2024年3月20日水曜日

2024 CLEVELAND GUARDIANS TOP 20 PROSPECTS

2023 CLEVELAND GURADIANS

TOP 20 PROSPECTS

Brayan Rocchio

本ランキングは各傘下の選手を現在の活躍と今後の伸びしろから総合的に判断し、作成したものである。「将来キャリアを通じてどれだけメジャーでバリューを示せるか」という点に重きを置いており、即戦力ランキングでも伸びしろランキングでもない。FanGraphsのFV(Future Value)を参考に選手の将来的なスケール像を「20-80スケール」で表している。当ブログのスケーリングの基準についてはこちらを参照いただきたい。ランキングについてはMLB.comやBaseball Americaといった媒体を参考にしつつ、独自の視点を加えて評価したつもりである。選手の年齢は24年6月30日見込みのもの。


FV55

1.チェース・デローター(OF)/Chase DeLauter:22歳
22年ドラフト1巡目の大学生で、選手としての将来像はカイル・タッカー(HOU)。6-4/235の恵まれた体格からプラスのパワーと優れたゾーンコントロールを兼ね備え、走守の評価も平均以上。23年は故障で57試合の出場にとどまったが、A+での42試合でwRC+164とよく打ち、2Aまで到達。スイングは荒いが、コンタクト率&チェイス率は平均以上をキープ。ゴルフ風のアッパースイングで上位レベルの投手にも速球に対応できるか、大学時代から故障続きで健康に1年間プレーできるか。フルシーズンでの結果を見てから判断したい。



FV50
2.ブライアン・ロキオ(SS)/Brayan Rocchio:23歳
フィジカル面は傑出していないが、「プロフェッサー」のニックネームの持ち主で野球IQの高さが光る。小柄で平均打球速度86.5マイルとパワーは平均以下だが、両打席からスムーズなスイングで長短打を量産するコンタクト能力が持ち味。20歳のシーズンに2AでwRC+135と成功ルートに乗り、昨季も3AでwRC+101と結果を残し続けている。平均以上の走力と高い野球IQに支えられたSS守備はゴールドグラブポテンシャルと評判。攻守に完成度が高く、SSのレギュラーとして計算ができる点を評価したい。

3.カイル・マンザルド(1B)/Kyle Manzardo:23歳
成熟したアプローチで広角に長打を量産するピュアヒッター。平均的と評されたパワーも上位10%の打球速度を前年の102.6マイルから104.5マイル(MLB平均は103マイル)に伸ばすなど平均以上の水準に成長。R/3Aで打率.237と低打率に悩まされたが、低BABIPによる不運もあったと考えられ、先に述べた打球速度の上昇、さらにコンタクト率&ボール球スイング率の優秀さから今季は揺り戻しが期待できるのではないかと見ている。

小柄ながら抜群の運動能力で平均96/MAX100マイルを計測する豪腕。変化球はスライダー&カーブを主に扱い、90マイル前半に届くスライダーはプラスピッチ候補。エース級の資質の持ち主だが、昨季を肩の手術で全休、プロ5年で通算133.2回、100イニング以上投げたシーズンは無しと耐久面の弱さが深刻だ。
Daniel Espino


FV45

小柄ながらコンタクト&アプローチに優れたスイッチヒッター。23年はフルシーズン2年目ながら2AをwRC+125、リーグ3位のOPS.817でクリアし、一気に3Aまで登りつめた。上位10%の打球速度102マイルは平均以下で、また体格的に大幅なパワー増も期待できないため、今のゴロ打球の少なさ(35.2GB%)&引っ張り打球の多さ(53.3%)でどれだけカバーできるか。守備はSSよりも2B/3B向きとの評価。

トッププロスペクトであるジャクソン・チョーリオ(MIL)の弟。プロ通算88試合で2本塁打と現時点ではパワーレスだが、パワー以外の4ツールがプラス候補のオールラウンドCF。特にコンタクト&アプローチが成熟しており、昨季はRでの39試合で打率.349・三振率を上回る四球率20.1%をマーク。19歳のシーズンにしてAで開幕予定であり、もし一気にA+や2Aまで駆け上がるとなるとオフにはトップ100プロスペクト入りするだろう。15本塁打程度までパワーが伸びれば面白い。

元MLB捕手サンディ・マルティネスの息子。ツールは平均的だが、野球IQの高さと成熟度で同年代の選手をリードしている。22年には20歳のシーズンにして2Aで24試合という小サンプルながらwRC+120と成功ルートに乗り(20歳で2Aに定着できれば大方MLB選手になれる)、23年も2A/3AでOPS.715とまずまずの結果を残した。長打を量産するタイプではないため、平均以上のレギュラーになれるかは微妙だが、少なくとも内野のバックアップとしてMLBでやっていけるだけのフロアーはすでに示している。

23年に契約金137.5万ドルで入団したトップアマチュア。ヒットツールに秀でたスイッチヒッターSSで、DSLではOPS.919・wRC+144と順調なデビュー。5-8/148と小柄な体格でどれだけパワーを伸ばせるか。守備ではSSに必要なハンドリング、守備範囲を有するが、MLBでは2B向きと見なす評価も。

9.ジョージ・バレラ(OF)/George Valera:23歳
30ホーマー級のパワーとマイナー通算四球率15.2%の選球眼を兼ね備えた両翼タイプのスラッガー。21年に20歳のシーズンにして2Aに到達するなど若くして注目されたが、ここ2年はコンタクト面に苦しんで浮上し切れていない。昨季3Aで四球率16%と選べてはいるが、三振率27%・ゾーン内コンタクト率76%(MLB平均約85%)ではMLBでも低打率に悩まされそうだ。

10.ラルフィー・バスケス(C/1B)/Ralphy Velazquez:19歳
23年ドラフト1巡目の攻撃型高卒捕手。力感の無いコンパクトなスイングながら強打を連発し、Rでは6試合で2本塁打と早速結果を出した。また打席での辛抱強さも備えており、選球眼も良い。一方で捕手としての守備力は磨かれる必要があり、鈍足のため1B/DHに移るリスクもある。

23年ドラフト2巡目の大型高卒左腕。名門バンダービルト大への進学が内定していたが、オーバースロットとなる契約金230万ドルでプロ入りを決めた。6フィート6の長身を生かしたエクステンション大のフォームからMAX99マイルで高スピンの速球を投げ込む。先発2番手相当のポテンシャルだが、コントロールに不安があり、リリーフ転向のリスクも。

同名の父は元球宴SSというサラブレッド。スムーズなスイングでバレル性のコンタクトを量産する左打者。23年は17歳にして米国デビューし、Rでの41試合でwRC+133をマークした。体格が成熟すれば15HR程度も可能か。二世選手で野球IQも高く、守備力も悪くないが、ゴールドグラブ級というわけでもなく、将来肥大化すれば2Bや3Bの方がフィットするか。


FV40

タイミングの取りにくいフォームからプラスのチェンジアップで打者を欺く。3Aではチェンジアップは空振り率49.7%と効果的だった。パワーレスがネックだった速球も平均93マイルに達するまでパワーアップ。マイナー通算与四球率10.9%のコントロールを改善できればローテーション4番手クラスの先発になれる。

22年ドラフト8巡目指名。3巡目相当となる契約金でスティールに成功した高卒左腕。全体的に未完成ではあるが、92-95マイルの速球&縦に大きく割れるカーブはMLBレベルのボールであり、コントロールやスタミナ、チェンジアップの質などを磨いていければローテーション4番手クラスの投手に成長できるポテンシャルを秘める。
傘下に何人いるのか分からない「両打ちコンタクト系内野手プロスペクト」の1人。23年は膝の故障で出遅れたが19歳にしてAでwRC+110をマーク。今季の出来次第では「20歳で2A定着」という成功ルートに乗る可能性がある。昨季72試合で4本塁打、50GB%、逆方向への打球42%という典型的なスプレーヒッターであり、レギュラークラスになるには長打の供給を増やしていくことが課題だろう。

ルール5ドラフトで今オフにARIから指名。昨季20歳にして2Aで1年間を過ごして20本塁打(wRC+88)をマークしたパワーヒッター。上位10%の打球速度107マイル/MAX打球速度114マイルはいずれも20-80スケールで65相当だ。一方で四球率5.2%と超フリースインガーでMLB投手に対応できるかは疑問。守備も1B/DHになる可能性があり、ミゲル・サノーやフランミル・レイエスが比較対象と見ている。

17.ホゼ・テーナ(SS)/Jose Tena:23歳
MLBで16シーズンプレーしたフアン・ウリベの甥。ハンドアイコーディネーションに優れたコンタクトヒッターで、23年は2AでwRC+103、3Aでも15試合ながら157をマーク。しかし、パワーヒッターでもないのにフリースインガーのため2A/3Aで三振率28.3%、MLBでも34試合で三振率38.2%は黄色信号。走守は平均以上で、SS中心に2B/3Bをプレー可能。不動のレギュラーというよりもユーティリティ向きだろう。

18.ピーティ・ハルピン(OF)/Petey Halpin:22歳
傑出したツールは無いが、走攻守に完成度の高いオールラウンドCF。打撃はパワーに欠けるが、コンタクト&ゾーン管理に長けるリードオフタイプ。2AでwRC+は88止まりも、開幕時点で20歳だったことを考慮すれば健闘した方だろう。また守備ではBaseball  Prospectusの出す守備範囲指標RDAで+6.6、10補殺を記録した送球貢献も含めたDRPでは+13.3を記録。プロ入りから3年連続でプラスを叩き出すなど鉄壁。第4、第5の外野手にフィットしそうだ。

19.
ホゼ・デバース(SS)/Jose Devers:21歳
MIA傘下に所属する同名ホゼの弟で、BOSラファエルは従兄にあたる。プラスの走力&肩力を有するSS守備が高く評価されており、打撃はパワーレスだがコンタクト能力に優れる。23年はAでwRC+113・34盗塁をマーク。上の階級でも打撃成績を維持できるか。ちなみに兄は21年に21歳の若さでMLBデビューも、ここ2年は打撃不振で昇格できていない。

20.カリル・ワトソン(SS)/Kahlil Watson:21歳
21年ドラフト1巡目。SSで「25-25」が狙えるポテンシャルを秘めるが、プロでは苦戦しており、昨夏のトレードでジョシュ・ベルの見返りとしてMIAから放出された。昨季はA+での81試合で打率.214・12本塁打・OPS.714とブレイクとまでは行かなかったが、三振率を前年の35.1%から26.8%に改善させるなど進歩も見られた。ヒットツールが怪しいが2Aの壁を突破できるか。

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