2025年3月31日月曜日

2025 SEATTLE MARINERS TOP 15 PROSPECTS

2025 SEATTLE MARINERS

TOP 15 PROSPECTS

2025年 シアトル・マリナーズ プロスペクトランキング
Colt Emerson

本ランキングは各傘下の選手を現在の活躍と今後の伸びしろから総合的に判断し、作成したものである。「将来キャリアを通じてどれだけメジャーでバリューを示せるか」という点に重きを置いており、即戦力ランキングでも伸びしろランキングでもない。FanGraphsのFV(Future Value)を参考に選手の将来的なスケール像を「20-80スケール」で表している。当ブログのスケーリングの基準についてはこちらを参照いただきたい。ランキングについてはMLB.comやBaseball Americaといった媒体を参考にしつつ、独自の視点を加えて評価したつもりである。選手の年齢は25年6月30日見込みのもの。

FV55

1.コルト・エマーソン(SS)/Colt Emerson:19歳
23年ドラフト1巡目。マイナー最高クラスのヒットツールの持ち主と評判で、アプローチとラインドライブ感覚に長ける。24年は18歳にして(普通の高卒選手より1歳若い)AでwRC+142とあっさり適応し、A+に昇格。24年は19歳にして2Aに定着できるチャンスがある。70試合で4本塁打、ISO.113とパワーは発揮されていないが、年齢の若さや打撃感覚の良さから最終的には20本塁打程度まで伸びるだろうと楽観的な評価が多い。守備能力は平均的で、将来的にはSSから外れるとの見方が多い。「ベースボールアメリカ」は高い出塁率と15HR程度のパワーからチェイス・ヘッドリー(元SD他)と比較していた。

Colt Emerson

 

FV50

2.コール・ヤング(SS)/Cole Young:21歳
22年ドラフト全体21位指名の高卒内野手。洗練された打撃能力が魅力で、打者としての完成像はダニエル・マーフィー(元WSH他)と比較されている。24年は2Aで120試合に出場してwRC+119をマーク。ライナー重視で9本塁打止まりだったが、四球率12.1%/三振率15.8%と打撃能力は疑いの余地はなく、フライ重視のアプローチに切り替えれば本塁打増も狙えるはずだ。守備面の評価も堅実で高いが、長い目で見るとSSよりも2Bの方がフィットするとの見立てだ。SSでやっていけるぐらいに守備が成長すればJ.P.クロフォードのような3-4WARプレーヤーに飛躍する可能性も。

23年度のMLB公式国際アマチュアリストで2位にランクインしていた大器で、球団史上最高額となる契約金470万ドルでSEA入りを決めた。プラスのパワー&スピードを兼ね備えた大型スイッチヒッターで、守備もSSに定着できる資質を有している。昨季はRでOPS.999と素晴らしい成績を残した一方で、ハムストリングや手首の故障があった。まずは健康に1年を過ごしたい。

4.マイケル・アロイヨ(2B)/Michael Arroyo:20歳
22年1月にコロンビア出身選手としては最高額となる137.5万ドルで契約すると、昨季はA/A+で23本塁打/wRC+148と期待通りの活躍を見せた。打撃能力の高さと2B向きの守備力からハウィ・ケンドリック(元WSH他)と比較されている。ゴロ率34%とバレルコントロールに長けており、広角にライナー/フライを量産してパワーを発揮する。守備走塁は傑出しておらず、打撃能力が将来を左右するだろう。
Michael Arroyo



フリオ・ロドリゲスの新人王獲得による指名権により、23年ドラフト全体29位で指名され、オーバースロットとなる契約金320万ドルでプロ入りとなった。「20-20」が狙える5ツールアスリートタイプであり、中でもスピードは70評価。辛抱強いアプローチを身に着けている一方で、スイングは荒く、打者として磨かれる必要がある。24年はAでwRC+124と好スタートを切っていたが、前十字靭帯断裂により6月でシーズン終了

6.
ハリー・フォード(C)/Harry Ford:22歳
21年ドラフト全体12位指名。傑出した運動能力の持ち主で、捕手ながら走力はプラス評価。打撃は優れたハンドアイコーディネーションと辛抱強いアプローチで広角にライナーを量産できる。ゾーン管理が優秀で、22-23年は2年続けてwRC+130超、24年はやや数字を落として2AでwRC+119だった。捕手としての守備力は全体的に磨かれる必要があり、ドールトン・バーショー(TOR)のように外野手でブレイクするルートもあるだろう。

7.ラザロ・モンテス(OF)/Lazaro Montes:20歳
キューバ出身。ヨーダン・アルバレス(HOU)を彷彿とさせる左のパワーヒッター候補。24年はA/A+で21本塁打/wRC+138をマーク。四球率14.4%と見極めも落ち着いている。長打力と出塁能力を発揮した一方で、A+昇格後51試合で三振率29.6%とコンタクト能力に弱点がる。また、外野守備もDHに回る可能性が高いとの評価。DHでも価値を出せるように打ち続けるしかない。


FV45

8.ライアン・スローン(RHP)/Ryan Sloan:19歳
今季の活躍次第では球界トップクラスの投手プロスペクトに成長する可能性がある高卒右腕。昨年のドラフトで2巡指名を受けると、1巡目相当となる契約金300万ドルでプロ入りした。6-4/220の理想的な体格からMAX100マイル。スライダー&チェンジアップもプラスピッチ候補。

大学4年間で防御率6.78、23年ドラフト12巡目でプロ入りとアマチュア時代の評価は高くなかったが、SEA加入後に覚醒の兆し。24年はフルシーズン1年目にしていきなり2Aで107回/防御率3.20と好投した。スウィーパーが文句無しのプラスピッチだが、奪三振率21.9%と支配力は抜きん出ていない。速球はシンキングファスト系で三振を奪うよりもゴロを打たせるのに効果的。奪三振を量産するエースよりも、ゴロを打たせてイニングを稼ぐワークホース向きか。

両投げ投手で、昨年のドラフト全体15位指名。右はMAX99マイルの速球と90マイルに届く高速スライダーが武器の本格派パワーピッチャー、左は90マイル前半の速球と横滑りするスライダーのコンビネーションで抑える技巧派ピッチャー。プロでも両投げスタイルを維持するのかどうか注目だ。

11.タイ・ピート(SS/OF)/Tai Peete:19歳 
23年ドラフト全体30位指名。高校では二刀流で鳴らしていたが、ドラフト年に肘を故障。野手として才能が開花し、そのまま指名された。パワーとスピードを兼ね備えたアスリートタイプで、ヒットツール向上に課題がある。24年はAでwRC+100とまずまずの内容だったが、三振率は30.7%と悪く、7本塁打&HR/FB=7.5%とパワーも今一つ発揮できなかった。将来的な守備位置も不透明で、すでに三塁や外野でも出場している。
Tai Peete


22年ドラフト2巡目。コンタクト能力とスイング判断は要改善も、長打力と四球率の高さを兼ね備えた生粋のスラッガータイプ。24年は2AでwRC+160、3Aで103を記録しMLBデビューを経験。四球率12.3%と四球は多いが、スイング率50%という積極アプローチでボール球を振ることも多いので、MLBでどうなるか。走守で貢献を稼げるタイプではないため、打ち続けることが求められる。

FV40

13.
テディ・マグロウ(RHP)/Teddy McGraw:23歳
健康ならエース級の投球ができるパワーピッチャー。アマチュア時代に2度のTJ手術をしており、昨季復帰したが4試合に登板したのちに再び肘を負傷しシーズン終了となってしまった。MAX98マイルのシンカーとプラスのスライダーのコンビネーション。健康面に加えて、大学2シーズンで与四球率13.9%とコントロールも不安定。

ブレイクに期待のメキシコ出身右腕。6-4/180の伸びしろ溢れる体格からMAX99マイルの4シームにスライダー、チェンジアップ、シンカーを織り交ぜる。23年にDSLで防御率1.72/奪三振率30.7%と素晴らしいプロデビューを飾ったが、24年はRで与四球率16.8%と制球難に悩まされ足踏み。
大学では4年間で防御率5.93&リリーフ中心の起用だったが、プロ1年目にいきなり25先発で防御率2.25/奪三振率27%と覚醒。994-95マイルのツーシームと大きく曲がるスウィーパーのコンボでゴロと三振の山を築く。チェンジアップの質や全体的なコントロールは発展途上で、先発として大成するにはもうワンランク成長が求められる。


Notable Prospects

23年ドラフト2巡目。プラスの3B守備と成熟したアプローチで左右へ打ち分けるミドルヒッティングが強み。24年はA+/2Aで打率.283/出場率.375をマークしたが、124試合で4本塁打とパワー不足が目立つ。ゴロ率47.9%とフライボールを打つのに苦戦している。

21年ドラフト3巡目、オーバースロットとなる150万ドルで契約した高卒右腕。プロ入りから3年連続100イニング超、昨季は自己最多の149イニングを投げ抜くなどイニングイーターとして着実に成長している。速球は92マイル程度で奪三振率は平凡だが、5球種をコントロール良く投げ分ける。

22年ドラフト4巡目の高卒右腕で、現トッププロスペクトのノア・シュルツ(CWS)は高校のチームメイト。スラリとした長身から投げ込まれる94マイル前後の速球はさらなる向上の余地あり。スウィーパー、チェンジアップも評価が高く、課題のコマンドを磨いていけばローテーションクラスの投手に育つかもしれない。

2025年3月28日金曜日

2025 LOS ANGELES ANGELS TOP 15 PROSPECTS

2025 LOS ANGELES ANGELS

TOP 15 PROSPECTS

Caden Dana


本ランキングは各傘下の選手を現在の活躍と今後の伸びしろから総合的に判断し、作成したものである。「将来キャリアを通じてどれだけメジャーでバリューを示せるか」という点に重きを置いており、即戦力ランキングでも伸びしろランキングでもない。FanGraphsのFV(Future Value)を参考に選手の将来的なスケール像を「20-80スケール」で表している。当ブログのスケーリングの基準についてはこちらを参照いただきたい。ランキングについてはMLB.comやBaseball Americaといった媒体を参考にしつつ、独自の視点を加えて評価したつもりである。選手の年齢は25年6月30日見込みのもの。


FV50

1.ケイデン・デナ(RHP)/Caden Dana:21歳
22年ドラフト11巡目指名の高卒投手。6-4/215の恵まれた体格と強靭な腕力からノア・シンダーガード(元NYM他)を彷彿とさせる。24年は2Aで135.2回を投げてFIP3.16/奪三振率27.4%/与四球率7.3%と好投し、MLBデビューも経験。速球の平均は93-94マイルほどで、シンダーガードのような剛腕エースというよりは、安定してイニングを稼ぐワークホース向きか。上位ローテーションクラスになるには速球、スライダーに次ぐ第3球種を開発していきたい。
Caden Dana


昨夏にカルロス・エステべスの見返りの1人としてPHIから獲得した剛腕。大学時代は制球難だったが、プロ入り後に改善されてブレイク。A/A+/2Aで計22先発してFIP2.88/奪三振率35.2%/与四球率12.0%をマークした。100マイルに届く速球とパワフルなスライダー&カーブの3球種がプラスピッチ候補。このまま制球を改善し続けることができるか。
George Klassen


FV45

3.クリスチャン・ムーア(2B)/Christian Moore:22歳
24年ドラフト全体8位指名。パワーが武器の攻撃型二塁手で、早期昇格が見込まれている。プロ入り後も25試合でOPS.984と結果を出した一方で、フリースインガー傾向が強く、2Aでは三振率29%とアプローチを磨く必要あり。守備走塁の能力は並であり、打ち続けることが求められる。
昨季MLBデビューを飾り、MLB史上初の「イタリア生まれイタリア育ちの投手」になった技巧派左腕。エステべスの見返りの1人としてPHIから加入した。絶対的な球種はないが、4球種のコンビネーションで打者のタイミングを外す。アンドリュー・ヒーニーやアンドリュー・アボットのような堅実なローテーション4番手投手が理想型だろう。

ポテンシャルは傘下No.1。24年1月に球団史上2番目に高い契約金230万ドルで入団すると、DSLでは5本塁打、wRC+123と順調なデビュー。17歳にして打球速度117マイルを計測したとの報告もあり、パワーはズバ抜けている。ボール球を振ることが多く、スイング判断を磨いて開花できるか。守備面では6フィート3の筋肉質な体型から3B転向が目されている。
Joswa Lugo


6.
ネルソン・ラダ(OF)/Nelson Rada:19歳
22年1月に契約金185万ドルで入団した原石。リードオフCFになり得るポテンシャルを秘めている。24年は18歳にもかかわらず開幕から2Aに配属され、123試合で1本塁打/wRC+87と当たり前のように苦戦。7月以降はwRC+114と適応の兆しを見せたが、ISO.041と長打はからっきしだった。パワーが伸びればセドリック・マリンズ(BAL)のようなダイナミックなCFになる可能性もあるだろうが、現時点では俊足好守が強みの4番手外野手向きだろう。

7.
バレット・ケント(RHP)/Barrett Kent:20歳
23年ドラフト8巡目の高卒右腕。オーバースロットとなる契約金で入団を決めた。6-4/215の恵まれた体格とMAX98マイルの馬力から1位のデナと似たプロフィール。変化球3種もまずまずで、中でもスライダーはプラスピッチ候補。プロ1年目は26先発をこなすなど経験を積めた一方で、FIP5.26と投球内容は振るわず。コントロール改善が課題。


FV40

24年ドラフト全体74位指名(大谷翔平のFAに伴う補償ピック)。通算544登板の元MLBリリーバー、パト・ニシェック風の変則サイドからMAX100マイルの速球とスウィーパーのコンボ。変則フォームで先発が務まるか不透明。大学最終年に16先発で106イニング(平均6.6回)を投げ、与四球率も3.3%と優秀だったが、プロでも先発として稼働できることを証明したい。

9.デンザー・グズマン(SS)/Denzer Guzman:21歳
21年に契約金200万ドルで入団の原石。昨季は20歳にして2Aで83試合に出場したが、wRC+83と苦戦。リーグ平均より3.8歳も年下ではあったが、選球眼や変化球の対応は要改善。最大の強みは守備力で、最低限打てればアデイニー・エチャバリアのような下位打線レギュラーorユーティリティーとして戦力化できる可能性あり。

10.クリス・コルテス(RHP)/Chris Cortez:22歳
24年ドラフト2巡目。大学ではマルチイニングリリーバーとして活躍も、プロでは先発転向が目される。平均98マイルの高速シンカーと90マイル前後のハードスライダーで奪三振を量産。コントロールと第3球種の改善が先発転向の出来を左右するだろう。

11.
トレイ・グレゴリー=アルフォード(RHP)/Trey Gregory-Alford:19歳
24年ドラフト11巡目の高卒右腕。2巡目相当の契約金で入団した。6-5/235の迫力ある体格からMAX100マイルの速球&ハードスライダー。多くの高校生投手に言えるように、チェンジアップとコントロールの改善が課題。

12.マシュー・ルーゴ(OF)/Matthew Lugo:24歳
昨夏にルイス・ガルシアとのトレードで獲得したプロスペクト。球宴9度の名選手カルロス・ベルトランの甥にあたる。19年ドラフト2巡目でプロ入りしてから苦戦が続いていたが、昨季は打撃フォーム改善が功を奏しブレイク。2A/3AでOPS.954/17本塁打をマークした。プロ入り時はSSだったが、その後3B、外野と転向している。外野コーナーに見合う打撃貢献をできるか。

13.フアン・フローレス(C)/Juan Flores:19歳
強肩が武器の守備型捕手。ポップタイムは1.8秒を切ることもあり、マイナー2年で盗塁阻止率40%を記録している。打撃はフリースインガーながらパンチ力あり。Aでの48試合でwRC+105と健闘し、18歳シーズンにしてA+に昇格したが、A+ではwRC+69と苦戦した。打撃向上が課題。

14.ダリオ・ラベルデ(C)/Dario Laverde:20歳
ゾーン管理が優秀な攻撃型捕手。スムーズなスイングでラインドライブを量産し、A/A+でOPS.777をマークした。75試合で2本塁打にとどまったパワーをどれだけ伸ばせるか。アマチュア時代は外野手で、捕手としての守備力は発展途上。しかし捕手にふさわしい運動能力や肩力を有しており、今後の成長に期待。

15.
ホゼ・ファーミン(RHP)/Jose Fermin:23歳
遅咲きの選手で、日本のカープアカデミーを経て21歳の時にLAAと契約。24年はプロ1年目にして2Aまで到達。マイナーで計65.2回を投げて防御率3.15/奪三振率33.5%をマーク。プロ入り後に球速は数マイル上昇し、MAX99マイルに。スライダーも決め球として確立し、シーズンを通して制球力も向上。成長が著しく、未来のリリーフ候補として注目したい。

2025年3月15日土曜日

2025 TOP 100 PROSPECTS

2025 TOP 100 PROSPECTS 

2025年 トップ100プロスペクト
佐々木 朗希

本ランキングは各傘下の選手を現在の活躍と今後の伸びしろから総合的に判断し、作成したものである。「将来キャリアを通じてどれだけメジャーでバリューを示せるか」という点に重きを置いており、即戦力ランキングでも伸びしろランキングでもない。FanGraphsのFV(Future Value)を参考に選手の将来的なスケール像を「20-80スケール」で表している。MLB.comやBaseball Americaといった媒体を参考にしつつ、独自の視点を加えて評価したつもりである。選手の詳細なスカウティングレポートは各球団のリストを参照いただきたい。

FV70

1.佐々木 朗希(RHP)/Roki Sasaki /LAD
ポスティング制度で米球界挑戦。最速102マイルの速球と大きく落ちるスプリットはMLBでも最高級だ。スライダーの質改善と健康の維持が課題か。
比較対象:大谷 翔平(LAD)

FV60

2.
ロマン・アンソニー(OF)/Roman Anthony /BOS
30本塁打級のパワーと中堅手にとどまれる守備力を兼ね備える。昨季は2A/3Aで18本塁打、OPS.894とマイナー上位でも実力を証明。
比較対象:ジェームズ・ウッド(WSH)

3.ジャクソン・ジョーブ(RHP)/Jackson Jobe /DET
マイナーNo.1投手プロスペクト。MAX100マイルの速球&3つの変化球いずれももMLBトップクラスの質を誇る。あとは怪我をしないことだけ。
比較対象:ゲリット・コール(NYY)

4.ウォーカー・ジェンキンス(OF)/Walker Jenkins /MIN
5ツールプレーヤー。美しい左スイングは若き日のジョー・マウアーを連想させる。パワーポテンシャルには疑問の声も。
比較対象:ジャレッド・ケルニック(ATL)

5.ディラン・クルーズ(OF)/Dylan Crews /WSH
ナ・リーグ新人王候補。走攻守揃ったオールラウンドプレーヤーとして飛躍に期待。「25-25」+右翼でゴールドグラブが理想のシナリオだろう。
比較対象:アンソニー・レンドン(LAA)

6.セバスチャン・ウォルコット(SS)/Sebastian Walcott /TEX
来年のNo.1プロスペクト候補。18歳にしてA+でOPS.786をマークし、上位10%打球速度106マイルはすでにMLB上位クラス。
比較対象:オニール・クルーズ(PIT)

7.
アンドリュー・ぺインター(RHP)/Andrew Painter /PHI
22年には「ベースボールアメリカ」のマイナー最優秀投手に選出されるなどブレイク。エースポテンシャルも、TJ手術等で丸2シーズン全休。
比較対象:ジャスティン・バーランダー(元HOU他)

8.カーソン・ウィリアムズ(SS)/Carson Williams /TB
三振の多さは心配だが、20本塁打以上が見込めるパワーとゴールドグラブ級の遊撃守備が魅力のダイナミックな選手。
比較対象:ウィリー・アダメス(SF)

9.
クリスチャン・キャンベル(2B/OF)/Kristian Campbell /BOS
23年ドラフト4巡目ながらA+/2A/3Aで打率.330/20本塁打/OPS.997とブレイク。大学時代はコンタクトヒッターだったが、プロ入り後にプルヒッティングを習得し覚醒。
比較対象:ムーキー・ベッツ(LAD)

10.サミュエル・バサヨ(C/1B)/Samuel Basallo /BAL
年齢離れしたパワーを秘める攻撃型捕手。19歳にして2A/3AでOPS.790/19本塁打と圧倒的な打撃内容。一方、捕手としての守備力に疑問を持たれている。
比較対象:ブラディミール・ゲレーロJr.(TOR)


FV55

11.
マルセロ・メイヤー(SS)/Marcelo Mayer /BOS
21年ドラフト全体4位指名。コリー・シーガーの打撃力&ブランドン・クロフォードの守備力と評される5ツール候補。
比較対象:ガナー・ヘンダーソン(BAL)

12.ブライス・エルドリッジ(1B)/Bryce Eldridge /SF
身長6フィート7の長身パワーヒッター。高卒1年目にして23本塁打/OPS.885と打ちまくり、3Aまで昇格を果たした。
比較対象:マット・オルソン(ATL)

13.ババ・チャンドラー(RHP)/Bubba Chandler /PIT
荒削りだがポテンシャルは間違いなし。高校では投打の二刀流に加えてアメフトでも活躍。昨季は制球難を克服。ブレイクは間近だ。
比較対象:ジャレッド・ジョーンズ(PIT)

14.
ジョーダン・ローラー(SS)/Jordan Lawlar /ARI
21年ドラフト全体6位指名。MLBで中軸を担える打撃能力と平均以上の遊撃守備を兼ね備える。唯一にして最大の欠点は故障の多さ。
比較対象:ザンダー・ボガーツ(SD)

15.チェイス・ドーランダー(RHP)/Chase Dollander /COL
23年ドラフト全体9位指名。ドラフトイヤーは不調だったが、プロでは完全復活。大きく伸び上がるライジングファストボールが武器。
比較対象:ジョン・グレイ(TEX)

16.ヘズス・マデ(SS)/Jesus Made /MIL
未来のNo.1プロスペクト候補。DSLでデビューするとOPS1.013と圧倒。17歳にして上位10%打球速度103.9マイルはすでにMLB平均(104マイル)とほぼ同じ。
比較対象:ワンダー・フランコ(元TB)

17.レオデリス・デブリース(SS)/Leodalis De Vries /SD
年齢離れした打撃技術が光る両打ち遊撃手。いきなりAに配属されると、最初は苦戦したが7月以降は35試合でOPS.996と完全に適応。
比較対象:ジュリクソン・プロファー(ATL)

18.ケビン・マグゴニグル(SS)/Kevin McGonigle /DET
洗練された巧打者。コンタクト能力が高く、三振よりも四球が多い。二塁転向が目されていた遊撃守備でも評価を上げた。
比較対象:スティーブン・クワン(CLE)

19.ノア・シュルツ(LHP)/Noah Schultz /CWS
6フィート9の長身、サイド気味のアームアングル、MAX98マイルの球威はランディ・ジョンソンやクリス・セールと重なるものがある。
比較対象:クリス・セール(ATL)

20.コルト・エマーソン(SS)/Colt Emerson /SEA
ヒットツールが高評価の攻撃型SS。故障はあったが、18歳シーズンにしてA/A+でwRC+119をマーク。ラインドライブ重視のため本塁打をどれだけ伸ばせるか。
比較対象:チェイス・ヘッドリー(元SD他)

21.トラビス・バザーナ(2B)/Travis Bazzana /CLE
24年ドラフト全体1位指名。小柄だが、コンパクトなスイングと上質な選球眼で長短打を量産。打者としての欠点がない。
比較対象:ケテル・マーテイ(ARI)

22.
JJ ウェザーホルト(SS)/JJ Wetherholt /STL
24年ドラフト全体7位指名。対応力の高いラインドライブヒッターで、守備走塁でも貢献できる。『ベースボールアメリカ』はアレックス・ブレグマンと比較。
比較対象:アレックス・ブレグマン(BOS)

23.
エマニュエル・ロドリゲス(OF)/Emmanuel Rodriguez /MIN
三振は多いが、MLBトップクラスの打球速度と四球の多さ、中堅守備の上手さから球界5位クラスの有望株に位置付ける球団もある。
比較対象:トレント・グリシャム(NYY)

24.ニック・カーツ(1B)/Nick Kurtz /ATH
24年ドラフト全体4位指名。パワーと選球眼を兼ね備えた生粋のスラッガーで、一塁守備も上手い。プロでは12試合ながらOPS1.283と圧倒。
比較対象:マット・オルソン(ATL)

25.
マックス・クラーク(OF)/Max Clark /DET
23年ドラフト全体3位指名の高卒選手。ドラフト時のコービン・キャロルと比較される5ツールアスリート。
比較対象:コービン・キャロル(ARI)

26.コービー・メイヨ(3B)/Coby Mayo /BAL
パワーヒッター候補。ここ2年で54本塁打/OPS.971をマークしている。課題のコンタクトは改善されつつあるが、MLBでは17試合で三振率47.8%と苦戦した。
比較対象:オースティン・ライリー(ATL)

27.
エイデン・ミラー(SS)/Aidan Miller /PHI
U-12、15、18でUSA代表を務めた実力者であり、強肩強打が魅力の大型内野手。30ホーマー級のパワーと遊撃相応の守備力を兼ね備える。
比較対象:マット・チャップマン(SF)

28.
ダルトン・ラッシング(C/OF)/Dalton Rushing /LAD
パワーと選球眼を兼ね備えた攻撃型捕手。2A/3Aで26本塁打/wRC+142とマイナーではやること無し。3A昇格後は左翼でも起用された。
比較対象:ウィル・スミス(LAD)

29.チェイス・バーンズ(RHP)/Chase Burns /CIN
24年ドラフト全体2位指名。速球&スライダーのコンボが強烈で、いずれも『ベースボールアメリカ』の20-80スケールで70評価をゲット。
比較対象:ハンター・グリーン(CIN)

30.ハーリン・スザーナ(RHP)/Jarlin Susana /WSH
最速103マイルの剛腕。昨季は制球難を改善し開眼。ラスト16先発はA/A+でFIP1.96/奪三振率39.4%と完璧な投球を見せた。
比較対象:ポール・スキーンズ(PIT)

31.ジェイソン・ドミンゲス(OF)/Jasson Domínguez /NYY
「20-20」級のパワー&スピードを兼ね備える怪童。低弾道とお粗末な外野守備の改善がMLBで活躍するための課題だろう。
比較対象:ランディ・アロザレナ(SEA)


FV50

32.マット・ショウ(3B)/Matt Shaw /CHC
23年ドラフト全体13位指名。小柄ながら広角にバレル性の打球を量産する打撃力が自慢。24年のプレミア12ではUSA代表として来日。
比較対象:アレックス・ブレグマン(BOS)

33.ジェイソン・チョーリオ(OF)/Jaison Chourio /CLE
MILジャクソン・チョーリオの弟。兄のような爆発的なパワーはないが、走攻守にオールラウンド。コンタクトと選球眼に優れる。
比較対象:ブランドン・ニモ(NYM)

34.ジェーコブ・ウィルソン(SS)/Jacob Wilson /ATH
元MLB選手ジャック・ウィルソンの息子。パワーは無いが並外れたコンタクト能力を武器に、昨季マイナーで打率.433をマークするなどブレイク。
比較対象:ニック・マドリガル(元CHC他)

35.クマー・ロッカー(RHP)/Kumar Rocker /TEX
バンダービルト大で圧倒的エースとして君臨も23年にTJ手術。昨季は復帰するとマイナーで好投し、MLB昇格。速球とスライダーで打者を制圧する。
比較対象:タイラー・グラスノー(LAD)

36.
トーマス・ホワイト(LHP)/Thomas White /MIA
ハイポテンシャルな長身左腕。すでに速球は平均95マイルに達し、変化球も上質。コントロールを改善できればエースポテンシャルだ。
比較対象:ブレーク・スネル(LAD)

37.ヨシュア・デパウラ(OF)/Josue De Paula /LAD
パワーと打撃技術を兼ね備えた強打者への成長が期待される原石。19歳にしてA/A+でwRC+130と打撃は文句無しも、守備難からDHに回るリスクあり。
比較対象:ヨーダン・アルバレス(HOU)

38.コルソン・モンゴメリー(SS)/Colson Montgomery /CWS
コリー・シーガーと比較される大型SS。昨季は打撃不振も今季のブレイクに期待。高校では野球、バスケ、アメフトの三刀流。
比較対象:コリー・シーガー(TEX)

39.
アンヘル・ヘナオ(SS)/Angel Genao /CLE
昨季A/A+で打率.330/wRC+150とブレイクを飾った両打ち遊撃手。巧みなバットコントロールでラインドライブを量産する。
比較対象:オジー・アルビース(ATL)

40.ヘイゲン・スミス(LHP)/Hagen Smith /CWS
低めのスリークォーターから強烈な速球&スライダーのコンビネーション。クリス・セールやギャレット・クロシェに次ぐCWS左腕エースの系譜だ。
比較対象:クリス・セール(ATL)

41.ジェット・ウィリアムズ(SS)/Jett Williams /NYM
身長5フィート8と小柄ながらコンタクト&走力がプラス候補のリードオフポテンシャル。昨季は故障で33試合の出場に終わった。
比較対象:ムーキー・ベッツ(LAD)

42.クイン・マシューズ(LHP)/Quinn Mathews /STL
大学時代は技巧派だったがプロ入り後に球速が上昇して覚醒。『ベースボールアメリカ』の年間最優秀投手に選ばれた。
比較対象:ホセ・キンターナ(MIL)

43.チェイス・デローター(OF)/Chase DeLauter /CLE
6-4/235と体格に恵まれたパワーヒッターで、守備も強肩を武器にCF/RF適性あり。最大の敵は故障体質な自分の体。
比較対象:カイル・タッカー(CHC)

44.
ジェーコブ・ミジオロウスキー(RHP)/Jacob Misiorowski /MIL
MAX102マイルのライジングファスト&高スピンのスライダーを投げ込むポテンシャルの塊。しかしプロ3年でBB/9=5.8という制球難が致命的。
比較対象:アレックス・レイエス(元LAD他)

45.イーサン・サラス(C)/Ethan Salas /SD
攻守を両立したエリート捕手への成長が期待される。18歳シーズンながらA+に配属され、OPS.599と苦戦を強いられた。
比較対象:アドリー・ラッチマン(BAL)

46.アレックス・フリーランド(SS)/Alex Freeland /LAD
走攻守揃った両打ち遊撃手。昨季22歳以下の選手で「出塁率.375・10本塁打・30盗塁」をクリアしたのはフリーランド入れて3人だけ。
比較対象:J.P.クロフォード(SEA)

47.ブランドン・スプロート(RHP)/Brandon Sproat /NYM
MAX100マイルの速球に変化球も切れるハイスペック右腕。ストライク先行でイニング消化能力も高いが、コマンドが甘いため3Aでは打ち込まれた。
比較対象:ニック・ピベッタ(SD)

48.ジェファーソン・ケロ(C)/Jeferson Quero /MIL
ゴールドグラブ級の捕手守備と20-25ホーマー級の打撃能力を兼ね備える。フリースインガーなアプローチを改善していきたい。
比較対象:ジョナサン・ルクロイ(元MIL)

49.
コナー・グリフィン(SS/OF)/Konnor Griffin /PIT
昨年のドラフトで高校生最上位となる全体9位指名。遊撃もしくは中堅で「30-30」も夢ではない5ツールの持ち主だが、ヒットツールを懸念されている。
比較対象:ボビー・ウィットJr.(KC)

50.ルーク・キーシャル(2B/OF)/Luke Keaschall /MIL
コンタクト能力と選球眼が強みで、A+/2AでwRC+158とブレイク。23盗塁の俊足に加え、二塁/中堅を中心に内外野こなすユーティリティー性も魅力。
比較対象:ベン・ゾブリスト(元TB他)

51.
ケイド・ホートン(RHP)/Cade Horton /CHC
速球とプラスのスライダーで打者を制圧する。昨季は広背筋の故障により9登板にとどまった。TJ手術歴もあり、耐久性に不安。
比較対象:ウォーカー・ビューラー(LAD)

52.キャム・スミス(3B)/Cam Smith /HOU
カイル・タッカーの見返りの1人。身体能力の高い右のパワーヒッターで、プロ入り後32試合でOPS1.004と打ちまくった。
比較対象:ジョーダン・ウォーカー(STL)

53.エドガー・ケロ(C)/Edgar Quero /CWS
卓越したコンタクト力を有するスイッチヒッター捕手。昨季は2A/3AでwRC+139。16本塁打/ISO.183と弱点だったパワーが成長。
比較対象:キーバート・ルイーズ(WSH)

54.オーウェン・ケイシー(OF)/Owen Caissie /CHC
マイナー屈指のパワーの持ち主で右翼守備も及第点。三振率28%とコンタクトに問題があるが、すでに3Aでも結果を残している点は強み。
比較対象:ジョーイ・ギャロ(CWS)

55.トラビス・シッコーラ(RHP)/Travis Sykora /WSH
迫力ある巨体からMAX100マイル。高卒1年目にしてAで20先発/防御率2.33と好投。2試合に渡りながらも9回無安打無失点14Kの”実質ノーヒッター”を達成。
比較対象:ルーカス・ジオリト(元WSH他)

56.
コール・ヤング(SS)/Cole Young /SEA
22年ドラフト1巡目の高卒内野手。洗練された打撃能力が魅力で、20歳にして2AでwRC+119と実力を証明。
比較対象:アダム・フレイジャー(元PIT他)

57.ティンク・ヘンス(RHP)/Tink Hence /STL
アスレチック。低リリースから放たれるライジングファストボールが最大の武器。2Aで20先発/防御率2.71と好投。次は耐久性を証明したい。
比較対象:マーカス・ストローマン(NYY)

58.ドレイク・バルドウィン(C)/Drake Baldwin /ATL
昨季3AでwRC+135とブレイクした攻撃型捕手。打球速度、チェイス率、コンタクト率いずれの指標でも好結果を残している。
比較対象:ブライアン・マッキャン(元ATL他)

59.クーパー・プラット(SS)/Cooper Pratt /MIL
滑らかなスイングで長短打を量産し、高卒1年目にしてAでwRC+135をマーク。遊撃の守備でもマイナーのゴールドグラブを受賞。
比較対象:ボビー・ウィットJr.(KC)

60.レット・ラウダー(RHP)/Rhett Lowder /CIN
23年ドラフト全体7位指名。エース級の球威はないが、完成度の高さを評価されている。MLBデビューすると6先発で防御率1.10と好投した。
比較対象:アーロン・ノラ(PHI)

61.
カイル・ティール(C)/Kyle Teel /CWS
攻守を両立したオールラウンド捕手で、捕手ながら平均レベルのスピードを有するアスレチックさを備える。
比較対象:J.T.リアルミュート(PHI)

62.ジャック・カグリオン(1B)/Jac Caglianone /KC
大学では二刀流もプロでは打者に専念予定。アプローチは荒いが、パワーポテンシャルはMLBでもトップクラス。
比較対象:ピート・アロンゾ(NYM)

63.
モイゼス・バレステロス(C)/Moises Ballesteros /CHC
捕手離れした打撃能力が自慢で、20歳ながら2A/3Aで19本塁打/wRC+127はさすが。ずんぐり体型で捕手に残れるかは疑わしい。
比較対象:ウィルソン・コントレラス(STL

64.
フェルミン・セレステン(SS)/Felnin Celesten /SEA
23年に470万ドルで契約したトップアマチュア。遊撃に定着しうる身体能力と上位打線を担える打撃ポテンシャルを兼ね備える。
比較対象:エリー・デラクルーズ(CIN)

65.
タイロン・リランゾ(C)/Thayron Liranzo /DET
捕手離れしたパワーを有するスイッチヒッター。昨夏DETに加入後は26試合で5本塁打、OPS1.031と爆発。捕手としての守備力は発展途上。
比較対象:カルロス・サンタナ(CLE)

66.クーパー・イングル(C)/Cooper Ingle /CLE
巧打と選球眼を売りに昨季A+/2Aで出塁率.419/11本塁打とブレイクを飾った。パワーと守備力の向上が今後の課題。
比較対象:アレハンドロ・カーク(TOR)

67.チャーリー・コンドン(OF)/Charlie Condon /COL
24年ドラフト全体3位指名。全米1部リーグ歴代最多のシーズン37本塁打を達成したスラッガー。プロでは25試合で打率.180と苦戦。
比較対象:クリス・ブライアント(COL)

68.ブライス・レイナー(SS)/Bryce Rainer /DET
24年ドラフト全体11位指名の高卒遊撃手。大柄な体格でパワーと強肩が強みで、若き日のコリー・シーガーと比較される。
比較対象:コリー・シーガー(TEX)

69.
アージャン・ニムラ(SS/Arjun Nimmala /TOR
23年ドラフト1巡目の大型高卒SS。三振の多さは懸念事項だが、20本塁打相当のパワーと遊撃に留まれる高い守備力を兼ね備える。
比較対象:JJハーディ(元BAL他)

70.
リバー・ライアン(RHP)/River Ryan /LAD
昨季MLBデビューすると4先発で防御率1.33と好投。しかしその後TJで25年は全休予定。スペックはエース級だが、27歳シーズンまで実績ゼロは痛い。
比較対象:ジェーコブ・デグロム(TEX)

71.
ザイアー・ホープ(OF)/Zyhir Hope/LAD
10代離れしたパワーと選球眼を兼ね備えており、AでwRC+144と早くも結果を残している。スピードもあるが、守備走塁に活かしきれていない。
比較対象:フアン・ソト(NYM)

72.
エドゥアルド・タイト(C)/Eduardo Tait /PHI
豪快なフルスイングがトレードマークの攻撃型捕手。17歳にしてAでwRC+117をマーク。攻守に荒く、磨かれる必要がある。
比較対象:ウィルソン・コントレラス(STL)

73.AJ スミス=シャウバー(RHP)/AJ Smith-Shawver /ATL
エース級のスペックも昨季は苦しんだ。それでも大学3年生と同じ歳で3Aでローテを回し、MLBデビュー済みである点は評価に値する。
比較対象:スペンサー・ストライダー(ATL)

74.
ブレーク・ミッチェル(C)/Blake Mitchell /KC
高卒1年目にして18本塁打を放ったパワーヒッター捕手。三振率30.5%のコンタクト能力を改善できるか。守備は発展途上ながら強肩。
比較対象:サルバドール・ぺレス(KC)

75.
ブレイデン・テイラー(IF)/Brayden Taylor /TB
走攻守万能なソリッドプレーヤー。打撃は引っ張りフライを量産する技術に長け、A+/2Aで20本塁打/wRC+144をマーク。
比較対象:ブランドン・ラウ(TB)

76.
ブレイデン・モンゴメリー(OF)/Braden Montgomery /CWS
ギャレット・クロシェのトレード相手の1人。フィジカルに優れた両打ちパワーヒッター。守備は強肩で右翼向き。
比較対象:マイケル・コンフォート(LAD)

77.オーガスティン・ラミレス(C/1B)/Agustin Ramirez /NYY
2A/3Aで25本塁打/wRC+130をマークしたパワーヒッター捕手。コンタクト率&チェイス率も及第点。守備難で将来は一塁やDHか。
比較対象:ミッチ・ガーバー(SEA)

78.ケビン・アルカンタラ(OF)/Kevin Alcantara /CHC
6フィート6の恵まれたフィジカルに傑出した運動能力も兼ね備えた5ツール候補。軽々と広角に長打を生み出すパワーが強み。
比較対象:ジョージ・スプリンガー(TOR)

79.
マイケル・アロイヨ(2B)/Michael Arroyo  /SEA
年齢離れした打撃能力を有し、小柄ながらバレル打球を量産する打撃職人。19歳にしてA/A+で23本塁打/wRC+148を記録した。守備能力には疑問。
比較対象:ハウィ・ケンドリック(元LAA他)

80.キャム・コリアー(3B)/Cam Collier /CIN
荒削りながら昨季A+でリーグ2位の20本塁打を放った長距離砲候補。「19歳シーズンにA+でwRC+129」は比較したデバースの同年齢時を上回る。
比較対象:ラファエル・デバース(BOS)

81.ケイデン・デナ(RHP)/Caden Dana /LAA
体型やフォームはシンダーガード似。速球は93マイルほどで、シンダーガードのような剛腕エースというよりはイニングイーター寄りか。
比較対象:ノア・シンダーガード(元NYM他)

82.
トレバー・ハリソン(RHP)/Trevor Harrison /TB
高卒1年目にしてMAX99マイルに到達。恵まれた体格とすでに3球種をミックスできる投球能力は先発向きだ。
比較対象:フランキー・モンタス(NYM)

83.フランクリン・アリアス(SS)/Franklin Arias /BOS
プロ入り後に打撃が急成長した19歳原石。Rでの51試合で打率.355/6本塁打/wRC+181とブレイクし、リーグMVPを獲得。
比較対象:ジェレミー・ペーニャ(HOU)

84.
ジャクソン・フェリス(LHP)/Jackson Ferris /LAD
20歳にしてA+/2Aで27先発/防御率3.20と結果を出している大型左腕。伸びのある4シームと切れ味鋭いスライダーで打者を制圧する。
比較対象:ブレーク・スネル(LAD)

85.
ジョニー・ファーメロ(OF)/Jonny Farmelo /SEA
ダイナミックな5ツールポテンシャル。中堅で「20-20」が狙える逸材。昨年6月に右ひざ前十字靭帯を断裂。
比較対象:ジャレン・デュラン(BOS)

86.
アダエル・アマダー(2B)/Adael Amador /COL
平均以上のコンタクト能力とスピードで得点貢献できる攻撃型二塁手。前半戦は不調だったが、6月以降は2AでwRC+130と実力を発揮。
比較対象:ジェフ・マクニール(NYM)

87.
スターリン・カバ(SS)/Starlyn Caba /MIA
未来のゴールドグラブ候補。守備力は『ベースボールアメリカ』の20-80スケールで80評価。非力な打撃をどれだけ成長させられるか。
比較対象:フランシスコ・リンドーア(NYM)

88.
ウェルビン・フランシスカ(SS)/Welbyn Francisca /CLE
コンタクト能力に優れた両打ち遊撃手。18歳にしてR/Aで打率.326をマーク。小柄なため、パワーをどれだけ伸ばせるか。
比較対象:オジー・アルビース(ATL)

89.ノーラン・マクリーン(RHP)/Nolan McLean /NYM
二刀流プロスペクトで、ニックネームは「カウボーイ・オオタニ」。投手としては平均95マイルの速球とスウィーパーのコンボが武器。
比較対象:タイラー・グラスノー(LAD)

90.ルイス・モラレス(RHP)/Luis Morales /ATH
発展途上のキューバ出身右腕。速球はMAX100マイル、変化球は3種いずれも決め球に使えるなどハイスペックだが、制球難で開花できていない。
比較対象:クリス・アーチャー(元TB他)

91.
ゼビアー・アイザック(1B)/Xavier Isaac /TB
6-4/240の強靭なフィジカルから凄まじい打球を繰り出し、潜在的なパワーポテンシャルは20-80スケールで80評価。2Aで三振率40.6%とコンタクト能力が弱点。
比較対象:ミゲル・サノー(元MIN他)

92.アルフレッド・デユーノ(C)/Alfredo Duno /CIN
23年に310万ドルで契約した怪力捕手。18歳にしてAでwRC+127、MLB平均を上回る上位10%打球速度105.7マイルを記録した。
比較対象:ゲーリー・サンチェス(元NYY他)

93.
ハリー・フォード(C)/Harry Ford /SEA
捕手離れしたアスリート性を備える万能捕手。「20-20」級のパワー&スピードを兼ね備え、四球率14.1%/出塁率.377とアプローチも磨かれている。
比較対象:ドールトン・バーショー(TOR)

94.ジョージ・クラッセン(RHP)/George Klassen /LAA
制球難を克服してブレイクした剛腕。常時90マイル後半を計測する4シームを軸にカーブ&カッターもパワフル。長期的にはブルペン向きか。
比較対象:ライアン・ヘルスリー(STL)

95.オレルビス・マルティネス(3B/2B)/Orelvis Martinez /TOR
荒さはあるが30ホーマー級のパワーが武器。昨季は禁止薬物の使用で出場停止があったが、21-23年は3年連続28本塁打以上とマイナーでの実績は十分。
比較対象:マーク・ビエントス(NYM)

96.ブレイラー・ゲレーロ(OF)/Brailer Guerrero /TB
23年に370万ドルで契約した大器。10代にして打球速度109マイルを計測。パワーとアベレージを両立した5ツールプレーヤーになり得る。
比較対象:ヘズス・サンチェス(MIA)

97.
デメトリオ・クリサントス(2B)/Demetrio Crisantes /ARI
昨季R/Aで打率.341とブレイクを飾った安打製造機。57試合連続出塁中でシーズン終了。ムーキー・ベッツのマイナー記録まであと9試合。
比較対象:ケストン・ヒウラ(元MIL他)

98.ディロン・ディングラー(C)/Dillon Dingler /DET
アスレチックな守備型捕手で、プロ入りからマイナーで4年連続盗塁阻止率30%超え。昨季は打撃が急成長し、3AでwRC+139をマークした。
比較対象:ジェーク・ロジャース(DET)

99.
グラント・テイラー(RHP)/Grant Taylor/CWS
昨季終盤にTJから復帰すると好投。春季トレーニングでも100マイルを連発(最速101マイル)。健康に1年を過ごしてほしい。
比較対象:マイケル・コペック(LAD)

100.
ジャック・ライター(RHP)/Jack Leiter /TEX
21年ドラフト全体2位指名。元MLB選手アル・ライターの息子。プロ入り後は苦戦しているが、今春は球威が上昇しブレイクの予感。
比較対象:マッケンジー・ゴア(WSH)


2025年3月1日土曜日

2025 HOUSTON ASTROS TOP 15 PROSPECTS

2025 HOUSTON ASTROS

TOP 15 PROSPECTS

Cam Smith


本ランキングは各傘下の選手を現在の活躍と今後の伸びしろから総合的に判断し、作成したものである。「将来キャリアを通じてどれだけメジャーでバリューを示せるか」という点に重きを置いており、即戦力ランキングでも伸びしろランキングでもない。FanGraphsのFV(Future Value)を参考に選手の将来的なスケール像を「20-80スケール」で表している。当ブログのスケーリングの基準についてはこちらを参照いただきたい。ランキングについてはMLB.comやBaseball Americaといった媒体を参考にしつつ、独自の視点を加えて評価したつもりである。選手の年齢は25年6月30日見込みのもの。

FV50

1.キャム・スミス(3B)/Cam Smith:22歳
24年ドラフト全体14位指名。カイル・タッカーの見返りの1人としてCHCから加入した。パワーと身体能力を兼ね備えた右の大砲。コンタクト難を克服してドラフトイヤーにOPS1.142とブレイク。プロでも32試合でOPS1.004と打ちまくった。大柄ながら運動能力が高く、肩の強さもプラス水準だが、フットワークの鈍さから3B守備は平均以下の評価。外野の方が活躍できるとの見方もある。
Cam Smith


22年ドラフト2巡目。パワーとスピードを兼ね備えたダイナミックなCF候補。一方で動きの多い打撃フォームと荒っぽいアプローチから上位レベルへの対応力に疑問を持たれている。24年は2AでwRC+108、3Aで78と今一つ浮上できなかったが、上位10%打球速度106マイルはプラス水準で、ゾーン内コンタクト率82.8%も平均的で悪くない。またホームとアウェイでの成績差も大きかった(ホームOPS.629/アウェイOPS.834)。守備はCFを中心に外野3ポジションどこでもフィットするとの見立てだ。


FV45

23年ドラフト1巡目指名。大学のシーズンではカンファレンス史上2人目となる「20-20」を達成するなどパワー&スピードが魅力なダイナミックなアスリート。コンタクト能力が弱点。24年はR/A+/2Aでの67試合で出塁率.405/15本塁打/wRC+163とブレイク。3Aまで昇格した。コンタクト率67%/三振率30%と空振りの多さは相変わらずだが、慎重アプローチで四球を稼げ、またコンタクトの質は良い(バレル性のハードヒットが多く、wOBAcon等が優秀)ため、低打率であってもMLBで活躍できる要素あり。SS/3Bの守備では、守備範囲は十分だが送球に難があるとされており、2BやCFにコンバートされる可能性もあるだろう。
Brice Matthews


4.
ザック・デゼンゾ(3B)/Zach Dezenzo:25歳
フィジカルモンスター。上位10%の打球速度は23年=108マイル、手首の故障で出遅れた24年=106マイルというプラス~ダブルプラス級のパワーポテンシャルを秘めている。チェイスの少なさ、平均的なコンタクト率、上質なバレル能力も併せ持つ。あとは昨季65打席で三振率33.8%と苦戦したMLBに適応できるか。3B守備は平均以下で、1B転向のリスクを指摘されている。

強肩強打の司令塔候補。大学では打っては17本塁打/OPS1.185、守っては大学No.1捕手に送られるバスター・ポージー賞を受賞。24年ドラフト全体28位指名でHOUに入団した。15HR程度のパワーを備える一方で、積極アプローチで見極めが甘く、プロではOPS.502/三振率29%と苦戦した。守備力は申し分ないだけに、あとは打てるかどうかが未来を左右するだろう。

6.ミゲル・ユローラ(RHP)/Miguel Ullola:23歳
MAX98マイルのライジングファストが強烈で、大きく伸び上がる軌道で打者の空振りを量産する。平均以下のリリース高5フィート6という低リリースからホップ変化量20インチ超えの4シームを投げ込む。奪三振率の高さは強みだが、マイナーで4年でBB/9=6.1と制球難が課題。制球を改善できればHOU傘下出身のクリスチャン・ハビアーのようになれる可能性はあるが、現時点ではリリーフ転向が現実的だろう。

FV40

7.
シェイ・ウィットコム(SS)/Shay Whitcomb:26歳
23年にマイナートップタイの35本塁打を放った長打力とSS中心に内外野6ポジションをこなす守備力からスーパーユーティリティーになり得る。24年は三振率を前年の30.2%から19.8%に改善させるなどコンタクト&スイング判断が大きく改善され、3AでwRC+123をマークした。4年連続20盗塁以上と走塁でも貢献できる。
24年ドラフト3巡目。ドラフトイヤーに5先発で防御率2.13、K/9=13.3と好投し、1巡目候補だったが、TJ手術によりスリップ。25年シーズンの大半を欠場する見込み。MAX97マイルで平均ホップ変化量19-20インチに届くライジングファストボールを有し、スライダー&チェンジアップも平均以上のクオリティ。コントロールも良い。スペックはローテーション中軸クラス。

23年11月に契約金わずか1万ドルで契約すると、24年シーズンに急成長。DSL/R/Aで計53.2回を投げて防御率1.51/奪三振率38.9%と衝撃的なプロデビューを飾った。契約後に5マイル球速を伸ばし、速球はMAX99マイルに到達。変化球やコントロールは改善が必要であり、まだ5フィート10というアンダーサイズな体格も不安視されている。

10.イーサン・ペッコ(RHP)/Ethan Pecko:22歳
23年ドラフト6巡目。24年はフルシーズン1年目にして、A/A+/2Aで96回を投げて防御率3.47/奪三振率30.9%/与四球率9.2%/FIP3.50をマーク。速球は平均92-93マイル程度だが、低リリースからのフラットアプローチで空振りを量産する。スライダー&チェンジアップも横に大きく曲がり、空振りが取れる。A+、2Aでは被弾が増えており、上位打者にどう対応するか。

11.ライアン・ガスト(RHP)/Ryan Gusto :26歳
25年のブレイクに期待の苦労人。高校の野球チームのメンバーに入れず。大学からの誘いもなかったため、短大の野球部にトライアウトを受けて入部。そこからカンファレンスの最優秀投手に成長し、19年ドラフト11巡目でプロ入り。20年をコロナ休止、21年をTJ手術で棒に振るも、24年は3Aで148回を投げて防御率3.70/FIP4.37と好投。MAX98マイルの4シームにプロ入り後に覚えたスウィーパー&カッター、平均以上のチェンジアップ、平均以下のカーブをコントロールよく織り交ぜる。
Ryan Gusto


12.ジョセフ・サリバン(OF)/Joseph Sullivan:22歳
24年ドラフト7巡目ながらプロ入り後に評価を上げ、オフには他球団からトレード依頼が殺到した。小柄ながらCF相応の運動能力と高い打撃スキルを有し、Aでの20試合で上位10%打球速度105マイルを計測するなどパンチ力も秘める。低弾道を改善すれば長打スタッツも増えるだろう。

22年に契約金130万ドルで入団したドミニカ共和国出身の原石。30ホーマー級のパワーを秘めたコーナーOFで、ホルヘ・ソレアーやマーセル・オズーナが理想の完成型だろう。24年はA+で20本塁打/wRC+117をマークし、20歳シーズンにして2Aに到達。フリースインガーなアプローチとコンタクト能力の改善が課題。

14.A.J.ブルボー(RHP)/A.J. Blubaugh:24歳
大学ではリリーフ中心、22年ドラフト7巡目でプロ入りとアマチュア時代の評価は高くなかったが、マイナーでは先発として育成され、順調に成長している。平均92.5マイルとパワーレスで、絶対的な変化球も持たないが、5球種をバランスよく投げ分けるバックエンドSPタイプ。24年は超打高の3Aで124回を投げて防御率3.71/FIP4.47と健闘した。

15.ジャクソン・ネズー(RHP)/Jackson Nezuh:23歳
23年ドラフト14巡目。下位指名の出身ながら、24年はA/A+で計120回を投げて防御率3.89/奪三振率30.1%/与四球率9.6%/FIP3.46と好投。93-95マイルで伸びのある4シームと質の高いチェンジアップのコンビネーション。ブレーキングボール系の開発が今後の課題か。

Notable Prospects

21年ドラフト8巡目。24年は3Aで24先発して防御率3.94/FIP4.31をマーク。速球平均は90マイルながら、低リリースを生かしたライジング軌道で空振りを奪え、変化球3種でタイミングも外せる。優秀なコントロールと2年連続120イニング以上の耐久力からローテーション5番手のイニングイーター候補。

24年は太ももの負傷で2か月の欠場があったが、2Aで68.1回を投げて防御率3.82/FIP4.23とまずまずの内容。速球のレンジは89-91マイル止まりだがホップ変化が大きく、傘下ベストとも評されるチェンジアップと組み合わせて打者を翻ろうする。とはいえ先発としては球速不足であり、またブレーキングボールの精度も良くないため、最終的にはブルペンに回るとの見立て。

ダイナミックなアスリートで、シーリングはHOU傘下No.1とも。走力・肩・守備はいずれも20-80スケールで60-70評価を受ける。パワーもプラスポテンシャルだが、24年は2Aでの70試合で三振率38%とコンタクト能力が壊滅的。最低限打てればホセ・シリやジェーク・マリスニックのような下位打線CF~控え外野手になれるだろう。
パワーとスピードを両立し、「20-20」が狙えるCF。24年はA/A+で計107試合に出場して7本塁打/wRC+116/20盗塁をマーク。ゴロ率37.5%とバレル感覚は良く、荒っぽいアプローチを改善できれば長打も増えるはず。


2025年2月23日日曜日

2025 ATHLETICS TOP 15 PROSPECTS

2025 ATHLETICS

TOP 15 PROSPECTS

2025年 アスレチックス プロスペクトランキング
Jacob Wilson

本ランキングは各傘下の選手を現在の活躍と今後の伸びしろから総合的に判断し、作成したものである。「将来キャリアを通じてどれだけメジャーでバリューを示せるか」という点に重きを置いており、即戦力ランキングでも伸びしろランキングでもない。FanGraphsのFV(Future Value)を参考に選手の将来的なスケール像を「20-80スケール」で表している。当ブログのスケーリングの基準についてはこちらを参照いただきたい。ランキングについてはMLB.comやBaseball Americaといった媒体を参考にしつつ、独自の視点を加えて評価したつもりである。選手の年齢は25年6月30日見込みのもの。


FV55

1.ニック・カーツ(1B)/Nick Kurtz:22歳
24年ドラフト全体4位指名。大学球界屈指の強打者として知られ、大学通算164試合で61本塁打/OPS1.235と圧倒的な成績を残している。6フィート5の長身に恵まれたパワーを有し、選球眼&コンタクト能力も優秀。プロでも12試合という小サンプルながらOPS1.283と圧倒した。スピードは平均以下だが、ハンドリングが上手く、プラスの1Bディフェンダーになれる可能性あり。
Nick Kurtz


FV50

元MLB選手ジャック・ウィルソンの息子で、23年ドラフト全体6位でプロ入りした。卓越したコンタクト能力とSSに留まれるとされる守備力を兼ね備えるハイフロアーな人材。24年はR/2A/3Aでの53試合で打率.433/本塁打/wRC+200とブレイク。statcast搭載の3Aではゾーン内コンタクト率98.4%という異次元のコンタクト能力を披露した。パワーレスと四球の少なさがネック。またSSの守備でも、MLBでの28試合でDRS-4/OAA-2と不安を露呈した。
Jacob Wilson

3.ルイス・モラレス(RHP)/Luis Morales:22歳
23年1月に300万ドルで契約したキューバ出身の大型右腕。速球はMAX100マイル、変化球は3種いずれも決め球に使えるなどローテーション上位クラスのポテンシャルの持ち主。投手としては荒削りで、コマンドなど改善点は多い。24年はA+で22先発をこなすなど実戦経験を積んだが、防御率4.22/奪三振率24.9%/与四球率10.7%/FIP4.06とポテンシャルの割に投球結果はまだ付いてきていない。


FV45

22年ドラフト5巡目。平均96マイルのライジングファストと大きくスウィープする高回転のスライダーで空振りを量産する。24年は広背筋の負傷で出遅れたが、2Aでの15先発(17登板)で防御率2.96/奪三振率31.7%/与四球率11.1%/FIP2.74とブレイク。ラスト9登板は全て5イニング以上消化、うち4試合は7イニング消化とスタミナ面もアピールした。平均以下のコントロールと第3球種以降の開発が先発残留の鍵を握る。
Jack Perkins


22年ドラフト3巡目。プラスのパワーと平均以上の走守を両立したダイナミックなアスリート。24年は2A/3Aで31本塁打/wRC+131と大ブレイク。3Aで上位10%打球速度106.5マイル/引っ張りフライ率10.7%とホームランバッターの資質を有するが、チェイス率32%/三振率30.3%とアプローチに荒さがある。守備は走力に加えて強肩も備えるが、ルート取りに難があり、CFよりも両翼が適任との評価。

22年ドラフト2巡目の高卒選手。6-3/195と恵まれたフィジカルに5ツールを備えたハイリスクハイリターン型。20歳シーズンにしてA+でwRC+159、2Aでも107と健闘。上位10%打球速度は傘下トップの108マイルを計測するなど、凄まじいパワーを見せつけた(15本塁打、HR/FB25%)。一方で三振率34.7%/ゴロ率54%とヒットツールが致命的。46盗塁を決めるなど俊足の持ち主だが、Baseball Prospectusの出す守備指標DRPは23年=-5.7、24年=-6.4とルート取りは発展途上。ハリソン・ベイダーやタイラー・オニールのような選手が完成型か。

7.ダレル・ヘルナイズ(SS)/Darell Hernaiz:23歳
コンタクト能力が武器のハイフロアー打者で、23年は2A/3AでwRC+117、24年は3Aで116をマークしている。MLBでは48試合でwRC+50と適応に苦しんでいるが、22歳のシーズンだったことを考慮すればそう悲観する必要はないと見ている。守備では長くSSでプレーできるかは微妙との評価。3Bや2Bとしてはややパワー不足か。

8.デンゼル・クラーク(OF)/Denzel Clarke:25歳
21年ドラフト4巡目。6-5/220と素晴らしいフィジカルを備えた5ツールタイプ。スイングに穴は多いがパワー&スピードはプラス評価。さらに身体能力を生かした外野守備もプラス~ダブルプラス級。24年は2年目となる2AでwRC+120をマーク。しかし三振率29.9%/ゴロ率50%とヒットツールは依然として要改善だろう。Baseball Prospectusの出す守備指標DRPでは+16.0を記録。打撃が開花すればラモン・ロレアーノ、現実的な将来像は元CINのアリスティデス・アキーノか。
21年ドラフト1巡目の高卒SS。LADに所属する同名のメジャーリーガーとは全くの無関係。20ホーマー相当の打撃ポテンシャル&SSに残り得る守備力から、将来像をダンズビー・スワンソン(CHC)と比較するスカウトも。24年は死球の影響で欠場があったが、3Aで50試合/wRC+117と健闘。三振の多さが課題。

昨夏ルーカス・エルセグとのトレードでKCから加入の右腕。ガッシリ体型で安定して6-7回を消化できるイニングイーター候補。最速99マイルのフラット軌道の4シームに右打者には80マイル中盤のスウィーパー&カーブ、左打者にはフェード軌道のチェンジアップを決め球に扱う。23年はA+/2Aで114.2回/FIP3.23、24年は2Aで133回/FIP3.55と2年続けて安定したパフォーマンス。

11.J.T.ギン(RHP)/J.T. Ginn:26歳
2022年にクリス・バシットとの交換で得たプロスペクト。20年にTJ手術、その後も負傷続きだったが、24年はマイナー/MLBで計136.2回を投げるなど完全復活。特にMLBでは8登板(34回)で防御率4.24/FIP3.96と安定した投球を見せた。ドロップ量の多い平均93マイルのシンカーとプラスのスライダー中心のグラウンドボーラー。被OPS.880の左打者をどう封じるか。


FV40

23年ドラフト3巡目。強豪フロリダ大への進学が内定していたが、300万ドルという1巡目相当の契約金を積んで口説き落とした大器。6-1/180と体格は傑出していないが、球威と制球力、さらに投球技術を兼ね備えたトータルパッケージタイプ。速球はMAX98マイルで、スライダー&チェンジアップも上質。24年はAで与四球率12.8%/FIP5.08と制球に苦戦したが、滑らかでアスレチックな投球フォームから改善されるとの見方が多い。

24年ドラフト3巡目。卓越したコンタクト能力の持ち主で、大学3年シーズンでは全米1部リーグでチャーリー・コンドン(全体2位指名)に次ぐ打率.428をマークした。本塁打は大学3シーズンで5本、6本、5本とパワーの評価は平均以下となっている。SS守備も評価されており、チーム内部ではマーカス・セミエンと比較する声もある。

24年ドラフト全体73位(戦力均衡ラウンドB)指名。出所の見にくい独特リリースから93マイル前後のライジングファストボールを投げ込むテニクカル左腕。今永昇太と比較する声もある。変化球はスライダー&カーブを主に使い、チェンジアップの開発がプロでの課題となりそうだ。

15.莊 陳仲敖(RHP)/Chen Zhong-Ao Zhuang:24歳
台湾出身。絶対的な球種は無いが、ピンポイントに投げ分けるコマンドで成功している。低リリースから繰り出す92-96マイルの4シームを高めに集めて空振りを誘う。変化球はスライダー、カーブ、チェンジアップを扱う。24年はA/A+/2Aで計86回を投げて防御率2.09/奪三振率25.2%/与四球率3.6%/FIP2.96と好投。フライボーラーでありながら、HR/9=0.52、HR/FB=4.7%と被弾を避ける能力に長ける。故障体質がネック。

Notable Prospects

22年ドラフト1巡目。SFでプレーしたアンドリュー・スーサックの弟。荒削りながら6フィート4の恵まれたフィジカルに支えられたパワーが武器。24年は2Aで12本塁打/ISO.178と長打を量産したが、四球率4.3%のフリースインガーがネックとなり、wRC+は103にとどまった。備では高校時代にクオーターバックとしても鳴らした運動能力とプラスの強肩を武器にダイナミックな捕手守備を見せる。捕球面の向上と大柄な体格ゆえに長く捕手に残れるかがポイントになるだろう。

24年ドラフト2巡目。大学3年間で75本塁打を放ったスラッガーで、三振率14%とコンタクト能力も悪くない。フリースインガーでチェイスが多く、Aでは25試合でwRC+67と打てなかった。フルシーズンでどう修正するか。6-0/242の巨体で俊敏性が不足しており、3B守備は平均以下の評価。

森井 翔太郎(SS/RHP)/Shotaro Morii:18歳
桐朋高校から契約金150万ドルで米球界入り。二刀流としてキャリアを始める予定で、現時点では野手としての方が高く評価されている。バランスの取れた左スイングはパワーポテンシャルを秘めており、SSに定着できるだけの肩力を備える。投手としては荒削りながらMAX95マイル。

21年ドラフト1巡目。ドラフト年にTJ手術をし、22年にマット・チャップマンの見返りの1人としてTORから加入した。平均91-92マイルの速球、スライダー、カーブ、チェンジアップをバランス良く織り交ぜてトンネルを通す。24年は2A/3Aで計130.2回を投げるなど耐久力を証明。パワーレスは明らかだが、安定したコントロールを武器にイニングイーターに定着できるか。

24年ドラフト4巡目。プラスのパワーとスピードを両立したダイナミックな人材。大学3年間で三振率30.1%とコンタクト難が致命的。上手く適応できれば「CFで20-20」が狙える。

林 維恩(LHP)/Wei En Lin:19歳
24年7月に契約した台湾出身左腕。台湾出身のメジャーリーガー左腕であるワン・ウェイジョン(MIL他)と比較される大器。WBC予選のスペイン戦ではリリーフ登板するとMAX94.7マイル、ホップ変化量はMLBトップクラスの21インチを記録するなどポテンシャルの片鱗を見せつけた。