2018年12月30日日曜日

2019 TAMPA BAY RAYS TOP 20 PROSPECTS

2019 TAMPA BAY RAYS

TOP 20 PROSPECTS

Wander Franco(SS)

本ランキングは各傘下の選手を現在の活躍と今後の伸びしろから総合的に判断し、作成したものである。「将来キャリアを通じてどれだけメジャーでバリューを示せるか」という点に重きを置いており、即戦力ランキングでも伸びしろランキングでもない。MLB.comやBaseball Americaといった媒体を参考にしつつ、独自の視点を加えて評価したつもりである。

1.ワンダー・フランコ(SS)/Wander Franco
17歳離れした打撃能力は本物。V.ゲレーロJr(ブルージェイズ)と並ぶ大打者として期待。Rで打率.351・11本塁打・OPS1.004をマーク。守備は2B/3B向き?

2.ブレント・ハニーウェル(RHP)/Brent Honeywell
18年はTJ手術により全休したが、先発ローテーション2番手相当のポテンシャル評。90マイル中盤の速球とスクリューで打者をきりきり舞いにする。

3.ブレンダン・マッケイ(LHP/1B)/Brendan McKay
17年のドラフト全体4位。二刀流プレーヤーとして注目されており、投手としては防御率2.41・K/9=11.8、野手としてOPS.727をマーク。

4.ビダル・ブルージャン(2B)/Vidal Brujan
小柄ながら打撃センスは本物。20歳ながらA/A+で打率.320・9本塁打・四球率11.5%をマーク。55盗塁を決めた俊足も注目。

5.ヘズス・サンチェス(OF)/Jesus Sanchez
パワーとスピードを兼ね備えたファイブツール候補。A/A+で11ホーマー・OPS.757をマーク。アプローチの荒さが不安材料。守備は強肩でRF向き。

6.ブランドン・ロウ(2B)/Brandon Lowe
守備走塁は平均的だが、パワーとアベレージを兼ね備えたD.マーフィー(前カブス)2世。2A/3Aでは22ホーマー・OPS.949をマークし、MLBでも43試合で6ホーマー・OPS.774。

7.ロナルド・ヘルナンデス(C)/Ronaldo Hernandez 
強打の捕手プロスペクトで、Aでは21ホーマー・OPS.832をマーク。運動能力、肩の強さも素晴らしく、守備でも輝ける存在になれるだろう。マイナー2年で盗塁阻止率43%。

8.マシュー・リベラトーレ(LHP)/Matthew Liberatore
18年ドラフト1巡目。S.マッツ(メッツ)やT.スキャッグス(エンゼルス)と比較される完成度の高い高卒左腕。Rでは9先発して防御率1.38と圧巻だった。

9.シェーン・マクラナハン(LHP)/Shane McClanahan
18年ドラフト1巡目の大型左腕。100マイルの速球&スライダー&平均以上のチェンジアップはC.セール(ホワイトソックス)と比較されるポテンシャル。制球難。

10.ネイト・ロウ(1B)/Nate Lowe
18年に大ブレークのスラッガー候補。A+/2A/3Aでは打率.330・27本塁打・OPS.985をマークし、フューチャーズゲームでもプレー。守備走塁は平均以下。

11.シェーン・バズ(RHP)/Shane Baz
C.アーチャーとのトレードで加入の17年ドラフト1巡目右腕。N.シンダーガード(メッツ)と比べられる大器も、Rで防御率4.47・BB/9=5.0とパフォーマンスは今一つ。

12.ニック・ソラック(2B/OF)/Nick Solak
辛抱強くボールを見極め、広角にライナーを量産し、2Aで19ホーマー・OPS.834をマーク。一方で二塁適性には疑問で、外野手としても57試合に出場。21盗塁とスピードは十分。

13.モイゼス・ゴメス(OF)/Moises Gomez
20歳ながらAで19ホーマー・OPS.831をマークした期待の新星。三振率26.6%・四球率6.6%とアプローチが未熟。守備もLF向き。

14.ニック・シュネル(OF)/Nick Schnell
18年ドラフト1巡目の高卒5ツール候補。ベストツールはスピード。守備もCFに残れるだけの資質を備えている。Rでは19試合でOPS.751をマークした。

15.テイラー・ウォールズ(SS)/Taylor Walls
パワーはないがコンタクトとスピードに優れ、Aでは打率.304・6本塁打・31盗塁をマーク。四球率12%とアプローチも◎。SS守備も機敏で滑らか。

16.タイラー・フランク(SS/2B)/Tyler Frank
18年ドラフト2巡目のカレッジ出身。M.エリス(元ドジャース)と比較される攻守に堅実なタイプ。A-では51試合でOPS.837・四球率14.6%と持ち味を発揮。

17.ジョー・マッカーシー(OF/1B)/Joe McCarthy
走攻守とソツなく磨かれている選手。1B/LFの選手としては長打力不足だが、滑らかなスイングから左右に打ち分け、アプローチも成熟。3AではOPS.889をマーク。

18.コリン・ポッシュ(LHP)/Colin Poche
リリーフプロスペクトながら2A/3Aで40登板して防御率0.82・K/9=15.0と圧倒的なパフォーマンス。球速は92-93マイル程度だが、リリースの見にくいオーバースローからキレのある球を投げ込む。

19.レスリー・リナレス(LHP)/Resly Linares
速球は90マイル前後だが、変化球の扱いやコマンドに優れる。Aでは17先発して防御率3.20・K/9=10.4・BB/9=2.7と好投。フォームもクリーンで先発適性◎。

20.オースティン・フランクリン(RHP)/Austin Franklin
Aでは15先発して防御率3.62・K/9=7.1と目立ったパフォーマンスではないが、体格や球威は先発投手として理想的。球が浮いており、制球を向上していく必要がある。

Plus One Prospect
タナー・ダドソン(RHP/OF)/Tanner Dodson
二刀流プレーヤー。リリーフ投手として97マイルの速球を武器に25イニングで防御率1.44、俊足堅守のセンターとして打率.273・8盗塁をマーク。

2018年12月25日火曜日

2019 NEW YORK YANKEES TOP 20 PROSPECTS

2019 NEW YORK YANKEES  

TOP 20 PROSPECTS

Jonathan Loaisiga(RHP)

本ランキングは各傘下の選手を現在の活躍と今後の伸びしろから総合的に判断し、作成したものである。「将来キャリアを通じてどれだけメジャーでバリューを示せるか」という点に重きを置いており、即戦力ランキングでも伸びしろランキングでもない。MLB.comやBaseball Americaといった媒体を参考にしつつ、独自の視点を加えて評価したつもりである。

1.ジョナサン・ロアイシガ(RHP)/Jonathan Loaisiga
マイナーで防御率2.89・K/BB=8.4と支配的なパフォーマンスでMLBデビューも経験。90マイル後半の速球を主体にスライダー&スプリットも切れ味抜群。球威UPした田中将大(ヤンキース)。

2.デイビー・ガルシア(RHP)/Deivi Garcia
小柄ながら速球とカーブを低めに投げ分けて、A/A+/2Aで防御率2.55・K/BB=5.25と素晴らしいパフォーマンス。チェンジアップも悪くない。

3.エステバン・フロリアル(OF)/Estevan Florial
若き日のC.グランダーソンと比較される5ツール候補。A+では3ホーマー・OPS.713と今一つに終わった。三振率24.6%とコンタクトに課題。

4.マイケル・キング(RHP)/Michael King
91-95マイルのツーシームをコマンド良く低めに集めるグラウンドボーラー。18年はA+/2A/3Aで24先発して防御率1.79・K/BB=5.24をマーク。

5.ロアンシー・コントレラス(RHP)/Roansy Contreras
滑らかで運動能力溢れるフォームから最速98マイルの速球を投げ込む。カーブ&チェンジアップも平均以上の可能性。A-/Aで防御率2.42をマーク。

6.アンソニー・シーグラー(C)/Anthony Seigler
18年ドラフト1巡目。両投げ両打ちの四刀流プレーヤーで、投手としても非凡。抜群の運動能力と発達したキャッチング技術はA.バーンズ(ドジャース)と比較される。

7.アルベルト・アブレウ(RHP)/Albert Abreu
不安定ながら最速101マイルの速球を主体に、平均以上の3ピッチのポテンシャルはエース級。18年はマイナーで17先発して防御率5.20だった。

8.ギャレット・ウィトロック(RHP)/Garrett Whitlock 
ギクシャクしたフォームから93-94マイルのシンカー&平均以上のスライダーのコンビネーション。A/A+/2Aでは21先発して防御率1.86と支配的なパフォーマンス。

9.トレバー・スティーブン(RHP)/Trevor Stephan
速球の球威とコマンドに自信を持っており、A+/2Aで24先発して防御率3.69・K/BB=3.7をマーク。複雑な腕の振りと変化球の精度からリリーフ向きとも。

10.アントニオ・キャベロ(OF)/Antonio Cabello
17年に捕手として契約金135万ドルで入団も、俊足を生かしてプロでは外野としてプレー。Rでは5ホーマー・OPS.949と好デビューを飾った。攻守に経験不足。

11.ルイス・ギル(RHP)/Luis Gil
滑らかなフォームから最速101マイルのポテンシャルは魅力大。チェンジアップと制球力に課題で将来的にはブルペン転向か。R/A-で12先発して防御率1.96・K/9=13.3・BB/9=6.1。

12.ドミンゴ・アセベッド(RHP)/Domingo Acevedo
恵まれた体格から最速103マイルの速球を投げ込む。スライダーとチェンジアップも決め球に使え、リリーフとしても可能性十分。2Aでは64.2回を投げて防御率2.92をマーク。

13.ニック・ネルソン(RHP)/Nick Nelson
最速97マイルの速球&パワーカーブ。チェンジアップとコマンドの精度を磨く必要がある。18年はA/A+/2Aで25先発して防御率3.55・K/9=10.7・BB/9=4.7をマーク。

14.ジョシュ・ストワーズ(OF)/Josh Stowers
オフにトレードで加入の18年ドラ2。選球眼とスピードが武器で、A-ではリーグ2位の37四球、4位の20盗塁を決めた。守備はCFよりもコーナー向き?

15.パブロ・オリバレス(OF)/Pablo Olivares
コンパクトに振り抜く打撃でA/A+ではOPS.833をマーク。外野の守備では俊足と強肩を生かした広大な守備範囲を披露する。

16.クラーク・シュミット(RHP)/Clarke Schmidt
TJ手術から復帰してマイナーで防御率3.09と順調な回復ぶりを見せた。93マイル前後の速球を主体に多彩な球種を織り交ぜる。耐久面に不安。

17.ルイス・メディーナ(RHP)/Luis Medina
速球は最速102マイルを計測し、カーブ&チェンジアップも切れ味抜群というエースポテンシャル。しかし制球が壊滅的でRでは防御率6.25・BB/9=11.5と苦しんだ。

18.ハロルド・コーティジョ(RHP)/Harold Cortijo
90-93マイルの速球を軸に、キレの良いチェンジアップを両コーナーに落とす投球スタイル。A-では9先発して防御率2.63・K/BB-5.0と好投。

19.マット・サウアー(RHP)/Matt Sauer
恵まれた体格から最速97マイルの伸びのある速球と最速87マイルのスライダーを投げ込む。18年はA-で13先発して防御率3.90・K/9=6.0・BB/9=2.4をマーク。

20.フランク・ヘルマン(RHP)/Frank German
18年ドラフト4巡目。大学ではリリーバーも、プロ入り後球威がUPして先発としても4登板を任された。R/A-で防御率2.08・K/BB=6.8と好投。

21.エバーソン・ぺレイラ(OF)/Everson Pereira
17歳の原石。打撃は未発達だが、すでにゴールドグラブ級のCF守備をを披露しており、スカウトからはA.アルモラ(カブス)と比較される。RではOPS.712も、三振率32.8%と不安を露呈。

Plus One Prospect
イザイア・ギリアム(OF)/Isiah Gilliam
豪快なスイングから繰り出すパワーが自慢のスイッチヒッター。A+で三振率29%とコンタクトは荒いが13ホーマーをマーク。ハイリスクな上、守備走塁での貢献はほとんど見込めない。

2018年12月12日水曜日

2019 BOSTON RED SOX TOP 20 PROSPECTS

2019 BOSTON RED SOX 

TOP 20 PROSPECTS

Bobby Dalbec(3B)


本ランキングは各傘下の選手を現在の活躍と今後の伸びしろから総合的に判断し、作成したものである。「将来キャリアを通じてどれだけメジャーでバリューを示せるか」という点に重きを置いており、即戦力ランキングでも伸びしろランキングでもない。MLB.comやBaseball Americaといった媒体を参考にしつつ、独自の視点を加えて評価したつもりである。

1.マイケル・チャビス(3B)/Michael Chavis
17年にマイナーで31ホーマーとブレーク。18年は禁止薬物の使用によるサスペンションもあり、46試合の出場にとどまったが、数年後には正三塁もしくは一塁手としてプレーしているはずだ。

2.トリストン・カサス(3B/1B)/Triston Casas
18年のドラフト1巡目高校生。確実性を含めたバッティングのポテンシャルはチャビス、ダルベックよりも上だろう。この先のパフォーマスに期待。

3.ボビー・ダルベック(3B)/Bobby Dalbec
三振率32.4%とコンタクトに不安はあるが、A+/2Aで32ホーマー・OPS.919と自慢の長打力を発揮。三塁守備では投手としても鳴らした強肩を披露する。

4.マイク・シャワリン(RHP)/Mike Shawaryn
打者の左右を問わず、90-94マイルの速球&80マイル後半の切れ味抜群のスライダーで空振りを誘う投球スタイル。18年は2A/3Aで25先発して防御率3.44。ミドルリリーフor先発ローテ4~5番手相当。

5.ダーウィンゾン・ヘルナンデス(LHP)/Darwinzon Hernandez
安定感には欠けるが最速97マイルを誇る大型サウスポー。18年はA+/2Aで23先発して防御率3.44・K/9=11.3・BB/9=5.6と長所も短所もはっきり出た。AFLではリリーフとして防御率1.59。

6.ジェイ・グルーム(LHP)/Jay Groome
メークアップ面の脆さが不安視されているが、素材はC.カーショウ(ドジャース)と比べられるほど。18年はTJ手術により全休した。

7.タナー・ハウク(RHP)/Tanner Houck
投球フォーム、投球スタイルの類似性から大学のOBであるM.シャーザー(ナショナルズ)と比べられる。最速98マイルの速球は勢い十分。18年はBB/9=4.54とコマンドに苦しんだ。ブルペン向き?

8.アントニー・フローレス(SS)/Antoni Flores
17年に契約金$1.4Mで入団の18歳。コンパクトに振り抜く打撃と堅実なSS守備が高評価。ポテンシャルは傘下でもトップ級。19年シーズンのブレークに注目。

9.ダニー・ディアズ(SS)/Danny Diaz
攻守のパッケージはラファエル・ディバース(レッドソックス)を彷彿させる17歳の怪童。滑らかなスイングから豪快なパワーを生み出す。18年はDSLで26試合に出場して6ホーマーと片鱗を披露。

10.ブライアン・マタ(RHP)/Bryan Mata
レッドソックスがわずか$25Kで獲得。そこから傘下有数のプロスペクトに評価を上げ、18年はフューチャーズゲームにも選出。BB/9=7.25とコマンドに苦しんだが球威は健在だった。

11.C.J.チャッタム(SS)/C.J. Chatham
A/A+で116試合に出場して打率.314をマークも、四球率5.1%・ISO.076と打撃のポテンシャルは平凡。。将来像はSSと2Bを堅実にこなすユーティリティーか。

12.ニック・デッカー(OF)/Nick Decker
18年ドラフト2巡目の高校生。パワーとアベレージを両立した未来のクリーンナップ候補。スピードに欠け、守備は両翼向き。

13.ダービン・フェルトマン(RHP)/Durbin Feltman
18年ドラフト3巡目の即戦力カレッジリリーバー。球威抜群で、A-/A/A+で22登板して防御率1.93と高デビュー。クローザーポテンシャル。

14.ハレン・ドゥラン(OF/2B)/Jarren Duran
18年ドラフト7巡目ながらA-/Aで打率.357・24盗塁と活躍。プラスプラスのスピードを生かして果敢に次の塁を狙う。内外野こなすユーティリティータイプ。

15.ブランドン・ハウレット(3B)/Brandon Howlett
フロリダ州立大への進学が内定していたが、ドラフト21巡目でスティールに成功。パワーが武器でRでは5ホーマー・OPS.930。三塁守備も高評価。

16.カッター・クロフォード(RHP)/Kutter Crawford
18年はA/A+で27先発して防御率3.26・K/9=9.84をマーク。90マイル前後だった速球が最速で94-95マイルを計測するなどパワーアップがブレークの要因。

17.アレックス・シェリフ(RHP)/Alex Scherff 
6月に肩を痛め離脱も、8-9月は5先発で防御率1.57・K/BB=6.33と復調。コンスタントに93マイルを計測する力強い速球が魅力。スライダー系を磨いて支配力を高めたい。

18.ジョシュ・オキミー(1B)/Josh Ockimey
D.オルティズ(元レッドソックス)の後継者として注目を浴びる左の一塁手。2A/3Aでは20ホーマー・四球率14.6%をマークも、守備走塁での貢献は見込めず立場は厳しいか。

19.デニー・レイエス(RHP)/Denyi Reyes
球威がなくバックエンドSP止まりだろうが、A/A+で12勝5敗・防御率1.97・K/9=8.38・BB/9=1.10をマーク。2A以上でも結果を出し、フロックでないことを証明できるか。

20.トラビス・レーキンス(RHP)/Travis Lakins
傘下随一のポテンシャルがリリーフ転向により開花。2A/3Aで防御率2.32・K/9=9.44をマーク。90マイル中盤の速球&80マイル後半のカッターのコンビネーション。

Plus One Prospect
ギルバート・ヒメネス(OF)/Gilberto Jimenez
20-80スケールで80評価のスピードが武器の18歳。パワーレスな上、16盗塁/14盗塁死と走塁技術も未熟。ポテンシャルは1番センター。

2018年12月9日日曜日

2019 BALTIMORE ORIOLES TOP 20 PROSPECTS

2019 BALTIMORE ORIOLES 

TOP 20 PROSPECTS

Yusniel Diaz(OF)

本ランキングは各傘下の選手を現在の活躍と今後の伸びしろから総合的に判断し、作成したものである。「将来キャリアを通じてどれだけメジャーでバリューを示せるか」という点に重きを置いており、即戦力ランキングでも伸びしろランキングでもない。MLB.comやBaseball Americaといった媒体を参考にしつつ、独自の視点を加えて評価したつもりである。



1.コユスニエル・ディアズ(OF)/Yusniel Diaz
M.マチャドとのトレードで加入。若き日のA.マッカチェンとよく比較される5ツールプレーヤー。2Aで11ホーマー・OPS.841をマーク。パワーの成長がカギ。

2.ライアン・マウントキャッスル(SS)/Ryan Mountcastle
フリースインガーながら打撃のポテンシャルは素晴らしく、2Aでは13ホーマー・OPS.806をマーク。一方で守備面は疑わしく、将来はLFや1B転向もあり得る。将来像は同じくSSを守っていたM.モース(元ジャイアンツ)か。

3.オースティン・ヘイズ(OF)/Austin Hays
17年に32ホーマーを放ちメジャーデビューも、18年はスランプに悩まされた。強肩強打を備え、メジャーのレベルに適応できればA.ジョーンズの後継者にうってつけ。

4.DLホール(LHP)/DL Hall
小柄ながらS.カズミアー(前ドジャース)と比較される素材型左腕。フルシーズン1年目だったが、Aで20先発して防御率2.10・K/9=9.5・BB/9=4.0と好発進。

5.ディーン・クレマー(RHP)/Dean Kremer
大学時代はリリーフも、18年はマイナートップの178Kを奪うなどブレーク。91-95マイルの速球とカーブを主体にした投球。

6.グレイソン・ロドリゲス(RHP)/Grayson Rodriguez
18年ドラフトの全体11位指名。長身から角度のある速球を投げ下ろす。Rでは19.1回を投げて防御率1.40と好デビュー。

7.ライアン・マッケーナ(OF)/Ryan McKenna
ヒットツールが抜群で、18年はA+/2Aで.315/.410/.457をマーク。スピードも平均以上でセンターに止まれるとの見立て。

8.ブレイン・ナイト(RHP)/Blaine Knight
アーカンサス大のエースとしてカレッジワールドシリーズもプレー。滑らかなフォームから多彩な球種をコマンドよく投げ分ける。最速97マイルとパワーも◎。

9.リラン・バノン(3B/2B)/Rylan Bannon
小柄ながらパワーと選球眼に優れたB.ドージャー(前ドジャース)タイプ。18年はA+/2Aで打率.275・22本塁打・OPS.895をマークした。守備も平均以上。

10.ザック・ロウザー(LHP)/Zac Lowther
球威は平均的だが、ボールのキレやタイミングの取りにくさでカバーするワークホース左腕。18年はA/A+で22先発して防御率2.18・K/9=11.0・BB/9=2.5をマーク。

11.キーガン・エイキン(LHP)/Keegan Akin
滑らかで力みのないフォームから軽々と91-96マイルの速球を投げ込む馬力は魅力。18年は2Aで25先発して防御率3.27・K/9=9.3・BB/9=3.8。コマンドは改善の余地あり。

12.ブレナン・ハニフィー(RHP)/Brenan Hanifee
6-5/180の細身の体格から伸びしろが期待されている20歳。18年はAで23先発して防御率2.68・K/9=5.8・BB/9=1.5をマーク。GB%=54.5%とゴロアウトが多い。

13.ディロン・テイト(RHP)/Dillon Tate
Z.ブリットンとのトレードでヤンキースから加入の元全体4位右腕。98マイルの速球と平均以上のスライダー&チェンジアップ。毎年故障しており耐久性に不安。

14.アダム・ホール(SS)/Adam Hall
まだ19歳と若く、メジャーまでは長い時間がかかるが、レギュラーSSを張れるだけのポテンシャルを秘めている。18年はA-で打率.293・22盗塁。非力がネック。

15.ルイス・オルティズ(RHP)/Luis Ortiz
18年はメジャーデビュー。支配力はズバ抜けてないが、90マイル中盤の速球を主体に4球種を織り交ぜるワークホースタイプ。

16.ハンター・ハービー(RHP)/Hunter Harvey
呪われているのではないかというほどの故障体質で、ポテンシャルを発揮できていない。18年も32.1イニングのプレーにとどまった。24歳を迎え、そろそろ正念場。

17.リッチー・マーティン(SS)/Richie Martin
オフにルール5ドラフトで加入。非力で打撃面は高望みできないが、スピード&ディフェンスに優れるユーティリティータイプ。18年は2Aで打率.300・25盗塁・OPS.807をマーク。

18.ドリュー・ジャクソン(SS)/Drew Jackson
オフにルール5ドラフトで加入。攻守に荒さはあるがアップサイドはマーティンよりも上。スピード&肩の強さは平均を大きく上回る。打っても2Aで15ホーマーとパンチ力がある。

19.マイケル・バウマン(RHP)/Michael Baumann
6-4/225の恵まれた体格から投げ込まれる最速97マイルの速球はパワフル。コマンドが甘くブルペン向きか。A/A+では24先発して防御率3.17をマーク。

20.コディ・キャロル(RHP)/Cody Carroll
Z.ブリットンとのトレードで加入のパワーリリーバー。最速101マイルの速球と80マイル中盤のスライダーを武器に、3Aで防御率2.72。MLBでも15試合にリリーフした。

21.キャメロン・ビショップ(LHP)/Cameron Bishop
最速95マイルの速球を武器に、Aで22先発して防御率2.94・K/BB=4.95と好投。先発に残るには平均以下のコマンド&変化球を磨く必要がある。

22.ザック・ポップ(RHP)/Zach Pop
サイドスローから94-99マイルのシンカーと80マイル中盤のスライダーのコンビネーション。A/A+/2Aで44試合にリリーフし、防御率1.44・GB%=65.8%と好投した。

23.ジーン・カルロス・エンカーナシオン(3B)/Jean Carlos Encarnacion
K.ゴーズマンとのトレードで加入。荒削りながら20歳にして12ホーマーを放つなどポテンシャルは十分。三振率27.7%・四球率3.3%とアプローチが未熟。


Plus One Prospect
ドリュー・ロム(LHP)/Drew Rom
18年ドラフト4巡目の18歳。88-91マイルの速球とブレーキの利いた縦カーブのコンビネーション。Rでは30.1回を投げて防御率1.76をマーク。