2018年2月25日日曜日

2018 HOUSTON ASTROS TOP 20 PROSPECTS

2018 HOUSTON ASTROS

TOP 20 PROSPECTS

Forrest Whitley(RHP)

本ランキングは各傘下の選手を現在の活躍と今後の伸びしろから総合的に判断し、作成したものである。「将来キャリアを通じてどれだけメジャーでバリューを示せるか」という点に重きを置いており、即戦力ランキングでも伸びしろランキングでもない。MLB.comやBaseball Americaといった媒体を参考にしつつ、独自の視点を加えて評価したつもりである。

1.フォレスト・ウィットリー(RHP)/Forrest Whitley
◯球威 変化球 コマンド 体格 奪三振 / 
エースポテンシャルの持ち主で、コマンドも上質。昨季はA・A+・2Aで18先発して防御率2.83・K/9=13.9・BB/9=3.3をマーク。しかし、今年2月に禁止薬物の使用が発覚し、開幕から50試合の出場停止が決定済み。

2.カイル・タッカー(OF)/Kyle Tucker
◯パワー 打撃 / △両翼向き?
卓越したコンタクトスキルを生かし、打球角度を上げることを意識。長打力が開眼し、A+・2Aで25本塁打・OPS.874をマーク。一方でCFとしては運動能力が足らず、両翼向きとの見方が強い。


3.ヨーダン・アルバレス(1B/OF)/Yordan Alvarez
◯打撃 パワー / △スピード
20歳にしてパワーと打撃技術を兼ね備えており、芸術的な広角打法を披露する。昨季はA・A+で打率.304・12本塁打・OPS.859をマーク。6-5/225と大柄だが守備は悪くなく、LFも平均レベルでこなすことができる。


4.J.B. バカウスカス(RHP)/J.B. Bukauskas
◯速球 スライダー / △体格 コマンド
投手としては小柄だが、パワフルなストレート&スライダーのコンビネーションで打者を捻じ伏せる本格派。小柄な体格に加え、フォームも力みがちで耐久性に不安。コマンドも要改善だが、S.グレイ(ヤンキース)のような将来像を期待。
5.デビッド・ポリーノ(RHP)/David Paulino
◯速球 3球種 奪三振/ △肘痛 メークアップ
昨季は肘痛と禁止薬物の使用によるサスペンションで9登板のみに終わった。それでも90マイル前半の速球と落差の大きい70マイル台のカーブを土台に、チェンジアップでも空振りが奪えるスペックの高さは本物。MLB6先発で防御率6.52ながらK/9=10.6をマーク。


6.ロジェリオ・アルメンテロス(RHP)/Rogelio Armenteros
◯チェンジアップ 奪三振 / 
球威では傘下内の他の投手に劣るが、5球種をバランスよく織り交ぜる投球術が光る。中でも鋭く落ちるチェンジアップがベストピッチ。昨季は2A・3Aで20先発して防御率2.04・K/9=10.6・BB/9=2.8をマーク。ローテーション4~5番手相当のポテンシャル。

7.コービン・マーティン(RHP)/Corbin Martin
◯速球 カーブ 奪三振 / △コマンド リリーフ向き?
最速98マイルの速球とカーブのコンビネーションはパワフル。スライダー&チェンジアップも扱え、先発に残れるかはコマンドの出来次第。R・A-では32.2回/43K/9BB・防御率2.20をマーク。リリーフならセットアッパー以上も可能。

8.シオネル・ペレス(LHP)/Cionel Perez
◯速球 / △体格
キューバ出身。最速95マイルの速球とスライダーを主体に、カーブ&チェンジアップも織り交ぜる。入団時に肘のコンディション不良を指摘されており、また5-11/170と体も小さいことから耐久面が不安視されている。昨季はマイナー3階級で16先発/防御率4.13。

9.J.D. デービス(3B)/J.D. Davis
◯パワー 肩 / ✖コンタクト スピード 3B守備
荒削りながらも強肩強打が傑出。打率は.230-.240程度だろうがパワーはMLBでも30HR以上が見込めるほど。守備では機敏さに欠け、三塁手としては平均以下。LFや1Bへ転向の可能性も。

10.ヘクター・ペレス(RHP)/Hector Perez
◯速球 奪三振 / ✖コマンド 素材型
最速100マイルの速球を軸に、スライダー&チェンジアップも空振りが奪えるアウトピッチ。しかし、昨季BB/9=6.5の制球難が致命的。それでも昨季はA・A+で107.1回投げて防御率3.44・K/9=10.7。

11.ホルヘ・アルカラ(RHP)/Jorge Alcala
◯速球 / ✖変化球 コマンド 素材型
速球は最速で100-102マイルに届く。しかし変化球の精度とコマンドが発展途上でMLB昇格には多大な時間がかかるだろう。昨季はA・A+で109.1回を投げて防御率3.05・K/9=7.8・BB/9=3.7をマーク。

12.フランバー・バルデス(LHP)/Framber Valdez
◯速球 カーブ グラウンドボーラー 奪三振 / △コマンド リリーフ向き?
90マイル中盤の速球とカーブはいずれもプラスピッチで、ゴロアウトの多さも際立つ。A+・2Aで18先発/防御率4.18も、K/9=10.3・GB%=58%と支配的だった。コマンドと体格も平凡さから先発適性には疑問。

13.ギャレット・スタッブス(C)/Garrett Stubbs
◯肩 C守備 アプローチ / ✖パワー
小柄ながら運動能力に優れたアスリート捕手。昨季は2A・3AでOPS.649と打撃不振に苦しんだ。それでも59K/43BBと辛抱強いアプローチはキープ。守備では肩の強さに加え、フレーミングも達人級で少なくとも2番手捕手にはなれるだろう。

14.フレウディス・ノバ(SS)/Freudis Nova
◯パワー スピード / ✖素材型 守備
H.ラミレス(レッドソックス)と比較される大器。遊撃手離れした打撃力を有するが、長く遊撃を守り続けられるかは疑問。ラミレス同様に若いうちは遊撃を守れても、将来的にはコンバートを強いられるだろう。DSLではOPS.698と不発。

15.ヤイロ・ソリス(RHP)/Jairo Solis
◯速球 / △素材型
ベネズエラ出身の18歳。入団時の評価はそこまで高くなかったが契約後に成長を遂げ、球速は常時93-94マイル、最速96マイルまで成長。6-2/160と体格的な伸びしろも残っている。昨季はRで10先発して防御率2.64・K/9=10.1・BB/9=3.1をマーク。

16.ギルバート・セレスティーノ(OF)/Gilberto Celestino
◯CF守備 / △パワー 素材型
選手としての将来像はA.アルモラ(カブス)と比較される。ゴールドグラブ級の外野守備とパワーは10本塁打前後ながら確実性の高いコンパクトな打撃に定評がある。まだ19歳と若くこれから。昨季はRで打率.268・4本塁打・10盗塁。

17.ロニー・ドウソン(OF)/Ronnie Dawson
◯パワー スピード / △両翼向き 守備 コンタクト
6-2/225と体格はガッシリしているが、高校時代にはアメフトのランニングバックとしても活躍した身体能力が武器。ヒットツールにやや不安も、パワー&スピードを備える。昨季はA・A+で打率.278・14本塁打・18盗塁。守備は不得意でLFが適任。

18.ブレット・アドコック(LHP)/Brett Adcock
◯速球 / △チェンジアップ コマンド
昨季A・A+で18先発して18先発して防御率3.94・K/9=9.8・BB/9=3.3をマーク。最速94マイルの速球と決め球のカーブ主体の投球。大学時代にはコマンドに苦しんでいたがプロ入り後改善。チェンジアップの精度が上がれば先発ローテ入りも可能。ダメならリリーフ転向か。

19.ブランドン・ベイリー(RHP)/Brandon Bailey
◯奪三振 / △体格
5-10/175と小柄ながらプロ2年でK/9=11.1と奪三振率の高さが光る。回転数の多い90マイル前半の速球と第2球種のチェンジアップを主体に、カーブ&カッターも有効に扱うことができる。将来的にはリリーフに回る?

20.マイルズ・ストロー(OF)/Myles Straw
◯スピード 守備 / ✖パワー
スピード&外野守備は「プラスプラス」と高評価。打撃では昨季127試合/1本塁打とパワーレスながらしっかり振り抜いて二塁打・三塁打が稼げる。教育リーグではユーティリティー性を高めるために遊撃守備にも挑戦した。

Plus One Prospect
アブラハム・トロ・ヘルナンデス(3B/C)/Abraham Toro-Hernandez
◯パワー アプローチ 肩 / △コンタクト
運動能力に優れており、昨季は本職の三塁に加え、捕手としても経験を積んだ。打撃では辛抱強いアプローチで長打力もある。昨季はA-・Aで打率.246・15本塁打・OPS.859、69試合/51K/40BBをマークした。

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