2019年1月26日土曜日

2019 MINNESOTA TWINS TOP 20 PROSPECTS

2019 MINNESOTA TWINS

TOP 20 PROSPECTS

Royce Lewis(SS)

本ランキングは各傘下の選手を現在の活躍と今後の伸びしろから総合的に判断し、作成したものである。「将来キャリアを通じてどれだけメジャーでバリューを示せるか」という点に重きを置いており、即戦力ランキングでも伸びしろランキングでもない。MLB.comやBaseball Americaといった媒体を参考にしつつ、独自の視点を加えて評価したつもりである。

1.ロイス・ルイス(SS)/Royce Lewis
◯打撃 スピード メークアップ / △素材型 SS守備 パワー
J.マウアー以来となる全体1位指名。T.ターナー(ナショナルズ)のようなスケールの大きいリードオフマンSSになれるかもしれない逸材。20-80スケールで70評価のスピードと洗練されたメークアップに定評。A/A+では14ホーマー・OPS.803をマーク。

2.アレックス・キリロフ(1B/OF)/ Alex Kirilloff
◯打撃 パワー / △素材型 
本人も尊敬するというJ.ハミルトン(元レンジャース)を彷彿とさせる豪快なスイングがトレードマーク。大振りながら並外れた打撃センスでパワーとアベレージを両立。高校ではCFを守っていた運動能力も合わせてC.べリンジャー(ドジャース)と共通点が多い。A/A+で打率.348・20本塁打・OPS.970。

3.ブラスダー・グラテロル(RHP)/Brusdar Graterol
◎速球 / ◯3球種 / △素材型
96-100マイルの速球と90マイルに迫るスライダー&チェンジアップのコンビネーションは球威抜群。TJ復帰2年でBB/9=2.6と制球も安定している。18年はA/A+で19先発して防御率2.74・K/9=9.4・BB/9=2.5をマーク。

4.ルイス・ソープ(LHP)/Lewis Thorpe
◯速球 奪三振 / ✖耐久性 
オーストラリア出身の逸材。18年はTJ手術を乗り越え、2A/3Aで25先発を果たすなど耐久面の不安を払拭するシーズンとなった。93マイル前後の速球、カーブ、チェンジアップを織り交ぜてK/9=10.5・BB/9=2.5。ローテーション3番手相当のポテンシャル。

5.アキル・バドゥー(OF)/Akil Baddoo
◯打撃 アプローチ スピード / △肩 素材型
チームOBのトリ・ハンターと比較される原石。ベストツールは20-80スケールで60のスピード。打撃はラインドライブ重視で、SLG.419とパワーも十分。四球率14.3%・三振率24%と三振も四球も多い辛抱強いアプローチ。守備もCFでOKなレベル。

6.トレバー・ラーナック(OF)/Trevor Larnach
◯打撃 アプローチ / △守備走塁
18年ドラフト全体20位。走守は平均以下だが打撃が武器のカレッジ選手。三振も四球も多いアプローチだが、R/Aでは三振を減らし5ホーマー・OPS.890をマーク。将来像は少なくとも左のプラトーン要員にはなれるだろう。

7.ワンダー・ハビアー(SS)/Wander Javier
◯ファイブツール / ✖素材型
M.サノーを上回る球団最高額の契約金$4Mで入団の大器。ズバ抜けたファイブツールを有し、順調に育てばMLBを代表する遊撃手になれる。18年は故障によりプレーがなかったが、19年シーズンにブレークに期待。

8.ブレント・ルーカー(OF)/Brent Rooker
◯パワー / △守備走塁 コンタクト
元ツインズ主砲J.ウィリンガムと比べられる豪快なパワーヒッター。プロ2年目にして開幕から2Aでシーズンを過ごし22ホーマー・.ISO.211と長所を発揮。三振率26.4%は要改善だが、四球率9.9%とアプローチは悪くない。

9.スティーブン・ゴンサルべス(LHP)/Stephen Gonsalves
◯速球 チェンジアップ 奪三振 体格 / △コマンド
長身で長いリーチから角度のある速球とブレーキの利いたチェンジアップのコンビネーション。マイナー6年でK/9=9.5をマークも、18年は2A/3AでBB/9=4.8と制球難に苦しんだ。コマンドを安定させられればB.スネル(レイズ)のようにブレークもあり得る。

10.ジョーダン・バラゾビック(RHP)/Jordan Balazovic
◯速球 奪三振 / △素材型
細身の体格ながら、90マイル中盤の速球とキレあるスライダーのコンビネーションは力強い。19歳のシーズンにしてK/9=11.6・BB/9=2.6と制球も安定している。伸びしろも大きく、これからの成長に期待。

11.ホアン・ドゥラン(RHP)/Jhoan Duran
◯速球 奪三振 グラウンドボーラー / △コマンド 変化球
18年はAでK/9=10.4・GB%=54%と高い奪三振とゴロアウト率をマーク。大柄な体格から96-98マイルの速球と、93-94マイルのスプリットとシンカーの中間「スプリンカー」を投げ下ろす。カーブは角度があり、決め球にもゴロを打たせるのにも有効。

12.ニック・ゴードン(SS/2B)/Nick Gordon
◯守備走塁 / △パワー ツール
ディー・ゴードン(マリナーズ)の弟。兄のようなズバ抜けた運動能力は持っていないが、確率よく外野の間を破る打撃技術では勝る。18年は2AでOPS.903も、3Aでは.544。マイナー通算OPS.704は守備型で知られるB.クロフォードやA.エスコバーのマイナー時代よりも下。

13.ブレイン・エンロウ(RHP)/Blayne Enlow
◯カーブ 速球 体格 / △素材型
縦横2種類のカーブは絶品で、速球も最速94マイル。6-3/180の理想的な体格に加え、投球フォームも滑らかで伸びしろは十分。フルシーズン1年目はAでK/9=6.8・BB/9=3.4とややインパクト不足か。

14.ザック・リテル(RHP)/Zack Littell
◯コマンド / △球威
17年にはマイナートップの19勝をあげた先発右腕。球威はそこまでではなく、ストライク先行の投球で試合を作り上げるイニングイーター。18年は2A/3Aで防御率3.98をマークし、MLBでも8試合に登板した。

15.タイラー・ウェルズ(RHP)/Tyler Wells
◯4球種 コマンド 体格 /
マイナー3年でK/BB=3.84のコマンドを武器に、キレの良い4球種をゾーンに集めるフライボーラー。6-8/265の大柄な体格と併せてワークホース向き。18年はA+/2Aで21先発して防御率2.49をマークした。

16.ルイス・アラエズ(2B)/Luis Arraez
◯コンタクト / △ユーティリティー向き 守備走塁 / ✖パワー
マイナー5年で打率.329の安打製造機。小柄でパワーはなく、守備走塁も平凡なためレギュラーとしてやっていけるかは微妙だが、2B/3B/SSを器用にこなすユーティリティーさはどのチームにも重宝されるはずだ。

17.ユニアー・セベリーノ(2B)/Yunior Severino
◯パワー / ✖素材型
元々はブレーブスと契約も、ブレーブスが海外FAで不正をしていたためFA処分に。その後ツインズと契約金$2.5Mの契約を結んだ。柳田悠岐(ホークス)を彷彿とさせる豪快なスイングで、Rでは49試合で8ホーマーを放った。

18.ギルバート・セレスティーノ(OF)/Gilberto Celestino
◯CF守備 / △素材型 打撃 
R.プレスリーとのトレードで昨年にアストロズから加入。A.アルモラ(カブス)と比較される好守のCF。打撃はアルモラ同様にコンタクト重視のフリースインガー。R/A-/2Aで計64試合に出場して打率.287・5本塁打・OPS.747をマーク。

19.ライアン・ジェファーズ(C)/Ryan Jeffers
◯打撃 アプローチ / △守備
18年ドラフト2巡目。成熟したアプローチと二桁本塁打が見込める長打力が魅力の攻撃型捕手。R/AではOPS.946・四球率11.9%・三振率16.2%をマークした。一方で捕手としての守備力には疑問。捕手に残れるかが今後のバリューを左右する。

20.トラビス・ブラッケンボーン(3B/2B)/Travis Blankenhorn
◯パワー / △スピード コンタクト
シンプルかつ力強いスイングは若き日のA.ゴードン(ロイヤルズ)と比較される。マイナーで3年連続二桁本塁打のパワーは魅力だが、コンタクトに課題があり、18年は打率.234・三振率25.7%・四球率6.9%。守備では機敏さに欠け、守備範囲に不安。

Plus One Prospect
ウィリアンズ・アストゥーディオ(C/1B)/Willians Astudillo
◎コンタクト / △パワー 捕手守備
フリースインガーながらズバ抜けたコンタクト技術をもつ安打製造機。マイナー9年で三振率3.3%・四球率3.5%・打率.306をマーク。本職は捕手だが、内外野両翼もこなすユーティリティー。メジャーでは30試合で打率.355・三振率3.0%と持ち味を発揮。

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