2020年1月14日火曜日

2020 MINNESOTA TWINS TOP 20 PROSPECTS

2020 MINNESOTA TWINS

TOP 20 PROSPECTS

Royce Lewis(SS)&Alex Kirilloff(1B/OF)

本ランキングは各傘下の選手を現在の活躍と今後の伸びしろから総合的に判断し、作成したものである。「将来キャリアを通じてどれだけメジャーでバリューを示せるか」という点に重きを置いており、即戦力ランキングでも伸びしろランキングでもない。MLB.comやBaseball Americaといった媒体を参考にしつつ、独自の視点を加えて評価したつもりである。

1.ロイス・ルイス(SS)/Royce Lewis
(A+/2A)127G 517AB 12HR 38BB 123K 22SB .236/.290/.371/.661
◯パワー スピード メークアップ / △素材型 コンタクト
ツインズとしてはジョー・マウアー以来となる全体1位指名。平均以上のSSになれる守備力&若き日のジョージ・スプリンガー(アストロズ)と比較されるパワー&20-80スケールで70評価のスピードを兼ね備える。19年はA+/2AでOPS.661とヒットツールに不安を露呈した。オフのAFLではOPS.975の活躍でMVPを受賞。20年はシーズンで爆発なるか。

2.アレックス・キリロフ(1B/OF)/Alex Kirilloff
(A+)94G 375AB 9HR 29BB 76K .283/.343/.413/.756
◯打撃 パワー / △素材型 
本人も尊敬するというジョシュ・ハミルトン(元レンジャース)を彷彿とさせる豪快なスイングがトレードマーク。大振りながら並外れた打撃センスでパワーとアベレージを両立。高校ではCFを守っていた運動能力も合わせてコディ・べリンジャー(ドジャース)と共通点が多い。19年は手首の故障の影響もあり、ややパフォーマンスを落とした。

3.トレバー・ラーナック(OF)/Trevor Larnach
(A+/2A)127G 476AB 13HR 57BB 124K .309/.384/.458/.842
◯打撃 アプローチ / △守備走塁
18年ドラフト全体20位。走守は平均以下だが打撃が武器のスラッガー。守備は両翼向き。打撃は三振も四球も多いアプローチだが、ライナーが多く30二塁打をマーク。13本塁打止まりでプラスと評されるパワーにやや疑問はあるが、将来は少なくとも左のプラトーン要員にはなれるだろう。

4.ジョーダン・バラゾビック(RHP)/Jordan Balazovic
(A/A+)2.69ERA 93.2IP BB/9=2.4 K/9=12.4 K/BB=5.16
◯速球 3球種 体格 奪三振 / △素材型
6-5/215の恵まれた体格から90マイル中盤の速球&キレあるスライダー&チェンジアップのコンビネーションはすでにローテーション半ばポテンシャル。19年は支配的なシーズンを送り、伸びしろも大きい。フォームを固めて安定感を高められればエースポテンシャルだ。

5.ホアン・ドゥラン(RHP)/Jhoan Duran
(A+/2A)3.76ERA 115.0IP BB/9=3.1 K/9=10.6 K/BB=3.40
◯速球 スプリット 体格 奪三振 グラウンドボーラー / △コマンド 変化球
長身から力強い速球を投げ下ろし、高い奪三振とゴロアウト率を誇る右腕。大柄な体格から96-98マイルの速球と、90-93マイルのスプリットとシンカーの中間「スプリンカー」を投げ下ろす。カーブは角度があり、決め球にもゴロを打たせるのにも有効。コマンドを磨き続けることができればローテーション半ばポテンシャル。

6.ケオニ・キャバコ(SS)/Keoni Cavaco
(R)25G 87AB 1HR 4BB 35K .172/.217/.253/.470
◯パワー 肩 / △素材型 / ✖コンタクト
19年ドラフト全体13位指名の高校生。未完成でメジャー昇格までは長い時間がかかるが、長打力と守備力を兼ね備えた三塁手になれる大器。現在は遊撃を守っているが、体格の成熟とともに三塁に移った方がよいとの評価。完成型はマニー・マチャド(パドレス)。

7.ブレント・ルーカー(OF/1B)/Brent Rooker
(3A)65G 228AB 14HR 35BB 95K .281/.398/.535/.933
◯パワー / △守備走塁 コンタクト
元ツインズ主砲ジョシュ・ウィリンガムと比べられる豪快なパワーヒッター。19年は三振率34.7%とコンタクト能力に懸念があるが、65試合で30本の長打、ISO.254をマークしたパワーは魅力大。外野にはエディ・ロサリオとマックス・ケプラー、一塁にはミゲル・サノーがいるため、DHの枠を争うしかないだろう。

8.ライアン・ジェファーズ(C)/Ryan Jeffers
(A+/2A)103G 368AB 14HR 37BB 83K .264/.341/.421/.762
◯パワー C守備 / △コンタクト 肩
成熟したアプローチと二桁本塁打が見込める長打力が魅力の攻撃型捕手。19年は2A昇格後に24試合で4本塁打・OPS.856とよく打って打撃面の評価を上げた。守備では肩の強さは目立たないがフレーミングとブロッキングが優秀で平均以上のレシービング評を得ている。レギュラーになれるかは微妙なラインだが、守備もすでに計算できるため優秀な控え捕手になれるだろう。

9.ルイス・ソープ(LHP)/Lewis Thorpe
(3A)4.58ERA 96.1IP BB/9=2.3 K/9=11.1 K/BB=4.76
(MLB)6.18ERA 27.2IP BB/9=3.3 K/9=10.1 K/BB=3.10
◯3球種 奪三振 / △耐久性 
オーストラリア出身の逸材。先発に相応しい球威を有しており、K/BBは18年=4.36、19年=4.76と高水準でコマンドも悪くない。メジャーではリリーフ中心の起用となったが、先発としてまだ可能性はあるだろう。

10.ブレイン・エンロウ(RHP)/Blayne Enlow
(A/A+)3.82ERA 110.2IP BB/9=3.1 K/9=7.7 K/BB=2.50
◯カーブ 速球 体格 / △素材型
ホセ・べリオスと似たタイプの右腕。変化球&コントロールはすでに発達しており、球速が伸びればべリオスのように大きな飛躍が期待できる。6-3/170と伸びしろの期待できる体格で、すでに高校時90-94マイルだった球速は92-96マイルにアップ。20年開幕時点で21歳。まだまだ伸びるはず。

11.クリス・バリモント(RHP)/Chris Vallimont
(A/A+)3.24ERA 127.2IP BB/9=2.9 K/9=10.6 K/BB=3.66
◯速球 5球種 奪三振 体格 / △コントロール
長身からMAX97マイルの速球とスライダー、カーブ、チェンジアップ、カッターの5球種を扱うパワフルな右腕。大柄な体格ゆえフォームの再現性が課題になっていたが、コントロールも日々改善されている。このままコントロールを磨ければローテーション半ばポテンシャル。

12.ミサエル・アービナ(OF)/Misael Urbina
(DSL)50G 183AB 2HR 23BB 14K 19SB .279/.382/.443/.825
◯コンタクト スピード 守備 / △パワー 肩 素材型
ダイナミックな1番CFになれる運動能力抜群の原石。スピード、コンタクト、守備の3ツールが平均以上。パワーと肩が平均未満の評価。三振率6.5%・四球率10.6%のアプローチは非凡なものがある。

13.マット・カンテリオ(RHP)/Matt Canterino
(R/A)1.44ERA 25.0IP BB/9=2.9 K/9=11.2 K/BB=3.88
◯3球種 / △フォーム リリーフ向き?
打者を圧倒するほどの球威はないが、キレのある3球種をコントロールよく扱う右腕。プロデビューでは被打率.096と完璧に抑え込んだ。しかし目一杯力んで投げるフォームから先発適性には疑問の声が多い。マイナーではBB/9=2.89とコントロールに問題は見せておらず、しばらくは先発として機会を与えられるだろう。

14.マット・ウォルナー(OF)/Matt Wallner
(R/A)65G 252AB 8HR 24BB 80K .258/.357/.452/.810
◯パワー 肩 / △コンタクト スピード 
19年ドラフト全体39位指名のカレッジ出身スラッガー。コンタクトは荒いがパワーが魅力で、プロデビューでは65試合で31本の長打を放ち、ISO.194と実戦でも長打力を発揮した。四球率8.2%は及第点だがボール球に出を出すことが多く、三振率27.5%と課題は明白。スピードは平均以下だが、大学では90マイル中盤の速球を武器にリリーバーでも活躍した強肩の持ち主で、プロではRFを守った。コンタクトを改善できればレギュラーで20ホーマー以上が見込める。

15.ニック・ゴードン(SS/2B)/Nick Gordon
(3A)70G 292AB 4HR 18BB 65K 14SB .298/.342/.459/.801
◯守備走塁 二塁打多い / △パワー ツール
ディー・ゴードン(マリナーズ)の弟。兄のようなズバ抜けたスピードスターではないが、シュアにライナーを打ち分ける二塁打マシーンで、19年は70試合で29二塁打を放った。加えて二遊間の守備力も平均以上。レギュラーとしてはやや物足りないが、スーパーユーティリティーとしてロースターに柔軟性を与えてくれるだろう。

16.トラビス・ブランケンボーン(2B)/Travis Blankenhorn
(R/A)28G 100AB 1HR 7BB 33K .240/.287/.370/.657
◯パワー / △コンタクト フリースインガー スピード
フリースインガーでK/BBの比率は良くないが、2Bとしては破格のパワーの持ち主。昨季はコンタクトが安定するようになり、2Aで18本塁打・ISO.196とパワーを実戦でも発揮した。昨季は主に2Bを守ったが、3B/LFでも経験を積んでおり、打力を武器にユーティリティの座を狙える。

17.コール・サンズ(RHP)/Cole Sands
(A/A+/2A)2.68ERA 97.1IP BB/9=1.8 K/9=10.0 K/BB=5.68
◯コマンド / 
ハイフロアーなバックエンドSPタイプ。92-94マイルの動きの良い速球と平均から平均以上のチェンジアップを武器にプロ1年目で防御率2.68・K/BB=5.68と好投。スローカーブはプロ入り後に軌道修正に成功した。

18.ギルバート・セレスティーノ(OF)/Gilberto Celestino
(A/A+)125G 480AB 10HR 50BB 85K 14SB .277/.349/.410/.759
◯CF守備 / △素材型 パワー 
目立ったツールは持っていないが、アルバート・アルモラ(カブス)と比較される好守のCF。打撃はアルモラ同様にコンタクト重視でパワー向上が課題。19年は四球率9.5%&10ホーマーをマークするなど「パワーレスなフリースインガー」という前評判を克服しっつある。

19.ワンダー・ハビアー(SS)/Wander Javier
(A)80G 300AB 11HR 35BB 116K .177/.278/.323/.601
◯ファイブツール / △素材型
15年にミゲル・サノーを上回る球団最高額の契約金$4Mで入団の大器。ズバ抜けたファイブツールを有し、順調に育てばMLBを代表する遊撃手になれる。19年は肩の故障からの復活年となったが、打率.177と振るわず。パワーは文句無しだがアプローチは要改善。

20.アキル・バドゥー(OF)/Akil Baddoo
(A+)29G 117AB 4HR 12BB 39K 6SB .214/.290/.393/.683
◯スピード / △肩 素材型
チームOBのトリ・ハンターと比較される原石。ベストツールは20-80スケールで60のスピード。打撃はラインドライブ重視で、パンチ力もある。三振も四球も多い辛抱強いアプローチだが、もう少し確実性を高めていきたい。守備はCFとしてやっていけるだけの資質がある。

21.ユニアー・セベリーノ(2B)/Yunior Severino
(R/A)28G 100AB 1HR 7BB 33K .240/.287/.370/.657
◯パワー / △素材型 スピード
元々はブレーブスと契約も、ブレーブスが海外FAで不正をしていたためFA処分に。その後ツインズと契約金$2.5Mの契約を結んだ。スムーズなスイングと2B向きの守備力からR.カノー(メッツ)と比較するスカウトも。

Plus One Prospect
ベイリー・オバー(RHP)/Bailey Ober
(R/A+/2A)0.69ERA 78.2IP BB/9=1.0 K/9=11.4 K/BB=11.11
◎コマンド / △球威
マイナー3年で計181.2回を投げてK/BB=10.62と衝撃的な数字を残している右腕。6-9/260の体格も規格外。80マイル後半のスピンの利いた速球とチェンジアップを主体にスライダー&カーブでカウントを稼ぐ。

2020年1月11日土曜日

2020 KANSAS CITY ROYALS TOP 20 PROSPECTS

2020 KANSAS CITY ROYALS

TOP 20 PROSPECTS

Bobby Witt Jr.(SS)

本ランキングは各傘下の選手を現在の活躍と今後の伸びしろから総合的に判断し、作成したものである。「将来キャリアを通じてどれだけメジャーでバリューを示せるか」という点に重きを置いており、即戦力ランキングでも伸びしろランキングでもない。MLB.comやBaseball Americaといった媒体を参考にしつつ、独自の視点を加えて評価したつもりである。

1.ボビー・ウィット Jr(SS)/Bobby Witt Jr.
(R)37G 164AB 1HR 13BB 35K 9SB .262/.317/.354/.670
◎5ツール / △素材型 コンタクト
19年ドラフト全体2位指名の高卒選手。傑出した5ツールポテンシャルを秘めており、上手く育てば、ゴールドグラブ級のSS守備&「30-30」も実現可能。ヒットツールに課題があり、RではOPS.670止まり。20年はAで開幕予定。

2.ダニエル・リンチ(LHP)/Daniel Lynch
(A+)3.10ERA 78.1IP BB/9=2.6 K/9=8.8 K/BB=3.35
◯速球 3球種 コマンド 即戦力 / 
大学では90マイル前後のツーシーム主体も、プロではフォーシーム主体に切り替えたことで支配力が向上。AFLでは短いイニングではあるが、97-99マイルを計測するなどプロ入り後に球速が大幅UP。スライダー&チェンジアップもプラスピッチ。6-6の長身の長いリーチから投げ込んでくるため打ちにくい。

3.ジャクソン・コワー(RHP)/Jackson Kowar
(A+/2A)3.52ERA 148.1IP BB/9=2.6 K/9=8.7 K/BB=3.35
◎チェンジアップ / ◯速球 コントロール / △スライダー
18年ドラフト全体33位。常時94-95マイルの速球とプラスプラスのチェンジアップのコンビネーションは支配的。コマンドも平均以上でストライク先行の投球で試合を作れる。スライダーが平均から平均以下のため、磨いていく必要がある。

4.ブレイディ・シンガー(RHP)/Brady Singer
(A+/2A)2.85ERA 148.1IP BB/9=2.4 K/9=8.4 K/BB=3.54
◯シンカー スライダー コマンド 即戦力 / △チェンジアップ
18年ドラフト全体18位。エースポテンシャルではないが即戦力でローテーション半ばクラスの活躍が見込める。スリークォーターから90マイル前半のシンカーと大きく曲がるスライダー。ゴロアウトが多い。チェンジアップはめったに投げず、2ピッチタイプのためリリーフ向きか。チェンジアップを磨くなど左打者対策が課題。

5.クリス・ビュビック(LHP)/Kris Bubic
(A/A+)2.23ERA 149.1IP BB/9=2.5 K/9=11.1 K/BB=4.40
◯奪三振 3球種 / △球威
18年ドラフト全体40位。ゆったりとしたフォームから「思ったよりも来る」速球とブレーキの利いたチェンジアップで打者を欺く米製和田毅(ホークス他)。カーブも第3球種として安定しており、6-3/220のガッシリした体格は先発向き。19年はマイナートップの185Kをマークし、防御率2.23も140イニング以上投げた投手の中で1位だった。

6.カイル・イスベル(OF)/Kyle Isbel
(A+)52G 194AB 5HR 15BB 44K 8SB .216/.282/.361/.643
◯スピード CF守備 打撃 / △パワー コンディション不良
打撃はコンパクトに左右へライナーを打ち分ける二塁打マシーンで、スクーター・ジェネットと比較するスカウトも。スピードに優れ、走守でも貢献できる。19年はハムストリングの故障などで59試合の出場にとどまり、特にラスト39試合は打率.176とスランプに陥った。AFLでは打率.315と復活の兆しを見せたが、今季はどうなる?天井は「3割・20本・30盗塁のCF」。

7.ジョナサン・ボウラン(RHP)/Jonathan Bowlan
(A/A+)3.14ERA 146.0IP BB/9=1.4 K/9=9.2 K/BB=6.52
◯体格 速球 コントロール / △変化球
18年ドラフト2巡目、198cm/118㎏の巨漢右腕。18年のプロデビューはRでは防御率6.94と不安なデビューだったが、19年は11勝をあげるなどブレーク。最速97マイルの速球をゾーンに集めるイニングイータータイプで、変化球の質向上がカギ。将来像は200イニングをコンスタントに投げて防御率4点台前後。

8.カイル・リー(OF)/Khalil Lee
(2A)129G 470AB 8HR 65BB 154K 53SB .264/.363/.372/.735
◯パワー 肩 スピード アプローチ / △素材型 コンタクト 両翼向き
パワーとスピードを兼ね備えるダイナミックな5ツール候補。19年は四球率11.9%と選べてはいるが、三振率28.2%&ゴロ率53%とヒットツールに疑問符。リーグ最多の53盗塁を決めるなどスピードは平均以上だが、守備ではスピードを生かし切れておらず、強肩と併せてRFが適任と言われている。20年はフライボールを増やし、パワースタッツを伸ばせるかがカギとなるだろう。

9.オースティン・コックス(LHP)/Austin Cox
(A/A+)2.76ERA 130.2IP BB/9=2.6 K/9=8.9 K/BB=3.39
◯速球 3球種 コマンド 奪三振 / 
18年ドラフト5巡目。投げっぷりの良い大型左腕。193cmの長身から最速96マイルの速球と大きく割れる縦カーブをテンポよく投げ下ろす。チェンジアップも向上に取り組んでおり、平均以上のボールになる可能性。課題のコントロールも18年のBB/9=4.1から2.6に大幅改善された。3球種をコマンドよく扱うスターターになれる。

10.エリック・ペーニャ(OF)/Erick Pena 
◯パワー / △素材型 RF向き?
19年に契約金389万ドルで入団のドミニカン。プラスのパワーポテンシャルを秘めており、年齢に比してヒットツールにも穴がない。走力、肩の強さどちらも平均的で守備センスも良いが、将来は体格の成熟に伴って両翼に回るだろう。

11.MJ メレンデス(C)/MJ Melendez
(A+)110G 419AB 9HR 44BB 165K .163/.260/.311/.571
◯肩 C守備 運動能力 パワー / ✖コンタクト 素材型
運動能力抜群のオールラウンドキャッチャー。レシービングは発展途上だが、プレート後方での機敏さや座り投げで盗塁阻止するキャノンアームは魅力満点。19年は驚異の盗塁阻止率60%。打撃は三振率39%と荒削りだがパワーは魅力。まだ21歳と若く、長い目で見ていきたい。

12.ブレイディ・マクコネル(SS)/Brady McConnell
(R)40G 178AB 5HR 15BB 68K .213/.288/.400/.688
◯パワー スピード / △SS守備 / ✖コンタクト
19年ドラフト2巡目。長身で30ホーマーも狙えるパワーポテンシャルを備えているが、空振りの多さと2Bor3Bへのコンバートが目されている守備力が懸念材料。Rでは三振率39.1%と黄色信号。少ないサンプルだったので保留とし、初のフルシーズンで再起なるか。

13.ブルワー・ヒックリン(OF)/Brewer Hicklen
(A+)125G 419AB 14HR 55BB 140K 39SB .263/.363/.427/.790
◯パワー スピード / △LF向き? / ✖肩 コンタクト
17年ドラフト7巡目ながらフットボールで鳴らしたパワーとスピードは要注目。三振率28.3%とコンタクトは不安定だが、23歳にしてA+で14本塁打・39盗塁・OPS.790のポテンシャルを買いたい。守備は弱肩だがLFで平均以上になれる。シーリングは「20本塁打・40盗塁」、フロアーは対左のプラトーン要員。

14.カルロス・ヘルナンデス(RHP)/Carlos Hernandez
(R/A)5.31ERA 57.2IP BB/9=3.7 K/9=10.6 K/BB=2.83
◯速球 3球種 / △素材型
193cm/79㎏の伸びしろ溢れる体格から94-97マイルの速球&チェンジアップ&カーブを投げ込む。19年はRでは打ちこまれたものの、A昇格後は7先発して防御率3.60・K/9=10.8・BB/9=2.3と安定した投球内容だった。同年代の選手と比べ、フォームの再現性も高く先発適性あり。

15.イェフリ・デルロサリオ(RHP)/Yefri Del Rosario
◯速球 カーブ / △素材型
元々ブレーブスと100万ドルで契約も、ブレーブスの契約違反によりFAとなり、ロイヤルズ入りした。20歳と若くまだ粗削りだが、91-97マイルの速球とカーブの威力は抜群。19年は上腕の故障により全休したが、20年は健康なシーズンを過ごせるかがポイント。フォームを固めて球種の安定感を高めていきたい。

16.ザック・ハーキー(RHP)/Zach Haake
(A)2.85ERA 75.2IP BB/9=4.3 K/9=10.7 K/BB=2.50
◯速球 チェンジアップ 奪三振 / △コントロール リリーフ向き? フォーム
最速97マイルの速球とスプリット気味に鋭く落ちるチェンジアップのコンボでK/9=10.6と球威は◎。しかし、投球フォームに改善の余地があり、コントロールが不安定。5月以降14先発で5.1回以上投げた試合はなく、先発適性に疑問。もしコントロールを改善できればローテーション半ばポテンシャル。

17.スーリー・マティアス(OF)/Seuly Matias
(A+)57G 189AB 4HR 25BB 98K .148/.259/.307/.566
◎パワー 肩 / △素材型 / ✖コンタクト 
18年には20歳ながらAでリーグ最多の31ホーマーを放った長距離砲候補。パワーツールは多くのスカウトから20-80スケールで80評価を受ける。一方でヒットツールが壊滅的で、19年はA+で三振率44%・wRC+=67(100がリーグ平均)と大スランプに終わった。まだ21歳という若さでもう一年は保留としたいが、このまま消えていく可能性もある。天井は40ホーマー打てるRF。

18.マイケル・ギグリオッティ(OF)/Michael Gigliotti
(R/A/A+)87G 337AB 1HR 38BB 75K 36SB .282/.369/.368/.737
◯コンタクト スピード CF守備 / ✖パワー 肩
俊足を生かした攻守が魅力の1番センター候補。マイナー3年で出塁率.392のヒットツールと30盗塁以上が見込めるスピードはプラス評価で、CF守備も優秀。パワー面の平凡さと対左投手への弱さからレギュラーよりは第四の外野手向きか。

19.ウィルミン・キャンデラリオ(SS)/Wilmin Candelario
(DSL)49G 213AB 4HR 23BB 62K 11SB .315/.396/.505/.902
◯ツール / △素材型
全体的にまだ荒削りだがツール溢れる両打ちSS。DSLでOPS.902は魅力も三振率29.1%のヒットツール、11盗塁/11盗塁死の走塁技術、48試合/26失策のエラーの多さを改善する必要がある。SS守備では肩の強さや守備動作の滑らかさなどからプラスのデフィェンダーになり得る。

20.ジョン・ヒーズリー(RHP)/Jon Heasley
(A)3.12ERA 112.2IP BB/9=2.7 K/9=9.6 K/BB=3.53
◯速球 スライダー / △リリーフ向き?
94-95マイルに届く速球とシャープなスライダーのコンビネーションはリリーフ向きだが、19年は先発として結果を出した。大学では通算防御率5.19・BB/9=4.3と苦しんでいたが、マイナーでは課題のコントロールが改善されている。先発としての将来もなくはないだろうが、リリーフが最もフィットするのは間違いないだろう。

Plus One Prospect
エバン・スティール(LHP)/Evan Steele
(A)2.39ERA 49.0IP BB/9=2.8 K/9=10.3 K/BB=3.73
◯3球種 / △リリーフ向き? 耐久性
ジョシュ・ヘイダー(ブルワーズ)になれるポテンシャル。91-94マイルの速球と平均以上のスライダー、平均のチェンジアップの3ピッチを扱い、コントロールも安定している。一方で大学時代から故障が多く、耐久性に不安がある。ヘイダーのようにリリーフで大化けするタイプか。

2020年1月10日金曜日

2020 DETROIT TIGERS TOP 20 PROSPECTS

2020 DETROIT TIGERS

TOP 20 PROSPECTS

Casey Mize(RHP)

本ランキングは各傘下の選手を現在の活躍と今後の伸びしろから総合的に判断し、作成したものである。「将来キャリアを通じてどれだけメジャーでバリューを示せるか」という点に重きを置いており、即戦力ランキングでも伸びしろランキングでもない。MLB.comやBaseball Americaといった媒体を参考にしつつ、独自の視点を加えて評価したつもりである。

1.ケーシー・マイズ(RHP)/Casey Mize
(A+/2A)2.55ERA 109.1IP BB/9=1.9 K/9=8.7  K/BB=4.61
◯球威 コマンド 3球種 体格 即戦力 / △肩のコンディション
18年ドラフト全体1位指名。速球、スライダー、スプリット、コマンドいずれもプラス評価でエースポテンシャル。19年は肩のコンディション不良もあったが、2Aデビュー戦でいきなりノーヒッターを達成するなど圧倒的だった。今季は新人王を争う?

2.マット・マニング(RHP)/Matt Manning
(2A)2.56ERA 133.2IP BB/9=2.6 K/9=10.0 K/BB=3.89
◯速球 3球種 体格 奪三振 / 
父は元NBAプレーヤー。父譲りの6-6/185の体格に恵まれた運動能力を秘める大器。長身から繰り出される速球&カーブは球威抜群で、チェンジアップも平均以上のボールに成長した。ばらつきのあるリリースを改善できればプラスピッチ3球種のローテーション上位ポテンシャル。

3.タリク・スクーバル(LHP)/Tarik Skubal
(A+/2A)2.42ERA 122.2IP BB/9=2.7 K/9=13.1 K/BB=4.84
◯速球 奪三振 スライダー / △コマンド チェンジアップ
18年ドラフト9巡目。大学では制球難に苦しんでいたが、19年はマイナー全体3位の179Kを奪うなどブレーク。特に2A昇格後は9先発でK/9=17.4と圧倒的だった。常時94-95マイルの速球とスライダーを軸にインサイドを強気に攻める。チェンジアップも向上したが、安定感を磨きたい。

4.ライリー・グリーン(OF)/Riley Greene
(R/A-/A)57G 221AB 5HR 22BB 63K .271/.347/.403/.749
◯打撃 /△素材型 RF向き?
19年ドラフト全体5位の高卒選手。バレル性の打球を量産するヒットツールが高評価で、すでにゲームパワーも示している。スピード&肩は平均以上で、マイナーではCFを守ったが、将来的にはRFに回るだろうと言われている。まだまだ未完成でメジャー昇格までは時間がかかりそうだ。

5.アイザック・パレイデス(3B)/Isaac Paredes
(2A)127G 478AB 13HR 57BB 61K .282/.368/.416/.784
◯打撃 肩 アプローチ / △スピード 3B守備 
20歳にして完成された打撃。パワーは発展途上だが、バレルやアプローチを熟知しており、19年は四球率10.3%・三振率11.1%と素晴らしい打撃内容。守備面ではSSから3Bにコンバートされたが、ガッシリした体格と守備範囲の狭さから最終的には1Bに回るだろうと見られている。

6.アレックス・ファエド(RHP)/Alex Faedo
(2A)3.90ERA 115.1IP BB/9=2.0 K/9=10.5 K/BB=5.36
◯奪三振 / △耐久性 球威ダウン 一発病
フロリダ大では平均以上の3球種を扱うエースポテンシャルを見せていたが、プロでは球威ダウンにより評価を落としている。92マイルの速球とスライダー主体の投球で、チェンジアップはめったに投げない。HR/9=1.3と被弾の多さがネック。球威を回復できるかがキャリアの鍵を握る。

7.ジェーク・ロジャース(C)/Jake Rogers
(2A/3A)76G 252AB 14HR 37BB 79K .250/.361/.484/.845
(MLB)35G 112AB 4HR 13BB 51K .125/.222/.259/.481
◎C守備 肩 / ◯パワー / △コンタクト
マイナートップレベルの守備力を有し、最低でもバックアップ捕手にはなれる。打撃は低打率ながら一発があり、上手くメジャーに適応できれば20本塁打前後が見込める。19年はマイナーで盗塁阻止率53%、メジャーでも34試合で39%と優秀な数字。

8.ダズ・キャメロン(OF)/Daz Cameron
(3A)120G 448AB 13HR 62BB 152K 17SB .214/.330/.377/.707
◯パワー CF守備 / △素材型 コンタクト
父マイクはゴールドグラブ3度の元メジャーリーガー。父のような突出したツールは持っていないが、走攻守オールラウンド。22歳にして3Aでフルシーズンを過ごすなど指揮官からの評価は高い。打撃はコンタクトに苦しんでいるがパワフル。CF守備も平均以上の評価。

9.フランクリン・ペレス(RHP)/Franklin Perez
(A+)2.35ERA 7.2IP BB/9=5.9 K/9=7.0 K/BB=1.20
◯速球 4球種 コマンド 体格 / △肩の故障
17年夏にJ.バーランダーの見返りとしてアストロズから加入。肩の故障により19年は2登板に終わったが、健康ならば平均以上の4球種をコマンドよく扱うローテーション半ばポテンシャル。

10.ウィリー・カストロ(SS)/Willi Castro
(3A)119G 465AB 11HR 37BB 110K 17SB .301/.366/.467/.833
(MLB)30G 100AB 1HR 6BB 34K 0SB .230/.284/.340/.624
◯SS守備 コンタクト / △パワー 
コンタクトのよいスイッチヒッターで、パンチ力を秘めているが今一つ試合の中で発揮しきれていない。二桁本塁打相当のパワーはある。守備では強肩で遊撃としてふさわしい守備範囲を示しているがルーティンプレーに課題。天井は高くないが少なくともユーティリティーにはなれそうだ。

11.ジョーイ・ウェンツ(LHP)/Joey Wentz
(2A)4.20ERA 128.2IP BB/9=3.4 K/9=9.6 K/BB=2.80
◯速球 3球種 体格 / △耐久性
昨夏にシェーン・グリーンとのトレードで加入。92-93マイルの速球にカーブ&チェンジアップはどちらも決め球として使える。6-5/210の恵まれた体格、勤勉なメークアップから健康さえ維持できればローテーション半ばポテンシャル。

12.パーカー・メドウズ(OF)/Parker Meadows
(A)126G 443AB 7HR 47BB 113K 14SB .221/.296/.312/.607
◯パワー スピード CF守備 / △コンタクト 素材型
18年ドラフト2巡目の高卒選手。オースティン・メドウズ(レイズ)の弟。長身でコンタクトに不安はあるがCFに残れる守備力と「20-20」も狙えるパワー&スピードを両立。空振りが多く、コンタクト面に課題。

13.ウェンセール・ペレス(SS)/Wenceel Perez
(A)124G 459AB 3HR 45BB 87K 21SB .233/.299/.314/.613
◯コンタクト スピード SS守備 / △素材型 / ✖パワー
体は大きくないが、パワー以外の4ツールは平均以上。初のフルシーズンは振るわなかったが、19歳にしてAで1シーズン出続けた点は評価したい。走守のアップサイドはすでに高く、平均以上のSS守備を見せている。打撃はアベレージ重視で、外野の間をライナーで破る。パワーレスはネックだが、守備型SSとして下位打線のレギュラーになれるほどのポテンシャルはある。


14.ポール・リチャン(RHP)/Paul Richan
(A+)4.00ERA 123.2IP BB/9=1.5 K/9=8.4 K/BB=5.75
◯4球種 コマンド / △球威 
スライダーの扱いに長けていてカウント球としても決め球としても使える。速球は90マイル前後だがコマンドに優れ、カーブ&チェンジアップで緩急を生み出す。打者を圧倒するような球威はないが、優れたK/BBで試合を作り上げるバックアップSPになれるだろう。

15.エルビン・ロドリゲス(RHP)/Elvin Rodriguez 
(A+)3.77ERA 133.2IP BB/9=3.0 K/9=7.5 K/BB=2.55
◯3球種 伸びしろ / △素材型
ジャスティン・アップトンとのトレードで18年にエンゼルスから加入。90マイル前後だった球速は91-95マイルに上昇し、カーブ&チェンジアップも平均以上の評価。フォームも滑らかで両コーナーに投げ分けることができる。6-3/160と体格も細身で伸びしろが見込める。

16.ニック・キンターナ(3B)/Nick Quintana
(A-/A)66G 232AB 2HR 25BB 82K .194/.273/.280/.553
◯パワー 3B守備 / ✖コンタクト
19年ドラフト2巡目。アッパースイングから繰り出すパワーと平均以上の3B守備のパッケージ。コンタクトは脆く、AでOPS.454と苦戦した。高校ではSSだったアスリートで、3B守備は疑う余地なし。あとは打てるかどうかだけが問題だ。

17.ボー・バロウズ(RHP)/Beau Burrows
(3A)5.51ERA 65.1IP BB/9=4.4 K/9=8.4 K/BB=1.91
◯速球 / △リリーフ向き? チェンジアップ コマンド
15年ドラフト1巡目。常時92-94マイルの伸びのある速球とスピンの利いたパワーカーブは威力抜群。先発に残るにはコマンドとチェンジアップを磨いていく必要がある。球種的な問題からリリーフ向きか。

18.ロニー・ガルシア(RHP)/Rony Garcia
(A+/2A)4.01ERA 130.1IP BB/9=3.1 K/9=8.9 K/BB=2.87
◯速球 カーブ / △チェンジアップ リリーフ向き?
今オフ、ルール5ドラフトの全体1位指名でヤンキースから獲得。速球はMAX96マイルも、試合後半まで維持することができず、マルチイニングをこなすリリーバーが適任と見られている。変化球はカーブを最も得意としており、19年はカッターを習得。チェンジアップは平均以下。

19.アンドレー・リプシウス(3B/2B)/Andre Lipcius
(A)67G 253A 2HR 27BB 57K .273/.344/.360/.704
◯打撃 / △3B守備 / ✖スピード
19年ドラフト3巡目。16位のキンターナと比べると運動能力で劣るが、ヒットツールは上。安定してコンタクトを生み出し、キンターナとは対照的にAで打率.273と適応した。スピードに乏しく、3B守備は平均以下。1B転向も視野に入れなければいけないだろう。

20.アディンソ・レイエス(SS)/Adinso Reyes
(DSL)62G 242AB 7HR 14BB 51K .331/.379/.508/.887
◯打撃 / △素材型
18年に契約金145万ドルで入団のドミニカン。18歳離れした打撃の完成度を誇り、素早いバットスピードでバレル性の打球を量産する。守備ではSSとして必要な肩の強さとグラブ捌きを有しているが、体つきから3Bが適任か。

Plus One Prospect
ロベルト・カンポス(OF)/Roberto Campos
◯パワー / △両翼向き 素材型
19年に契約金285万ドルで入団のキューバ出身16歳。6-3/200のガッシリした体格からプラスのパワーを披露するスラッガー候補。年齢に比した選球眼も併せ持っている。外野守備はすでにコーナー向きとの烙印を押されている。

2020年1月9日木曜日

2020 CLEVELAND INDIANS TOP 20 PROSPECTS

2020 CLEVELAND INDIANS

TOP 20 PROSPECTS

Nolan Jones(3B)

本ランキングは各傘下の選手を現在の活躍と今後の伸びしろから総合的に判断し、作成したものである。「将来キャリアを通じてどれだけメジャーでバリューを示せるか」という点に重きを置いており、即戦力ランキングでも伸びしろランキングでもない。MLB.comやBaseball Americaといった媒体を参考にしつつ、独自の視点を加えて評価したつもりである。

1.ノーラン・ジョーンズ(3B)/Nolan Jones
(A+/2A)126G 430AB 15HR 96BB 148K 7SB .272/.409/.442/.851
◯打撃 アプローチ 肩 / △スピード 守備
華麗なスイングでフィールド全体に打ち分け、2年続けて傘下最多の四球数(18年89個・19年96個)を選ぶなどアプローチも辛抱強い。強肩の持ち主だが、グラブ捌きやフットワークは要改善でポジションに残れるかは評価が分かれている。

2.タイラー・フリーマン(SS)/Tyler Freeman
(A/A+)123G 493AB 3HR 26BB 53K 19SB .306/.368/.410/.778
◎コンタクト / △2B向き? パワー
ヒットツールが傑出しており、コンパクトなスイングからライナー性の打球を量産する二塁打マシーン。マイケル・ヤング(元レンジャース)やマルコ・スクータロ(元ジャイアンツ)のような選手になり得る。守備はハンドリング、ポジショニング共に向上をしているがSSとしてはやや物足りず、2Bの方が向いてそうだ。2Aでは62試合で0本塁打。パワーが伸びてから評価したい。

3.イーサン・ハンキンス(RHP)/Ethan Hankins
(A-/A)2.55ERA 60.0IP BB/9=4.5 K/9=10.7 K/BB=2.37
◯速球 体格 / △耐久性
18年ドラフト1巡目。肩の故障によりドラフトでは評価を落としたが、万全ならエースポテンシャル。球威、変化球、制球力、体格、どれも恵まれており、ゲリット・コール(ヤンキース)の再来との呼び声高い。好調時には95マイル前後の速球と大きなカーブをコマンドよくスポットに投げ込む。

4.ジョージ・バレラ(OF)/George Valera
(A-/A)52G 214AB 8HR 31BB 61K .217/.336/.411/.748
◯打撃 / △両翼向き? 素材型
17年に契約金130万ドルで入団の大器。19歳ながら傑出した打撃技術と両翼向きの守備力からフアン・ソト(ナショナルズ)と比較されている。華麗なスイングでバックスピンの利いた打球を広角に打ち分けるが、マイナーでは三振の多さが目立った。A-ではOPS.802もA昇格後に成績を落とした。

5.ダニエル・エスピーノ(RHP)/Daniel Espino
(R/A-)3.80ERA 23.2IP BB/9=3.8 K/9=12.9 K/BB=3.40
◎速球 / △素材型 チェンジアップ コントロール
19年ドラフト1巡目。ドラフトクラスで最もアップサイドの高い1人。抜群の運動能力の持ち主で、速球は96-99マイルを計測。スライダー&カーブを主に扱い、チェンジアップを磨いていけば4球種揃ったスターターになり得る。現段階ではコントロールが不安定でリリーフ向きだが上手く育てばエースポテンシャル。

6.アーロン・ブラッチョ(2B)/Aaron Bracho
(R/A-)38G 135AB 8HR 28BB 29K 4SB .281/.402/.570/.973
◯パワー 打撃 / △素材型 肩 
2B向きで守備のポテンシャルは目立たないが、「3割・20本・10盗塁」が期待できる攻撃型二塁手。チームの主軸であるホセ・ラミレスと比較する声が多数。コンタクト&アプローチを兼ね備えたヒットツールはプラス評価で、仮に外野に回っても見劣りしないポテンシャルだ。

7.ボー・ネイラー(C)/Bo Naylor
(A)107G 453AB 11HR 43BB 104K .243/.313/.421/.734
◯打撃 運動能力 肩 / △素材型 C守備経験不足
18年ドラフト1巡目の高卒捕手。兄ジョシュは118㎏の巨漢スラッガーだが、弟のボーはヒットツールと運動能力の高さが最も評価されている。平均以上のスピード&強肩の持ち主で、19年は盗塁阻止率37%をマーク。フレーミングも高評価。アマチュア時代には三塁手で、捕手経験はまだ浅い。これから成熟していってほしい。

8.トリストン・マッケンジー(RHP)/Triston McKenzie
◯速球 カーブ 奪三振 コマンド / △耐久性 コンディション不良
6-5/165と細身ながら力あるボールを投げ込み、18年は2Aで防御率2.68をマーク。平均92マイルの速球はエクステンションに優れ、空振りが取れる。スピンの利いたカーブも高評価。18年は前腕の痛みで半休、19年は背中の痛みで全休とコンディション不良が心配されている。

9.ブライアン・ロッチオ(SS)/Brayan Rocchio
(A-)69G 268AB 5HR 20BB 40K 14SB .250/.310/.373/.683
◯コンタクト スピード メークアップ / △素材型 パワー
18年には17歳ながらRでリーグ3位の打率.343をマークしたヒットセンス抜群のスイッチヒッター。19年は成績を落としたがポテンシャル評は依然として高い。スピードツールも平均以上。遊撃守備でも平均以上の守備範囲を示しており、最低でも二遊間にとどまれるとの見立て。パワーツールの平凡さから天井は限られている?

10.エマニュエル・クラセ(RHP)/Emmanuel Clase
(A+/2A)2.82ERA 44.2IP BB/9=1.8 K/9=10.1 K/BB=5.56
(MLB)2.31ERA 23.1IP BB/9=2.3 K/9=8.1 K/BB=3.50
◎球威 / 
オフにコリー・クルーバーとのトレードでレンジャースから加入。平均99マイルのカッターと90マイルのスライダーを武器にメジャーでも好投した剛腕。コントロールも安定しており、クローザーポテンシャル。20年はメジャーで起用される見込み。

11.ウィル・ベンソン(OF)/Will Benson
(A/A+)123G 434AB 22HR 68BB 151K 27SB .230/.331/.454/.785
◯パワー スピード 肩 / △素材型 / ✖コンタクト
ジャンカルロ・スタントン(ヤンキース)とも比較されるフィジカルモンスターで、ポテンシャルは傘下No.1。コンタクトが未熟で、Aで62試合/18HR/OPS.974と打ちまくった後、A+で61試合/4HR/OPS.594と苦しんだ。守備では肩が強くRF向き。

12.ローガン・アレン(LHP)/Logan Allen
(3A)5.85ERA 80.0IP BB/9=3.8 K/9=9.1 K/BB=2.38
(MLB)6.18ERA 27.2IP BB/9=4.2 K/9=5.5 K/BB=1.31
◯4球種 即戦力 / 
昨夏にトレバー・バウアーとのトレードで加入。ドラフト時からジョン・レスター(レッドソックス)と比較されている先発左腕で、平均から平均以上の4球種を器用に扱う。中でもチェンジアップが決め球。メジャー本格挑戦となる今季でどれだけ投げられるか。

13.ダニエル・ジョンソン(OF)/Daniel Johnson
(2A/3A)123G 483AB 19HR 50BB 118K 12SB .290/.361/.507/.868
◎肩 / ◯スピード パワー / △コンタクト
コンタクト以外の4ツールがプラス評価のアスリート。課題とされてきたヒットツールも19年はキャリアハイの四球率9.1%をマークするなど磨かれつつある。俊足だが12盗塁/10盗塁死と走塁技術を磨く必要がある。守備ではCFに相応しいツールを有しているが、ダブルプラスの強肩からRFが最もフィットするだろう。

14.ユー・チャン(SS/3B)/Yu Chang
(3A)68G 253AB 9HR 26BB 67K .253/.322/.427/.748
(MLB)28G 73AB 1HR 11BB 22K .178/.286/.274/.560
◯パワー 肩 3B守備 / △コンタクト
台湾出身の攻撃型遊撃手。遊撃手離れしたパワーを持っており、広角に鋭い打球を飛ばす。課題のコンタクトも18年の三振率31.5%から23.7%に改善された。チームにはF.リンドーアがいるため三塁転向が既定路線。将来像はパワースタッツが魅力のユーティリティーか。

15.ジェームズ・カリンチャック(RHP)/James Karinchak
(R/2A/3A)2.67ERA 30.1IP BB/9=5.0 K/9=22.0 K/BB=4.35
(MLB)1.69ERA 5.1IP BB/9=1.7 K/9=13.5 K/BB=8.0
◎奪三振 / ◯速球 カーブ / ✖コントロール
19年にマイナーでK/9=22.0とあり得ない奪三振率を残したパワーリリーバー。平均97マイルの速球に85マイル前後のえげつない落差を誇る”お化け縦カーブ”で三振の山を築く。マイナー3年でBB/9=5.5とコントロールを磨く必要はあるが、クラセと共に勝利の方程式になれる逸材。

16.ガブリエル・ロドリゲス(SS)/Gabriel Rodriguez
(DSL/R)56G 208AB 3HR 19BB 49K .231/.321/.361/.682
◯ツール / △素材型
18年に契約金210万ドルで入団のベネズエラ出身SS。オールラウンドなツールを有しており、レギュラーSSに相応しいポテンシャルを秘めている。打撃練習では素晴らしいパワーを披露しており、ゲームパワーを伸ばせるかが課題。守備は長くSSに残れるとの見立て。

17.ボビー・ブラッドリー(1B)/Bobby Bradley
(3A)107G 402AB 33HR 46BB 153K .264/.344/.567/.912
(MLB)15G 45AB 1HR 4BB 20K .178/.245/.356/.600
◎パワー / ✖守備走塁 コンタクト
マイナー6年で147本塁打の飛ばし屋も、アベレージ面で伸び悩み立ち位置が危うくなっている。19年はキャリアハイとなる33ホーマーを放ったが、メジャーでは49打席で打率.178と打てなかった。守備走塁での貢献も見込めないため、相当打てなければ長くメジャーで活躍するには厳しいだろう。

18.ジーンカルロス・メヒア(RHP)/Jean Carlos Mejia
(A+)4.09ERA 33.0IP BB/9=2.5 K/9=9.8 K/BB=4.00
◯グラウンドボーラー コマンド / △素材型 コンディション不良
91-94マイルのシンカーとシャープなスライダー主体のグラウンドボーラー。マイナーでは4年連続K/BB=4.0オーバーとコマンドも良い。肘のコンディション不良で19年は33イニングのプレーにとどまっており、耐久性を示せるかがポイント。

19.エリー・モーガン(RHP)/Elijah Morgan
(A+/2A/3A)3.39ERA 140.2IP BB/9=2.6 K/9=9.3 K/BB=3.65
◯チェンジアップ 奪三振 / △球威 体格
速球は最速でも92マイル止まりだが、「D.ダフィー(ロイヤルズ)のgif画像を何度も見て研究した」というサークルチェンジを武器に三振の山を築く。球威不足な上に体格も先発投手としては小柄な点は気掛かり。2年続けて140イニング以上を消化するなどスタミナ面の不安は払拭しつつある。

20.ルイス・オビエド(RHP)/Luis Oviedo
(A)5.38ERA 87.0IP BB/9=4.1 K/9=7.4 K/BB=1.80
◯速球 4球種 / △コントロール 素材型
94-98マイルの速球でゾーンを積極的に攻める投げっぷりの良い右腕。カーブ、スライダー、チェンジアップを扱え、磨けば4球種揃ったスターターになれる。加えて6-4/170と体格も先発向き。天井はローテーション3番手クラス。

Plus One Prospect
カルロス・バルガス(RHP)/Carlos Vargas
(A-)4.52ERA 77.2IP BB/9=2.8 K/9=8.2 K/BB=2.96
◯速球 スライダー / △素材型 コントロール チェンジアップ
躍動感のある力んだフォームからMAX100マイルの速球&ハードスライダーのコンビネーションは威力抜群。チェンジアップの精度とコントロールを磨いていく必要があり、もし改善されなければブルペンに回るだろう。

2020年1月5日日曜日

2020 CHICAGO WHITE SOX TOP 20 PROSPECTS

2020 CHICAGO WHITE SOX

TOP 20 PROSPECTS

Luis Robert(OF)

本ランキングは各傘下の選手を現在の活躍と今後の伸びしろから総合的に判断し、作成したものである。「将来キャリアを通じてどれだけメジャーでバリューを示せるか」という点に重きを置いており、即戦力ランキングでも伸びしろランキングでもない。MLB.comやBaseball Americaといった媒体を参考にしつつ、独自の視点を加えて評価したつもりである。

1.ルイス・ロバート(OF)/Luis Robert
(A+/2A/3A)122G 503AB 32HR 28BB 129K 36SB .328/.376/.624/1.001
◎ファイブツール / △コンタクト アプローチ
キューバ出身の22歳で、17年に契約金2600万ドルでプロ入り。傑出した5ツールを兼ね備えたスーパープロスペクトで、19年はマイナーで32ホーマー・36盗塁の「30-30」を達成。フリースインガーでアプローチが荒く、ヒットツールに課題。20年シーズンの新人王候補有力。

2.アンドリュー・ボーン(1B)/Andrew Vaughn
(R/A/A+)55G 205AB 6HR 30BB 38K .278/.384/.449/.832
◎パワー 打撃 / ✖スピード
19年ドラフト全体3位指名のスラッガー。ホゼ・アブレウと単年契約を結んだのはボーンの存在があったからだ。順調なら20年に昇格し、21年以降は正一塁手に据わるだろう。アブレウのように広角に軽々と長打を量産し、将来は「3割・30本」が安定して見込めるだろう。19年プレミア12アメリカ代表。

3.マイケル・コペック(RHP)/Michael Kopech
◎速球 / ◯奪三振 / ✖コマンド TJ手術明け
最速105マイルの速球に加え、スライダーもよく切れてスカウトからはN.シンダーガード(メッツ)と比較されている。マイナー5年でBB/9=4.4と制球難だがポテンシャルはメジャーを代表するエースになれるほど。TJ手術により19年は全休した。

4.ニック・マドリガル(2B)/Nick Madrigal
(A+/2A/3A)120G 473AB 4HR 44BB 16K 35SB .311/.377/.414/.792
◎コンタクト / ◯スピード 2B守備 / ×パワー
18年ドラフト全体4位。小柄ながら卓越したコンタクトスキルを有する「第二のJ.アルトゥーベ(アストロズ)」。20盗塁以上が見込めるスピードに加え、2B守備はゴールドグラブ相当。パワーはなく本塁打は期待できないが、二塁打マシーンとして期待。

5.デーン・ダニング(RHP)/Dane Dunning
◯速球 グラウンドボーラー 3球種 / ×TJ手術明け
マイナー3年で防御率2.73・K/BB=4.23と安定感抜群で、19年はTJ手術で全休したが、健康であれば高い確率でローテーション入りが期待できる。90マイル前半のシンカーと平均以上のスライダー&チェンジアップをコマンドよく低めに集めるグラウンドボーラー。

6.ジョナサン・スティーバー(RHP)/Jonathan Stiever
(A/A+)3.48ERA 145.0IP BB/9=1.7 K/9=9.6 K/BB=5.70
◯速球 カーブ 奪三振 / △チェンジアップ リリーフ向き?
18年ドラフト5巡目の右腕が昨年20位から大きく順位UP。92-97マイルの速球とスパイクカーブ&ハードスライダーで三振の山を築く。平均以下のチェンジアップと力んで投げる投球フォームからリリーフ向きとの声も。天井はローテーション3番手。

7.マシュー・トンプソン(RHP)/Matthew Thompson
(R)0.00ERA 2.0IP BB/9=0.0 K/9=9.0
◯速球 伸びしろ 体格 / △素材型 コマンド
19年ドラフト2巡目の高校生で高いアップサイド評を得ている。93-96マイルの球威と抜群の運動能力からローテーション半ばポテンシャル。スライダー&カーブもプラスピッチになり得る。コマンド&チェンジアップは発展途上だが、長い時間をかけて育てていきたい。

8.ザック・コリンズ(C/1B)/Zack Collins
(3A)88G 367AB 19HR 62BB 98K .282/.403/.548
(MLB)27G 102AB 3HR 14BB 39K .186/.307/.349/.656
◯パワー アプローチ / ✖コンタクト 守備 スピード
18年にはマイナー2位の101四球を選んだ選球眼と25ホーマー以上も期待できるパワーポテンシャルはC.サンタナ(インディアンズ)を彷彿とさせる。サンタナ同様に捕手としての守備力には疑問があり、将来は1B/DHか。マイナー4年で打率.244と低打率も気がかり。

9.ルイス・アレクサンダー・バサベ(OF)/Luis Alexander Basabe
(A/2A)74G 276AB 3HR 33BB 92K 10SB .250/.331/.341/.672
◯ファイブツール CF守備 / ✖コンタクト
J.ブラッドリーJr(レッドソックス)を彷彿とさせる5ツール候補。「20-20」が期待でき、CF守備もOK。19年は故障の影響で74試合の出場にとどまり、三振率29.2%とコンタクトに課題あり。健康な状態で20年シーズンは挑む。

10.ミッカー・アドルフォ(OF)/Micker Adolfo
(R/2A)36G 128AB 2HR 21BB 57K .227/.346/.367/.714
◯パワー 肩 / ✖素材型 コンタクト
フィールド全体にバレル性の打球を量産するパワーヒッター。19年はTJ手術明けで36試合の出場にとどまり、2AではOPS.632と不調だった。20年は健康な状態でもう一度2Aにチャレンジする。LFイロイ・ヒメネス、CFルイス・ロバート、RFアドルフォの夢の外野陣に期待。

11.アンドリュー・ダルキスト(RHP)/Andrew Dalquist 
(R)0.00ERA 3.0IP BB/9=6.0 K/9=6.0 K/BB=1.00
◯グラウンドボーラー 3球種 コマンド / △奪三振
19年ドラフト3巡目の高卒右腕。7位のトンプソンほどの球威はないが、90-94マイルの速球を軸にカーブ、スライダー、チェンジアップを扱う。コントロールも安定しており、将来像は先発ローテーション4番手クラス。

12.ブレーク・ラサフォード(OF)/Blake Rutherford
(2A)118G 438AB 7HR 37BB 118K 9SB .265/.319/.365/.684
◯打撃 / △両翼向き パワー スピード
プラスのツールはないが、滑らかなスイングから長短打を生み出すM.ブラントリー(アストロズ)のような外野手。スピードが平均以下でブラントリー同様に、守備はCFよりも両翼向きとされる。19年は2Aでパワースタッツが伸び悩んだ。長打力を伸ばせるかがポイント。

13.バーナルド・フローレス(LHP)/Bernardo Flores
(R/A/2A)3.57ERA 93.1IP BB/9=1.6 K/9=7.9 K/BB=4.82
◯コマンド 3球種 / △球威
マイナー4年でBB/9=1.9・K/BB=3.72のコマンドが光る。球威は飛び抜けてないが、コントロールや変化球の評価が高いハイフロアーな先発左腕。88-92マイルの動く速球とチェンジアップのコンビネーションでゴロアウトを多く稼ぐ。課題のブレーキングボールも向上を辿り、平均レベルに。

14.コナー・ピッキントン(LHP)/Konnor Pilkington
(A/A+)4.12ERA 129.0IP BB/9=3.5 K/9=9.6 K/BB=2.76
◯4球種 奪三振 / △球威
18年ドラフト3巡目。6-3/225のガッシリした体格のワークホースタイプ。88-92マイルの速球とプラスのチェンジアップで三振が奪える。好調時はカーブやスライダーも切れるが安定感の無さがネック。打者を圧倒できる球威はないがハイフロアーなプロスペクト。

15.ダニー・メンディック(IF)/Danny Mendick
(3A)133G 477AB 17HR 66BB 96K .279/.368/.444/.812
(MLB)16G 39AB 2HR 1BB 11K .308/.325/.462/.787
◯即戦力/ △ツール
19年は3Aで素晴らしい成績を残し、9月にはメジャーデビュー。20年はユーティリティーとしてメジャーの枠を争う。目立ったツールはないが、攻守にスキのないプレーヤー。内野ならどこでも守れる。

16.ギャビン・シーツ(1B)/Gavin Sheets
(2A)126G 464AB 16HR 54BB 99K .267/.345/.414/.759
◯パワー 肩 アプローチ / △コンタクト / ✖スピード
92年に横浜大洋ホエールズでプレーしたラリー・シーツの息子。豪快なスイングからズバ抜けたパワーを披露し、強肩を生かした1B守備も堅い。19年は四球率10.2%とアプローチを維持しながらもキャリアハイの16ホーマーを放った。

17.ルイス・ゴンザレス(OF)/Luis Gonzalez 
(2A)126G 473AB 9HR 47BB 89K 17SB .247/.316/.359/.675
◯肩 / △パワー 両翼向き
パワー&スピードはズバ抜けていないが、アプローチよくライナーを弾き返す。18年には傘下でイロイ・ヒメネスに次ぐOPS.866と好成績を残したが、19年は大ブレーキ。20年は真価が問われる。CFを守れるだけのスピードを持っているが、プラスの強肩からRF向きとされる。将来は両翼を中心にCFも守れる4番手外野手か。

18.タイラー・ジョンソン(RHP)/Tyler Johnson
(R/A+/2A)2.59ERA 31.1IP BB/9=2.9 K/9=12.4 K/BB=4.30
◎速球 / △変化球 リリーフ
クロスステップから100マイルの速球を繰り出すパワーリリーバー。この手の投手としては珍しいことに制球に不安はないが、第2球種が定まらない。スライダーはスラーブ気味になることが多く、シャープさを出したい。順調なら20年中のデビューが望める。

19.イアン・ハミルトン(RHP)/Ian Hamilton
(3A)9.92ERA 16.1IP BB/9=1.7 K/9=11.0 K/BB=6.67
◎速球 / △故障明け リリーフ
100マイルに迫る速球と高速スライダーを武器に18年は2A/3Aで防御率1.74・22セーブ・K/9=10.8をマーク。メジャーデビューして10試合に登板したが、19年は不運続きのシーズンとなった。3月に交通事故で肩を負傷し、6月にはピッチャーライナーを顔面に受けてシーズン終了。順調ならば守護神候補の一人。

20.ジミー・ランバート(RHP)/Jimmy Lambert 
(2A)4.55ERA 59.1IP BB/9=4.1 K/9=10.6 K/BB=2.59
◯3球種 奪三振 / △体格 TJ手術
細身の体型だが、90マイル前半の速球、カーブ、チェンジアップを効果的に織り交ぜるM.ワカ(前STL)タイプの先発右腕。19年はコンディション不良に悩まされ、最終的にはTJ手術を受けた。今季のほとんどを休養する予定。

Plus One Prospect
DJ グラッドニー(3B)/DJ Gladney
(R)50G 220AB 8HR 10BB 82K .264/.309/.428/.737
◯パワー / △素材型 3B守備 / ✖アプローチ
19年ドラフト16巡目でスティールに成功した高卒選手。アプローチは未熟だがパワーポテンシャルを秘める。三塁の守備では26試合で11失策を喫するなど不安が多い。長い目で見ていきたい。

2020年1月4日土曜日

2020 TORONTO BLUE JAYS TOP 20 PROSPECTS

2020 TORONTO BLUE JAYS

TOP 20 PROSPECTS

Nate Pearson(RHP)

本ランキングは各傘下の選手を現在の活躍と今後の伸びしろから総合的に判断し、作成したものである。「将来キャリアを通じてどれだけメジャーでバリューを示せるか」という点に重きを置いており、即戦力ランキングでも伸びしろランキングでもない。MLB.comやBaseball Americaといった媒体を参考にしつつ、独自の視点を加えて評価したつもりである。

1.ネイト・ピアーソン(RHP)/Nate Pearson
(A+/2A/3A)2.30ERA 101.2IP BB/9=2.4 K/9=10.5 K/BB=4.41
◎速球 / ◯スライダー / △耐久性 スタミナ 
最速104マイルの速球が武器で、速球派としては珍しくコマンドに不安を抱えていない。課題とされてきたスライダーは切れ味が増し、打者の手元で鋭く落ちる。ほとんどは速球とスライダーで抑えてしまうが、チェンジアップも平均から平均以上の評価。すでに3Aまで到達しており20年シーズンのMLBデビューが見込まれる。天井は先発ローテーション1,2番手クラス。

2.ジョーダン・グローシャンズ(SS)/Jordan Groshans 
(A)23G 83AB 2HR 13BB 21K .337/.427/.482/.909
◯打撃 パワー 肩 / △3B向き 素材型
18年ドラフト全体12位指名の高卒選手。ブルージェイズの新星ボー・ビシェットのような攻撃型SSとして注目。速球に力負けしないスイングスピードと成熟したアプローチを兼ね備えており、パワー&ヒットツールはプラス評価。大柄な体格の割には動けるが守備範囲には欠け、強肩と併せて3B向きのプロフィール。20年のパフォーマンス次第では一気にトッププロスペクトになるだろう。

3.アンソニー・ケイ(LHP)/Anthony Kay
(2A/3A)2.96ERA 133.2IP BB/9=3.8 K/9=9.1 K/BB=2.41
(MLB)5.79ERA 14.0IP BB/9=3.2 K/9=8.4 K/BB=2.60
◯速球 奪三振 / △コマンド
マーカス・ストローマンとのトレードでメッツから獲得。細かいコマンドは持っていないが、92-94マイルの高スピンレートの速球を高めに集めてポップフライや空振りを量産するのが特長。カーブ、チェンジアップもキレがあり平均以上のボールになり得る。完成型はロビー・レイ(ARI)。

4.シメオン・ウッズリチャードソン(RHP)/Simeon Woods Richardson
(A/A+)3.80ERA 106.2IP BB/9=2.0 K/9=10.6 K/BB=5.25
◎コマンド / ◯速球 カーブ 体格 / △素材型
3位のケイと共にトレードでメッツから加入。スピンレートの高い91-95マイルの速球とキレのあるカーブ主体にテンポよく攻め込む。18歳のシーズンでK/BB=5.25のコマンドはプラス評価。早いカウントではツーシームやスライダーでカウントを稼ぎ、19年はチェンジアップも向上に重点的に取り組んだ。

5.アレク・マノア(RHP)/Alek Manoah
(A-)2.65ERA 17.0IP BB/9=2.6 K/9=14.3 K/BB=5.40
◯速球 スライダー 奪三振 / △チェンジアップ
19年ドラフト全体11位指名。6-6/260の大柄な体格、速球とスライダーの2ピッチで捻じ伏せる投球スタイルはマット・レイトス(元レッズ)を彷彿とさせる。大学ではあまり投げなかったチェンジアップもプロでは平均レベルのポテンシャルを示している。コントロールも問題なく、天井はレイトス同様にローテーション2-3番手クラス。

6.オレルビス・マルティネス(SS)/Orelvis Martinez
(R)40G 142AB 7HR 14BB 29K .275/.352/.549/.901
◯パワー 肩 / △素材型 3B向き
18年夏に契約金350万ドルで入団の原石で、A.ベルトレ(元レンジャース)と比べられる。素晴らしいスイングから平均以上の打者になれると評され、19年は7ホーマーと実戦でもパワーを発揮した。守備面では、強肩だがフットワークに難があり、3B向きと見られている。

7.アレハンドロ・カーク(C)/Alejandro Kirk
(A/A+)92G 310AB 7HR 56BB 39K .290/.403/.465/.868
◯コンタクト アプローチ / △パワー C守備 / ✖スピード
パブロ・サンドバルのようなずんぐり体型だが、コンタクト技術は本物。BB>Kの驚異的なアプローチを示し、31本の二塁打を放つなど長打も打てる。守備では盗塁阻止率39%と強肩を披露しているが、平均以下の守備能力を払拭できるか。仮にコンバートされるとして、1Bとしては長打力がネックとなるだろう。

8.ガブリエル・モレノ(C)/Gabriel Moreno
(A)82G 307AB 12HR 22BB 38K 7SB .280/.337/.485/.823
◯コンタクト 肩 / △パワー スピード C守備
ズバ抜けたハンドアイコーディネーションに支えられたコンタクトヒッターで、小柄ながら10-15HR程度のパワーも秘める。四球も三振も少ないアプローチで出塁率は高くない。守備面では盗塁阻止率33%をマークするなどスローイングは及第点だが、ブロッキングとキャッチングに課題がある。カーク同様に守備に課題のある攻撃型捕手だが、打撃の貢献で勝るカークを上の順位にした。

9.ミゲル・ヒラルド(SS)/Miguel Hiraldo
(R)56G 237AB 7HR 14BB 36K 11SB .300/.348/.481/.829
◯打撃 肩 / △3B向き 素材型
17年に契約金75万ドルで入団の18歳。コンパクトかつ鋭いスイングから平均以上の打者になれると目されており、アプローチも年齢に比して発達している。変化球を引っ掛けるシーンが目立ち、選球眼を磨く必要がある。機敏さに欠けSS適性には疑問も、肩の強さやグラブ捌きは良いので3Bが適任か。

10.アダム・クロフェンステイン(RHP)/Adam Kloffenstein
(A-)2.24ERA 64.1IP BB/9=3.2 K/9=9.0 K/BB=2.78
◯球威 体格 / △素材型
18年ドラフト3巡目で、オーバースロットの契約金245万ドルで入団。19歳にして196cm/110㎏の恵まれた体格を有する大型右腕。最速96マイルのシンカーと平均以上のスライダー&カーブは威力抜群。チェンジアップはまだ安定感に欠けるが左打者の外へ逃げていく有効なボール。

11.エリック・パルディーニョ(RHP)/Eric Pardinho
(R/A)2.15ERA 37.2IP BB/9=3.8 K/9=8.4 K/BB=2.19
◯球威 コマンド / △素材型 体格
契約金140万ドルで入団のブラジル出身右腕。19歳ながら最速96マイルの速球とプラスのカーブを投げ込む球威と高いコマンドを兼ね備えるエースポテンシャル。フォームも滑らかでコントロールも次第に良くなるだろう。発展途上で育成にはまだ長い時間がかかるとみられている。

12.ケンドール・ウィリアムズ(RHP)/Kendall Williams
(R)1.13ERA 16.0IP BB/9=3.9 K/9=10.7 K/BB=2.71
◯体格 / △素材型
19年ドラフト2巡目の高卒右腕。10位のクロフェンステインと同じく198cm/92㎏の恵まれた体格の持ち主。速球は90マイル前半で、クロフェンステインには劣るが、これからの成長に期待。変化球、コマンドも年齢に比して発達しておりRでも防御率1.13の好デビュー。

13.リース・マグワイア(C)/Reese McGuire
(3A)72G 243AB 5HR 25BB 44K .247/.316/.366/.683
(MLB)30G 97AB 5HR 7BB 18K .299/.346/.526/.872
◯肩 C守備 / △打撃 パワー
ゴールドグラブ級の守備力を有する守備型捕手。マイナー7年で二桁本塁打0回、通算OPS.672の非力すぎるバッティングがネックだが、メジャーでは通算44試合で7本塁打・OPS.882と大健闘。モリーナ兄弟のような大器晩成に期待したいところ。

14.パトリック・マーフィー(RHP)/Patrick Murphy 
(2A)4.71ERAA 84.0IP BB/9=2.9 K/9=9.2 K/BB=3.19
◯速球 体格 グラウンドボーラー / △コマンド チェンジアップ
長身から96-98マイルの沈む速球とドロップカーブのコンビネーションでハードコンタクトを許さない。チェンジアップ&コマンドのクオリティーは平凡。グラウンドボール率51.1%とゴロアウトの多さも特徴。リリーフの方が映えるタイプかもしれないが、先発4-5番手クラスのポテンシャルはある。故障が多く、健康に過ごせるかが問題。

15.T.J. ゾイク(RHP)/T.J. Zeuch
(3A)3.69ERA 78.0IP BB/9=3.7 K/9=4.5 K/BB=1.22
(MLB)4.76ERA 22.2IP BB/9=4.4 K/9=7.9 K/BB=1.82
◯シンカー グラウンドボーラー / △奪三振 コマンド
ズッシリと沈む92-94マイルの速球が武器のグラウンドボーラー。メジャーデビューして5先発を任され、20年シーズンもマイナーのデプスとして出番があるだろう。マイナー4年でK/9=6.4と支配力に欠けるため天井は高くないが、即戦力の先発として計算できる。

16.グリフィン・コナイン(OF)/Griffin Conine 
(A) 80G 304AB 22HR 38BB 125K .283/.371/.576/.946
◯パワー 肩 / △スピード 両翼向き / ×コンタクト
父ジェフは球宴2度の元メジャーリーガー。しかし19年シーズン前に禁止薬物の使用が発覚し、50試合の出場停止処分。開幕を出遅れたが22ホーマーを放つなど自慢のパワーポテンシャルを見せつけた。空振りの多さを心配されており、ヒットツールは平凡。強肩で守備はコーナー向き。

17.ジョーイ・マレイ(RHP)/Joey Murray
(A/A+/2A)2.75ERA 137.1IP BB/9=3.2 K/9=11.1 K/BB=3.45
◯速球 奪三振 / ✖球速
ジョシュ・コールメンターと比べられるくせ球の投手。速球は88-90マイルとパワーレスだが、カット気味のアクションで面白いほどに空振りが取れる。スライダー、カーブは平均的なボールで速球がどれだけ通用するかにかかっている。マイナー2年でK/9=11.7。

18.ケビン・スミス(SS/2B)/Kevin Smith
(2A)116G 430AB 19HR 29BB 151K 11SB .209/.263/.402/.666
◯パワー 野球IQ 守備 / △肩 コンタクト アプローチ
打率.302・25本塁打・29盗塁をマークした19年から一転、苦しいシーズンを送った。アプローチ面の悪化が著しく、三振率が21.0%→32.3%になるなどコンタクトに悩まされた。走守のポテンシャルは目立たないが、堅実な守備力を有しており、ある程度打てればユーティリティーとして出番があるだろう。

19.レオナルド・ヒメネス(SS/2B)/Leonardo Jimenez
(R)56G 245AB 0HR 21BB 42K .298/.377/.377/.754
◯SS守備 コンタクト / △素材型 / ✖パワー
パワーには乏しいが、それが以外の4ツールは平均から平均以上と攻守にオールラウンド。打撃ではコンパクトなスイングでライナーを打ち分け、外野の間を破る。守備では派手さはないが、打球勘やポジショ二ングに冴え、ルーティンプレーを堅実にこなすことができる。

20.ライリー・アダムス(C)/Riley Adams
(A+/2A)100G 352AB 14HR 46BB 123K .261/.366/.443/.809
◯パワー C守備 / △スピード コンタクト 肩
17年ドラフト3巡目。攻守にオールラウンド。クリス・ブライアント(CHC)似のスイングで広角に長打を打てる。大振り気味で三振は多いが、その分四球も選べる。守備では肩の強さは平均止まりだがゲームメークに優れ、全体としては平均以上の評価を得ている。

Plus One Prospect
ヘクター・ペレス(RHP)/Hector Perez
(2A)4.60ERA 121.1IP BB/9=5.0 K/9=8.7 K/BB=1.75
◯速球 奪三振 / ✖コントロール
ロベルト・オスーナとのトレードでアストロズから獲得した右腕。荒れ球ながら93-99マイルの速球を主体に平均から平均以上の4球種を織り交ぜるポテンシャルは買いたい。このままコントロールが改善されなければブルペンに回ることになるだろう。遅かれ早かれ先発に残ることは厳しそうだ。