2022年1月22日土曜日

2022 LOS ANGELES ANGELS TOP 20 PROSPECTS

2022 LOS ANGELES ANGELS

TOP 20 PROSPECTS

Reid Detmers


本ランキングは各傘下の選手を現在の活躍と今後の伸びしろから総合的に判断し、作成したものである。「将来キャリアを通じてどれだけメジャーでバリューを示せるか」という点に重きを置いており、即戦力ランキングでも伸びしろランキングでもない。MLB.comやBaseball Americaといった媒体を参考にしつつ、独自の視点を加えて評価したつもりである。
選手の年齢は22年6月30日見込みのもの。


1.
リード・デトマーズ(LHP)/Reid Detmers:22歳
(2A/3A)3.19ERA 62.0IP BB/9=2.8 K/9=15.7 K/BB=5.68
(MLB)7.40ERA 20.2IP BB/9=4.8 K/9=8.3 K/BB=1.73
◎カーブ / ◯コントロール スライダー 即戦力 / △チェンジアップ
20年ドラフト全体10位指名のカレッジ左腕。完成度の高さから即戦力だと評されていたが、ドラフトから一年でしっかりとデビューを果たした。大学時は90マイル前半の速球&20年ドラフティーNo.1カーブをコマンドよく投げ分けるタイプだったが、プロでは速球が93-97マイルに上昇し、80マイル後半のスライダーも習得。このまま球威を伸ばせればローテーション2-3番手級、現実的にはローテーション3-4番手級の働きが期待される。

Reid Detmers

(R/A/A+)47G 172AB 4HR 30BB 64K .267/.388/.459/.848
◯打撃 スピード / △SS守備 パワー 三振多い 素材型
19年ドラフト2巡目の高卒選手。将来像は攻撃型二塁手と目され、天性のヒットツールでギャップを破る。また、上手く育てば12-15本塁打程度も狙えるスイングスピードと筋力を兼ね備える。一方のSS守備では、29試合で12失策を喫するなど黄色信号。肩の強さも不足しているため2B向きだろう。
Kyren Paris


3.ジョーディン・アダムス(OF)/Jordyn Adams:22歳
(A+)71G 277AB 5HR 28BB 116K .217/.290/.311/.600
◎スピード / 〇CF守備 / △素材型 打撃
18年ドラフト全体17位。高校ではフットボールとの二刀流で鳴らし、自慢のスピードは20-80スケールで80評価。CF守備も◎。21年は春季トレーニングでホームランを放つなど打撃のポテンシャルも秘めるが、大振りでスイング軌道に問題があり、シーズンでは打率.217・三振率37.8%とコンタクト面に苦しんだ。打撃を改善できるかがカギ。

4.ジェレミア・ジャクソン(SS)/Jeremiah Jackson:22歳
(R/A)51G 188AB 10HR 25BB 72K .277/.358/.548/.906
◯パワー / △素材型 コンタクト SS守備
19年にパイオニアリーグ(R)のシーズン記録となる23本塁打をマークした長打力は文句無し。Aで三振率33.1%のコンタクト面とSSを36試合守って14失策の守備面が弱点。平均以上のスピード&守備範囲から2BやCFの適性があると見るスカウトも。ジョナサン・スコープのような攻撃型二塁手が理想型だが、現実的には「SSを守れるほどの守備力がないフレディ・ギャルビス」と考えると微妙か。打撃で順応したうえで、守備力も磨いていく必要があるだろう。

5.
アロル・ベラ(SS/2B)/Arol Vera:19歳
(R/A)57G 227AB 0HR 18BB 59K .304/.370/.401/.771
◯打撃 肩 体格 / △素材型 スピード アプローチ
19年に契約金200万ドルで入団した原石。スムーズなスイングでギャップを破り、21年はR/Aで打率.304・16二塁打をマーク。0本塁打に終わったが6-3/215と身体的な伸びしろが見込め、将来は15-20本塁打程度も可能か。強肩で守備動作&ハンドリングも滑らかだが足はあまり速くなく、SSに長くとどまるには一歩目の打球反応を磨く必要がある。長い目で見ると2B/3B向きだろう。
Arol Vera


6.
サム・バックマン(RHP)/Sam Bachman:22歳
(A+)3.77ERA 14.1IP BB/9=2.5 K/9=9.4 K/BB=3.75
◎速球 スライダー / △スタミナ リリーフ向き?
21年ドラフト全体9位指名。リリーフ転向のリスクは高いが、即戦力が期待できるカレッジ右腕。MAX101マイルの沈む速球と80マイル後半の縦スライダーはいずれも20-80スケールで70のプラスピッチ。しかし、2球種に頼った投球スタイルと平均的なコントロール、また大学で平均投球イニングが5イニング未満の耐久面から先発適性には疑問。クローザー向き?
Sam Bachman

(A+)4.50 12.0IP BB/9=3.8 K/9=15.0 K/BB=4.00
◯速球 奪三振 / △リリーフ向き?
21年ドラフト2巡目。6フィート6の長身を生かした垂直に近いオーバースローから常時94マイル前後の伸びのあるフォーシーム、スライダー、カーブ、チェンジアップを投げ下ろす。アウトピッチはスライダーで、先発に残るには平均以下のカーブ&チェンジアップを磨いていきたい。先発に残れなくても左のパワーリリーバーとして戦力にはなれるだろう。

8.デンザー・グズマン(SS)/Denzer Guzman:18歳
(DSL)44G 141AB 3HR 20BB 24K .213/.311/.362/.673
〇打撃 肩 / △スピード 素材型 
21年1月に契約金200万ドルで入団の原石。年齢に比して発達しており、昨年の国際アマチュアFAでは屈指のピュアヒッターと評判。成熟したアプローチでゾーン理解も良く、ハードコンタクトを生み出す。守備ではSSに残れるだけの資質を持っているが、平均以下のスピードから3B向きか。精神面も成熟しており、メークアップも高評価。

(A+/2A/3A)124G 483AB 30HR 47BB 137K .290/.362/.561/.923
◯パワー 肩 / △コンタクト プルヒッター
昨オフにルール5ドラフトのマイナーフェイズでTEXから移ってくると、マイナー3階級で計30本塁打を放つなどブレーク。思い切りの良い豪快なスイングで長打を量産する。一方でややドアスイング気味で、極度のプルヒッターであり、MLBクラスの投手の内角速球を捌いたり外角の変化球を見極められたりできるかがポイントとなりそうだ。アスレチックで肩も強く、3B/SS向きの守備力を備える。
(R/A)54G 199AB 5HR 29BB 84K .206/.323/.367/.690
◯パワー / △コンタクト 両翼向き 素材型
18年に契約金100万ドルで入団の原石。上手く育てば30ホーマーも狙えるパワーポテンシャルを秘めており、米国デビューとなった21年はRでの35試合で打率.276・5本塁打・OPS.908をマーク。その後はAで打率.083と苦戦したが、18歳のシーズンということを考慮すれば大きな問題ではないだろう。守備は現在CFを守っているが、将来は両翼向きとの見立て。アプローチの荒さを取り除いてポテンシャルを開花させることができるか。

11.
エドガー・クエロ(C)/Edgar Quero:19歳
(R/A)39G 121AB 5HR 28BB 44K .240/.405/.463/.868
◯打撃 守備 / △素材型
21年に契約金20万ドルで入団の原石。U-15キューバ代表としてプレーした経験のある攻守にバランスの取れた捕手。21年は早速米国デビューを果たすとRでの29試合でOPS.945をマークした。打撃はやや空振りが多いものの、成熟したアプローチとスムーズなスイングが魅力のスイッチヒッター。守備面も高評価。

(R)43G 143AB 5HR 28BB 49K .175/.326/.343/.668
◯打撃 / △素材型 スピード 2B向き? 
19年に契約金110万ドルで入団の原石。華麗なスイングでアプローチ良くライナーを量産するスイッチヒッター。Rでは打率.175と苦戦したが、ヒットセンスは非凡だ。守備でも平均以上のハンドリング&打球反応を見せており、2Bに回れば平均以下のスピードによる守備範囲不足を解消できるだろう。攻撃型二塁手が将来像か。

(A)6.91ERA 83.1IP BB/9=3.8 K/9=7.9 K/BB=2.09
◯速球 カーブ 体格 / △素材型
19年ドラフト3巡目の高卒選手。6-6/220と規格外の体格を有しており、最速97マイルの速球&平均以上のハンマーカーブのコンビネーション。21年はA-消滅により、年上選手の揃うAでデビューを飾ったが、18先発で防御率6.91・被打率.297と打ち込まれた。とはいえ体格と球威は先発投手にふさわしい資質であり、今後の成熟に期待。

14.ダショウン・ノウルズ(OF)/D’Shawn Knowles:21歳
(A)84G 361AB 5HR 25BB 114K .227/.280/.355/.635
◯スピード 肩 CF守備 / △コンタクト パワー 素材型
バハマ出身。プラスのスピード&平均以上のCF守備のパッケージでリードオフ向き。Aでは31盗塁(1失敗)&Baseball Prospectusの出す守備指標FRAAで+2.0と長所を発揮した。一方の打撃では三振率29.0%を喫するなどコンタクト面で苦戦。レギュラークラスの選手になるには、打撃の安定感を高めていく必要があるだろう。

15.
ランドン・マルソー(RHP)/Landon Marceaux:22歳
(R)14.73ERA 3.2IP BB/9=0.0 K/9=14.7
◯コマンド 4球種 / △球威 
21年ドラフト3巡目。速球は90-92マイル程度だが、4球種をコマンドよく投げ分ける投球能力の高い右腕。力感のない滑らかなフォームでストライクゾーンの四隅にボールを集めることができる。ローテーション下位向きのポテンシャル。

16.
デービス・ダニエル(RHP)/Davis Daniel:25歳
(A+/2A/3A)3.92ERA 114.2IP BB/9=2.7 K/9=12.1 K/BB=4.53
◯速球 奪三振 / △チェンジアップ
90-93マイルのライジングファストボールを武器に21年はK/9=12.1をマーク。デビューイヤーにして3Aまで到達した。平均以上のスライダー、平均的なカーブも織り交ぜる。チェンジアップはめったに使わないが感覚は悪くない。
(R)0.00ERA 8.0IP BB/9=2.3 K/9=9.0 K/BB=4.00
◯速球 奪三振 / △素材型 メカニクス
21年ドラフト12巡目の高卒左腕。ドラフトで大学生投手を乱獲したことにより浮かせた資金をつぎ込んで契約金125万ドルでスティールに成功した。6-0/190と身体的な伸びしろはあまり見込めないが完成度が高い。サイドハンドから90-94マイルの伸び上がる速球に平均以上のカーブで空振りを量産する。一方で大きく腕を引くメカニクスを不安視するスカウトも。

18.ライアン・スミス(LHP)/Ryan Smith:24歳
(A/A+/2A/3A)4.24ERA 129.1IP BB/9=2.3 K/9=10.6 K/BB=4.64
〇速球 奪三振 4球種 / △体格 伸びしろ
5フィート11の低身長を生かした低いリリースポイントから92-94マイルの速球を高めに集めて空振りを量産する。第2球種のスライダーは横に大きく動き、これも空振りが奪える。また、カーブ&チェンジアップでカウントを稼ぐことも可能。伸びしろはあまり残っていないが、ドラフト18巡目であることを考えればリリーフの一角にでも育ってくれれば万々歳だろう。
(2A)102G 400AB 16HR 30BB 119K .258/.313/.445/.758
〇パワー 守備 / △スピード 両翼向き
キューバ出身。プラスツールはないが攻守にバランスよく、中でも優れたバットコントロールに支えられた打撃能力が魅力。21年は自己最多の16本塁打・23二塁打と長打を量産した。スピードは平均から平均以下程度だが、ルート取りがクリーンでCFもこなせるほどの守備力を持っている。第4の外野手にフィットするだろう。

(2A)2.81ERA 93.0IP BB/9=2.6 K/9=9.4 K/BB=3.59
(MLB)3.86ERA 16.1IP BB/9=1.1 K/9=5.5 K/BB=5.00
◯スライダー コントロール / △コマンド
アンドリュー・ヒーニーとのトレードで昨夏NYYから加入するとMLBデビューして4試合に先発を任された。平均92.5マイル/スピンレート2357rmpの4シームを軸に、右打者にはスライダー、左打者にはカーブを交える。スライダーは被打率.150・Run Value-3と効果的だった一方で、それ以外の球種はコマンドも甘く打ち込まれた。真ん中周辺に集まらないようにコマンドを改善したい。

Plus One Prospect

(R/2A)10.13ERA 5.1IP BB/9=1.7 K/9=11.8 K/BB=7.00
◯球速 3球種 / △速球の質 スタミナ リリーフ向き?
21年ドラフト11巡目。96-98マイルに届く速球にキレの良いスライダー&スプリットのコンビネーション。速球はスピードこそ優秀だが、ムーブメントが小さく痛打されやすい。変化球を上手く織り交ぜていくことがカギとなるだろう。また、スタミナ面に課題を抱えており、パワーリリーバーとしてやっていくのが適任か。

(A)0.00ERA 3.1IP BB/9=2.7 K/9=16.2 K/BB=6.00
◯パワー 速球 / △素材型 / ✖コンタクト
19年ドラフト4巡目の高卒二刀流プレーヤー。昨季MLBで29本塁打を放ったジャレッド・ウォルシュと比較されるポテンシャル。現段階では空振りが目立つが、30ホーマー相当のパワーポテンシャルを秘めており、投げてもMAX95マイルを誇る。21年は野手としての出番はなく、投手としてデビュー戦で3.1回/6K無失点と好投も、故障によりこの1登板だけに終わった。

(2A/3A)125G 491AB 17HR 52BB 77K .336/.408/.493/.901
◯コンタクト アプローチ / △守備
18年にドラフト外で入団。ドラフト指名から漏れ、各球団にプレー動画を送っていたところ、ルーキーリーグの内野手を探していたLAAが獲得。すると昨季は2A/3Aで打率.336・17本塁打・OPS.901と素晴らしいブレークイヤーを送った。コンタクト能力が高く、アプローチも成熟している。守備は2Bとしては守備範囲が、3Bとしては肩の強さが不足しており、ユーティリティー向きか。

(A)54G 200AB 14HR 20BB 104K .240/.317/.530/.847
◎パワー / △守備走塁 / ✖コンタクト
19年にルール5ドラフトのマイナーフェイズでCINから移籍。爆発的なパワーを秘めており、21年はAで自己最多の14本塁打、傘下トップのバレル率をマークした。しかし、三振率46.4%と深刻なコンタクト難を抱えており、現状はロマン砲止まりか。
Edwin Yon


(A/A+/3A)83G 305AB 1HR 54BB 71K .305/.412/.354/.766
◯スピード / ✖パワー
小柄でパワーレスながらスピーディなユーティリティープレーヤー。自慢の俊足を武器に31盗塁を決め、守備でも2Bを中心に内外野を幅広くこなした。打撃は長打は期待できないが、コンタクトが得意で四球率14.9%と出塁能力も高い。エミリオ・ボニファシオ(MIA他)が将来像か。

1 件のコメント:

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