2020年2月29日土曜日

2020 OAKLAND ATHLETICS TOP 20 PROSPECTS

2020 OAKLAND ATHLETICS

TOP 20 PROSPECTS

Jesus Luzardo(LHP)

本ランキングは各傘下の選手を現在の活躍と今後の伸びしろから総合的に判断し、作成したものである。「将来キャリアを通じてどれだけメジャーでバリューを示せるか」という点に重きを置いており、即戦力ランキングでも伸びしろランキングでもない。MLB.comやBaseball Americaといった媒体を参考にしつつ、独自の視点を加えて評価したつもりである。

1.ヘズス・ラザルド(LHP)/Jesus Luzardo
(R/A+/3A)2.51ERA 43.0IP BB/9=1.7 K/9=11.9 K/BB=7.13
(MLB)1.50ERA 12.0IP BB/9=2.3 K/9=12.0 K/BB=5.33
◯速球 コマンド 3球種 奪三振 / △耐久性
昨季メジャーデビューすると防御率1.50と好投。順当なれば開幕ローテーションは堅いだろう。95-97マイルのナチュラルシンカーと絶品カーブのコンビネーションで、チェンジアップも精度が高い。TJ歴があり、耐久性にやや不安もメジャーを代表する左腕になれるだろう。

2.ショーン・マーフィー(C)/Sean Murphy
(3A)31G 120AB 10HR 15BB 31K .308/.386/.625/1.011
(MLB)20G 53AB 4HR 6BB 16K .245/.333/.566/.899
◎肩 C守備 / △打撃
未来のゴールドグラブ捕手として期待。自慢のキャノンアームに加え運動能力もズバ抜けており、ブロッキング&レシービングも◎。打者としての将来像は「打率.250-.260・20本塁打」か。19年はアプローチを磨き、3AでOPS.964をマーク。仮に打てなくても守備で価値を生み出せる選手だ。

3.A.J.パク(LHP)/A.J. Puk
(A+/2A/3A)4.97ERA 25.1IP BB/9=3.6 K/9=13.5 K/BB=3.80
(MLB)3.18ERA 11.1IP BB/9=4.0 K/9=10.3 K/BB=2.60
◯速球 スライダー 奪三振 / △コマンド
長身から93-99マイルの速球と80マイル後半の切れ味鋭いスライダーを投げ下ろす大型左腕。マイナー3年でK/9=12.9と支配力は文句無し。先発として期待したいところだが球種の少なさやコマンドを考慮するとJ.ヘイダー(ブルワーズ)やA.ミラー(カージナルス)のようなリリーフが適任か。

4.ドールトン・ジェフリーズ(RHP)/Daulton Jefferies
(A+/2A)3.42ERA 79.0IP BB/9=1.0 K/9=10.6 K/BB=10.33
◯速球 3球種 コマンド / △耐久性 体格
16-18年の3シーズンで20.1回のプレーにとどまっていたが、19年はキャリアハイとなる79.2回を投げ支配的な投球。92-95マイルの速球と80マイル後半のチェンジアップ&スライダーをコマンドよく投げ分ける。健康を維持できればローテーション3番手クラス。

5.ロバート・プアソン(SS)/Robert Puason
◯スピード 肩 / △打撃 素材型
昨夏に510万ドルで契約の大型ドミニカン。プラスのスピードを備えたスイッチヒッターで、パワーも体格の成熟につれて向上が見込まれている。スイングの長さと選球眼に課題あり。守備では軽快かつ滑らかな動きを見せており、肩の強さも平均以上。

6.ニック・アレン(SS)/Nick Allen
(A+)72G 288AB 3HR 28BB 52K 13SB .292/.363/.434/.797
◯守備 スピード 二塁打多い / ✖パワー 
5-9/155と小柄ながら素晴らしい守備能力を示し、遊撃手としての能力に疑いの余地はない。昨季は非力な打撃を改善させ、ライナー性の打球を量産。二塁打マシーンに変貌をとげ、6月末にシーズン終了となる足首の故障を負うまで二塁打数はリーグトップだった。このまま打撃が伸びなくてもB.ライアン(元マリナーズ)のような役割は得られるだろう。

7.ローガン・デビッドソン(SS)/Logan Davidson
(A-)54G 205AB 4HR 31BB 55K .239/.345/.332/.676
◯パワー / △コンタクト
19年ドラフト1巡目。20ホーマーも狙える強打のスイッチヒッターで、遊撃守備もOK。三塁に回る可能性はあり。唯一にして最大の欠点はヒットツール。大学3年間で3割を打ったことがなく、空振りも多い。将来像はJ.ラウリー(元メッツ)

8.ジェームズ・キャプリエリアン(RHP)/James Kaprielian
(A+/2A/3A)3.18ERA 68.0IP BB/9=2.1 K/9=9.9 K/BB=4.69
◯速球 変化球 コマンド / ✖耐久性
TJをはじめとした故障により17-18年は公式戦での登板なし。19年は復帰を果たしたが、かつて最速99マイルを計測の速球は90-93マイルにとどまった。それでもキレのよいスライダーや多彩な球種を操るコマンドを土台に支配的なパフォーマンス。球威を取り戻してからさらに評価したい。

9.シェルドン・ノイジー(3B)/Sheldon Neuse
(3A)126G 498AB 27HR 56BB 132K .317/.389/.550/.939
(MLB)25G 56AB 0HR 4BB 19K .250/.295/.304/.599
◯打撃 肩 / △スピード エラー多い
19年はキャリアハイの27ホーマーとブレーク。バレルゾーンに打球を量産することができるが、選球眼に難あり。ガッシリ体型の割には動け、二塁や遊撃もこなす。M.マンシー(ドジャース)のような強打のユーティリティーになれるかR.ヌネス(アスレチックス)のようなパワー専門のDHになるか。

10.ホルヘ・マテオ(SS/OF)/Jorge Mateo
(3A)119G 532AB 19HR 29BB 145K 24SB .289/.330/.504/.834
◎スピード / ◯肩 / △アプローチ SS守備 メークアップ
15年にはマイナー全体トップ82盗塁を決めた俊足が武器の韋駄天。しかし打撃のアプローチが壊滅的で、四球率5.1%・三振率25.6%と黄色信号。29二塁打&14三塁打のパンチ力と守備範囲大の内野守備から最低限ユーティリティーにはなれるか。

11.オースティン・アレン(C)/Austin Allen
(3A)67G 270AB 21HR 22BB 56K .330/.379/.663/1.042
(MLB)34G 65AB 0HR 6BB 21K .215/.282/.277/.559
◯パワー / △肩
今オフにJ.プロファーとのトレードで加入。マイナーで3年連続20本塁打以上を放っている強打の捕手。スイングスピードはあまり速くないため高打率は望めないだろうが、A.アビーラやM.カストロあたりのプラトーン選手にはなれるだろう。マイナー5年で379試合マスクをかぶって428盗塁を許すなど守備力には不安。

12.ラザロ・アルメンテロス(OF)/Lazaro Armenteros
(A+)126G 459AB 17HR 73BB 227K 22SB .222/.336/.403/.739
◯パワー スピード / △素材型 肩 LF向き / ✖コンタクト
16年に契約金300万ドルで入団したキューバ出身の大器。「ウィリー・メイズとボー・ジャクソンを足した選手」と評されていたが、足されたのは三振数だけになってしまった。昨季は227三振・三振率42.2%と衝撃的なフルシーズンデビュー。打撃練習で見せるパワーは本物だが…。スピードも平均以上で、LF守備も平均レベルまで向上。

13.オースティン・ベック(OF)/Austin Beck
(A+)85G 338AB 8HR 24BB 126K 2SB .251/.302/.411/.714
◯パワー 肩 スピード / △素材型 / ✖アプローチ コンタクト 
ズバ抜けたパワー&スピードを兼ね備えたファイブツール候補でCF守備もプラス。しかし大振りが目立ち、コンタクトに苦しんでいる。四球率6.5%・三振率34.3%とアプローチを改善しなければいけない。守備面ではアルメンテロスより上だが、四球の少なさと年齢を考慮してこの順位とした。

14.グラント・ホームズ(RHP)/Grant Holmes
(2A/3A)3.23ERA 86.1IP BB/9=2.9 K/9=8.4 K/BB=2.89
◯速球 カーブ / △リリーフ向き? コマンド
「80グレイドのパーマ」がトレードマークの投手。92-96マイルの速球はパワフルだが、最も得意とする球種は80マイル中盤のパワーカーブ。落差があり、空振りが取れる。90マイル前後のカッターも効果的。昨季は健康な1年を送ったが、故障の多さと癖のある投球フォームからリリーフ向きとの声も多い。

15.ジョナ・ヘイム(C)/Jonah Heim
(2A/3A)85G 287AB 9HR 35BB 45K .310/.385/.477/.863
◯コンタクト C守備 / △パワー 
17年にJ.ウェンドルとのトレードでレイズから加入の守備型捕手だが、19年は突如ブレーク。好球必打の早打ちアプローチでラインドライブを量産する。肩の強さ、守備力はいずれも平均以上でこのまま打てれば優秀なバックアップになれるだろう。

16.ブライアン・ハワード(RHP)/Brian Howard
(2A/3A)4.30ERA 144.1IP BB/9=2.9 K/9=8.4 K/BB=2.85
◯体格 コマンド / △球威
6フィート9の長身を生かしたオーバースローから投げ下ろす。90マイル前後の速球は表示以上に力があり、70マイル台の縦カーブも落差抜群。カッター&チェンジアップを織り交ぜ左打者対策も十分。大型投手にしては珍しくコントロールが良いのもプラス材料。

17.タイラー・バウム(RHP)/Tyler Baum
(A-)4.70ERA 30.2IP BB/9=2.1 K/9=10.0 K/BB=4.86
◯速球 カーブ / △チェンジアップ リリーフ向き?
19年ドラフト2巡目。最速97マイルの速球と70マイル後半のパワーカーブが強力で、スライダー気味にした80マイル前半のカーブも織り交ぜる。しかしチェンジアップの精度が低く、緩急に欠けるためリリーフ向きとの声が多い。

18.セス・ブラウン(1B/OF)/Seth Brown
(3A)112G 451AB 37HR 38BB 127K .297/.352/.634/.986
(MLB)26G 75AB 0HR 7BB 23K .293/.361/.453/.815
◯パワー / △守備走塁
すでに27歳と歳は食っているが、昨季3Aで37ホーマーのパワーは魅力。メジャーでは26試合で0本塁打ながらOPS.815をマーク。一塁にはM.オルソン、DHにはK.デービスがいるため外野で出番を増やすしかないだろう。

19.スカイ・ボルト(OF)/Skye Bolt
(3A)89G 305AB 11HR 37BB 94K 7SB .269/.350/.459/.809
(MLB)5G 10AB 0HR 1BB 3K .100/.182/.200/.382
◯パワー スピード / △コンタクト
コンタクトはやや荒いが、ソリッドなパワー&スピードを兼ね備えるスイッチヒッター。突出したツールがあるわけではないので長くレギュラーが務まるかは微妙だが、第四の外野手にはなれるだろう。

20.ルイス・バレラ(OF)/Luis Barrera
(2A)54G 224AB 4HR 12BB 48K 9SB .321/.357/.513/.871
◯スピード 守備 / ✖パワー
攻守に確実性の高い第四の外野手タイプ。打撃は非力ながら外野の間をライナーで破り、二塁打・三塁打を稼ぐ。プラスのスピードを生かしたCF守備は平均以上で、肩も強いためRFもこなせる。ベンチにはうってつけの選手だ。

Plus One Prospect
バディ・リード(OF)/Buddy Reed
(2A)121G 381AB 14HR 42BB 126K 23SB .228/.310/.388/.698
◎スピード 肩 CF守備 / ✖打撃
J.プロファーとのトレードで獲得。爆発的なアスリートで、スピード&強肩&守備力はマイナートップクラス。パンチもあるがコンタクトに苦しんでおり、打撃能力には疑問。マイナー4年でOPS.710止まり。

2020年2月23日日曜日

2020 HOUSTON ASTROS TOP 20 PROSPECTS

2020 HOUSTON ASTROS

TOP 20 PROSPECTS

Forrest Whitley(RHP)

本ランキングは各傘下の選手を現在の活躍と今後の伸びしろから総合的に判断し、作成したものである。「将来キャリアを通じてどれだけメジャーでバリューを示せるか」という点に重きを置いており、即戦力ランキングでも伸びしろランキングでもない。MLB.comやBaseball Americaといった媒体を参考にしつつ、独自の視点を加えて評価したつもりである。

1.フォレスト・ウィットリー(RHP)/Forrest Whitley
(R/A+/2A/3A)7.99ERA 59.2IP BB/9=6.6 K/9=13.0 K/BB=1.95
◯球威 4球種 体格 奪三振 / ✖コントロール
エースポテンシャルも昨季は禁止薬物の使用により開幕から50試合出場停止。復帰後も制球難に苦しみ、不安定なパフォーマンス。オフのAFLでは6先発で防御率2.88と好投しており、今季の復活に期待したい。プラスピッチ4球種のポテンシャルは疑う余地なし。

2.ホセ・ウルキディ(RHP)/Jose Urquidy
(2A/3A)4.46ERA 103.0IP BB/9=1.8 K/9=11.7 K/BB=6.38
(MLB)3.95ERA 41.0IP BB/9=1.5 K/9=8.8 K/BB=5.71
◯コマンド チェンジアップ / △球威
無名投手だったが、昨季メジャーデビューを飾るとポストシーズンで好投。一気に注目を集めた。ポストシーズンでは96-97マイルを叩き出していたが、通常は90マイル前半程度。速球、スライダー、チェンジアップで自在にストライクゾーンを操る。

3.エイブラハム・トロ・ヘルナンデス(3B)/Abraham Toro-Hernandez
(2A/3A)114G 442AB 17HR 58BB 82K .324/.411/.527/.938
(MLB)25G 78AB 2HR 9BB 19K .218/.303/.385/.688
◯パワー アプローチ 肩 / △3B守備
マイナー3年で打率.248止まりのスイッチヒッターが一気にブレーク。パワーとアプローチを両立しており、平均以上の打者になり得る。見た目以上に運動能力も高く、走力もあるが三塁守備は平均以下。一塁や外野での起用になるかもしれない。

4.ブライアン・アブレイユ(RHP)/Bryan Abreu
(A+/2A)4.83ERA 91.1IP BB/9=5.3 K/9=12.4 K/BB=2.33
(MLB)1.04ERA 8.2IP BB/9=3.1 K/9=13.5 K/BB=4.33
◎カーブ / ◯速球 奪三振 / ✖コマンド チェンジアップ 素材型
高スピンレートのパワーカーブが武器でL.マカラースと比較されている。得意のカーブはメジャーでも被打率.091・空振り率27.4%と冴えわたっていた。速球も93-97マイルとパワフル。コントロールとチェンジアップの精度を磨く必要がある。マイナー6年でBB/9=5.5。

5.フレウディス・ノバ(SS)/Freudis Nova
(A)75G 282AB 3HR 15BB 68K 10SB .259/.301/.369/.670
◯パワー スピード 肩 / ✖素材型 守備 アプローチ
H.ラミレス(元レッドソックス)と比較される大器。「20-20」も狙える遊撃手離れしたオフェンス力を有するが、長く遊撃を守り続けられるかは疑問。フリースインガーで打席での辛抱強さを学ぶ必要がある。荒さは目立つが、傘下の野手では一番天井が高い。

6.ジェレミー・ペーニャ(SS)/Jeremy Pena
(A/A+)109G 409AB 7HR 47BB 90K 20SB .303/.385/.440/.825
◯SS守備 アプローチ / △パワー 打撃
守備力が極めて高く、仮に打率.230程度でもA.エチャバリア(元マーリンズなど)のようなレギュラー遊撃手になれるだろう。課題の打撃面でも筋力UPに成功し、長打力をつけている。アプローチも辛抱強く、ある程度の出塁率は残せるだろう。

7.コリー・リー(C)/Korey Lee
(A-)64G 224AB 3HR 28BB 49K .268/.359/.371/.730
◯肩 パワー / △コンタクト C守備
19年ドラフト1巡目。攻守に荒さが目立つが、プルサイドへのパワーと20-80スケールで70評価のキャノンアームが自慢。フレーミング&レシービングいずれも課題があるが、アストロズスカウト陣はリーの運動能力を買っているようだ。

8.クリスチャン・ハビアー(RHP)/Cristian Javier
(A+/2A/3A)1.74ERA 113.2IP BB/9=4.7 K/9=13.5 K/BB=2.88
◯速球 3球種 奪三振 / △コマンド
速球は速くても93-94マイル程度だが、長い腕をグニャンとしならせる独特のフォームのおかげで打者は5-6マイル速く感じ、昨季は被打率.130をマーク。絶対的な決め球はないが、スライダー&チェンジアップ&カーブもしっかりと扱える。

9.タイラー・アイビー(RHP)/Tyler Ivey
(R/A+/2A)1.38ERA 52.0IP BB/9=3.5 K/9=11.8 K/BB=3.40
◯4球種 コントロール / △球威 コンディション 松ヤニ疑惑
平均以上のコントロールで4球種を効果的に投げ分けるローテーション3-4番手クラスの投手。90-95マイルのホップ型の速球と70マイル台のカーブは相性抜群。肘の痛みで5-6月を離脱したコンディション面と昨季試合中にグラブに異物(松ヤニ)が塗ってあり退場になるなど何かと不安がある。

10.エノリ・パレデス(RHP)/Enoli Paredes
(A+/2A)2.78ERA 94.0IP BB/9=4.0 K/9=12.3 K/BB=3.05
◯速球 スライダー 奪三振 / ×体格 コントロール チェンジアップ
ヨーダノ・ベンチュラ(元ロイヤルズ)と比べられる小さな大投手。力いっぱいのフォームから放たれる94-98マイルの速球とプラスのスライダーのコンビネーションは強烈。平均以下のコントロールとチェンジアップを磨いていくことができればローテーション半ばクラスになれる。

11.ルイス・ガルシア(RHP)/Luis Garcia
(A/A+)2.98ERA 108.2IP BB/9=4.1 K/9=13.9 K/BB=3.36
◯速球 チェンジアップ 奪三振 / ×コントロール
88-92マイルだった速球はアストロズの育成プログラムによって92-97マイルにまで上昇。元々得意にしていたチェンジアップとのコンビネーションで三振の山を築いた。コントロールは良くないが、元々技巧派だったこともあり、ゾーンの出し入れなどのスキルは高い。

12.ブレット・コナイン(RHP)/Brett Conine
(A/A+/2A)2.20ERA 114.1IP BB/9=2.3 K/9=10.5 K/BB=4.62
◯カーブ 奪三振 / △チェンジアップ
長身から投げ下ろされるスパイクカーブが絶品。18年にプロ入り時から速球も2マイルほどUPし、常時90-94マイルとまずまず。コマンド能力も平均以上で、打者を圧倒するような球威はないが、メジャーでもやっていけるだろう。

13.ハンター・ブラウン(RHP)/Hunter Brown
(A-)4.56ERA 23.2IP BB/9=6.8 K/9=12.5 K/BB=1.83
◯速球 奪三振 / △コマンド 
ホップ型の92-100マイルの速球は強烈の一言で、空振りの山を築く。コントロールに課題があるが、改善の兆しを見せている。プロ最初の14イニングで16四球を出したが、それ以降は12イニングで4個に抑えた。カーブ&スライダーもよく切れる。

14.ブレアー・ヘンリー(RHP)/Blair Henley
(R/A-)1.47ERA 36.2IP BB/9=2.2 K/9=12.3 K/BB=5.56
◯奪三振 カーブ / △素材型 コマンド チェンジアップ
19年ドラフト7巡目。プロ入り後に球速が上昇しており、支配的なプロデビューを飾った。93-94マイルに達する速球と高スピンレートのカーブのコンビネーション。コントロールとチェンジアップの精度を磨いていく必要がある。

15.ヨハンセ・トーレス(RHP)/Jojanse Torres
(A/A+)1.71ERA 94.2IP BB/9=4.4 K/9=10.2 K/BB=2.33
◯速球 奪三振 / △素材型 コントロール
肩の強さが傑出しているファイヤーボーラー。95-100マイルの速球で積極的にゾーンを攻め、チェンジアップで緩急も生み出せる。スライダーもプラスピッチになり得るが、コントロールの悪さを克服しなければいけない。18年に22歳でプロ入りと遅咲きで、これからの活躍に期待したい。

16.ジョーダン・ブルワー(OF)/Jordan Brewer
(A-)16G 54AB 1HR 2BB 6K .130/.161/.185/.346
◯パワー スピード  / △コンタクト 両翼向き
19年ドラフト3巡目のカレッジ選手。プロデビューは不発に終わったが、身体能力の高さはアストロズ傘下No.1とも言われている。空振りの多さは懸念材料だが、適応できれば「20-20」も狙える。CFに残れる資質があるが、外野両翼がフィットするとの見立て。

17.コリン・バーバー(OF)/Colin Barber
(R)28G 99AB 2HR 19BB 29K .263/.387/.394/.780
◯パワー スピード / △素材型 両翼向き
19年ドラフト4巡目の高卒選手。ズバ抜けたスイングスピードを示し、バットコントロールも年齢に比して発達しているため、大化けする可能性を秘めている。Rでは四球率16.0%と上質な見極めを披露。スピードは平均以上だが、守備はコーナー向き。

18.ブランドン・ビエラク(RHP)/Brandon Bielak
(2A/3A)4.22ERA 121.2IP BB/9=3.7 K/9=8.8 K/BB=2.38
◯速球 4球種 / △チェンジアップ コマンド
オーバースローからキレの良い4球種を投げ分ける。スピンレートの高い91-94マイルの速球、決め球のスパイクカーブ、左打者に有効なチェンジアップはいずれも平均以上の評価。平均以上のコマンド能力を持っているが、ゾーンの四隅を狙いすぎるため四球は多い。

19.ハイロ・ロペス(RHP)/Jairo Lopez
(R/A-)1.41ERA 51.0IP BB/9=4.1 K/9=10.8 K/BB=2.65
◯打撃 パワー / ✖スピード LF守備
体は大きくないが、92-95マイルの速球とプラスのカーブは力強く、19歳にしてチェンジアップも平均レベル。R/A-ではやや四球数が多かったが、支配的なパフォーマンスを披露した。ゲーム感覚やフォームの力感も良く、先発投手向き。

20.ホセ・アルベルト・リベラ(RHP)/Jose Alberto Rivera
(A)3.81ERA 75.2IP BB/9=4.3 K/9=11.3 K/BB=2.64
◎速球 / ✖コントロール
腕を素早く振り抜き、97-102マイルの速球を投げ込む。80マイル中盤のスプリットとスライダーは洗練する必要があるが、モノにできれば恐ろしい投手になれるだろう。目一杯力を込めて投げるフォームのためコントロールが悪く、リリーフ向きか。

Plus One Prospect
テイラー・ジョーンズ(1B/OF)/Taylor Jones 
(3A)125G 447AB 22HR 68BB 112K .291/.388/.501/.889
◯パワー 1B守備 アプローチ / △コンタクト スピード
すでに26歳と歳は食っているが、6-7/225の体格に備わった強靭なパワーとプラスの一塁守備が魅力。学生時代にはバスケットボール選手としても活躍するなど運動能力もまずまずで、三塁や外野も守れる。

2020年2月22日土曜日

2020 SEATTLE MARINERS TOP 20 PROSPECTS

2020 SEATTLE MARINERS

TOP 20 PROSPECTS

Jarred Kelenic(OF)


本ランキングは各傘下の選手を現在の活躍と今後の伸びしろから総合的に判断し、作成したものである。「将来キャリアを通じてどれだけメジャーでバリューを示せるか」という点に重きを置いており、即戦力ランキングでも伸びしろランキングでもない。MLB.comやBaseball Americaといった媒体を参考にしつつ、独自の視点を加えて評価したつもりである。

1.ジャレッド・ケレニック(OF)/Jarred Kelenic
(A/A+/2A)117G 443AB 23HR 50BB 111K 20SB .291/.364/.540/.904
◯打撃 スピード 肩 CF守備 アプローチ / △素材型
18年ドラフト全体6位の高校生。ロビンソン・カノーとのトレードで18年12月にメッツから加入。グレディ・サイズモア(元インディアンズ)と比較される5ツール候補。特に年齢離れした打撃技術が最も評価されており、すでにプロレベルに適応している。現在プラスのスピードは体格の成熟につれて低下が心配されるが、平均レベルのCFになれる可能性を秘めている。

2.フリオ・ロドリゲス(OF)/Julio Rodriguez
(A/A+)84G 328AB 12HR 25BB 76K .326/.390/.540/.929
◎パワー 肩 / △素材型 RF向き スピード
ダイナミックな5ツール候補で、天井は1位のケレニックよりも上。ダブルプラスと評されるパワーで広角に長打を量産し、コンタクトもここまで苦にしていない。走者としては平均的で、昨季はCFとRFを半々で守ったが、肩の強さ的にもRFが適任だろう。

3.エバン・ホワイト(1B)/Evan White
(2A)92G 365AB 18HR 29BB 92K .293/.350/.488/.838
◎守備 / ◯スピード パワー  
ゴールドグラブ級の一塁守備が絶品で、パワーも20ホーマー相当。バレル性の打球を量産するヒットツールも磨かれており、19年は投手有利のリーグながら18ホーマーと健闘した。今季は3Aで開幕を迎える予定で、順調ならばメジャーデビューも。

4.ローガン・ギルバート(RHP)/Logan Gilbert
(A/A+/2A)2.13ERA 135.0IP BB/9=2.2 K/9=11.0 K/BB=5.00
◯速球 4球種 コマンド 体格 / 
18年ドラフト1巡目。ジェーコブ・デグロム(メッツ)、コリー・クルーバー(レンジャース)は大学の先輩で、二人のようなエース候補として期待。6-6/225の恵まれた体格から平均以上の4球種をコマンドよく投げ込む。中でもエクステンション抜群の速球はMAX98マイル。大学では3年連続GPA4.0(=オールS)と秀才ぶりも際立つ。

5.ノエルビ・マーテイ(SS)/Noelvi Marte
(DSL)65G 262AB 9HR 29BB 55K 17SB .309/.371/.511/.883
◯パワー スピード 肩 / △素材型 3B向き? 
18年に契約150万ドルで入団のドミニカン。遊撃ながら「30-30」が狙えるポテンシャルの持ち主。プロデビューとなった昨季はDSLで65試合プレーして長打を31本放つなどすでにパワーポテンシャルを発揮。9本塁打のうち3本は飛距離130m超え。シーズン序盤には送球難を露呈していたが徐々に克服していった。体格の成熟次第ではスピードは失われる可能性あり。

6.ジョージ・カービー(RHP)/George Kirby
(A-)2.35ERA 23.0IP BB/9=0.0 K/9=9.8
◎コントロール / ◯速球 カーブ スライダー コマンド
19年ドラフト1巡目のコントロールアーティスト。プロデビューでは短いイニングだったこともあり、MAX98マイルを計測するなど大学時よりも高い球威を披露した。90マイル前半の速球に2種類のブレーキングボールを交えゾーンを揺さぶる。即戦力で先発ローテーション3,4番手が見込める。

7.ジャスティン・ダン(RHP)/Justin Dunn
(2A)3.55ERA 131.2IP BBB/9=2.7 K/9=10.8 K/BB=4.05
(MLB)2.70ERA 6.2IP BB/9=12.2 K/9=6.8 K/BB=0.56
◯速球 スライダー 奪三振 / △コントロール
大学ではリリーフも、プロ入り時に先発転向。年々と力任せの投球から脱却中。速球を平均92マイルに抑え、K/BBを良化させている。特に決め球のスライダーは切れ味抜群で多くの三振を奪うのに役立っている。メジャーでは6.2回/9BBとコントロールに苦しんだ。

8.カイル・ルイス(OF)/Kyle Lewis
(2A)122G 457AB 11HR 56BB 152K .263/.342/.398/.741
(MLB)18G 71AB 6HR 3BB 29K .268/.293/.592/.885
◯パワー 肩 / △故障多い RF向き スピード
16年ドラフト全体11位の大器もプロ入り後は度重なる故障に悩まされていた。しかし昨季は健康なシーズンを送り、メジャーでも18試合で6ホーマーと存在感を示した。フリースインガーで三振は多いが逆方向にも軽々と長打を放つパワーは注目。守備は強肩でRF向き。

9.ジャスタス・シェフィールド(LHP)/Justus Sheffield
(2A/3A)4.13ERA 133.0IP BB/9=4.0 K/9=9.0 K/BB=2.25
(MLB)5.50ERA 36.0IP BB/9=4.5 K/9=9.3 K/BB=2.06
◯速球 3球種 奪三振 / △スタミナ コントロール 体格
J.パクストンとのトレードで加入。90マイル中盤の速球&スライダー&チェンジアップはいずれもプラスピッチ。しかし小柄な体格に加え、力んで投げるためスタミナとコントロールに課題があり、5~6回でマウンドを降りるB.スネル(レイズ)のような役回りが見込まれている。

10.ジェーク・フレイリー(OF)/Jake Fraley
(2A/3A)99G 382AB 19HR 34BB 89K 22SB .298/.365/.545/.910
(MLB)12G 40AB 0HR 0BB 14K 0SB .150/.171/.200/.371
◯コンタクト スピード 守備 / 
俊足巧打の控え外野手タイプが、昨季は打撃覚醒で一気にメジャーデビュー。力強いスイングで広角にライナーを打ち分ける。守備は外野3ポジションを堅実にこなすことができる。昨季のパワーが本物ならばチャーリー・ブラックモン(ロッキーズ)のようなオールスター外野手になる可能性も。

11.カル・ローリー(C)/Cal Raleigh
(A+/2A)121G 455AB 29HR 47BB 116K .251/.323/.497/.820
◯パワー / △C守備 コンタクト
膨大なパワーを有した両打ち捕手。昨季は50%以上のフライボールをキープし、29ホーマーを放つことに成功した。しかし2A昇格後は三振率29.6%とコンタクトに苦しんだため、アプローチの修正が必要だろう。守備では肩の弱さがネックだが、フレーミングが優秀。

12.ブランドン・ウィリアムソン(LHP)/Brandon Williamson
◯奪三振 速球 / △コントロール
19年ドラフト2巡目。安定感に欠けドラフトイヤーは防御率4.19と振るわなかったが、プロでは別人のような好投を披露。6-6/210の迫力ある体格から最速97マイルの速球を投げ込む。コントロールを維持できればローテーション3番手クラス。

13.イザイア・キャンベル(RHP)/Isaiah Campbell 
◯速球 4球種 / △耐久性 
大学4年にして12勝1敗・防御率2.13とブレーク。長身から92-95マイルの速球を主体に4球種を扱うスペックの高さが光る。スラッターとスプリットは速球との相性抜群で、カウント球としても決め球としても効果的に使える。70マイル台のカーブは平均以下だがカウントを取るのに使う。

14.サム・カールソン(RHP)/Sam Carlson
◯速球 3球種 コマンド / △素材型 TJ手術明け
TJ手術により18&19年を全休したが、ポテンシャルはエース級。93-97マイルの速球&平均以上のスライダー&プラスのチェンジアップを織り交ぜ、制球力も平均以上。体格にも恵まれているが、耐久性を考えるとかなりハイリスク。

15.フアン・ゼン(RHP)/Juan Then
(R/A-/A)2.98ERA 48.1IP BB/9=2.4 K/9=8.9 K/BB=3.69
◯速球 3球種 / △素材型
細身の体型から投げ込まれる90-96マイルの速球は伸びしろを残している。カーブ&チェンジアップはまだ未完成ながら平均から平均以上のボールになる可能性を秘めている。制球は年齢に比して落ち着いており、ハイフロアー。フルシーズンデビューとなる今季のパフォーマンスに注目したい。

16.ブレイデン・ビショップ(OF)/Braden Bishop
(3A)43G 185AB 8HR 23BB 44K .276/.360/.486/.847
(MLB)27G 56AB 0HR 3BB 21K .107/.153/.107/.260
◯守備 スピード / ✖パワー
P.ボージャス(元カージナルス)のような守備のスペシャリスト。本塁打を量産できるパワーポテンシャルはないが、フライボール革命を取り入れて長打が増加。広角にライナーを弾き返すことができる。メジャーではOPS.260と苦しんだが、守備は良いのである程度打てれば重宝されるだろう。

17.ジョナサン・クラセ(OF)/Jonatan Clase
(DSL)63G 223AB 2HR 51BB 56K 31SB .300/.434/.444/.878
◯スピード / △素材型 / ✖パワー 体格
契約金$35Kと格安での契約だったが、DSLで好デビュー。5-8/150と小柄でパワーはないが、20-80スケールで70評価のスピードを武器にエネルギッシュさが光る。守備では守備範囲こそ広いがルート取りが拙く、危なっかしい場面が目立つ。磨かれる必要がある。

18.ブライアン・ペレス(LHP)/Brayan Perez
(R/A-)3.34ERA 67.1IP BB/9=2.3 K/9=8.3 K/BB=3.65
◯コマンド / △球威
球威は目立たないが、年齢離れした投球術が光るテクニカル左腕。昨季は増量に成功し、ここぞという場面では92-93マイルを計測するなどパワーもつけている。カーブ&スライダーを決め球として扱い、コマンドも身に付けている。

19.ジェイ・ニューサム(RHP)/Ljay Newsome
(A+/2A/3A)3.54ERA 155.0IP BB/9=1.0 K/9=9.8 K/BB=9.94
◎コマンド / △球威
4球種を抜群のコマンドで投げ分ける技巧派右腕。昨季は速球が常時90-94マイルを計測するなどパワーアップに成功。ピンポイントに投げ込むコントロールのおかげで球速以上に打ちにくい。先発ローテーション5番手止まりだろうが気になる選手だ。

20.デビン・スウィート(RHP)/Devin Sweet
(A/A+)2.76ERA 127.1IP BB/9=1.9 K/9=10.7 K/BB=5.63
◎コマンド / △球威 スライダー
ピッチトンネルを絶妙に通す技術に長けた技巧派右腕。86-88マイルだった速球は昨季91-94マイルに上昇し、支配力が向上した。この速球と落差に優れたチェンジアップをコマンドよく投げ分ける投球が持ち味。スライダーを磨ければ先発としての可能性を上げることができるはずだ。

Plus One Prospect
ミルカー・ペレス(3B)/Milkar Perez
(DSL)64G 237AB 4HR 37BB 55K .274/.381/.388/.769
◯アプローチ 肩 / △守備範囲
ニカラグア出身プロスペクト。18歳。U-18のパンアメリカ大会では大会のベストナインに選出された。アプローチに優れたスラッガー候補で、守備範囲は限られているが、ダブルプラスの肩は三塁に適任。

2020年2月4日火曜日

2020 LOS ANGELES ANGELS TOP 20 PROSPECTS

2020 LOS ANGELES ANGELS

TOP 20 PROSPECTS

Jo Adell(OF)

本ランキングは各傘下の選手を現在の活躍と今後の伸びしろから総合的に判断し、作成したものである。「将来キャリアを通じてどれだけメジャーでバリューを示せるか」という点に重きを置いており、即戦力ランキングでも伸びしろランキングでもない。MLB.comやBaseball Americaといった媒体を参考にしつつ、独自の視点を加えて評価したつもりである。

1.ジョー・アデル(OF)/Jo Adell
(A+/2A/3A)76G 305AB 10HR 30BB 94K .289/.359/.475/.834
◎5ツール / △コンタクト 
マイナー随一の5ツールプレーヤーに成長。プロ入り時に課題とされていたヒットツールも確率よくバレル性の打球を生み出せるように成熟した。三振が多く、打率は良くても.280程度かもしれないが、30本以上の本塁打が期待できる。スピードも優秀だが体格的に15盗塁前後と見られ、守備もRF向き。

2.ブランドン・マーシュ(OF)/Brandon Marsh
(2A)96G 360AB 7HR 47BB 92K .300/.383/.428/.811
◯スピード 肩 CF守備 アプローチ / △パワー
5ツール全てが平均以上で、中でも平均を大きく上回るスピードと強肩を生かしたCF守備は傘下ベストとの評判。しかし、チームにはM.トラウトがいるため両翼に回ることになるだろう。19年はスイング改善に成功し、アベレージ面で成長。パワーが伸びれば言うこと無しだ。

3.ジョーディン・アダムス(OF)/Jordyn Adams
(R/A/A+)109G 420AB 8HR 56BB 111K .257/.351/.369/.720
◎スピード / △素材型
18年ドラフト全体17位。高校ではフットボールとの二刀流で鳴らし、自慢のスピードは20-80スケールで80評価。野球経験が浅く、昇格までは長い時間がかかるだろう。スイングスピードの速さと体の線の細さからパワーは向上が見込める。フルシーズン1年目にして四球率は11.7%と優秀なアプローチ。

4.ジェレミア・ジャクソン(SS)/Jeremiah Jackson
(R)65G 256AB 23HR 24BB 96K .266/.333/.605/.939
◯パワー / △素材型 コンタクト 2B向き?
19歳ながらパイオニアリーグのシーズン記録となる23本塁打をマークした長打力は文句無し。三振率31.8%のコンタクト面とSSに残れるか疑問の守備面が課題。ジョナサン・スコープ(タイガース)のような攻撃型二塁手が将来像か。

5.クリス・ロドリゲス(RHP)/Chris Rodriguez
(A+)0.00ERA 9.1IP BB/9=3.9 K/9=12.5 K/BB=3.25
◯速球 3球種 コマンド / △素材型 コンディション
故障続きで実績はないが、ポテンシャルの高さはエンゼルス傘下の投手でNo.1。常時95マイルオーバーのツーシームは強烈の一言で、スライダーも平均89マイルとパワフル。チェンジアップもスクリューのように大きく曲がる。コマンドも上質で、もし健康に過ごせればエース級の投手への成長が見込める。

6.パトリック・サンドバル(LHP)/Patrick Sandoval
(2A/3A)5.71ERA 80.1IP  BB/9=4.7 K/9=11.0 K/BB=2.33
(MLB)5.03ERA 39.1IP BB/9=4.3 K/9=9.6 K/BB=2.21
◯チェンジアップ 球種 奪三振 / △コントロール
平均93マイルの速球とチェンジアップ主体の投球で、スライダー&カーブも扱いに長ける。特に決め球のチェンジアップはメジャーでも被打率.196・空振り率25%と抜群だった。四死球の多さとスタミナ面を克服できればローテーション3-4番手相当のポテンシャル。

7.ホゼ・ソリアーノ(RHP)/Jose Soriano
(R/A)2.51ERA 82.1IP BB/9=5.6 K/9=10.1 K/BB=1.80
◯速球 奪三振 / △コントロール
プロ入り時に90マイル前半止まりだった速球は平均96マイル、最速100マイルにまで成長。80マイル前半のスラーブも落差抜群でキレるが、上下動の大きいフォームでコントロールがネック。ブルペン向きと見られるが、先発に残れればポテンシャル大。

8.カイレン・パリス(SS)/Kyren Paris
(R)3G 10AB 0HR 3BB 4K .300/.462/.400/.862
◯コンタクト スピード SS守備/ △パワー 素材型
19年ドラフト2巡目の高卒選手。アンドレルトン・シモンズのようなSSディフェンダーになり得るポテンシャル。滑らかな守備動作と華麗なグラブ捌きは天性のモノ。打撃はコンパクトに振り抜きライナーを量産。体は大きくないが、上手く育てば12-15本塁打程度は見込める。

9.ジャック・コチャノウィッツ(RHP)/Jack Kochanowicz
◯速球 カーブ 体格/ △チェンジアップ
19年ドラフト3巡目の高卒選手。6-6/220と規格外の体格を有しており、ポテンシャルは無限大。最速95マイルの速球は伸びがあり、ゾーンに集めることができる。ハンマーカーブもベストピッチと評される。チェンジアップは投げ始めたばかりだが、軌道は良いため平均レベルの球種になれるだろう。

10.ジャメイ・ジョーンズ(2B)/Jahmai Jones
(2A)130G 482AB 5HR 50BB 109K .234/.308/.324/.631
◯スピード アプローチ / △パワー 2B守備
フットボール一家に育ったサラブレッドで、父と兄はNFL選手。コンタクト&アプローチに長けたラインドライブヒッターも、19年はISO.088と長打不足に悩まされた。二塁守備も19失策を喫するなど課題があり、良くても平均程度との見立て。四球率9.3%/三振率12.2%のアプローチは立派なだけに長打力を磨ければムーキー・ベッツ(レッドソックス)のようなブレークもありえる。

11.アロル・ベラ(SS)/Arol Vera
◯打撃 / △素材型 スピード
昨夏に契約金200万ドルで入団した17歳。ゾーン理解に長けたスイッチヒッターで、ボール球にはめったに手を出さない。細身の体格でパワーポテンシャルも期待できる。足はあまり速くなく、SSに長くとどまるには一歩目の打球反応を磨く必要がある。

12.カイル・タイラー(RHP)/Kyle Tyler
(A/A+)2.59ERA 121.2IP BB/9=2.9 K/9=7.8 K/BB=2.72
◯速球 スライダー / △ブルペン向き? 
18年ドラフト20巡目の右腕が10勝1敗と神がかり的な投球。ブルペン向きとの評判を覆し、先発投手として評価を上げた。91-93マイルのツーシームとスライダーをコントロール良く投げ分け、19年はチェンジアップを習得。投球の幅が広がった。

13.ダショウン・ノウルズ(OF)/D’Shawn Knowles
(R)64G 253AB 6HR 26BB 76K 5SB .241/.310/.387/.698
◯スピード 肩 CF守備 / △コンタクト 素材型
バハマ出身。20盗塁レベルのスピード&平均以上のCF守備のパッケージでリードオフ向き。打撃では三振率26.5%とコンタクト面の課題を露呈したが、四球率9%と出塁能力は示した。まだ19歳と若いため、打撃の安定感を高めることができれば高出塁率のCFとして重宝されるはずだ。

14.ヘクター・ヤン(LHP)/Hector Yan
(A)3.39ERA 109.0IP BB/9=4.3 K/9=12.2 K/BB=2.85
◯速球 奪三振 / △コントロール 体格 
ファンキーなスリークォーターから平均94マイルの速球を投げ込み、19年はAで被打率.190と支配的な投球を披露。スプリット&カーブも及第点だが、コントロールの悪さと小柄な体格からブルペン向きか。

15.ホセ・ロハス(IF)/Jose Rojas
(3A)126G 515AB 31HR 58BB 131K .293/.362/.577/.938
◯打撃 / △年齢
確率よく外野の間をライナーで破るミドルヒッターが覚醒。19年は3Aで打率.293・31本塁打・OPS.938と素晴らしい打撃成績を残した。守備でも遊撃以外の内野3ポジションとレフトを守るなどユーティリティー性をアピール。ポテンシャルは目立たないが、ユーティリティープレーヤーとして期待。

16.トレント・デボー(OF)/Trent Deveaux 
(R)60G 244AB 7HR 26BB 91K 15SB .238/.320/.422/.742
◎スピード / △素材型 / ✖コンタクト
バハマ出身。20-80スケールで80評価のスピードが光り、強肩と併せてダイナミックなCFになり得る。しかし、現段階では打撃が荒すぎて計算はできない。三振率32.8%と空振りが多く、シーリングに達するにはスイングやアプローチを修正していく必要がある。

17.ジャレッド・ウォルシュ(1B/LHP)/Jared Walsh
(3A)98G 382AB 36HR 59BB 115K .325/.423/.686/1.109
(MLB)34G 87AB 1HR 6BB 35K .203/.276/.329/.605
◯パワー 二刀流 / ✖コンタクト
二刀流プレーヤー。19年は投打でメジャーデビューを果たした。打者としての方が有望で、19年は3Aで36ホーマーを放つなどフライボールを打つ技術に長けている。投手としてはリリーフの駒としてチームに貢献してくれそうだ。

18.ロビンソン・ピーニャ(RHP)/Robinson Pina
(A)3.83ERA 108.0IP BB/9=5.1 K/9=12.2 K/BB=2.39
◯速球 奪三振 / △コントロール 素材型
昨季大きな成長を見せた右腕。シーズン序盤に91-93マイルだった速球は終盤には常時94-96マイルを計測するなどパワーアップ。カーブもプラス評価で、6-4/180の体格と併せて高いポテンシャル。コントロールと第3球種の改善が先発残留の鍵となる。

19.エリック・リベラ(OF/LHP)/Erik Rivera
(R)21G 72AB 0HR 9BB 31K .208/.313/.264/.577
◯パワー 速球 / △素材型 / ✖コンタクト
19年ドラフト4巡目の高卒二刀流プレーヤー。17位のウォルシュと同じかそれ以上の選手になり得る。現段階では空振りが目立つが、30ホーマー相当のパワーポテンシャルを秘めており、投げてもMAX95マイルを誇る。

20.アーロン・ヘルナンデス(RHP)/Aaron Hernandez
(A+)4.46ERA 72.2IP BB/9=5.7 K/9=10.0 K/BB=1.76
◯速球 奪三振 / ✖コントロール
最速98マイルの速球とキレのあるカーブ&スライダーのコンビネーションはパワフル。三振を狙える球威を持っているが、コマンドが悪いため球数が多く、ブルペン向きか。AFLではBB/9=2.9とコントロール良く投げられたが、20年シーズンはどうか。

Plus One Prospect
ギャレット・スタリングス(RHP)/Garrett Stallings
◯コントロール / △球威
19年ドラフト5巡目。速球は88-91マイルと球威は目立たないが、コントロールで勝負する右腕。速球とチェンジアップのコンビネーションでピッチトンネルを通し、カッター&カーブもレパートリーとして織り交ぜる。バックエンドSPタイプ。