2021 ARIZONA DIAMONDBACKS
TOP 20 PROSPECTS
Daulton Varsho |
本ランキングは各傘下の選手を現在の活躍と今後の伸びしろから総合的に判断し、作成したものである。「将来キャリアを通じてどれだけメジャーでバリューを示せるか」という点に重きを置いており、即戦力ランキングでも伸びしろランキングでもない。MLB.comやBaseball Americaといった媒体を参考にしつつ、独自の視点を加えて評価したつもりである。選手の年齢は21年6月30日見込みのもの。なお2020年はマイナーリーグの公式戦が中止となったため、メジャーでのパフォーマンスを基に再評価を行った。昨年の順位と大きな変化はないが、再度情報を収集し、更新している。またマイナーの成績は19年のもの、MLBの成績は20年のものを掲載している。
1.ドールトン・バーショー(C/OF)/Daulton Varsho:23歳
(2A)108G 396AB 18HR 42BB 63K .301/.378/.520/.899
(MLB)37G 101AB 3HR 12BB 33K .188/.287/.366/.653
◯スピード 打撃 パワー / △肩
父ゲリーはMLBで8年間プレーした元メジャーリーガー。捕手離れしたしたアスリートで、「20-20」が狙える攻撃型捕手。バットコントロールが巧みで、広角に打ち分けながら四球も稼げる。走塁ではマイナーにおいて18-19年で40盗塁(成功率83%)と盗塁技術も高い。運動能力の高さからブロッキングとレシービングは十分も、捕手としては肩の弱さが欠点。19年後半からCFとしても経験を積んでいる。20年は外野で19試合、捕手で10試合に出場。
2.クリスチャン・ロビンソン(OF)/Kristian Robinson:20歳
(A-/A)69G 255AB 14HR 31BB 77K 17SB .282/.368/.514/.881
◎パワー / ◯スピード 肩 / △RF向き? 素材型 コンタクト
17年に契約金255万ドルでプロ入りしたバハマ出身のプロスペクト。豪快なパワーとスピードを備えた5ツール候補で、完成型はジャスティン・アップトン(エンゼルス)か。三振率26.8%と三振数は多いが、全体的な選球眼、コンタクト評価は低くない。CF守備では打球勘やルート取りにも優れるが、大柄な体格から将来的にはRF向きと目されている。ポテンシャルでは1位のバーショーよりも上だが、Aでは打率.217とまだ適応できていなかったので2位とした。20年はオフに減量を行い、スリム化してキャンプに登場。その後教育リーグで実戦経験を積んだ。
3.アレク・トーマス(OF)/Alek Thomas:21歳
(A/A+)114G 447AB 10HR 52BB 105K 15SB .300/.379/.450/.829
◯コンタクト スピード CF守備 / △素材型 パワー 肩
18年ドラフト2巡目。小柄だが俊足巧打でCF守備も素晴らしく、アダム・イートン(Wソックス)やジョン・ジェイ(元カージナルス他)と比較されている。19年はフューチャーズゲーム出場を果たすなどブレークを果たした。パワーは発展途上だが将来的には12-15ホーマーも可能との見立て。20年は代替キャンプで経験を積んだ。父アレンはWソックスのコンディションコーチ。
4.ジェラルド・ペルドモ(SS)/Geraldo Perdomo:21歳
(A/A+)116G 407AB 3HR 70BB 67K 26SB .275/.397/.364/.761
◯アプローチ 肩 SS守備 スピード / △素材型 パワー
パワーが平均以下のため2位のロビンソンほどの天井はないが、攻守の完成度では上。成熟したアプローチで出塁率が高く、マイナー3年で169BB/148K・出塁率.411をマークしている。20盗塁レベルのスピードに加えて、SS守備もメジャー平均をわずかに上回るだろうとの見立て。SSを長く任せられるだろう。若き日のディディ・グレゴリウスと重なるものがある。
5.コービン・キャロル(OF)/Corbin Carroll:20歳
(R/A-)42G 154AB 2HR 29BB 41K 18SB .299/.409/.487/.896
◎スピード / ◯コンタクト CF守備 / △素材型 パワー 肩
19年ドラフト1巡目の高卒選手。3位のアレク・トーマスと似たような選手像だが、スピードツールで上回る。フィールド全体にラインドライブを量産し、Rで四球率15.6%と選球眼も良い。ダブルプラスのスピードでCF守備も優秀。年齢以上に磨かれており、トーマス、ペルドモと違ってフルシーズンでの実績がないため、控えめの5位とした。◯コマンド チェンジアップ 即戦力 /
20年ドラフト全体18位指名。完成度の高いカレッジ出身投手で、早期昇格が狙える。チェンジアップが武器のストライクスロワーだったが球速を伸ばしてドラフト前に評価を急上昇させた。元々90マイル前後だった速球は93-96マイルになり、カーブも成長。20年のシーズン打ち切りがなければもっと評価を上げていたかもしれない。
◯スピード 打撃 パワー / △肩
父ゲリーはMLBで8年間プレーした元メジャーリーガー。捕手離れしたしたアスリートで、「20-20」が狙える攻撃型捕手。バットコントロールが巧みで、広角に打ち分けながら四球も稼げる。走塁ではマイナーにおいて18-19年で40盗塁(成功率83%)と盗塁技術も高い。運動能力の高さからブロッキングとレシービングは十分も、捕手としては肩の弱さが欠点。19年後半からCFとしても経験を積んでいる。20年は外野で19試合、捕手で10試合に出場。
2.クリスチャン・ロビンソン(OF)/Kristian Robinson:20歳
(A-/A)69G 255AB 14HR 31BB 77K 17SB .282/.368/.514/.881
◎パワー / ◯スピード 肩 / △RF向き? 素材型 コンタクト
17年に契約金255万ドルでプロ入りしたバハマ出身のプロスペクト。豪快なパワーとスピードを備えた5ツール候補で、完成型はジャスティン・アップトン(エンゼルス)か。三振率26.8%と三振数は多いが、全体的な選球眼、コンタクト評価は低くない。CF守備では打球勘やルート取りにも優れるが、大柄な体格から将来的にはRF向きと目されている。ポテンシャルでは1位のバーショーよりも上だが、Aでは打率.217とまだ適応できていなかったので2位とした。20年はオフに減量を行い、スリム化してキャンプに登場。その後教育リーグで実戦経験を積んだ。
Kristian Robinson
3.アレク・トーマス(OF)/Alek Thomas:21歳
(A/A+)114G 447AB 10HR 52BB 105K 15SB .300/.379/.450/.829
◯コンタクト スピード CF守備 / △素材型 パワー 肩
18年ドラフト2巡目。小柄だが俊足巧打でCF守備も素晴らしく、アダム・イートン(Wソックス)やジョン・ジェイ(元カージナルス他)と比較されている。19年はフューチャーズゲーム出場を果たすなどブレークを果たした。パワーは発展途上だが将来的には12-15ホーマーも可能との見立て。20年は代替キャンプで経験を積んだ。父アレンはWソックスのコンディションコーチ。
Alek Thomas
4.ジェラルド・ペルドモ(SS)/Geraldo Perdomo:21歳
(A/A+)116G 407AB 3HR 70BB 67K 26SB .275/.397/.364/.761
◯アプローチ 肩 SS守備 スピード / △素材型 パワー
パワーが平均以下のため2位のロビンソンほどの天井はないが、攻守の完成度では上。成熟したアプローチで出塁率が高く、マイナー3年で169BB/148K・出塁率.411をマークしている。20盗塁レベルのスピードに加えて、SS守備もメジャー平均をわずかに上回るだろうとの見立て。SSを長く任せられるだろう。若き日のディディ・グレゴリウスと重なるものがある。
5.コービン・キャロル(OF)/Corbin Carroll:20歳
(R/A-)42G 154AB 2HR 29BB 41K 18SB .299/.409/.487/.896
◎スピード / ◯コンタクト CF守備 / △素材型 パワー 肩
19年ドラフト1巡目の高卒選手。3位のアレク・トーマスと似たような選手像だが、スピードツールで上回る。フィールド全体にラインドライブを量産し、Rで四球率15.6%と選球眼も良い。ダブルプラスのスピードでCF守備も優秀。年齢以上に磨かれており、トーマス、ペルドモと違ってフルシーズンでの実績がないため、控えめの5位とした。
20年ドラフト全体18位指名。完成度の高いカレッジ出身投手で、早期昇格が狙える。チェンジアップが武器のストライクスロワーだったが球速を伸ばしてドラフト前に評価を急上昇させた。元々90マイル前後だった速球は93-96マイルになり、カーブも成長。20年のシーズン打ち切りがなければもっと評価を上げていたかもしれない。
7.スレード・セッコーニ(RHP)/Slade Cecconi:22歳
20年ドラフト全体33位指名。まだ大学2年で他のドラフト候補よりも1歳若く、6-4/212の体格も含め、6位のジャービスと比較すると即戦力というよりも素材型の側面が強い。不安定ながら、好調時はインステップの角度あるオーバースローから90マイル後半の速球と縦スライダーを投げ下ろす。ゾーン主体で攻めるコントロールを備えており、大学2シーズンでBB/9=2.2をマーク。20年は代替キャンプでも好パフォーマンスを見せた。
(R/A-)2.45ERA 11.0IP BB/9=1.6 K/BB=13.9 K/BB=8.50
◯速球 4球種 伸びしろ / △素材型
バリー・ジト(元ジャイアンツ他)と比べられる19年のドライチ高卒左腕。すでに4球種を扱うことができ、速球とカーブの2球種がプラスピッチ候補。特に速球は高校時90マイル前後だったものがプロ入り後に最速97マイルと成長著しい。6-5/195の恵まれた体格とクオーターバックとしても活躍の運動能力の高さからさらなる伸びしろが期待できる。しかし20年は代替キャンプで速球が90マイル前半止まりと不発に終わった。
◯速球 4球種 伸びしろ / △素材型
バリー・ジト(元ジャイアンツ他)と比べられる19年のドライチ高卒左腕。すでに4球種を扱うことができ、速球とカーブの2球種がプラスピッチ候補。特に速球は高校時90マイル前後だったものがプロ入り後に最速97マイルと成長著しい。6-5/195の恵まれた体格とクオーターバックとしても活躍の運動能力の高さからさらなる伸びしろが期待できる。しかし20年は代替キャンプで速球が90マイル前半止まりと不発に終わった。
(MLB)5.59ERA 5GS 19.1IP BB/9=5.6 K/9=8.8 K/BB=1.58
(3A)3.13ERA 8GS 37.1IP BB/9=4.3 K/9=10.8 K/BB=2.50
◯4球種 速球 奪三振 / △TJ手術明け
19年にメジャーデビュー後に肘の痛みを訴えてTJ手術を受けた。20年はリハビリを続けていたが斜筋を痛めてシーズン終了となった。しかし後に続くフリアス、ケリーよりも完成度と先発適性の点で勝っている。平均95マイル/最速98マイルの速球はスピンレートが優秀で高めで空振りが取れる。83マイルのパワーカーブと89マイルのスライダーが平均以上で、チェンジアップは平均的ながら落差が大きく空振りが取れる。健康に復帰できればローテーション3-4番手クラスの活躍が期待できるだろう。
(A-/A)2.83ERA 16GS 76.1IP BB/9=3.4 K/9=11.9 K/BB=3.48
◎速球 / ◯カーブ 奪三振 / △リリーフ向き? コマンド 体重管理
投球のダイナミックさは傘下No.1。力感あふれる垂直に近いオーバースローから最速99マイルの速球と縦に鋭く割れるスパイクカーブのコンビネーション。19年は第3球種にスプリットチェンジを習得し、19年の対左被OPS.513は対右打者よりも優秀な数字だった。登録上は180ポンドになっているが、19年は250ポンドまで増量してしまい、コンディション維持に注意が必要。加えて先発に残るにはコマンドとスタミナを磨く必要がある。(A)2.15ERA 22GS 100.1IP BB/9=3.5 K/9=11.3 K/BB=3.23
◯速球 カーブ 奪三振 / △コマンド リリーフ向き? フォーム
高速系の3球種をもったパワーピッチャー。90マイル中盤の速球と縦スライダーの2球種がプラスピッチ。19年はチェンジアップをスプリット気味に改良し、パワフルさが増した。しかしマックスで投げるフォームからコマンドと耐久性を不安視されており、リリーフ向きと見るスカウトが多い。それでもプロ入り後にフォームをシンプルにするように特訓中で、時間はかかるだろうが改善できればローテーション入りが見えてくる。
(A+/2A)2.71ERA 22GS 126.1IP BB/9=1.5 K/9=7.2 K/BB=4.81
◯シンカー グラウンドボーラー コマンド /
ライバルスカウトからダコタ・ハドソン(カージナルス)と比較されるグラウンドボーラー。最速96マイルのシンカーと縦カーブを武器に19年はマイナー全体トップ(120回以上)のグラウンドボール率67.2%をマークした。平均的なチェンジアップと不安定ながらスラッターも交える。コマンドも平均以上。19年は全22先発で5イニング以上を投げるなどゲームメーク能力も高い。
(3A)3.13ERA 8GS 37.1IP BB/9=4.3 K/9=10.8 K/BB=2.50
◯4球種 速球 奪三振 / △TJ手術明け
19年にメジャーデビュー後に肘の痛みを訴えてTJ手術を受けた。20年はリハビリを続けていたが斜筋を痛めてシーズン終了となった。しかし後に続くフリアス、ケリーよりも完成度と先発適性の点で勝っている。平均95マイル/最速98マイルの速球はスピンレートが優秀で高めで空振りが取れる。83マイルのパワーカーブと89マイルのスライダーが平均以上で、チェンジアップは平均的ながら落差が大きく空振りが取れる。健康に復帰できればローテーション3-4番手クラスの活躍が期待できるだろう。
(A+/2A)123G 440AB 12HR 59BB 61K .291/.370/.466/.835
(MLB)12G 37AB 1HR 5BB 8K .270/.341/.405/.746
◯即戦力 アプローチ 1B守備 / △パワー
17ドラフト全体7位指名も、パワー不足がネック。コンタクトと選球眼に優れたピュアヒッターで、19年にマイナーで四球率11.6%/三振率12%とアプローチも洗練されている。19年からは出場機会を増やすために外野両翼でも経験を積んでいる。完成型は「3割・15本・30二塁打」だろう。20年はMLBデビューを飾った。長打狙いのアプローチに転換中だが、それが吉と出ればレギュラーでも価値を生み出せるだろう。
◯即戦力 アプローチ 1B守備 / △パワー
17ドラフト全体7位指名も、パワー不足がネック。コンタクトと選球眼に優れたピュアヒッターで、19年にマイナーで四球率11.6%/三振率12%とアプローチも洗練されている。19年からは出場機会を増やすために外野両翼でも経験を積んでいる。完成型は「3割・15本・30二塁打」だろう。20年はMLBデビューを飾った。長打狙いのアプローチに転換中だが、それが吉と出ればレギュラーでも価値を生み出せるだろう。
◎速球 / ◯カーブ 奪三振 / △リリーフ向き? コマンド 体重管理
投球のダイナミックさは傘下No.1。力感あふれる垂直に近いオーバースローから最速99マイルの速球と縦に鋭く割れるスパイクカーブのコンビネーション。19年は第3球種にスプリットチェンジを習得し、19年の対左被OPS.513は対右打者よりも優秀な数字だった。登録上は180ポンドになっているが、19年は250ポンドまで増量してしまい、コンディション維持に注意が必要。加えて先発に残るにはコマンドとスタミナを磨く必要がある。(A)2.15ERA 22GS 100.1IP BB/9=3.5 K/9=11.3 K/BB=3.23
高速系の3球種をもったパワーピッチャー。90マイル中盤の速球と縦スライダーの2球種がプラスピッチ。19年はチェンジアップをスプリット気味に改良し、パワフルさが増した。しかしマックスで投げるフォームからコマンドと耐久性を不安視されており、リリーフ向きと見るスカウトが多い。それでもプロ入り後にフォームをシンプルにするように特訓中で、時間はかかるだろうが改善できればローテーション入りが見えてくる。
◯シンカー グラウンドボーラー コマンド /
ライバルスカウトからダコタ・ハドソン(カージナルス)と比較されるグラウンドボーラー。最速96マイルのシンカーと縦カーブを武器に19年はマイナー全体トップ(120回以上)のグラウンドボール率67.2%をマークした。平均的なチェンジアップと不安定ながらスラッターも交える。コマンドも平均以上。19年は全22先発で5イニング以上を投げるなどゲームメーク能力も高い。
(A+/2A)122G 450AB 26HR 46BB 113K .289/.388/.516/.904
◯パワー / ✖守備走塁
18年ドラフト1巡目の左のパワーバット。パワーとヒットツールを兼ね備えており、19年にマイナーで放った26本塁打のうち半分がレフトからセンター方向と広角に長打が打てる。空振りは多いが、四球率8.6%と見極めは及第点。スピードに乏しく守備力は平均以下。一塁とレフトが守れ、マット・アダムス(元ナショナルズ他)と比べられる。
(A)2.93ERA 21GS 95.1IP BB/9=1.5 K/9=9.5 K/BB=6.31
◯コマンド 3球種 / △素材型 球威
球威は傑出していないが、滑らかな投球フォームと配球の巧さからDバックス傘下出身のチェース・アンダーソン(前ブルージェイズ)と比較されている。90マイル前半の速球とチェンジアップのコンビネーションで打者のタイミングを崩す投球が持ち味。19年はスライダーを磨いて、チェンジアップを抜いて第2球種と評されるまでに成長した。マイナー3年でBB/9=1.6とコントロールも抜群。ローテーション下位向きも、球威を伸ばせれば2~3番手も狙える?
(A+/2A)109G 401AB 12HR 44BB 83K 6SB .264/.352/.441/.794
◯パワー スピード CF守備 / △コンタクト 肩
昨年夏にアーチ-・ブラッドリーとのトレードでレッズから獲得。プルヒッターで高打率が望めるタイプではないが「出塁率.350・20本塁打・20盗塁」が狙える。平均以上のスピードを生かして外野3ポジションが守れ、ハイフロアーな第四の外野手と見るスカウトが多い。打撃力を伸ばせるかがレギュラーになれるかを左右するだろう。(2A)5.44ERA 22G/16GS 92.2IP BB/9=5.7 K/9=10.6 K/BB=1.85
◎速球 スライダー / ◯奪三振 / △耐久性 体格 / ✖コマンド
こんなところでくすぶっている場合ではない。19年夏にザック・グレインキーとのトレードで加入したが2試合投げた後に肘の痛みを訴えてシーズン終了に。テイクバックの小さいショートアームから最速98マイルの速球と80マイル後半のスラッターのコンボは強烈の一言。しかしコントロールが悪く、体格も先発としては小さいため、ブルペン転向のリスクもある。
◯コマンド 3球種 / △素材型 球威
球威は傑出していないが、滑らかな投球フォームと配球の巧さからDバックス傘下出身のチェース・アンダーソン(前ブルージェイズ)と比較されている。90マイル前半の速球とチェンジアップのコンビネーションで打者のタイミングを崩す投球が持ち味。19年はスライダーを磨いて、チェンジアップを抜いて第2球種と評されるまでに成長した。マイナー3年でBB/9=1.6とコントロールも抜群。ローテーション下位向きも、球威を伸ばせれば2~3番手も狙える?
◯パワー スピード CF守備 / △コンタクト 肩
昨年夏にアーチ-・ブラッドリーとのトレードでレッズから獲得。プルヒッターで高打率が望めるタイプではないが「出塁率.350・20本塁打・20盗塁」が狙える。平均以上のスピードを生かして外野3ポジションが守れ、ハイフロアーな第四の外野手と見るスカウトが多い。打撃力を伸ばせるかがレギュラーになれるかを左右するだろう。(2A)5.44ERA 22G/16GS 92.2IP BB/9=5.7 K/9=10.6 K/BB=1.85
こんなところでくすぶっている場合ではない。19年夏にザック・グレインキーとのトレードで加入したが2試合投げた後に肘の痛みを訴えてシーズン終了に。テイクバックの小さいショートアームから最速98マイルの速球と80マイル後半のスラッターのコンボは強烈の一言。しかしコントロールが悪く、体格も先発としては小さいため、ブルペン転向のリスクもある。
(R)40G 141AB 1HR 13BB 46K 14SB .319/.378/.447/.825
◯5ツール / △素材型
元々レンジャースとの130万ドルで契約が決まっていたが、肘の故障が見つかったため破談に。のちに98万ドルでDバックス入りが決まった。父はベネズエラの元プロバスケットボール選手で、パティーノ自身もその血を引いた5ツール候補だ。中でも平均を大きく上回るスピードが武器で、打撃もコンパクトかつ力強いスイングを見せている。CF守備も平均以上で、スターリング・マーテ(マーリンズ)が完成型だろう。
(A)97G 343AB 7HR 42BB 89K 14SB .262/.355/.382/.737
◎肩 / 〇守備 / △素材型 打撃
ダブルプラスの強肩を生かしたSS守備が自慢。19年は2Bや3Bでも経験を積み、ユーティリティー性を高めた。打撃は平均的ながらパンチ力があり、課題の選球眼も四球率10.2%と進歩を遂げた。このまま打撃を伸ばし続けることができれば、J.J.ハーディ(元オリオールズ他)やクリス・テイラー(ドジャース)のような将来像が見込まれる。
◯5ツール / △素材型
◎肩 / 〇守備 / △素材型 打撃
ダブルプラスの強肩を生かしたSS守備が自慢。19年は2Bや3Bでも経験を積み、ユーティリティー性を高めた。打撃は平均的ながらパンチ力があり、課題の選球眼も四球率10.2%と進歩を遂げた。このまま打撃を伸ばし続けることができれば、J.J.ハーディ(元オリオールズ他)やクリス・テイラー(ドジャース)のような将来像が見込まれる。
(2A/3A)133G 462AB 29HR 42BB 121K 3SB .271/.368/.535/.903
(MLB)12G 26AB 1HR 5BB 10K .192/.382/.385/.767
◯パワー / △守備走塁
18年にポール・ゴールドシュミットとのトレードで加入。コンタクトは少々荒いが打撃に関しては文句無し。19年にマークした29本塁打・81打点はいずれもキャリアハイで、マイナー通算出塁率.367と出塁率も及第点。しかし守備に不安を抱えており、フルタイムでレギュラーを任せるのは厳しいか。長い目で見れば、レギュラーよりも攻撃型ユーティリティーが適任だろう。
Plus One Prospect
ドミニック・フレッチャー(OF)/Dominic Fletcher:23歳
(A)55G 214AB 5HR 22BB 50K 1SB .318/.389/.463/.852
◯パワー CF守備 / △スピード コンタクト
エンゼルスのデビッド・フレッチャーの弟で、攻守にオールラウンドな外野手。滑らかなスイングでライナーを量産し、15ホーマー級のパンチ力も秘める。スピードは平均的だがCF守備は平均以上。目立ったツールはなく第四の外野手向きかもしれないが、打撃が伸びればレギュラーCFになれるだろう。
18年にポール・ゴールドシュミットとのトレードで加入。コンタクトは少々荒いが打撃に関しては文句無し。19年にマークした29本塁打・81打点はいずれもキャリアハイで、マイナー通算出塁率.367と出塁率も及第点。しかし守備に不安を抱えており、フルタイムでレギュラーを任せるのは厳しいか。長い目で見れば、レギュラーよりも攻撃型ユーティリティーが適任だろう。
Plus One Prospect
ドミニック・フレッチャー(OF)/Dominic Fletcher:23歳
(A)55G 214AB 5HR 22BB 50K 1SB .318/.389/.463/.852
◯パワー CF守備 / △スピード コンタクト
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