2021 TOP 100 PROSPECTS

2021 TOP 100 PROSPECTS 

Wander Franco

本ランキングは各傘下の選手を現在の活躍と今後の伸びしろから総合的に判断し、作成したものである。「将来キャリアを通じてどれだけメジャーでバリューを示せるか」という点に重きを置いており、即戦力ランキングでも伸びしろランキングでもない。MLB.comやBaseball Americaといった媒体を参考にしつつ、独自の視点を加えて評価したつもりである。選手の詳細なスカウティングレポートはこちらから各球団のリストを参照いただきたい。

1．ワンダー・フランコ（SS）/Wander Franco /TB
19年は18歳ながらA/A+で打率.327・9本塁打・OPS.885をマーク。『ベースボールアメリカ』ではヒット80、パワー60の高評価を獲得。
比較対象：チッパー・ジョーンズ（元ブレーブス）

2．マッケンジー・ゴア（LHP）/MacKenzie Gore /SD

19年はマイナー全体トップの防御率1.69をマーク。4球種全てプラスピッチで、コマンドも◎。完璧なエースになれる。
比較対象：クレイトン・カーショウ（ドジャース）

3．アドリー・ラッチマン（C）/Adley Rutschman /BAL

19年ドラフト全体1位。攻守揃った両打ち捕手で、ジョー・マウアー（元ツインズ）やバスター・ポージー（ジャイアンツ）に匹敵するポテンシャル。
比較対象：ジョー・マウアー（元ツインズ）

4．フリオ・ロドリゲス（OF）/Julio Rodriguez /SEA
来年のNo.1プロスペクトと評判。20-80スケールで70評価をパワーを武器に、秋の教育リーグでは毎試合のように100マイル超えの打球を計測した。

比較対象：ブラディミール・ゲレーロ（元エンゼルス他）

5．ジャレッド・ケレニック（OF）/Jarred Kelenic /SEA

18年ドラフト組ではNo.1のピュアヒッターで、走守の評価も高い。19年は20歳のシーズンで「20-20」を達成。
比較対象：グレディ・サイズモア（元インディアンズ他）

6．マルコ・ルシアーノ（SS）/Marco Luciano /SF

「3割・40本」も狙えるパワーポテンシャル。タティスJr同様にSSに残れるかは評価が分かれるが、3Bに移ったとしても見劣りしない打撃能力を有する。
比較対象：フェルナンド・タティスJr（パドレス）

7．シクスト・サンチェス（RHP）/Sixto Sanchez /MIA

20年にデビューし7先発で防御率3.46。平均97.6マイルの速球と平均89マイルのスライダー&チェンジアップでピッチトンネルを通す。
比較対象：ルイス・カスティーヨ（レッズ）

8．ケブライアン・ヘイズ（3B）/Ke'Bryan Hayes /PIT

ゴールドグラブ級の三塁守備とライナー中心の広角打法に強み。20年はわずか24試合の出場でfWAR=1.7（162試合換算なら11.4）をマーク。
比較対象：ノーラン・アレナド（ロッキーズ）

9．ケーシー・マイズ（RHP）/Casey Mize /DET
18年ドラフト全体1位。20年はMLBで防御率6.99と散々なデビューとなったが、スプリットの質は良く、コマンドを取り戻せば十分ブレークできる。
比較対象：ゲリット・コール（ヤンキース）

10．スペンサー・トーケルソン（1B/3B）/Spencer Torkelson /DET

20年ドラフト全体1位指名。20-80スケールで80相当のパワーを備え、球界を代表するスラッガーになれると期待されている。

比較対象：ポール・ゴールドシュミット（カージナルス）

11．ディラン・カールソン（OF）/Dylan Carlson /STL
完成度の高いスイッチヒッターで、19年はマイナーで「20-20」も達成。20年はMLBデビューも適応できず降格を経験。再昇格後はOPS.936とよく打った。
比較対象：カルロス・ベルトラン（元アストロズ他）

12．アンドリュー・ボーン（1B）/Andrew Vaughn /CWS
19年ドラフト全体3位。今すぐにでもメジャーで通用するほどの打撃力で、「3割・30本」がコンスタントに期待できるだろう。
比較対象：ホセ・アブレウ（Wソックス）

13．ネイト・ピアーソン（RHP）/Nate Pearson /TOR
最速104マイルのパワーボーラー。変化球も大きく向上しているが、故障の多さとマックスで投げるフォームから先発適性に不安。
比較対象：ネイサン・イオバルディ（レッドソックス）

14．スペンサー・ハワード（RHP）/Spencer Howard /PHI

平均94マイルの速球＆スライダー＆チェンジアップはどれも打者の手元で鋭く曲がる。ピッチトンネルを体現したようなエースポテンシャル。
比較対象：ウォーカー・ビューラー（ドジャース）

15．エイサ・レイシー（LHP）/Asa Lacy /KC

20年ドラフト組では大学生No.1左腕と評判。制球に荒さはあるが、奪三振能力が高く、3球種どれも決め球に使える。

比較対象：クリス・セール（レッドソックス）

16．ボビー・ウィット Jr.（SS）/Bobby Witt Jr. /KC
19年ドラフト全体2位指名。まだ原石だが傑出した運動能力の持ち主で、プレミアム級のSSになれる。「20-20＆ゴールドグラブ」を狙えるがコンタクトに不安。
比較対象：アレックス・ロドリゲス（元ヤンキース）

17．CJ エイブラムス（SS）/CJ Abrams /SD

19年ドラフト全体6位指名。高いコンタクト能力と20-80スケールで80評価のスピードが武器。Rでは打率.401と完璧なデビュー。
比較対象：ホセ・レイエス（元メッツ他）

18．クリスチャン・パチェ（OF）/Cristian Pache /ATL

身体能力は抜群で、外野守備はマイナーNo.1と評判。課題の打撃も17年からの3シーズンで0本塁打→9本→12本と成長中。完成形は「GG＆20HR」。
比較対象：バイロン・バクストン（ツインズ）

19．ランディ・アロザレナ（OF）/Randy Arozarena /TB
ポストシーズンで10本塁打を放ち、ポストシーズンの本塁打記録を更新。元々はスピードが武器な選手だけにフルシーズンで「20-20」の達成に期待。
比較対象：ジャスティン・アップトン（エンゼルス）

20．オースティン・マーティン（SS）/Austin Martin /TOR

20年ドラフト全体5位指名。高いヒット技術と内外野守れるユーティリティー性を兼ね備える。SSに残れるかは微妙で長期的な守備位置は不透明。

比較対象：イアン・ハップ（カブス）

21．イアン・アンダーソン（RHP）/Ian Anderson /ATL
昨季6先発で防御率1.95・K/9=11.4と好投。平均94マイルの4シームを高低に投げ分け、チェンジアップ＆カーブで空振りを誘う。
比較対象：クリス・パダック（パドレス）

22．アレックス・キリロフ（OF/1B）/Alex Kirilloff /MIN
故障が多くパフォーマンスが安定しないが、打撃のポテンシャルはマイナー屈指。強烈なフルスイングがトレードマーク。
比較対象：ジョシュ・ハミルトン（元エンゼルス他）

23．マット・マニング（RHP）/Matt Manning /DET
父は元NBAプレーヤー。抜群の球威と運動能力からエース相当のポテンシャルを秘めている。19年はコマンド＆チェンジアップが大きく向上した。
比較対象：ザック・ウィーラー（フィリーズ）

24．ビダル・ブルハン（2B/SS）/Vidal Brujan /TB
運動能力が抜群の二塁手で、非力ながら打撃センスも本物。20-80スケールで80評価のスピードを武器に優秀なリードオフになれる。
比較対象：オジー・アルビース（ブレーブス）

25．ロイス・ルイス（SS）/Royce Lewis /MIN

17年ドラフト全体1位。未洗練ながら運動能力に恵まれており、スケールの大きい1番打者になれる。将来はCFに転向する可能性も。ACL断裂で21年中の復帰は絶望。
比較対象：ジョージ・スプリンガー（ブルージェイズ）

26．トリストン・マッケンジー（RHP）/Triston McKenzie /CLE
6-5/165と超痩せ型の体格ながら力あるボールを投げ込み、昨季防御率3.24・K/BB=4.67と台頭。球威、変化球、コマンドどれも素晴らしいがスタミナ面に欠点。
比較対象：シェーン・ビーバー（インディアンス）

27．タリク・スクーバル（LHP）/Tarik Skubal /DET

19年にマイナー3位となる179Kを奪ったパワフル左腕。昨季は7先発で防御率5.63と苦しんだが、3球種いずれも水準以上で、K/BB=3.36とコマンドも良くブレークの可能性あり。
比較対象：ブレーク・スネル（パドレス）

28．ローガン・ギルバート（RHP）/Logan Gilbert /SEA

完成度が高く、即戦力でローテーション半ばクラスの活躍が期待できる。19年にK/BB=5.00とコマンドも優秀。
比較対象：コリー・クルーバー（ヤンキース）

29．エマーソン・ハンコック（RHP）/Emerson Hancock /SEA
20年ドラフト全体6位。故障でドラフトイヤーに評価を落としたが投手としてのスケールは比較されるケーシー・マイズにも負けていない。
比較対象：ケーシー・マイズ（タイガース）

30．ジーター・ダウンズ（SS/2B）/Jeter Downs /BOS
19年はパワー面で向上を遂げて「20-20」を達成。辛抱強いアプローチで四球も選べる。SSとしての守備力には疑問で2B向きか。
比較対象：ムーキー・ベッツ（ドジャース）

31．ジョーイ・バート（C）/Joey Bart  /SF

強肩強打が傑出した司令塔候補で、年25ホーマー相当のパワーを兼ね備える。昨季はMLBデビューも、四球率2.7％/三振率36.9％と選球眼の弱さを露呈した。
比較対象：バスター・ポージー（ジャイアンツ）

32．ジェーソン・ドミンゲス（OF）/Jasson Dominguez /NYY

コロナ渦でプロデビューはお預けとなったが、今年1月の模擬試合では117マイルを計測するなどパワーはすでに球界トップクラス。走守もプラス。

比較対象：ブラディミール・ゲレーロJr（ブルージェイズ）

33．ドリュー・ウォータース（OF）/Drew Waters /ATL
20歳にして2A/3Aで打率.309をマークした5ツール候補。四球率6.7％/三振率28.6％とアプローチが脆く、プレミア12では9打席で7三振を喫した。
比較対象：カルロス・ゴンザレス（元ロッキーズ）

34．ルイス・パティーノ（RHP）/Luis Patino /TB

体は大きくないが、最速99マイルの速球とスライダーのコンビネーションで三振の山を築く。チェンジアップの向上が先発に残るための鍵となるだろう。
比較対象：ティム・リンスカム（元ジャイアンツ他）

35．マイケル・コペック（RHP）/Michael Kopech /CWS
最速105マイルを誇る剛腕。マイナー通算BB/9=4.4の制球力で比較対象のシンダーガードとは劣る。19年はTJ手術、20年はコロナによるオプトアウトで丸2年プレー無し。
比較対象：ノア・シンダーガード（メッツ）

36．ノーラン・ジョーンズ（3B）/Nolan Jones /CLE

辛抱強いアプローチとパワーが武器。19年はマイナートップの96四球を選んだ。3Bに残るためには特訓が必要で1Bに回るリスクもある。
比較対象：マイク・ムスタカス（レッズ）

37．ニック・マドリガル（2B）/Nick Madrigal /CWS
小柄ながらコンタクト、スピード、二塁守備に優れる。パワーはからっきしだが、三振率3％はマイナー見渡しても稀有。適応できれば二塁打マシーンになれる。
比較対象：ホゼ・アルトゥーベ（アストロズ）

38．グレイソン・ロドリゲス（RHP）/Grayson Rodriguez /BAL
18年ドラフト全体11位指名で、19年はフューチャーズゲームに選ばれるなど成長著しい。速球とスライダーが力強く、磨かれればエースポテンシャル。
比較対象：ディラン・バンディ（エンゼルス）

39．ブレンダン・ロジャース（2B/SS）/Brendan Rodgers /COL
フリースインガーながら二遊間離れした打撃能力を有する。20年は故障で満足にプレー出来なかったが、健康なら十分に平均以上のレギュラーになれる。
比較対象：イアン・キンズラー（元レンジャース他）

40．ジョシア・グレイ（RHP）/Josiah Gray /LAD
大学2年の時にSSから投手転向。小柄ながらアスレチックで、92-94マイルの速球はノビ◎で空振りが取れる。K/BB=4.74とコマンドも良い。
比較対象：ソニー・グレイ（レッズ）

41．ドールトン・バーショー（C/OF）/Daulton Varsho /ARI
運動能力の高い俊足捕手で、CFも守れる。19年は2Aで打率.301・18本塁打・21盗塁をマーク。昨季はMLBでOPS.653と適応に苦しんだ。
比較対象：J.T.リアルミュート（フィリーズ）

42．ジョーダン・グロシャンズ（SS）/Jordan Groshans /TOR
18年ドラフト全体12指名。パワーと打撃技術を兼ね備える攻撃面の評価が高い。マイナー2年で71試合に出場してOPS.833をマーク。
比較対象：カルロス・コレア（アストロズ）

43．JJ ブレデイ（OF）/JJ Bleday /MIA

19年ドラフト全体4位。完成度の高いスラッガーで、バンダービルト大では全米一部リーグトップの27本塁打をマークした。昨季は15ポンド減量し、スピーディさがUP。
比較対象：マイケル・ブラントリー（アストロズ）

44．ライリー・グリーン（OF）/Riley Greene /TB
19年ドラフト全体5位。5ツール候補で、中でも打撃面が高評価。CFとしてデビューも多くのスカウトは両翼向きとの評価。
比較対象：マイケル・ブラントリー（アストロズ）

45．クリスチャン・ロビンソン（OF）/Kristian Robinson /OAK
豪快なパワーとスピードを兼ね備えており、CFで30ホーマーが狙える。三振は多いがコンタクトは年齢に比して発達していると評判。

比較対象：アダム・ジョーンズ（現オリックス）

46．アレク・トーマス（OF）/Alek Thomas /ARI
俊足巧打でCF守備も素晴らしい。二塁打が多く、将来は15本塁打程度が見込める？比較されるイートンよりもパワー面で勝るか。
比較対象：アダム・イートン（Wソックス）

47．ダニエル・リンチ（LHP）/Daniel Lynch /KC
長いリーチから平均以上の3球種を投げ込む。マイナー2年でK/BB=4.24とコマンドも良く、即戦力が見込める。
比較対象：ドリュー・ポメランツ（パドレス）

48．オニール・クルーズ（SS）/Oneil Cruz /PIT
前例のない201cmの長身SS。荒さはあるがパワーポテンシャルを秘める。2A昇格後に四球率、フライ率ともに向上とブレークの兆しあり。STではCFも経験。
比較対象：ジョーイ・ギャロ（レンジャース）

49．ハンター・グリーン（RHP）/Hunter Greene /CIN
高校時代は二刀流で、あるアリーグスカウトが「投打のポテンシャルは高校時代の大谷翔平以上」と絶賛していた大器。TJで19年は全休。最速102マイル。
比較対象：大谷翔平（エンゼルス）

50．ブランドン・マーシュ（OF）/Brandon Marsh /LAA
マイナー屈指のアスリートでプラスのスピードを生かした走守も高評価。打撃は辛抱強いアプローチで高出塁率が見込める。パワー向上が鍵。
比較対象：コルビー・ラスマス（元ブルージェイズ他）

51．ニック・ロドロ（LHP）/Nick Lodolo /CIN

6フィート6の長身を生かしたクロスファイアーは角度抜群。プロデビューは18.1回で30K/0BBと圧倒的だった。コマンドも優秀。
比較対象：コール・ハメルズ（前ブレーブス）

52．ルイス・カンプサーノ（C）/Luis Campusano /SD
19年にA+でリーグの首位打者＆MVPを獲得した攻撃型捕手。57K/52BBとアプローチ良くバレルを量産する。昨季はMLBデビュー戦でホームランをマーク。
比較対象：トラビス・ダーノー（ブレーブス）

53．フランシスコ・アルバレス（C）/Francisco Alvarez /OAK
19歳ながら打撃能力は同世代の選手を圧倒している。捕手に残れるように守備力を磨き、体重管理にも気を付けたい。
比較対象：イバン・ロドリゲス（元レンジャース他）

54．ブレンダン・マッケイ（LHP）/Brendan McKay /TB
二刀流プレーヤー。コマンドが優秀で19年は3Aで6先発して防御率0.84と好投。20年はコロナ陽性⇒肩の関節唇損傷の手術で登板なし。21年中の復帰も厳しいか。
比較対象：クリフ・リー（元フィリーズ）

55．エドワード・カブレラ（RHP）/Edward Cabrera /MIA
成長著しく、フルシーズン2年目にしてA+/2Aで防御率2.23とブレーク。最速100マイルの速球にスライダー＆チェンジアップも切れる。
比較対象：ホセ・フェルナンデス（元マーリンズ）

56．ジャズ・チザム（SS/2B）/Jazz Chisholm /MIA
荒削りだが「20-20」が期待できる大型遊撃手。オーバースイングでコンタクト＆選球眼を磨く必要がある。昨季は21試合に出場しSS/2BいずれもUZRプラスだった。
比較対象：ハビアー・バエズ（カブス）

57．アイザック・パレデス（3B）/Isaac Paredes  /DET
アプローチの良い二塁打マシーン。19年に2Aで四球率10.3％/三振率11.1％と素晴らしいゾーンコントロール。守備は強肩だが1B転向も視野。
比較対象：マット・カーペンター（カージナルス）

58．マシュー・リベラトーレ（LHP）/Matthew Liberatore /STL

18年ドラフト1巡目。完成度が高く、スティーブン・マッツ（メッツ）やタイラー・スキャッグス（元エンゼルス）と比べられる。
比較対象：タイラー・スキャッグス（元エンゼルス）

59．ノーラン・ゴーマン（3B）/Nolan Gorman /STL
18年ドラフトNo.1の飛ばし屋。コンタクト&選球眼を磨く必要がある。A+昇格後に成績を落としたが、リーグ平均よりも3歳以上若かった点を考慮したい。
比較対象：ジョーイ・ギャロ（レンジャーズ）

60．トレバー・ラーナック（OF）/Trevor Larnach /MIN
パワーとアベレージを両立したバッティングが武器。フルシーズン1年目で2Aに到達し、OPS.842をマーク。二塁打を本塁打に転換できるか。
比較対象：マット・ホリデイ（元カージナルス）

61．ブレネン・デービス（OF）/Brennen Davis /CHC

CFで「30-30」も狙えるアップサイドを誇る。実戦でポテンシャルを発揮できるように、走攻守に磨かれる必要がある。
比較対象：アダム・ジョーンズ（現オリックス）

62．ブレイリン・マルケス（LHP）/Brailyn Marquez /CHC
19年に急成長のパワフル左腕。速球は平均97/最速100マイルに、課題の制球も後半7試合はBB/9=1.9と改善傾向。
比較対象：クリス・セール（レッドソックス）

63．トリスタン・カサス（1B）/Triston Casas /BOS
6-4/238と体格に恵まれており、40ホーマー級のパワーを秘める。四球率11.7％とアプローチも辛抱強く。1B守備も平均以上。
比較対象：アンソニー・リゾー（カブス）

64．パトリック・ベイリー（C）/Patrick Bailey /SF
20年ドラフト全体13位指名。攻守の完成度はチーム内のジョーイ・バートに劣るかもしれないが、アスレチックな捕手守備は大きな強みとなるだろう。
比較対象：ジェームソン・タヤン（パイレーツ）

65．ジェラルド・ぺルドモ（SS）/Geraldo Perdomo /ARI
19年にA/A+で四球率14.0％/三振率13.4％の成熟したアプローチを土台に出塁率.397をマーク。SS守備もプラス評価。パワーが伸びれば面白い。
比較対象：ジミー・ロリンズ（元フィリーズ他）

66．ヘリオット・ラモス（OF）/Heliot Ramos /SF

ガッシリとした強靭な体型に平均から平均以上の5ツールを備える。選球眼を磨く必要はあるが、20+ホーマーを狙える。守備はコーナー向きか。
比較対象：マーセル・オズーナ（ブレーブス）

67．ライアン・ジェファーズ（C）/Ryan Jeffers /MIN
昨季はMLBで攻守にナイスパフォーマンス。OPS.791に加え、打球速度＆フレーミング数値で平均以上をマークした。一方で14許盗塁/2阻止と盗塁阻止能力に課題。

比較対象：ヤスマニ・グランダル（Wソックス）

68．ブライソン・ストット（SS）/Bryson Stott /PHI
19年ドラフト1巡目。走攻守に完成度が高く、中でもヒットツールが高評価。パワーを伸ばせば一気に評価も上がるはず。
比較対象：スコット・キングリー（フィリーズ）

69．ブラスダー・グラテロル（RHP）/Brusdar Graterol /LAD
メジャー全体2位となる平均99.3マイルを計測したシンカーが武器の剛腕。メジャー通算33イニングでBB/9=1.4と制球もまとまっている。
比較対象：カルロス・マルティネス（カージナルス）

70．ジョーダン・バラゾビック（RHP）/Jordan Balazovic /MIN
最速97マイルの速球とスライダーのコンビネーションはパワフル。コントロールも安定しており、ローテーション半ばクラスを狙える。
比較対象：チャーリー・モートン（ブレーブス）

71．ブライス・トゥラング（SS）/Brice Turang /MIL
走守の評価が高く、四球率14.7％/三振率17.9％とアプローチも◎。若き日のイエリッチと同じくパワーレスで、長打力を伸ばせるかがポイント。
比較対象：クリスチャン・イエリッチ（ブルワーズ）

72．コービン・キャロル（OF）/Corbin Carroll /ARI
20-80スケールで70評価のスピードが武器。打撃はコンタクト重視でR/A-で出塁率.409をマークと生粋のリードオフマン。
比較対象：ジャコビー・エルズベリー（元ヤンキース）

73．ジャクソン・コワー（RHP）/Jackson Kowar /KC
平均95マイルの速球とダブルプラスのチェンジアップのコンビネーション。スライダーを磨けば先発として大成できる。
比較対象：ジェームズ・シールズ（元Wソックス他）

74．シェーン・バズ（RHP）/Shane Baz /TB
制球難でハイリスクだが、100マイルの速球とプラスのスライダーのコンビネーションは強烈の一言。制球さえ直せばエースを狙る逸材。
比較対象：タイラー・グラスノー（レイズ）

75．ザック・ビーン（OF）/Zac Veen /COL
20年ドラフト全体9位指名。6-5/200の恵まれた体躯と滑らかなスイングからコディ・ベリンジャー（ドジャース）やカイル・タッカー（アストロズ）と比較される。
比較対象：コディ・ベリンジャー（ドジャース）

76．ジョシュ・ヤング（3B）/Josh Jung /TEX

19年ドラフト全体8位指名。ヒットツールの評価が高く、ハイフロアーな打者。守備も堅実で即戦力が見込める。
比較対象：マイケル・ヤング（元レンジャース）

77．エイドリアン・モレホン（LHP）/Adrian Morejon  /SD
昨季19.1回で防御率4.66ながら、K/9=11.6＆BB/9=1.9は優秀だった。平均96.6マイルの4シームと空振り率57％のナックルチェンジのコンビネーション。

比較対象：ブレーク・スネル（パドレス）

78．ノエルビ・マーテイ（SS）/Noelvi Marte /SEA
リスト4位に浮上したフリオ・ロドリゲスに並ぶ逸材とSEA傘下で評判。DSLでOPS.833と好スタート。走攻守にポテンシャル大。
比較対象：ハンリー・ラミレス（元レッドソックス他）

79．フォレスト・ウィットリー（RHP）/Forrest Whitley /HOU

故障もあり、19年はマイナーで防御率7.99と振るわなかったが、5球種全てがプラスピッチというスペックの高さは魅力。
比較対象：ジャスティン・バーランダー（アストロズ）

80．キム・ハソン（SS）/Ha-Seong Kim /SD

今オフにポスティングで韓国球界から米挑戦。メジャーでも15本塁打程度は打てると予想されており、守備もSSとして及第点の資質を備えている。
比較対象：カン・ジョンホ（元パイレーツ）

81．ライアン・ウェザース（LHP）/Ryan Weathers /SD
コマンドと緩急の扱いに優れ、リュ・ヒョンジン（ブルージェイズ）と比較される。20年は95-97マイルを計測するなど球威アップ。PSでMLBデビューも飾った。
比較対象：リュ・ヒョンジン（ブルージェイズ）

82．ニック・ゴンザレス（SS）/Nick Gonzales /PIT
20年ドラフト全体7位指名。アンダーサイズだが、20-80スケールで70評価のヒットツールが自慢。守備は長い目で見れば2B向きとの見立て。
比較対象：アレックス・ブレグマン（アストロズ）

83．クイン・プリースター（RHP）/Quinn Priester /PIT
19年ドラフト1巡目の高卒投手。高校ではアメフトとの二刀流で野球経験の浅さから伸びしろに期待がかかる。20年はすでにMAX99マイルに到達。
比較対象：ゲリット・コール（パイレーツ）

84．マット・アラン（RHP）/Matt Allan /NYM
恵まれた体格から最速97マイルの速球とダブルプラスのカーブを低めにコマンドできる。ポテンシャルはローテーション2番手クラス。
比較対象：マット・ハービー（元メッツ他）

85．アンドレス・ヒメネス（SS）/Andres Gimenez /CLE
昨季は49試合に出場し新人王投票7位に食い込む活躍。パワーは平均以下だが、堅実な守備力とダブルプラスのスピード、コンパクトなスプレーヒッティングが特徴。
比較対象：エルビス・アンドラス（アスレチックス）

86．ロニー・マウリシオ（SS）/Ronny Mauricio /NYM

素材型でメジャー昇格には長い時間がかかるだろうが、アップサイド大。中でもパワーポテンシャルを買われている。
比較対象：カルロス・コレア（アストロズ）

87．キーバート・ルイーズ（C）/Keibert Ruiz /LAD

コンタクトに秀でるスイッチヒッター捕手。19年は2AでOPS.678止まりだったが、昨季はメジャーで初ホームランを放つなど印象的な活躍。
比較対象：カルロス・ルイーズ（元フィリーズ他）

88．デイビー・ガルシア（RHP）/Deivi Garcia /NYY
完成度が高く、昨季6先発でK/BB=5.50をマークした点は好材料。身長175㎝で大成した先発投手は前例がなく、耐久面の不安を払拭できるか。
比較対象：マーカス・ストローマン（メッツ）

89．ロバート・ハッセル（OF）/Robert Hassell /SD
20年ドラフト全体8位指名。高校生No.1ピュアヒッターと評判で、守備もCFに残れる可能性を残す。パワーを伸ばせるかが課題。
将来像：アンドリュー・ベニンテンディ（ロイヤルズ）

90．ボビー・ダルベック（3B/1B）/Bobby Dalbec /BOS
コンタクトに不安はあるが怪力が自慢。昨季はMLBデビューすると8本塁打・OPS.959とパワーを発揮。ラファエル・デバースがいるため1Bでの出場が主だった。
比較対象：ミゲル・サノー（ツインズ）

91．デーン・ダニング（RHP）/Dane Dunning /TEX

昨季7先発で防御率3.97と安定した投球を見せた。90マイル前半のシンカーと平均以上のスライダー&チェンジアップを低めにコマンドするイニングイーター。
比較対象：イバン・ノバ（タイガース）

92．タイラー・フリーマン（SS）/Tyler Freeman /CLE
マイナー3年で打率.319をマークのコンタクトヒッター。パワー&SS守備のツールは平均的でソリッドプレーヤー止まりか。
比較対象：ケビン・ニューマン（パイレーツ）

93．クラーク・シュミット（RHP）/Clarke Schmidt /NYY
17年ドラフト1巡目。ドラフト前にTJを受けたが、19年は18先発/防御率3.47とポテンシャルを発揮。先発としては第3球種と耐久性に不安を抱える。
比較対象：フィル・ヒューズ（元ヤンキース他）

94．ギャレット・クロシェ（LHP）/Garrett Crochet /CWS
平均100マイル超えの速球を武器に、リリーフとしてMLBデビューすると、PS含めて6登板無失点と好投した。今後先発に戻るなら制球と第3球種の向上が課題。
比較対象：クリス・セール（レッドソックス）

95．リオバー・ペゲーロ（SS）/Liover Peguero /PIT
プラスのスピードがベストツールで、R/A-で打率.326をマークしたコンタクト能力も兼ね備える。SSに残れればさらに価値が上がるだろう。
比較対象：ケテル・マーテイ（Dバックス）

96．テイラー・トランメル（OF）/Taylor Trammell /SEA
5ツールに加えてアプローチも良いオールラウンダー候補。20年はLF転向が濃厚と見られていた守備面で向上を辿り、CFに残れる可能性を示した。
比較対象：ブレット・ガードナー（ヤンキース）

97．シェーン・マクラナハン（LHP）/Shane McClanahan /TB
昨季PSでメジャーデビュー。コマンドに苦しむ場面が目立ったが最速101マイルを計測。支配的な3球種持っており、リリーフに専念させるにはまだ早い。
比較対象：クリス・セール（レッドソックス）

98．ライアン・マウントキャッスル（OF/1B）/Ryan Mountcastle /BAL
打撃は即メジャーとの触れ込み通り、昨季は35試合の出場で打率.333・5本塁打・OPS.878と素晴らしい打撃内容。守備はLF/1Bメインのため打ち続けるしかない。
比較対象：マイク・モース（元ナショナルズ他）

99．コディ・ホージー（3B）/Kody Hoese /LAD
19年ドラフト1巡目。ハイレベルなパワーとアプローチを兼ね備え、20-25ホーマーを狙える。3B守備は及第点だが磨かれる必要がある。
比較対象：アレク・ボーム（フィリーズ）

100．タイラー・スティーブンソン（C）/Tyler Stephenson /CIN
6-4/225の大型捕手。打撃ではパワーと選球眼を兼ね備えており、「出塁率.350＆20本塁打」以上が見込める。一方の捕手守備はフットワークが鈍く発展途上。
比較対象：マット・ウィータース（元オリオールズ他）