~~左のスペシャリストとしてブルペンを争う~~
Bats/Throws L/L
Height/Weight 6-1/205
・経歴
2004年にロッキーズからドラフト31巡目で指名されるも芽が出ず、2010年に解雇。1年の浪人を経て、2011年にアストロズと契約。その年にメジャーデビューすると翌2012年には左のショートリリーバーとして44試合に登板。そして昨2013年はナショナルズにトレード移籍。移籍後はAAAで39試合に登板し防御率1.31、K/9=11.8という成績。メジャーでは11試合に投げ6イニングで9奪三振、防御率1.50。現在27歳。
左打者に部類の強さを誇り、キャリア通算の対左被打率は.226
左打者に部類の強さを誇り、キャリア通算の対左被打率は.226
・レポート
Pitching
カーブと速球のコンビネーション。カーブは見たところ、75マイルの緩くて縦に割れるものと80マイルほどのスライダーに近いものの2つがあるみたいです。
カーブはアウトピッチとして素晴らしいボール。
しかし課題は制球力。メジャーではキャリアBB/9=4.40。これでは高い奪三振能力も生かすことができません。
Fast Ball(平均89マイル)=△
カーブがアウトピッチとして素晴らしい一方で、速球は球威不足が否めない。速球のキャリア通算被打率は.350を超えている。
Curve(平均78マイル)=◎
2種類のカーブを使い分ける。空振りが取れるアウトピッチ。
Command=×
BB/9を見ればわかるように制球力に苦しんでいます。コマンドを改善できればブレイクできると思います。
総評
コマンドが改善されれば左のスペシャリストとして面白い存在。ウィリアムズ監督が「左のリリーフは2人が望ましい」とコメント。トレードで獲得したブレビンスは確定として残り一枠をソリス、セデーニョ、デトワイラー(スターターから溢れた場合)の3人で争うことになりそうです。
近年左のリリーバーは高騰しているので、できれば自前で安く発掘できればいいのですが…
とりあえず昨年のAAA成績とナッツでの11試合を信じたいところ。三振が多く取れる点はソリス、デトワイラーにはない魅力だと思います。