2019年3月13日水曜日

2019 COLORADO ROCKIES TOP 20 PROSPECTS

2019 COLORADO ROCKIES

TOP 20 PROSPECTS

Brendan Rodgers(SS)

本ランキングは各傘下の選手を現在の活躍と今後の伸びしろから総合的に判断し、作成したものである。「将来キャリアを通じてどれだけメジャーでバリューを示せるか」という点に重きを置いており、即戦力ランキングでも伸びしろランキングでもない。MLB.comやBaseball Americaといった媒体を参考にしつつ、独自の視点を加えて評価したつもりである。

1.ブレンダン・ロジャース(SS/2B)/Brendan Rodgers
◎打撃 / ◯パワー 肩 / △2B向き?
MIF離れの傑出した打撃能力を有し、18年は2Aで打率.275・17本塁打・OPS.835をマーク。3A昇格後は19試合でOPS.554に終わりメジャーデビューはお預けとなった。SSとして十分な守備力を有するが、平均的なスピードから2B向きとの見立てだ。DJ.ラメイヒューの穴埋めが期待される。


2.コルテン・ウェルカー(3B)/Colton Welker
◯打撃 3B守備 肩 / △スピード アプローチ
スカウトやマイナーのコーチからは若き日のN.アレナドと比べられる攻守揃った三塁手。プロスペクト時代のアレナド同様に長打力と選球眼を不安視されているが、A+で打率.333・13本塁打・OPS.872は立派。3B守備も平均以上。

3.ギャレット・ハンプソン(2B/SS)/Garrett Hampson
◯アプローチ コンタクト スピード / △パワー 2B向き?
B.ゾブリストにスピードを足したような選手で、スーパーユーティリティーになれる。18年は2A/3Aで打率.311・10本塁打・36盗塁をマークし、メジャーでも24試合に出場した。今季はFA移籍したDJ.ラメイヒューに代わって開幕二塁のスタメンが見込まれている。

4.ピーター・ランバート(RHP)/Peter Lambert
◯4球種 コマンド スタミナ / △奪三振
4球種をストライクに集めるコマンドが最も評価されており、優秀なイニングイーターになれるだろう。18年は2A/3Aで26先発して防御率3.28・K/9=6.5・BB/9=1.6をマーク。速球は90マイル前半だが、抜群のコマンドで四隅を突き、打者に的を絞らせない。

5.タイラー・ネビン(3B)/Tyler Nevin
◯打撃 / △1B向き? 肩 スピード 耐久性
父フィルはメジャーで14年間プレーした元大リーガー。父と同じく強打の三塁手として期待されており、パワーと選球眼を兼ね備える。18年はA+で打率.328・13本塁打・OPS.889をマーク。フットワークが乏しく3Bとしては疑わしいが、1B守備は平均以上の評価。

6.ライアン・ロリソン(LHP)/Ryan Rolison 
◯コマンド / △素材型
18年ドラフト1巡目。昨季チームのローテーションに定着したK.フリーランドのようなイニングイーターになれる。滑らかで再現性の高いフォームから91-93マイルの速球を完璧にコマンドする。Rでは29回を投げて防御率1.86・K/9=10.5・BB/9=2.5をマークした。


7.グラント・ラビン(1B)/Grant Lavigne
◯打撃 パワー 1B守備 / △スピード 素材型
18年ドラフト1巡目補完指名の高卒一塁手。00年代初めにロッキーズで活躍したT.ヘルトンのようにゴールドグラブとシルバースラッガーの両獲りが狙える大器。Rでは59試合で打率.350・9本塁打・OPS.996と圧巻のデビュー。

8.ライアン・ビレイド(SS)/Ryan Vilade
◯打撃 肩 / △スピード SS守備 素材型
強烈なスイングが武器の高卒SSで、リスト1位のロジャースのような選手に成長することが期待されている。18年はAでISO.094と長打不足だったが、投高のリーグで打率.274・四球率9.8%は及第点。ロジャース同様にスピードが平均的で、SSに残れるかが評価を左右する。

9.ライリー・パイント(RHP)/Riley Pint
◎速球 / ◯変化球 / ×コマンド フォーム 素材型
16年ドラフト全体4位の大器。最速102マイルを叩き出す豪腕も、制球難が致命的。カーブ、チェンジアップも平均以上のボールなだけにフォームを改善して安定感を磨きたいところ。18年は故障により8.1回のプレーにとどまった。実績0でプロ4年目のシーズンを迎える。

10.ライアン・カステラーニ(RHP)/Ryan Castellani
◯速球 3球種 / △コマンド
M.シャーザー(ナショナルズ)のクローンとも評される右腕。シャーザーそっくりなフォームから平均以上の3球種を投げ分ける。コマンドの甘さから18年は2Aで防御率5.49・BB/9=4.7と壁にぶつかった。プロ入りしてから15-17年は3年連続でK/9=7.5オーバー、BB/9=2.7以下と安定していただけに、今季の巻き返しに期待したい。

11.テリン・バブラ(SS)/Terrin Vavra
◯アプローチ / △パワー
父ジョーは過去にツインズでベンチコーチを務めていた人物で、幼いころからメジャーリーガーに囲まれた環境に身を置いていた。アプローチのよいギャップヒッターで、平均的な守備力も合わせてユーティリティー向き。A-ではOPS.863のデビュー。

12.ヘズス・ティノコ(RHP)/Jesus Tinoco
◯速球 / △コマンド リリーフ向き?
常時93-95マイル、最速97マイルの速球はパワフルで、カーブ&スライダーも空振りが取れる。しかし、目一杯腕を振って投げる投球フォームと荒っぽいコマンドからリリーフ向きとの見立てが強い。18年は2Aで26先発して防御率4.79・K/9=8.4・BB/9=2.4をマークした。

13.ブレット・ボスウェル(2B)/Bret Boswell
◯スピード 打撃 / △パワー 肩 
22歳でドラフト指名と遅咲きだったが、18年はA/A+で打率.296・27本塁打・OPS.874とブレーク。強肩を生かした2B守備もカバー範囲が広く、攻撃型ユーティリティーとして注目。2A未到達にしてすでに24歳という年齢面がネック。

14.ヨナサン・ダザ(OF)/Yonathan Daza
◯スピード コンタクト CF守備 / ×パワー
J.ラガレスのような守備型CF。ベストツールのスピードを生かした広大な守備範囲に加え、肩も非常に強い。打撃はパワーレスだがコンタクトが得意で、2Aで打率.306・4本塁打・OPS.792をマーク。第四の外野手として重宝されるだろう。

15.リコ・ガルシア(RHP)/Rico Garcia
◯3球種 / △体格 年齢
すでに25歳と高齢な上、5-11/190と先発としては体も小さいが、18年はA+/2Aで26先発して防御率2.96・K/9=8.7・BB/9=2.3と安定した投球を披露した。近年球速を伸ばし、平均92マイル/最速96マイルまで上昇。3球種揃っておりイニングイーターとして期待。

16.ジャスティン・ローレンス(RHP)/Justin Lawrence
◯速球 奪三振 / △コマンド
クローザーポテンシャル。サイドハンドから97-100マイルのシンカーと大きく曲がるスライダーのコンビネーション。18年はA+で55試合に登板して防御率2.65・K/9=10.3・GB%=63.2%をマーク。球威は文句無しだが、BB/9=4.5と制球は磨く必要がある。

17.リード・ハンフリーズ(RHP)/Reid Humphreys
◯速球 奪三振 / △コマンド
セットアップ以上のリリーバーになれる球威が魅力。最速で97-98マイルに達する速球と90マイルのカッターを主体に80マイル前半のスライダー&チェンジアップも交える。18年はA+/2Aで42試合に登板して防御率2.03・K/9=13.1をマークした。

18.ライアン・フェルトナー(RHP)/Ryan Feltner
◯速球 / △リリーフ向き?
18年ドラフト4巡目。常時94マイルの速球はコンスタントに97マイルを計測する。第2球種はチェンジアップで、スライダーは要改善。Rでは30.2回/39K/4BB/防御率0.88をマーク。制球を磨き続けることができれば先発としての可能性も見えてくる。

19.ジョシュ・フエンテス(3B)/Josh Fuentes
◯打撃 / △アプローチ スピード
四球率3.6%とフリースインガーながら18年は3Aで打率.327・14本塁打・OPS.871をマークし、リーグのMVPを獲得。四球率3.6%とフリースインガーな点も含め、いとこであるN.アレナド(ロッキーズ)と共通点が多い。とはいえ、アレナドもマイナー時代はフエンテスよりも優秀なK/BBを残しており、アプローチ面がネック。

20.サム・ヒリアード(OF)/Sam Hilliard
◯スピード パワー 肩 / ×コンタクト
6-5/225の恵まれた体格に「20-20」も可能なパワー&スピードを秘める。投手としても注目を集めた強肩はRFに適任。18年は2AでOPS.716をマークしたが、三振率31.2%のアプローチは赤信号。平凡なコンタクト面からプラトーン止まりだろう。

Plus One Prospect
ニコ・デルコラッティ(OF)/Niko Decolati 
◯スピード パワー / ×コンタクト
18年ドラフト6巡目。大学ではSSを守っていたが、プロ入り後に即外野手へコンバート。コンタクトは未熟だが、パワー&スピードはハイレベル。Rでは打率.327・11本塁打・17盗塁・OPS.947をマーク。メークアップも高評価。

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