2021年12月19日日曜日

2022 BOSTON RED SOX TOP 20 PROSPECTS

2022 BOSTON RED SOX 

TOP 20 PROSPECTS

Triston Casas

本ランキングは各傘下の選手を現在の活躍と今後の伸びしろから総合的に判断し、作成したものである。「将来キャリアを通じてどれだけメジャーでバリューを示せるか」という点に重きを置いており、即戦力ランキングでも伸びしろランキングでもない。MLB.comやBaseball Americaといった媒体を参考にしつつ、独自の視点を加えて評価したつもりである。選手の年齢は22年6月30日見込みのもの。

1.
トリストン・カサス(1B)/Triston Casas:22歳
(2A/3A)86G 308AB 14HR 57BB 71K .279/.394/.484/.877
◎パワー / ◯打撃 アプローチ 1B守備 / ✖スピード
18年ドラフト1巡目の高卒選手で、未来の4番候補。東京五輪では米国代表トップとなる3本塁打・8打点と躍動。広角に長打が打て、追い込まれたら軽打に切り替えるなど対応力も非常に高い。高校時代には三塁を守っていただけあり、一塁守備も素晴らしい。攻守に能力が高く、フレディ・フリーマンやアンソニー・リゾーのような球界を代表する一塁手になることが期待されている。
Triston Casas

2.マルセロ・メイヤー(SS)/Marcelo Mayer:20歳
(R)26G 91AB 3HR 15BB 27K .275/.377/.440/.817
◎コンタクト / ◯SS守備 肩 / △スピード
21年ドラフト全体4位指名の高卒選手。コリー・シーガーの打撃力&ブランドン・クロフォードの守備力と評され、スピード以外の4ツールがプラス評価。特に鋭いスイングでバレル性の打球を量産するコンタクトツールが最も評価されている。実戦でのパワーをどれだけ伸ばせるか。

3.ニック・ヨーク(2B)/Nick Yorke:20歳
(A/A+)97G 378AB 14HR 52BB 69K .325/.412/.516/.928
◎打撃 / △2B守備
20年ドラフト1巡目指名。ドラフト前の評価に対して、かなりのオーバーピックとなったが、Aでトップの打率&OPSをマークするなど実力を証明。バレルコントロールに長けており、成熟したアプローチでライナーを打ち分ける。しかも最終35試合で11本塁打を放つなど終盤はフライボールを有効に打つことができていたため、来季のさらなる進化に期待が持てる。一方で二塁守備は怪しく、LF転向の可能性もある。
Nick Yorke
(3A)60G 244AB 16HR 30BB 66K .258/.357/.516/.873
(MLB)33G 107AB 2HR 4BB 40K .215/.241/.336/.578
◎スピード / △コンタクト CF守備不慣れ
元々はダブルプラスのスピードを生かしたコンタクトヒッターだったが、20年のコロナ休止中にスイングを改善。フライボールを意識したスイング軌道にしたことで、19年の5本塁打から16本塁打に長打力UP。一方でMLB昇格後は高めの速球の対応に苦しみ、三振率35.7%と酷い内容だった。CF守備もまだ不慣れな部分があり、レギュラー定着には攻守にレベルアップが求められる。

5.
ブライアン・ベロ(RHP)/Brayan Bello:23歳
(A+/2A)3.87ERA 95.1IP BB/9=2.9 K/9=12.5 K/BB=4.26
◯3球種 奪三振 / △速球の質
コロナ休止前に90マイル前半だった速球が、常時90マイル中盤・MAX98マイルにパワーアップしたことでブレーク。スライダー&チェンジアップを有効に織り交ぜて空振りを誘う。ストライク先行でコントロールもまとまっているが、速球のムーブメントは平凡なため、甘く入ると痛打される傾向にある。実際2A昇格後は防御率4.66・被打率.266と数字を落としており、細かいコマンドを磨いていくことが求められる。
Brayan Bello
(3A)99G 357AB 14HR 38BB 131K .190/.272/.333/.606
◯パワー / △アプローチ / ✖SS守備
20年2月にムーキー・ベッツとのトレードで加入。21年は極度のスランプに悩まされたが、本来であれば左中間/右中間の長打ゾーンにライナーを量産するバッティングが持ち味。守備面では、Baseball Prsopectusの出す守備指標FRAAでプロ4シーズンにおいて、すべてマイナス(21年は-5.6)を叩き出しており、MLBでは2Bを守ることになるだろう。
(R/A)28G 105AB 6HR 8BB 21K .324/.368/.590/.959
◎パワー / △3B守備 素材型 コンタクト
20年ドラフト3巡目指名。13歳で500フィート超え弾を放つなどアマチュア時代から飛ばし屋として注目されていた逸材。大振りでプロへの適応が心配されていたが、R/Aでは少ないサンプルながら好成績を残した。現在は3Bを守っているが、体格の成熟につれて、将来的には1B転向が目されている。
(A+/2A)3.43ERA 105.0IP BB/9=3.6 K/9=9.5 K/BB=2.64※19年の成績
◯球威 グラウンドボーラー / △コントロール
レッドソックスがわずか$25Kで獲得。そこから傘下有数のプロスペクトに評価を上げた。93-98マイルの速球と88-90マイルのスライダー中心のパワーピッチャー。ツーシーム、チェンジアップも精度が高く、ゴロ率も高い。21年はTJ手術を受けて全休。22年中盤頃の復帰になるか。
(2A/3A)4.28ERA 94.2IP BB/9=1.9 K/9=12.5 K/BB=6.55
◯球種 コマンド / △リリーフ向き?
プロ入り後に球速を伸ばし、88-92マイルだった速球は昨季MAX97マイルに到達。2Aでは10先発でK-BB%驚異の34.3%をマーク(昨季のMLBトップはコービン・バーンズの30.4%)した。ホップ系の4シームを軸に、カッター&チェンジアップでピッチトンネルを通す。オフに参加したドミニカWLでは5先発/防御率0.42。
Kutter Crawford

10.
ジェイ・グルーム(LHP)/Jay Groome:23歳
(A+/2A)4.81ERA  97.1IP BB/9=3.3 K/9=12.4 K/BB=3.72
◯球種 奪三振 / △健康面 対左打者
ドラフト時にはC.カーショウ(ドジャース)と比較されたエースポテンシャルの持ち主も、TJ手術を経てスケールダウン。球持ちの良い90-94マイルの4シームを四隅にコマンドし、空振りを誘う。コロナ休止明けに体重が30ポンド増えているなどコンディション維持にも問題アリ。

11.ギルバート・ヒメネス(OF)/Gilberto Jimenez:20歳
(A)94G 373AB 3HR 19BB 86K .306/.346/.405/.751
◎スピード / 〇コンタクト 肩 CF守備 / ✖パワー 
20-80スケールで80評価のスピードが武器。マイナー3年で打率.324をマークしているが、非力な上にゴロ性の打球が非常に多く、将来メジャーでインパクトを残せるかは疑問。ベン・リビア(元フィリーズ他)やディー・ゴードン(前マリナーズ)のような将来像になるか。

12.
サド・ウォード(RHP)/Thad Ward:25歳
(A/A+)2.14ERA 126.1IP BB/9=4.1 K/9=11.2 K/BB=2.75※19年の成績
◯球威 奪三振 / △コントロール TJ手術明け
93-96マイルのシンカーと80マイル中盤のスライダーでハードコンタクトを許さないシンカーボーラー。21年はTJ手術により2登板に終わった。ローテーション4番手相当のポテンシャル評を得ているが、コントロールに課題がある。
(R/A)2.91ERA 52.2IP BB/9=2.7 K/9=11.3 K/BB=4.13
◯3球種 / △体格 素材型
16歳の契約時から球速を10マイル程伸ばすなど急成長中。92-96マイルの速球に平均以上のカーブ&チェンジアップで3球種を確立しており、ローテーション3番手級のポテンシャルだ。6-0/167と先発投手としては小柄な点が不安材料。

(R/A)31G 121AB 3HR 17BB 28K .298/.388/.496/.884
◯コンタクト ユーティリティー / △パワー
21年ドラフト3巡目。アプローチの良いラインドライブヒッターで、21年は
大学のシーズン55試合で15本塁打を放つなどフライ性の打球を増やすことに成功した。守備は大学ではCFを中心に守っていたが、BOSは2B中心に内野での起用も増やしていきたいとのこと。スーパーユーティリティとして期待される。

15.マシュー・ルーゴ(SS)/Matthew Lugo:21歳
(A)105G 418AB 4HR 38BB 94K .270/.338/.364/.701
◯ポテンシャル / △素材型 パワー 実戦経験
19年ドラフティーではNo.1評価を得たプエルトリカン。叔父であるカルロス・ベルトランの野球アカデミーで育ち、SSとして必要な資質を全て持ち併せている。攻守に発展途上で時間はかかるだろうが、メジャーでSSを張れる可能性を秘めている。スイングが大振りで適応に時間はかかるだろうが、長い目で見ていきたい。
(R/A)36G 139AB 9HR 17BB 39K .309/.390/.583/.973
◯パワー / △3B守備 コンタクト
21年ドラフト3巡目で、ハンター・レンフローとのトレードで今オフMILから加入した。左打席から繰り出される豪快なパワーがベストツールで、アプローチも辛抱強い。プロデビューは順調だったが、フルシーズンでしっかり打率を残せるかが注目ポイント。

17.クリス・マーフィー(LHP)/Chris Murphy:24歳
(A+/2A)4.62ERA 101.1IP BB/9=3.2 K/9=11.4 K/BB=3.56
◯4球種 奪三振 / △コントロール 一発病
大学では制球難に悩まされていたが、プロ入り後に改善されつつある。90-94マイルの速球を主体に4球種を扱い、21年はK/9=11.4をマークするなど多くの空振りを奪った。一方でフライボーラーであり、HR/9=1.9と被弾癖に悩まされた。ローテーションに残るには長打を食らわないようにコマンドを磨く必要がある。

18.
チージャン・リュウ(RHP)/Chih-Jung Liu:23歳
(R/A)4.23ERA 55.1IP BB/9=3.1 K/9=9.8 K/BB=3.16
◎速球 / △素材型
「台湾の大谷翔平」と形容される二刀流プレーヤー。最速98マイル(一部スカウトのガンでは101マイルを計測)の速球に86-88マイルのスライダー&スプリットを投げ込む本格派。スタートはつまずいたが、8月以降は7先発で防御率2.20と好投。スイッチヒッターな上に打撃の才能も非凡だが、DH制のプレーだったため、打席の機会はなかった。

19.ロナルド・ヘルナンデス(C)/Ronaldo Hernandez:24歳
(2A/3A)99G 363AB 16HR 12BB 77K .284/.326/.501/.827
◯パワー 肩 / △C守備 アプローチ スピード
プラスのパワーが自慢の攻撃型捕手。コンタクト力は高いが選球眼&アプローチに難があり19年はスランプだったが、21年はバウンスバックに成功。それでも四球率3.1%とフリースインガーぶりは相変わらずだった。守備面ではマイナー6年で盗塁阻止率42%をマークするなど強肩だが、捕球面は磨いていく必要がある。
(A/A+)2.92ERA 89.1IP BB/9=2.0 K/9=13.3 K/BB=6.60
〇3球種 奪三振 コントロール / 
19年ドラフト26巡目ながら90マイル前後だった速球がプロ入り後に94-96マイルに上昇し、評価を上げている。サイドハンドから速球、スライダー、チェンジアップを投げ分け、コントロールも安定している。このまま好投を続ければローテーション争いに加われるだろう。
Brandon Walter

Sleeper Prospects

セダーン・ラファエラ(SS/OF)/Ceddanne Rafaela:21歳
(A)102G 394AB 10HR 25BB 79K .251/.305/.424/.729
◯スピード 守備 ユーティリティー / △打撃
SSとCFを中心に複数ポジションをこなせるユーティリティプレイヤー。プラスのスピードを生かした広大な守備範囲が魅力で、Baseball Prospectusによるマイナーの守備指標FRAAでは+12.7と好結果だった。打撃では、投高のリーグで10本塁打を放つなどパワーレスという評価を覆しつつある。

ニコラス・ノースカット(3B)/Nicholas Northcut:23歳
(A)96G 345AB 17HR 46BB 91K .261/.352/.513/.865
◯パワー / △スピード コンタクト
18年ドラフト11巡目の高卒選手。名門バンダービルト大への推薦が決まっていたが、プロ入りの道を選んだ。プロ入り後は伸び悩んでいたが、21年はブレーク。プラスのパワーを実戦で発揮した。守備でも肩の強さとハンドリングは3Bとして及第点との評価。

エディンソン・ポーリーノ(IF)/Eddinson Paulino:19歳
(R)36G 113AB 0HR 15BB 21K .336/.436/.549/.985
◯コンタクト / △素材型 2B向き
Rで高打率をマークしたコンタクトヒッター。
ただ当てるだけでなく、16本の二塁打を放つなどバレル性の打球を打てる。ヒットツール以外の4ツールは平均的で、守備も2B向きと見られているため、どれだけ打てるかが選手としての評価を決めるだろう。パワーがついて二塁打を本塁打に転換できたら面白い。

(A+/2A)2.40ERA 86.1IP BB/9=1.6 K/9=8.9 K/BB=5.67
〇コントロール / ✕球威
C.J.チャッタムとのトレードでPHIから加入。マイナー4年でBB/9=1.3をマークしているストライクスロワー。速球のスピードは90-92マイルほどでパワーレスなため、選手としての上限はローテーション5番手~ロングリリーフ止まりと見られている。

(A/A+)3.91ERA 76.0IP BB/9=5.0 K/9=10.7 K/BB=2.14
〇速球 奪三振 / △コントロール リリーフ向き?
20年ドラフト4巡目。サイド気味のスリークォーターから94-97マイルの速球&曲がりの大きいスライダーを投げ込む姿はジョシュ・ヘイダー(MIL)と重なるものがある。来季も先発としての機会を与えられるだろうが、コントロール&チェンジアップが改善できなければヘイダーのようにリリーフに転向することになるだろう。


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