2016 日本ハムファイターズ TOP10 Prospect
当ランキングは選手の将来性と即戦力性のバランスを考慮して作成しました。基準としては現行のNPBの新人王規準ではなく、50IP/140打席(あくまで目安)たるメジャーかぶれの基準となっております。選手名リンク先から選手の動画に飛びます。
1. 渡邉 諒(SS)
2軍:84試合 .264/.346/.383 6本塁打 3盗塁
1軍:9試合 .154/.154/.154 0本塁打 0盗塁
13年ドラフト1巡目。走攻守を取り揃えたオールラウンダー。スピード&強肩&守備範囲を兼ね備えたSSディフェンスはハイポテンシャル。打撃の評価も絶賛されており、鋭くシャープなスイングに相応のパワーも備えており、将来的にはダイナミックなリードオフマンになり得る。14年4月にかかとの靭帯を損傷するなど健康面に不安。
2. 上原 健太(LHP)※ルーキー
15年ドラフト1巡目。アップサイドは群を抜いている。190cm/86㎏の長身から最速151㌔のストレート&鋭いスライダーを投げ下ろす。制球&メカニック面など粗削りな部分も目立つが、50m5秒9で走るアスリート性からあまり問題にされていない。木田優夫GMは「今までにないスケール感。将来日本を代表する投手になる」と絶賛。
3. 平沼 翔太(SS)※ルーキー
敦賀気比高ではRHPとしてプレーも、SSとしてドラフト指名。本人は投手としてのこだわりが強いが、熊崎誠也スカウトは「まずはショートでレギュラーをとってもらいたい」とコメント。天性のヒッティングセンス&50m5秒9のスピード&投手として144㌔を計測する肩を備えており、SS守備に適応できればスケールの大きい選手になれる。甲子園通算40打数15安打。
4. 加藤 貴之(LHP)※ルーキー
武田勝(日本ハム)と比較される制球力が持ち味の即戦力ルーキー。ストレートのキレの良さが高く評価されており、球速は130㌔台後半だが空振りが奪える。左打者にはスライダー、右打者にはチェンジアップをアウトピッチとして使っており、100㌔台のカーブや130㌔台のカッター、さらにはフォークも扱える。イニングイータータイプ。
5. 田中 豊樹(RHP)※ルーキー
上位指名候補も、5巡目までスリップ。180cm/90㎏のがっちりした体格から最速152㌔のストレートを投げ込むクローザー型。アウトピッチの縦スライダーも精度が高く、ストレートとのコンビネーションはパワフル。細かいコマンドには欠けるが、馬力は本物。2年次の日米野球では3回2/3を投げて6奪三振の快投を披露した。
6. 井口 和朋(RHP)※ルーキー
15年ドラフト3巡目。チェンジアップが高く評価されており、最速149㌔のストレートもパワフル。スライダーもキレがあり、3球種全てで空振りが奪える。マウンド度胸も高く、セットアッパー候補に挙げられている。コーナーを突く制球力を身に付けられるかが成功の鍵。
7. 高梨 裕稔(RHP)
2軍:21試合 114.2回 122K 41BB 3.38ERA
1軍:2試合 7.1回 7K 3BB 3.68ERA
2軍では11勝をあげ、規定投球回をクリアした投手の中ではトップとなるK/9=9.63をマーク。常時140㌔前半~145㌔のストレート&鋭く落ちるフォークのコンビネーションで三振の山を築く。一方でコマンドが平凡なのが課題。大卒ながら2年目と経験に浅く、成長の余地を残している。4月終了時点では25回/41Kと支配的な投球を披露し、5月3日には1軍デビューも経験。
8. 新垣 勇人(RHP)
2軍:22試合 63.1回 55K 11BB 3.13ERA
1軍:3試合 11回 8K 1BB 6.55ERA
プロ4年目も社会人出身のため既に30歳。二軍では毎年安定した成績を残しているが、1軍で結果が出ない。それでも15年はプロ初勝利をあげるなど自信は掴んだはず。フォーク&チェンジアップ&スライダー&カーブ&カッターと多彩な球種をコマンドよく織り交ぜる。最速148㌔のストレートは力があり、低めに投げ分けることができる。
9. 横尾 俊建(3B/2B)※ルーキー
177cm/89㎏のがっちりした体格の長距離砲候補。フルスイングが持ち味で逆方向にもホームランを打てるパワーの持ち主。15年秋リーグでは4戦連続含む5ホーマーと強烈なパフォーマンス。大学通算で52K/57BBと確実性も備えており、打力だけなら15年ドラフトトップクラス。守備では三塁手にふさわしい強肩の持ち主も二塁コンバート案も浮上。
10. 松本 剛(3B)
2軍:77試合 .285/.354/.384 6本塁打 2盗塁
1軍:11試合 .182/.250/.273 0本塁打 0盗塁
目立ったパワーポテンシャル。2軍では6ホーマーを放ち、さらにアプローチも26K/23BBと安定している。一方で守備の拙さが出場機会を奪っており、14年には二塁手としてはファームトップの14失策を記録。三塁コンバート後も拙守を連発している。課題の守備を磨いてパワフルな打力をアピールしたい。
Plus One Prospect
吉田 侑樹(RHP)※ルーキー
14年の大学日本選手権では東海大の14年ぶりVに貢献。大学日本代表にも選出され、アメリカ戦では8回1死までノーヒット投球を披露。187cm/80㎏の体格からアップサイドを評価されており、ドラフト7巡目でファイターズ入り。最速147㌔のストレート&フォーク。スライダー&カーブで緩急を生み出す。