均以下であり、ベタンセス同様に最も輝けるのはリリーフか?


FV45

5.ベン・ヘス(RHP)/Ben Hess:23歳
24年ドラフト1巡目。大学時代から故障がちではあるが、ガッシリ体型と球質の良さからワークホース適性あり。93マイル前後でホップ変化量大の4シームと落差の大きいカーブがプラスピッチ候補で、平均的なスライダー&チェンジアップも交える。25年はA+/2Aで103.1回を投げて防御率3.22/奪三振率33.0%/与四球率10.9%をマーク。先発に定着するにはコントロールの改善と健康を維持することが課題だろう。

24年ドラフト2巡目。強豪バンダービルト大でエースを務めた実力者。25年は肩の故障で54.1回をのプレーにとどまったが、A+で防御率2.82/奪三振率25.0%/与四球率8.6%と好投。恵まれた体格からMAX99マイルでエクステンション&ホップ変化に富んだ4シーム、シュート方向に大きく逃げるチェンジアップが平均以上のボール。スライダーは曲がりが小さく現時点では平均以下の評価。健康の維持とスライダーの改善が課題。

6-7/225の大型選手。パワーポテンシャルはマイナー屈指だが、コンタクト難が致命的。25年は2A/3Aで35本塁打/wRC+153を記録した一方で、三振率35.4%/コンタクト率60.5%は危険水準であり、MLBの投手に対応できるかは疑問。守備はCFとして起用されているが、Baseball Prospectusの出す守備範囲指標RDAは直近2シーズンで-9.9と良くないため、両翼が適当か。


FV40

21年ドラフト3巡目の高卒左腕。球威は並で奪三振率18.9%/与四球率11.8%と投球内容も突出していないが、22歳シーズンにして2Aで75回/防御率4.92/FIP4.30とまずまずの結果を出している。90マイル前半の速球、カッター、スイーパーのコンビネーション。球威で押せるタイプではないため、右打者への武器としてチェンジアップやカーブを磨いていきたい。

9.サッチャー・ハード(RHP)/Thatcher Hurd:23歳
24年ドラフト3巡目。TJ手術によりプロ1年目を全休したが、健康に復帰できればローテーションポテンシャル。最速で97-98マイルに達するライジングファスト、高スピンで変化量大のスライダー&カーブと3つがプラスピッチ候補。コントロールの悪さが弱点。

25年ドラフト15巡指名ながら、掘り出し物になるかもしれない逸材。大学では先発兼リリーフとしてプレーしていたが、プロではリリーフとして6.1回を投げて11K/1BBと好投。速球は95-97マイルを計測し、スイーパー&カッターはよく切れ、制球もまとまっていた。先発再転向を試す価値あり。

11.ピコ・コーン(LHP)/Pico Kohn:23歳
25年ドラフト4巡目。サイド気味のローアングルから92マイル前後のランニングファスト&大きく曲がるスライダーのコンビネーションでゾーンの上下を揺さぶる変則先発左腕。制球もまとまっており、ハイフロアー。球速UPや第3球種の開発がシーリングを左右するだろう。

25年ドラフト8巡目。大学2年間で防御率6.12ながら、2年生でドラフト対象となり、スロット額の約2倍の契約金で入団した。6フィート5/265ポンドの巨体からMAX98マイルで高回転の4シームに変化量の大きなスライダー&チェンジアップ。インステップのフォームで制球力の向上が課題。

13.ケイド・スミス(RHP)/Cade Smith:24歳
23年ドラフト6巡目。90マイル前半の4シームと落差の大きい縦スライダーのコンビネーションを得意とする。昨季は故障によりA/A+で39.2回のプレーにとどまった。チェンジアップはほとんど使用せず、2年連続で与四球率11%台とコントロールも今一つなため、MLBではリリーフ向きか。

14.アレン・ファクンド(LHP)/Allen Facundo:23歳
荒削りだがパワフルさを秘めたロマン左腕。平均94.9/最速100マイルの速球と大きくワイプアウトするスライダーのコンビネーション。スライダーの球速・変化量はカルロス・ロドン(昨季得点価値+12)と酷似。25年はAで33.2回を投げて防御率2.14/奪三振率26.5%/与四球率10.6%をマークした。全体的なコントロールや速球の形状、チェンジアップの習得など克服しなければならない課題は多い。

今オフにルール5ドラフトでSTLから獲得。昨季A+/2Aで防御率3.99/奪三振率23.9%/与四球率8.5%をマーク。マイナーでは先発としてプレーしているが、ヤンキースではリリーフ起用となるか。最速98マイルの4シームと昨季空振り率46%のカーブを中心にスライダー&カッターを交える。HR/9=0.59、48GB%と芯を外す能力に長ける。

Notable Prospects (惜しくもランクインを逃した注目選手)

23年にブレイクし、傘下No.1投手プロスペクトとして台頭。A+で9先発/防御率2.68/奪三振率40.5%と支配的な投球を見せ、2Aに定着した。しかし、24年は右ひじの違和感や下半身のコンディション不良により、7試合の登板にとどまると、25年は4月にTJ手術を受けて全休。健康であれば、90マイル中盤でホップ変化の大きい4シームと高強度のスライダーで空振りを量産し、カーブ&カッターをカウント球として効果的に織り交ぜる。まずは健康に復帰することが目標だ。

速球は平均90マイルと非力だが、独特の球筋で昨季A/A+で奪三振率31.3%を記録したトリッキー左腕。アームアングル67度は昨季のMLBであればアレックス・ベシア(65度)、ジェレミア・エストラーダ(66度)を上回り球界No.1。4シームは平均IVB(ホップ変化量)18.1インチという伸び上がる軌道で、落差の大きいチェンジアップ&ジャイロスライダーはいずれもAで空振り率50%超えと効果的だった。球速の底上げと与四球率13.9%のコントロールの改善が課題。

小柄でパワーポテンシャルには乏しいが、バットコントロール&スイング判断に優れる巧打者。25年はR/Aで44試合に出場してwRC+120をマーク。四球率16.6%/三振率14.9%と素晴らしいアプローチを示した。オフのAFLでも20試合で16四球を選び、出塁率.412を記録した。

アプローチに荒さはあるが、パンチ力のある打撃とCF中心に外野3ポジション守れる汎用性が強みの右打ち外野手。25年はA+で52試合/wRC+168と絶好調だったが、2Aでは46試合/wRC+99と苦戦した。爆発的な走力があるわけではなく、長期的な守備位置はCFよりもRFがフィットするとの評価。

Sleeper Prospect (MLB公式トップ30圏外から選出)

豪快なフルスイングが魅力のロマン砲。昨季DSLで46試合に出場して打率.336/5本塁打/wRC+167をマーク。また、辛抱強いアプローチで四球率20.6%とよく選んだ。一方でコンタクト率69.6%というコンタクト能力と42試合で13失策を喫した三塁守備の向上が課題か。

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